福島第一原発のALPS処理水を海洋放出することが良いか悪いかについて散々調べると、実に奇妙なこととなる。
これほどの大問題であり、是非をはっきりさせるべき問題なのに、その判断は不可能としか思えないということだ。
良い、悪い、どちらかの立場を「迷いなく完全に」表明するいずれの方にも、十分以上に賢い人達がいる。
つまり、どちらの主張も否定出来ない。
ただ、沢山の人達の主張を聞いて分かることは、原発や核について物理学的、技術的に本当に詳しい人で、海洋放出に賛成の立場の人はいないと言うことだ。
こう言ったら、では政府機関の専門家や、IAEA(国際原子力機関)の専門家も海洋放出に賛成していると言われそうだが、これらの組織の中でも、科学者、あるいは、技術者の立場で賛成を表明している人は、私は見なかったように思う。
私は、それぞれの主張については、こう結論付けて良いと思う。
反対派・・・安全とは言い切れない。数百年後かもしれないが、取り返しのつかない事態になる可能性がある。
賛成派・・・ALPS処理水は安全な「はずだ」。数年から数十年程度では何も起こらない「はずだ」。
よって、海洋放出は間違いと言わざるを得ない。
ちょっと面白い論がある。
ALPS処理水の処置に関しては、海洋放出以外にも方法がある。
たとえば、モルタル処理と言って、核汚染物質をセメントに混ぜて固形化して保管するというもので、核汚染物質に対し、この方法が用いられた例はアメリカであるらしい。
政府は、この方法も検討したらしいが、コストがかかるのでやめたという話だ。
しかし、これには「あれ?」と思う。
この処理方法は、あくまで核汚染物質に対して行うことであり、ALPS処理水が安全なもの(核汚染物質ではない)なら、検討するのはおかしい。
もし、政府がこの方法を検討したというなら、政府もALPS処理水は核汚染物質である可能性を認識しているということで、ALPS処理水が絶対に安全と言うのは嘘と言うことになる。
重要なことは、ALPS処理水が「絶対に安全」でない限り海洋放出してはならないということで、これに反対することは出来ないだろう。
つまり、核に関しては、「ほぼ安全」「きっと安全」「まず安全」「多分安全」でやってはいけない。
ALPS処理水が安全だと言うなら、国内で使えば良いと言うのが正論だろう。
つまり、具体的には、水パイプラインを作って東京あたりで使えば、海外や福島県の漁民から何の文句も出ないだろう。
日本を縦断するより長い石油パイプラインがあるが、水パイプラインならもっと簡単に作ることが出来る。
ウガンダのような途上国すら水パイプラインで水不足の地域に水を供給している。
なぜか過去最高の税収を上げ続けている我が国で、こんな重要な問題で金が出ないはずがない。
コロナワクチンに100兆円も使った(他国よりはるかに高く買い、しかも、かなりを廃棄した)くらいだ。出来ないはずがない。
しかし、これは絶対にやらないし、また、ALPS処理水を受け入れる地域もないはずだ。
つまり、ALPS処理水が絶対安全だと言うことは出来ないのだ。

AIアート356
「草原」
Kay
それで、見えてきたことがある。
海洋放出に賛成の理由は、原発を推進したいからである。
政府も原発推進を決定していると言って良いだろう。
だから、著名な個人や企業が海洋放出に反対すれば、その個人や企業は政府によって消される。
金優先のインフルエンサーが必死で海洋放出に賛成を力説する理由はそれだ。
つまり、自分の身が可愛いなら、声高に海洋放出に賛成しなくてはならないし、反対派を攻撃して政府の印象を良くしたいとも思うだろう。
これほどの大問題であり、是非をはっきりさせるべき問題なのに、その判断は不可能としか思えないということだ。
良い、悪い、どちらかの立場を「迷いなく完全に」表明するいずれの方にも、十分以上に賢い人達がいる。
つまり、どちらの主張も否定出来ない。
ただ、沢山の人達の主張を聞いて分かることは、原発や核について物理学的、技術的に本当に詳しい人で、海洋放出に賛成の立場の人はいないと言うことだ。
こう言ったら、では政府機関の専門家や、IAEA(国際原子力機関)の専門家も海洋放出に賛成していると言われそうだが、これらの組織の中でも、科学者、あるいは、技術者の立場で賛成を表明している人は、私は見なかったように思う。
私は、それぞれの主張については、こう結論付けて良いと思う。
反対派・・・安全とは言い切れない。数百年後かもしれないが、取り返しのつかない事態になる可能性がある。
賛成派・・・ALPS処理水は安全な「はずだ」。数年から数十年程度では何も起こらない「はずだ」。
よって、海洋放出は間違いと言わざるを得ない。
ちょっと面白い論がある。
ALPS処理水の処置に関しては、海洋放出以外にも方法がある。
たとえば、モルタル処理と言って、核汚染物質をセメントに混ぜて固形化して保管するというもので、核汚染物質に対し、この方法が用いられた例はアメリカであるらしい。
政府は、この方法も検討したらしいが、コストがかかるのでやめたという話だ。
しかし、これには「あれ?」と思う。
この処理方法は、あくまで核汚染物質に対して行うことであり、ALPS処理水が安全なもの(核汚染物質ではない)なら、検討するのはおかしい。
もし、政府がこの方法を検討したというなら、政府もALPS処理水は核汚染物質である可能性を認識しているということで、ALPS処理水が絶対に安全と言うのは嘘と言うことになる。
重要なことは、ALPS処理水が「絶対に安全」でない限り海洋放出してはならないということで、これに反対することは出来ないだろう。
つまり、核に関しては、「ほぼ安全」「きっと安全」「まず安全」「多分安全」でやってはいけない。
ALPS処理水が安全だと言うなら、国内で使えば良いと言うのが正論だろう。
つまり、具体的には、水パイプラインを作って東京あたりで使えば、海外や福島県の漁民から何の文句も出ないだろう。
日本を縦断するより長い石油パイプラインがあるが、水パイプラインならもっと簡単に作ることが出来る。
ウガンダのような途上国すら水パイプラインで水不足の地域に水を供給している。
なぜか過去最高の税収を上げ続けている我が国で、こんな重要な問題で金が出ないはずがない。
コロナワクチンに100兆円も使った(他国よりはるかに高く買い、しかも、かなりを廃棄した)くらいだ。出来ないはずがない。
しかし、これは絶対にやらないし、また、ALPS処理水を受け入れる地域もないはずだ。
つまり、ALPS処理水が絶対安全だと言うことは出来ないのだ。

AIアート356
「草原」
Kay
それで、見えてきたことがある。
海洋放出に賛成の理由は、原発を推進したいからである。
政府も原発推進を決定していると言って良いだろう。
だから、著名な個人や企業が海洋放出に反対すれば、その個人や企業は政府によって消される。
金優先のインフルエンサーが必死で海洋放出に賛成を力説する理由はそれだ。
つまり、自分の身が可愛いなら、声高に海洋放出に賛成しなくてはならないし、反対派を攻撃して政府の印象を良くしたいとも思うだろう。

