E.E.スミス(エドワード・エルマー・スミス。1890~1965)というアメリカのSF作家がいる。
化学工学の博士号を持ち、食品分野で化学者としての実績もある。
SFが広い宇宙・・・銀河スケールにまで広がったのは、スミスの功績と言われている。
スミスは、「スカイラークシリーズ」と「レンズマンシリーズ」のSFで知られているが、レンズマンシリーズの2作目である『グレー・レンズマン』は1939年から連載が始まった作品だ。
今日でも十分に楽しめるスペースオペラだと思う。
この『グレー・レンズマン』の第9章『アイヒ族とアリシア人』の中で、宇宙で最も進化した生命体であるアリシア人が、力はあるが野蛮なアイヒ族に言ったことがとても良かった。
重要な点を要約すると、次のようになる。
お前達は(物質的な)力を愛し崇拝するが、それは不毛で何も与えてくれない。
真の満足を与えてくれるのは精神の力である。
このことをお前達は理解出来ないだろうが、どうすればそれが理解出来るようになるのか?
それは、目についた1つの事実、もしくは、小石とか植物の種子といった小さな対象に対し、ほんの百年ほどの短期間でも思考を集中すれば、その理解のための一歩を踏み出すことが可能だ。
私は10年ほど前にこの本を読んだのだが、印象深く憶えているのはこの部分だ。
これほど壮大な話ではないが、引き寄せを行うとか、好ましいパラレルワールドに移動する力を得るには、まさに、これの簡易版をやれば良いのだと思う。それにより精神の力を高めれば、これらのこと(引き寄せの力等)は付属で与えられることだろう。
呼吸法でも、アファーメーションやマントラの繰り返しでも、あるいは、何かに集中することでも、とにかく何でも良いが、それを出来るだけ長くやることが大切と思う。それこそ、気持ちとしては、ほんの百年でも続けるつもりで。
それで、どうせ集中するなら、日本の最も優れた伝統に則り、今この瞬間に集中すれば、百年が大幅に短縮されるかもしれない。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)銀河パトロール隊 レンズマン・シリーズ(E.E.スミス)
(2)グレー・レンズマン レンズマン・シリーズ(E.E.スミス)
(3)真説 宮本武蔵(司馬遼太郎)
(4)李陵・山月記(中島敦)
AIアート978
「美の化身」
Kay
化学工学の博士号を持ち、食品分野で化学者としての実績もある。
SFが広い宇宙・・・銀河スケールにまで広がったのは、スミスの功績と言われている。
スミスは、「スカイラークシリーズ」と「レンズマンシリーズ」のSFで知られているが、レンズマンシリーズの2作目である『グレー・レンズマン』は1939年から連載が始まった作品だ。
今日でも十分に楽しめるスペースオペラだと思う。
この『グレー・レンズマン』の第9章『アイヒ族とアリシア人』の中で、宇宙で最も進化した生命体であるアリシア人が、力はあるが野蛮なアイヒ族に言ったことがとても良かった。
重要な点を要約すると、次のようになる。
お前達は(物質的な)力を愛し崇拝するが、それは不毛で何も与えてくれない。
真の満足を与えてくれるのは精神の力である。
このことをお前達は理解出来ないだろうが、どうすればそれが理解出来るようになるのか?
それは、目についた1つの事実、もしくは、小石とか植物の種子といった小さな対象に対し、ほんの百年ほどの短期間でも思考を集中すれば、その理解のための一歩を踏み出すことが可能だ。
私は10年ほど前にこの本を読んだのだが、印象深く憶えているのはこの部分だ。
これほど壮大な話ではないが、引き寄せを行うとか、好ましいパラレルワールドに移動する力を得るには、まさに、これの簡易版をやれば良いのだと思う。それにより精神の力を高めれば、これらのこと(引き寄せの力等)は付属で与えられることだろう。
呼吸法でも、アファーメーションやマントラの繰り返しでも、あるいは、何かに集中することでも、とにかく何でも良いが、それを出来るだけ長くやることが大切と思う。それこそ、気持ちとしては、ほんの百年でも続けるつもりで。
それで、どうせ集中するなら、日本の最も優れた伝統に則り、今この瞬間に集中すれば、百年が大幅に短縮されるかもしれない。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)銀河パトロール隊 レンズマン・シリーズ(E.E.スミス)
(2)グレー・レンズマン レンズマン・シリーズ(E.E.スミス)
(3)真説 宮本武蔵(司馬遼太郎)
(4)李陵・山月記(中島敦)
AIアート978
「美の化身」
Kay