高度に進歩した宇宙人が登場するSF小説やSF映画を見ると、そんな宇宙人の頭は我々地球人の頭よりずっと優秀だと思ってしまうものだ。
例えば、地球人の平均IQ(知能指数)は100位だが、宇宙人は3000とか10万とかではないかとかね。
しかし、私は、仮に地球人よりずっと進歩した宇宙人がいたとしても、基本的な知的能力は地球人と変わらないんじゃないかと思う。
我々地球人だって、20万年前には現在の人間と同じ脳を持っていたが、チンパンジーと同じような生活をしていた。だが、3万年くらい前から、理由は不明だが、急に賢くなったらしい。
これは、3万年くらい前に、生き延びるために頭を使う必要が生じただけで、基本能力自体は20万年の間、変わっていないのかもしれない。
そして、人間はどんどん新しいものを発明するので、頭を使う機会が増えていき、結果、時代が進むほど人類の思考力が高まる加速度も大きくなるが、それでも、基本能力は変わってはおらず、3万年、あるいは、20万年前の赤ん坊を連れて来て現代人と同じように育てたら、知的にも現代人と同じになるのではないか?
哲学者ジェームズ・フリン(1934~2020)は、人類は時代が経過するほどIQが高くなり、我々と祖父母の世代ですら、明確に差があるという説は有名で、概ね世界で受け入れられているのだと思うが、我々は騙されているのではないか?
彼が示す論拠に、こういうものがある。
フリンは少年時代、人種問題について考えたそうだ(フリンの一家は白人)。
そこで、父親に、
「父さんが明日の朝、目が覚めたら黒人になっていたらどうする?」
と尋ねた。父親の答は、
「肌の色が変わった人間なんていない」
だった。
つまり、フリンは、上の世代の人間は、こんなふうに頭が悪いのだと言いたいわけで、当然、他にも、いくつかの例を示した。
ざっくり言えば、フリンは、上の世代は経験的にしか考えられないが、後の世代では、知らないことも抽象的に考えることが出来るから賢いと言っているのだが、言うまでもなく、それは、学校も含むが、生活する中での、思考能力の育て方の差でしかない。
つまり、別に、フリンはフリンの父親より、基本的能力で優るわけではない。
もし、フリンが「教育は大事だ」と主張するなら賛成するが、世代が進むと頭が良くなるというのは間違いである。
後の世代の方が前の世代より悪い教育(学校だけでなく、あらゆる意味で)を受ければ、後の世代の方が馬鹿になるのは明白だ。
では、頭の良し悪しを決めるのは何かというと、簡単に言えば、偏見とか固定観念がないことである。
そして、本当のことを言えば、偏見がなくなると頭が良くなるのではなく、偏見がないほど、潜在意識の高度な知性にアクセス出来るというだけのことなのである。
逆に言えば、偏見、固定観念・・・これらには、好き嫌い、主義、趣味、信仰、考え方の癖等といったものを含むが、それらが、潜在意識の高度な知性との間に壁を作るのである。
そして、さらに重要なことは、偏見がないと、潜在意識の知性だけでなく、潜在意識の巨大な力にも通じるということだ。
それにより、引き寄せの力も高くなる。
そもそもが、頭なんて、大したものではなく、優秀かどうかと言ったところで、ドングリの背比べ、五十歩百歩だ。
だから、偏見を無くし、潜在意識の巨大な知性や力に助けられることが大切なのである。
偏見を消し、宇宙人のようになるヒントを得られると思う書籍を下にご紹介するが、古典が多いのが、いろんな意味で面白い。
例えば、地球人の平均IQ(知能指数)は100位だが、宇宙人は3000とか10万とかではないかとかね。
しかし、私は、仮に地球人よりずっと進歩した宇宙人がいたとしても、基本的な知的能力は地球人と変わらないんじゃないかと思う。
我々地球人だって、20万年前には現在の人間と同じ脳を持っていたが、チンパンジーと同じような生活をしていた。だが、3万年くらい前から、理由は不明だが、急に賢くなったらしい。
これは、3万年くらい前に、生き延びるために頭を使う必要が生じただけで、基本能力自体は20万年の間、変わっていないのかもしれない。
そして、人間はどんどん新しいものを発明するので、頭を使う機会が増えていき、結果、時代が進むほど人類の思考力が高まる加速度も大きくなるが、それでも、基本能力は変わってはおらず、3万年、あるいは、20万年前の赤ん坊を連れて来て現代人と同じように育てたら、知的にも現代人と同じになるのではないか?
哲学者ジェームズ・フリン(1934~2020)は、人類は時代が経過するほどIQが高くなり、我々と祖父母の世代ですら、明確に差があるという説は有名で、概ね世界で受け入れられているのだと思うが、我々は騙されているのではないか?
彼が示す論拠に、こういうものがある。
フリンは少年時代、人種問題について考えたそうだ(フリンの一家は白人)。
そこで、父親に、
「父さんが明日の朝、目が覚めたら黒人になっていたらどうする?」
と尋ねた。父親の答は、
「肌の色が変わった人間なんていない」
だった。
つまり、フリンは、上の世代の人間は、こんなふうに頭が悪いのだと言いたいわけで、当然、他にも、いくつかの例を示した。
ざっくり言えば、フリンは、上の世代は経験的にしか考えられないが、後の世代では、知らないことも抽象的に考えることが出来るから賢いと言っているのだが、言うまでもなく、それは、学校も含むが、生活する中での、思考能力の育て方の差でしかない。
つまり、別に、フリンはフリンの父親より、基本的能力で優るわけではない。
もし、フリンが「教育は大事だ」と主張するなら賛成するが、世代が進むと頭が良くなるというのは間違いである。
後の世代の方が前の世代より悪い教育(学校だけでなく、あらゆる意味で)を受ければ、後の世代の方が馬鹿になるのは明白だ。
では、頭の良し悪しを決めるのは何かというと、簡単に言えば、偏見とか固定観念がないことである。
そして、本当のことを言えば、偏見がなくなると頭が良くなるのではなく、偏見がないほど、潜在意識の高度な知性にアクセス出来るというだけのことなのである。
逆に言えば、偏見、固定観念・・・これらには、好き嫌い、主義、趣味、信仰、考え方の癖等といったものを含むが、それらが、潜在意識の高度な知性との間に壁を作るのである。
そして、さらに重要なことは、偏見がないと、潜在意識の知性だけでなく、潜在意識の巨大な力にも通じるということだ。
それにより、引き寄せの力も高くなる。
そもそもが、頭なんて、大したものではなく、優秀かどうかと言ったところで、ドングリの背比べ、五十歩百歩だ。
だから、偏見を無くし、潜在意識の巨大な知性や力に助けられることが大切なのである。
偏見を消し、宇宙人のようになるヒントを得られると思う書籍を下にご紹介するが、古典が多いのが、いろんな意味で面白い。