ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

青島幸男

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
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頭の中の宇宙人に逆らう

「分かっちゃいるけど やめられねぇ」というフレーズをどこかで聴いた覚えがあって検索してみたら、植木等さんが歌った昭和の大ヒット曲『スーダラ節』だった。
この、「分かっちゃいるけど やめられねぇ」に、人間の秘密を解き、幸福になる鍵があることに気付き、本当にはっとした。
この詩を書いたのは誰かと思ったら、俳優としても有名な作家、作詞家で、なんと、元東京都知事の(都知事としての評判は良くなかったらしいが)青島幸男さんだった。

この『スーダラ節』の中で、こんな話がある。
競馬に夢中になったサラリーマンが、負けても負けても馬券を買い、ついに、ボーナス全部を失ってしまう。
彼は思う。馬で金儲けしたやつなんかいないと分かっているけど、やめられない。
こんな馬鹿げた歌を作詞し、それが、80万枚の大ヒットになったのである。

分かっているけど、やめられない。
それが人間の仕組み・・・システムなのだ。

反対側から見てみよう。
「分かっているけど、やめられない」は、正確に書くと、「やってはいけないと分かっているけど、やめられない」である。
そして、次のことも真実だ。
「やらないといけないと、分かっているけどやれない」
英語の読み書きが出来るようになりたいなら、毎日1時間でも勉強をすれば、1年もやれば、かなり出来るようになる。
今は、パソコンやスマートフォンで英会話の練習が出来、少しやれば、十分にマスター出来る。
それは分かっているのに、なぜか出来ない。
学校の夏休みの宿題だって、毎日、ちょっとずつやれば、夏休みの最後に大慌てしなくて良いことは分かっている。
しかし、なぜか、それが出来ない。
そして、なぜ出来ないのか、真面目に考えたことがある者は、滅多にいないのだ。

答はこうだ。
人間には、自由意志はないのである。
いきなり恐ろしいことを言うが(笑)、保証する。
例えば、「右か左か、好きな方を選びなさい」と言われた人が、「よし、左だ」と言う。
その人は、自分で左を選んだのだと思っている。
しかし、そうではなく、左を選ばされたのである。
このことは、科学的実験でも確認されていることは、よく知られている。
とはいえ、何によって意思をコントロールされているのかは分からない。
頭の中に、ナノサイズの装置があり、そこから脳神経に、コントロール信号が出されているのかもしれない。そして、そのナノサイズの装置は、外部から通信コントロールされているのかもしれない。
あるいは、ナノサイズの宇宙人が頭の中に居るのかもしれない。
または、昔から言われるように、霊に支配されるのかもしれず、その支配する霊は、我々をたまに支配するのではなく、ずっと支配しているか、沢山の霊が、交代で我々を支配するのかもしれない。
どう考えれば、多くの人間の行動を最も的確に説明出来るかだ。

優柔不断な人間っているだろう?
つまり、決断に時間がかかる人間だ。
食事に行って、注文をなかなか決められない者を見ると、私は非常にイライラする。
しかし、そんな優柔不断な者は、案外に、頭の中の宇宙人に逆らおうとしているのではないだろうか?
宇宙人は「ラーメン」と信号を送っているのに、その者は、「ラーメンにするか・・・いや待て、本当にそれで良いのか?」と反発しているのである。
ベートーヴェンは、楽譜を書き終わった後、それでよしとせず、何度も書き直し、結局、最初の楽譜の通りにすることがよくあったと言う。
ある時は、1つの音を、何十回と変え、やはり、最後は、初めに書いた通りの音にするのである。
彼もまた、意思の支配者に挑戦しようとしたのだ。
ピカソもそうだった。
ピカソは晩年、修正が可能な画法である版画にはまり、驚くほど何度も修正したが、修正するほど・・・悪くなった。
彼には、優れた画家の霊がついていたので、それに従っていれば良かったのに、彼は自由を求めて逆らったのだ。

逆に、あなたの頭の中の宇宙人が、あなたを画家にしたくないなら、絵を描いても、なぜか不本意な線を引き、なぜか、つまらない色を塗ってしまうのだ。

宇宙人か幽霊かは知らないが、その支配から免れると何が起こるのか?
それはすごいことが起こる。
明らかにそれに気付いていたのは、中村天風やアーサー.C.クラークだった。
おそらく、アーサー.C.クラークは失敗し、一時的には支配を逃れたが、すぐに再び支配され、おかげで、彼を長い間知る者には、彼は矛盾だらけの人間と思われている。
中村天風だって完全ではなく、だから、弟子の藤平光一に馬鹿にされたのである。

とりあえず、我々を支配しているのは宇宙人としよう。
では、宇宙人の支配を逃れる方法は?
簡単と言えば簡単だ。
宇宙人は、様々な信号を送ってくるので、自分で1つの信号を作り出して対抗すれば良いのだ。
中村天風の場合は、それが、「肛門を引き締める」ことだった。片時も途絶えることなく、それが出来れば、宇宙人の信号はずっと打ち消せる。
岡田虎二郎の場合は「腹に力を入れる」だし、法然の場合は「念仏を唱える」だった。
黒住宗忠は、「ありがたい」と唱えよと教えたこともあった。
マントラを唱える、神の名を唱える、「神様の奇跡が起こる」と唱える・・・どれでも、得意なものをやれば良い。
ただし、言っておくが、大抵、うまくいかない。
それならそれで、次の手もあるが、とりあえず、試してみてはどうだろう。








500回から2000回言えば出来る

私も、さっき検索して分かったのだが、「分かっちゃいるけど やめられねぇ」という言葉は、『スーダラ節』という1961年リリースの楽曲の中の言葉だった。
作詞したのは、東京都知事を務めたこともある有名な俳優の青島幸男さんだ。
私は、青島さんが出演している映画というのは、モノクロ映画の『黄金バット』(1966)を十年ほど前、気紛れで買ったDVDで見たものしか知らない。
この映画で、青島さんは、ごく気さくな刑事さん役だった。
この映画の主人公のヤマトネ博士役は、若き日の千葉真一さんで、さすがに非常に格好良かった。ヒロインといえるのは、エミリー役の高見エミリーさんで、撮影時は10歳だったと思うが、大変な美少女だった。高見エミリーさんは、現在は鳩山エミリーさんで、つまり、鳩山邦夫さん(故人)の奥さんである。鳩山邦夫さんは宇宙一の幸せ者だったに違いない。
話が逸れたが、「分かっちゃいるけどやめられねぇ」の歌の内容をざっくり言えば、平均的と言えるだらしない男の独白みたいなもので、酒、競馬、女遊びでロクな目に遭わないことは「分かっちゃいる」けど、どうにもやめられないという、まあ、ある程度は誰でも身に覚えがあるようなもので、当時のサラリーマン男性の共感を得てヒットしたのだと思う。Wikipediaによれば80万枚売れたらしい。

誰しも、「やめた方が良い」あるいは「やった方が良い」と分かっていることで、「やめられない」し「やれない」というものが、いくつかはあると思う。
いわゆる、悪習慣というやつである。
子供にいくら「部屋を片付けなさい」と言っても全然片付けないが、そもそもが、自分が片付けが出来ない人も多い。
しかし、人間の状況は、一瞬の魔法で出来るのではなく、習慣で出来るのであるから、「分かっているなら」やるべきことをやり、やるべきでないことはやめたいものである。それを、『スーダラ節』では、「無理なんだよ」と諦めてしまっている訳だ。

理想を言えば、イチローのように、毎日長時間練習すれば、一角のものになれるかもしれないが、それが出来ない自分を嘆く人が多いのだろう。
では、どうすれば、「やれば良いと分かっている」ことをやり、「やらない方が良いと分かっている」ことをやめられるのかというと、「言葉にすれば良い」である。
例えば、コンピュータープログラミングが出来るようになるためには、プログラミングの勉強をすれば良いだけである。
「私はプログラミングをマスター出来ない」とか「多くの人はプログラミングが出来るようにならない」などと言われるが、それは変な話である。
単に、「私はプログラミングの勉強をしない」「多くの人はプログラミングの勉強をしない」だけで、普通に勉強すれば誰でも出来る。
まあ、そう言えば、「その通り。ですが、どうしても勉強出来ないのですよ」と、やっと本質が見える。
それなら、「私はプログラミングの勉強をする」と、上の空でつぶやけば良い。
ただし、500回から2000回。
つまり、習慣を変えるには、10回や20回、それどころか、100回や200回言っても駄目なのである。
「子供が片付けしない」と嘆いたって、多分、せいぜいが数十回しか言ってないのだ。
「部屋を片付けなさい」と淡々と500回言えば、普通の子ならやるようになるし、少々頑固な子でも2000回でやるようになる。
ただし、どやしつけるようには言わない方が良い(そもそも500回、どやしつけることは出来ない)。感情込めず冷静に言うことだ。
例は悪いが、昔のオウム真理教で、「お布施するぞ」と、500~2000回聴かされた信者は、やっぱり布施をしてしまうのだ。そうなる前に逃げ出すべきであった。
これを、望ましいことに対して、自分でやれば良いだけである。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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