イエス並の奇跡の力を持っていたと言われる江戸末期の神道家、黒住宗忠が好きだったという「梯子仙人」の話を再度振り返る。
こんな話だ。
仙人になりたい若者がいたが、仙人になる方法を知っていると言う男に、それを教えてもらうために、若者はその男の言うままに、長い間タダ働きをする。
「そろそろ教えて欲しい」と言う若者に、男は「分かった」と言って教え始めた。
若者を高い木に登らせ、そこで枝にぶら下がるよう命じ、そして、「手を離せば良い」と言った。
無論、男は仙人になる方法なんて知らず、若者をタダ働きさせたかっただけだ。
後は、文句を言われないよう始末すればそれでいい。
だが、手を離した若者は仙人になって飛んで行った。
ミヒャエル・エンデが、アインシュタインについて、こんな人間だったと書いていたらしい。
アインシュタインが高い崖で木の枝に掴まっていた。手を離したら落ちて死ぬ。
アインシュタインは、「神様!助けて!」と祈る。
すると、神様の声がして、「手を離せば助ける」と言う。
だが、アインシュタインは、枝を握ったまま「神様!助けて!」と言う。
言うまでもなく、両方共、作り話だ。
黒住宗忠は、若者の何を気に入ったのだろう?
そして、エンデは、アインシュタインの何が気に入らなかったのだろう?
多くの人が、素直に信じる心が大切だといったことを思うが、全然そんなことではない。
手を離せば仙人になるとか、神様が助けてくれるなんて、信じようとして信じられるものではない。
実は、若者もアアインシュタインも手を話せば死ぬことが分かっていた。
そんなのは常識だ。
彼らには常識があった。
フロイトは、自我の上に超自我があると言い、超自我の方が上位で正しいと言った。
しかしフロイトは、本当は超自我というものはないと言った。
だが、ユングは、超自我は本当にあると言った。
上の若者は、自我の常識に従わず、超自我の超常識に従った。
アインシュタインは、自我の常識に従い、超自我の超常式に従わなかった。
我々は、自我の常識に従って生きている。
だが、心で「私、私、私」と言い続けるほど、自我が弱まり超自我が輝く。
それなれば全知全能である。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)自我と無意識(C.G.ユング)
(2)心理療法論(C.G.ユング)
(3)ラマナ・マハルシの教え(山尾三省翻訳)
(4)人間の建設(岡潔、小林秀雄)
(5)量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」(岸根卓郎)

AIアート2936
「非常識の楽園」
Kay
こんな話だ。
仙人になりたい若者がいたが、仙人になる方法を知っていると言う男に、それを教えてもらうために、若者はその男の言うままに、長い間タダ働きをする。
「そろそろ教えて欲しい」と言う若者に、男は「分かった」と言って教え始めた。
若者を高い木に登らせ、そこで枝にぶら下がるよう命じ、そして、「手を離せば良い」と言った。
無論、男は仙人になる方法なんて知らず、若者をタダ働きさせたかっただけだ。
後は、文句を言われないよう始末すればそれでいい。
だが、手を離した若者は仙人になって飛んで行った。
ミヒャエル・エンデが、アインシュタインについて、こんな人間だったと書いていたらしい。
アインシュタインが高い崖で木の枝に掴まっていた。手を離したら落ちて死ぬ。
アインシュタインは、「神様!助けて!」と祈る。
すると、神様の声がして、「手を離せば助ける」と言う。
だが、アインシュタインは、枝を握ったまま「神様!助けて!」と言う。
言うまでもなく、両方共、作り話だ。
黒住宗忠は、若者の何を気に入ったのだろう?
そして、エンデは、アインシュタインの何が気に入らなかったのだろう?
多くの人が、素直に信じる心が大切だといったことを思うが、全然そんなことではない。
手を離せば仙人になるとか、神様が助けてくれるなんて、信じようとして信じられるものではない。
実は、若者もアアインシュタインも手を話せば死ぬことが分かっていた。
そんなのは常識だ。
彼らには常識があった。
フロイトは、自我の上に超自我があると言い、超自我の方が上位で正しいと言った。
しかしフロイトは、本当は超自我というものはないと言った。
だが、ユングは、超自我は本当にあると言った。
上の若者は、自我の常識に従わず、超自我の超常識に従った。
アインシュタインは、自我の常識に従い、超自我の超常式に従わなかった。
我々は、自我の常識に従って生きている。
だが、心で「私、私、私」と言い続けるほど、自我が弱まり超自我が輝く。
それなれば全知全能である。
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(1)自我と無意識(C.G.ユング)
(2)心理療法論(C.G.ユング)
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(5)量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」(岸根卓郎)

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