政治団体を起ち上げたお医者さん(歯学博士)で、食の害を訴え続けている方がいる。
彼によると、小麦、砂糖は絶対に食べては駄目で、食用油の多くは、ほとんど猛毒であるかのように言う。
コンビニやスーパーのお弁当、揚げ物などは、人殺しが作った食物のように言うし、菓子パン、カップ麺なども、脳や身体を破壊する極悪非道な食べ物のように言う。
肉ももちろん駄目であるようだ(魚、卵も駄目って言っていたように思う)。
それで、食べていいのは伝統的な和食で、自分はそれだけを食べているから、1日睡眠2時間でも元気なのだと言う。

それを聞いて、『トーチェ氏の心の法則』という本を思い出す。
トナカイの肉しか食べない寒い地域の人々は強健であるが、彼らに栄養学の知識を与えたら、たちまち病気が流行したという。
ひょっとしたらだが、このお医者さんの話を聞いて、これまでパンやカップ麺を食べて元気だった人で健康を害した人が多いのではないかと思う。
私は一頃、3カ月ほどの間、毎晩カップヌードル1つを夕食にしていたが、健康診断はオールAで、実際健康そのものであった。
そのお医者さんが猛毒のように言う菓子パンも甘いものもたっぷり食べるが、睡眠2時間とは言わないが、睡眠4時間半で元気である(ただし、もっと寝るようにしようとは思う)。
パンもスイーツも大好きな90歳以上の元気な人を私は何人も知っている。
イエス・キリストも、「何を食べようと気にするな」と言ったらしいが、何を食べようが、健康でいるかそうでないかは本人次第であるのではないかと思う。
もちろん、本当に悪い食べ物もあるだろうが、そんなもの、そこらの店で売ってたりはしないと私は勝手に思っている。

食べ物よりもっと大事なことは精神性ではないかと思う。
その医者に何か言われて不安になるような心の弱い人、洗脳され易い人は、病気になり易く、何をやってもうまくいかないと思う。
個人的には、よほどおかしなものでない限り、明るく、平和に食べることが、健康にとって最も大切なことであると思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)トーチェ氏の心の法則(C.K.トーチェ他)
(2)人生の扉をひらく「万能の鍵」(ラルフ・ウォルドー・トライン)
(3)信念の魔術(C・M・ブリストル)

健やか
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