ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

陰謀論

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

引き寄せの触媒

闇の勢力が世界を支配しているという説を「陰謀論」と言うが、闇かどうかはともかく、軍事産業や製薬業界などが政治家、マスコミに強く影響を与えており、結果、国家をも動かしているのは事実だから、陰謀論と言われるものが必ずしも間違いではないと思う。
あるいは、科学技術や精神科学的な知恵を得た社会主義国家の支配者が民主主義国家を、軍事力とは別の方法で支配しようとしていることが、ないと思う方がおかしいので、これも陰謀論と言うのはおかしいと思う。

陰謀論は、根拠がないことが特徴だが、上記のことは、今や根拠はあるので、やはり、もう陰謀論ではない。
ただ、上記のようなことでは、様々な嘘や空想が入り混じることが多く、そういった場合は陰謀論と言われても仕方がない。

ところが、根拠がほとんどないながら、一部の人々の間で真実とされることもある。
たとえば、ジョージ・アダムスキーによるUFOや宇宙人の情報であるが、こちらに関しては、アダムスキー自身が「根拠を示さない理由」を述べている。根拠を示すと、その根拠に疑念を持たれ、その疑念に応じようとすると、果て無い論争になってしまうからだ。
そこで、アダムスキー支持者が提示する1つの解答が、根拠ではなく、哲学によって各自判断して欲しいということだ。
哲学による判断は、抽象論を含め、極めて高度な知的行為なので、最初から馬鹿は相手にしないと言うか、最初から万民を説得しようという気はないと宣言しているのであり、これはこれで優れた態度と思われる。

だが、最初から万民を説得する気がないという手法を乱用するのも問題である。
これに関するよくあるものが「あなたは選ばれた、使命を背負った存在である」というもので、たとえば、「あなた」が高度に進歩した宇宙文明と協力し、人類を進化させる使命を持っているといった話がある。
そんな使命を持った者のみが対象で、一般人は相手にしないという立場を主張しているのである。
まあ、自分がそんな高度な選ばれた存在であるかどうか、考えれば分かりそうなものであるが、これが分からない者が多いのだ。
「馬鹿ほど自己評価が高い」という事実を、これほど思い知らされることはない。
また、そういったことを言うのが、博士号を持っているような科学者や医学者であることもあり、頭は良い彼らは話もうまく、彼らが嘘つきであっても、馬鹿はコロッと騙される(笑)。
本がよく売れているスピリチュアルな科学者や医学者のほぼ全てがそうであると思う。
特に、一般人を愚民呼ばわりする者は確実にそうだろう。
そもそも、本物は、自分の専門分野で勝負するものだ。

ところで、話を進めるために、無茶な簡略化をするが、使命を背負った者というのは実際いる。使命を与えたのが何者かということはとりえあず保留とする。
使命を背負ったと思う者には、本物と偽物がある。まあ、当然だ。
その区別は、単純に、承認欲求があるかないかだ。
「人にどう思われようと一向に構わない」と言うなら本物だ。
ただ、口では「人が私のことを何と言おうが全く構わない」と言っても、内心ではそうでない場合がほとんどだ。そんな人達は、自分を称賛してくれる人を必要とする。つまり、新興宗教の教祖のようなものだ。
宮沢賢治のように「皆にデクノボーと呼ばれるものになりたい」と言うのが本物だ。
だが、賢治がそれで良かったのは、彼が裕福で生活の心配がなかったからだ。
そして、本物は、裕福かどうかは分からないが、やはり、生活の心配がない者なのである。
たとえば、若い時から年金生活者だったアンデルセンや、弟が経済面の一切の面倒を一生見てくれたゴッホなどである。

使命のある者は、引き寄せるまでもなくお金に恵まれる。
ところが、逆に、本当に使命感を持てれば、お金の引き寄せは簡単なのである。
極端な例で言えば、子供の時から本気で人類を救おうと考えていたイーロン・マスクである。
彼は、聖書や『銀河ヒッチハイク・ガイド』を読むうちに、そんな考えにとりつかれたようだ。
天命も使命感もなければ、お金の引き寄せは難しい。これは本当だ。
だが、ほんのちょっとの使命感を持てば、なぜか分からないが、それなりのお金に恵まれるのである。
こんな大事なことを、引き寄せや潜在意識の指導者達が言わないのが不思議ではあった。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)銀河鉄道の夜(宮沢賢治)
(2)銀河ヒッチハイク・ガイド(ダグラス・アダムス)
(3)アンデルセン童話集(上)
(4)奇跡を起こす『魔法の物語』(フレデリック・ヴァン レンスラー・ダイ)※The Magic Story翻訳
(5)マスターの教え(ジョン・マクドナルド)

学ぶ時
AIアート1480
「学ぶ時」
Kay

米大統領選挙狂想曲

今日、11月5日は、アメリカで大統領選挙が行われる。日米で14時間の時差(日本が早い)があるので、日本では今日の夜からだ。
私には、前回の2020年の選挙が、とても遠い出来事のように感じる。
アメリカの大統領選挙は、4年に1度、11月の第1火曜日に行われる。
前回(2020年)の選挙は、11月3日だったが、開票に非常に時間がかかった選挙で、何日経っても集計が終わらない州があったが、バイデンの勝利となった。
だが、選挙結果を決める重要な激戦州で、初めトランプがリードしていたのに、途中でバイデンの票が一気に増えてバイデンが逆転したり、最後の最後にバイデンの票が伸びて僅差でバイデンが勝つというものがいくつかあり、不正を疑う声が出た。
トランプは今は、あえて言わないが、2020年選挙は不正であったという態度で、多くのアメリカ人も、2020年の選挙は何等かの不正があったと信じているようだ。

2020年のアメリカ大統領選挙に本当に不正があったのかというと、「全くない。最も公正な選挙であった」というのが公式見解になっている。これに逆らうと、いろいろな意味で危険があるので、公に言う者はいないが、著名な言論人の中にも、ほとんどはっきりと、2020年選挙は不正だったと言う人もいるし、そんな人は決して少なくはないと思う。
2020年選挙に不正はないという立場は、権力が味方なので、何も説明しなくても正しいということになる。
2020年選挙に不正はないという立場の者の決めセリフは「不正の証拠は何1つない」だ。これも、権力の支持を受けるので完全に通用する。

不正というのではないが、2020年選挙前に、バイデン大統領の息子のハンター・バイデンのノートパソコンが一般の人の手に渡り、その中に、ハンター・バイデンの犯罪の証拠とされる情報があり、その犯罪にバイデン大統領(当時は大統領候補)の関与も示されていたという話がある。
このニュースが公開されていたら、おそらくだが、トランプが当選していたと思われる。
だが、大手メディアでは、このニュースが一切報じられず、隠された。
そして、最近、メタ(旧フェイスブック)のCEOであるマーク・ザッカーバーグが、当時、フェイスブック上で、ハンター・バイデンのノートパソコンに関し、情報検閲するよう民主党から強い圧力を受けたことを発表した。
大手メディアにも同じような圧力があったのだと推測される。

個人的には、バイデンが8100万票の得票をしたということで、おそらく、まともな選挙ではなかったと思っている。
それまでの最高記録は、オバマの第一期での6900万票代で、それでも史上空前と言われたものだが、2020年はトランプも約7400万票を獲得している。
こんな漫画のようなことが堂々とまかり通る世界なのである。

ところで、選挙でのバイデン当選後、あるいは、バイデンの大統領就任後に、トランプ支持者が、いろいろ面白い話を始めた。その話を、現在も活躍中の言論人が、当時、YouTubeで堂々言っていたものだ。
たとえば、バイデンが当選したことになっているが、結局はトランプが就任し、バイデンや、その他の多くの大物政治家が逮捕されるというもので、これは非常に人気が高い説だった。そんなことを、現在も人気の言論人が、当時、真顔で言っていたものだ。
さらに、大統領就任式の様子は、実はスペインで撮影された偽物であるとか、大統領に就任したバイデンは偽物で、特殊ビニールの仮面をつけているとか、バイデンは実はホワイトハウスにはおらず、別の場所に作られた大統領執務室とそっくりなセットの中で撮影された様子がメディアに公開されているのだとかいう話もあった。それらの話は、信憑性を持たせる工夫も、なかなかのもので、私もすっかり信じていたものだ(笑)。

凄い話になると、今でも言ってるのかもしれないが、トランプは善の宇宙人の支援を受けており、悪の宇宙人に支配されたバイデンらと戦っているというのもある。まあ、別に否定はしないが、その人のYouTube動画を見たら、怪しさに圧倒される(これも主観かもしれないが)。
この話は、世界的ベストセラー書籍の翻訳者の1人でもある人が行っていて、その話も書籍にし、結構なベストセラーになっている。少しは名を惜しめばいいのにと思うが、何を話すのも人の自由だ。

陰謀論とは言わないが、そういった「面白い話」をする人の中には、一時期、なりを潜めていたが、またYouTubeに復帰し、それなりの登録者を集めている人もいるようだ。彼らに騙される・・・と言ったら悪いので「混乱させられる」「影響される」などと言うべきかもしれない。
一方で、権力側に騙されないことが、今後、ますます重要になる。
よく、「騙されないためには自分の頭で考えないといけない」と言う人がいるが、騙される者だって、しっかり自分の頭で考えているのだ。そして、自分の頭で考えた結果、騙されるのである。
それで、矢追純一さんのように「僕は頭が悪いから、考えることを放棄した」という考え方が、最も「頭が良い」のだと思う。
木枯し紋次郎のように「疑っちゃいやせん。けど、信じてもいやせん」とか、ジッドゥ・クリシュナムルティのように「私は何も信じない」という態度が優れていると思うが、学校やメディアに洗脳された者には、なかなか分からないのである。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)新装版 ヤオイズム(矢追純一)
(2)真・ヤオイズム(矢追純一) ※『ヤオイズム』と同内容
(3)私は何も信じない ~クリシュナムルティ対談集~(ジッドゥ・クリシュナムルティ)
(4)木枯し紋次郎(一)(笹沢佐保)

ドアの中
AIアート1286
「ドアの中」
Kay

しっかりとした偏向報道番組(?)

BS-TBSの「報道1930」というニュース番組がある。
司会は、社会部記者や報道番組ディレクターを経た実力派ニュースキャスターの松原耕二氏で、4名の女性アナウンサーは当然美人でありながら知性派揃いで、また、どこかの地上波のニュース番組とは違う、しっかりとした評論家や大学教授らと、主に政治問題や社会問題を扱う。
BS放送と同時に、YouTubeでも配信している。

ただ、優秀な複数のコメンテーターを集めながら、討論を行うわけではなく、それぞれが、松原キャスターとの対話の形で解説を行い、それぞれのコメンテーターは、他のコメンテーターの発言に反論することはほとんどなく、むしろ「今の〇〇先生のお話の通り」と平和的な発言を行い、少し反論するとしても、他者の論を否定するようなことはしない。

私は、この番組の論調は完全に左派(リベラル。保守の反対)と考え、まるで朝日新聞を読むような内容であるが、世の中ではむしろ、これを保守と見なす方が主流と思われる。つまり、テレビ(特にNHK)、新聞の報道内容を肯定する立場だ。

当然、反ワクチンの人や、トランプ主義者は激怒しそうな内容である。
たとえば、トランプ前大統領については、決して表立って否定はしていないが、彼がロクでもない人間であることが前提で、いわば、上品に侮辱する感じである。
直近の番組タイトルは『トランプ氏の公約「闇の勢力を解体」とは』では、闇の勢力と言われるDS(ディープステート)を陰謀論と決め付け、トランプは、陰謀論を信じる「頭のおかしな人々」を煽動することで大人気で多数の支持を得ていることを当然の事実として解説を行っている。
ワクチンに関しても、ワクチンの否定的な問題は陰謀論として扱い、ワクチン被害に関しては否定以前に出来る限り無視するという、テレビ・新聞的態度をはっきりさせている。
トランプ支持者、反ワクチンの人々から見れば、まさにDSによる洗脳番組である。

私は、トランプ支持者で、ワクチンは明確な意思により1度も接種していないが、行き過ぎた陰謀論は笑うといった者である。
そんな私は、ある意味、今、大人気の日本保守党や、ちょっと前はブームを呼んだ参政党といった政党・政治団体の主張を肯定する部分が大きいのだと思う。ただ、参政党に関しては過激な主張が気になる。
とはいえ、いずれも、大変なご苦労をされているのだろうし、こういった政党も必要と思う。
おそらく自民党は本当に腐りきっているので、日本保守党の躍進を願うが、彼らに本当に政治が出来るのかどうかは分からない。

そんな私には、「報道1930」は、眉をひそめながら・・・と言うよりは、馬鹿にして見ている感じはあるが、情報が確かな部分もあり、楽しんで見ている。
また、陰謀論を否定して良識派ぶっている典型的左派・・・つまり、テレビ・新聞といった主要メディアの観点を知るためには、見る価値があると思う。それによって、主要メディアに対し、気分ではなく論理的反論を持って洗脳されないというメリットがある。
とはいえ、個人的には、最近の主要メディアの報道の偏向振りは、あまりに極端で、洗脳される方が馬鹿だとは思うが。
実際に、世の中の良識派の人達と話すと、すっかり主要メディアに洗脳されていることを感じるのである。
たとえば、普通の人々でも、コロナワクチンに関しては、自分はもう打たないと言う人は増えているが、そんな人達も、ワクチン接種やワクチン推奨を、どこか常識と思っているようである。
また、ネットでは話題の小池百合子東京都知事の学歴詐称問題に関しては、「聞いたことがあるかもしれない」という程度の認識で、それは、テレビ、新聞が、この話題をほとんど扱わないからで、やはりそれは偏向報道と言うしかない。

いずれにしろ、テレビ・新聞を全く見ない私には、「報道1930」のような、テレビ・新聞と同じ主張ながら、「変なコメンテーター」があまり出て来ず(最低一人、変なのがいるように思うが)、それなりに引き締まった番組は、世の中の表の流れを見ることが出来て有難い。
「報道1930」のような、つまりは、主要メディアが言うような世の中であればどれほど良いことだろうとは思う。
だが、そうではないので、不幸な人が増えており、それは主に、豊かでない庶民である。
政治や政府に期待しないわけにはいかないが、現実的に期待出来ない部分が大きくなってしまった。
それで、何も持たない人は、物質的なものとは違う視点が必要であるが、彼ら(豊かでない人々)は考え方自体は世間の常識に縛られているから悲惨である。
イーロン・マスクは「陰謀論は全部本当だった」と言うが、実際は、陰謀論の中にも馬鹿なものもある。
同じく、物質的な思想を超えたものにも、馬鹿なものもある。
たとえば、引き寄せ界にも、馬鹿な主張や、騙す目的のものも多いのだと思う。
どんな立場であれ、しっかり目を覚ましていなければならないが、ある意味、眠っていなくてはならない。

シン・フェアリー
AIアート809
「シン・フェアリー」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)the four GAFA 四騎士が創り変えた世界
(2)トランプの真実
(3)洗脳原論(苫米地英人)
(4)自己信頼(ラルフ・ウォルドー・エマソン)
(5)その思いはすでに実現している! (ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書

今の世界は地獄か?

元オウム真理教教団幹部だった上祐史浩氏が、今の陰謀論がかつての新興宗教のようなものになったと言っていたことが重要であると感じる。
陰謀論にもいろいろあるが、代表的なものの1つが、上祐氏も例にあげていたトランプ前大統領の熱烈な支持論がある。
つまり、トランプこそ正義の戦士で、自分達もトランプと一緒に戦ってこの世の悪を倒すといった感じのものだと思う。
その陰謀論にも、有益なものと有害なものがある。
さすがに、トランプが善の宇宙人の支持を得ているとかになると、別に疑いはしないが信じるわけにはいかないと思う。しかし、それを完全に信じているというか、「信じたい」人がいるのだろう。
だが、トランプに関する陰謀論と言われるもののおかげで、アメリカ政治が腐敗していることがやっと分かるというプラスの面もあると思う。
そして、特に最近は、日本の政治家の裏金問題や脱税問題で、日本の政治も相当腐敗していることが明らかになってしまった。
そんな中で勢いを増す陰謀論が、「日本は独立国家ではなく、今もアメリカの属国で、アメリカの指示通りに動いている」というものだ。
岸田総理が海外に莫大なお金をばらまくのも、バイデンの命令であって逆らえるはすがないというものだ。これは、あながち否定出来ないだけにややこしい。

陰謀論と言われるもののどこまでが本当かは、私にはさっぱり分からない。
個人的には、それなりに正しい部分はあるのだろうと思う。
アメリカでは、共和党支持者の7割は、2020年のアメリカ大統領選挙には大きな不正があり、本当はトランプが勝っていたと信じているらしい。
そして、陰謀論者にも見えるが本当に優秀な人の中にも、この選挙に不正があったのは確かだと言う人がいるからややこしい。
陰謀論によれば、世界はDS(闇の政府)と呼ばれるものに支配されており、立派な経歴を持人にも、DSに関する専門家のような人がいて、なかなか信憑性が高そうなことを言ったり、DSについて語った本を出せばベストセラーにもなっている。
そんな陰謀論じみたことも、本当の部分もやはりあるのだとは思う。
しかし、YouTubeの「真面目な陰謀論」の動画で、そんな立派な人々の話を聞いていると、どこか胡散臭さも感じるのだ。

陰謀論自体をまともに論じる気はないが、今がどんな時代かは、ちゃんと認識した方が良い。
それは、「陰謀論を多少は真面目に聞いた方が良い時代」である。
だが、陰謀論の少なくとも半分は、本当にトンデモだと思うが、その線引きは難しいのだ。
非常に簡単に言えば、IQ120以上でないと正しい線引きが出来ない。
頭が悪い人が陰謀論に関わると即座に洗脳される。
あまり良い言い方でないのは分かるが、これが現実で、このあたりを避けてしまうと問題が複雑になる。

『BEATLESS』というSF小説は2105年が舞台で、AIが人間の知能を超えて50年以上経ったという設定だ。
その中で、最高の超高度AIであり、事実上世界を管理するアストライア(端末は若い女性の姿)と、主人公で17歳の遠藤アラトの対話が面白かった。
アラトは世界を変えようとしていた。
それに対し、アストライアは、世界の状況に問題があることは認めつつ、アラトに言う。
「でも、今の世界は、そんなに悪いものですか?」
つまり、アラトは、それなりに平和で豊かで楽しく生きていたはずなのだ。
むしろ、アラトが思うように変えてしまった世界の方がよほどディストピアではないのかというのがアストライアの主張だ。
実は、私は、このアストライアの主張が、今の世界を現していると思っていた。
問題は多いが、特に日本は、それなりに豊かで平和ではないかと。
しかし、それは以前のことだ。
今の日本は、国民の15%が貧困で、母子家庭の半分以上が貧困。
一方、日本は、富裕層が圧倒的に多い国(世界2位で、富裕層の人数はアメリカの半分以上)だ。
つまり、エリート層が好き勝手をやり、庶民はどんどん貧しく苦しくなっているというのが、陰謀論ではなく事実であり、それももう限度を超えている。
ただ、バリバリの陰謀論者が、こんなまともな話を武器に陰謀論を語ることが問題なのだが・・・
つまり、日本は、本当に叩き壊さないといけない段階に来ている。
今はまだまともに見えるが、あと少しで本当に地獄になる可能性が高い(これも陰謀論っぽいが)。
いや、国民の少なくとも10%は、今すでに本当に地獄なのだ。

その中で私は引き寄せの話をしていて、本当は「引き寄せ」ではなく、もっと別の言い方をしたいが、引き寄せで通り易いのでそう言っている。
そして、私の場合、子供の時から、引き寄せの証拠を直接に、これでもかというほど見てしまった。
それは、バラバラに分解した腕時計の部品を50メートルプールに巻き、波を起こしたら偶然に元の腕時計に組みあがったとか、猿にインクを紙につけさせたら、偶然に百科事典や名作文学が出来るといったものと似た感じの出来事で、疑いようがない。
だから、手っ取り早く安全なのは、引き寄せの力を得ることであると思ったのだが、引き寄せには、ある程度の人間性が必要で、このブログのコメントを見ていても、残念ながら、この人には無理と思えるものが、何割かはある。
しかし、人間は本来、神のようなもので、そこは変えれば良いだけのことだ。
ただ、引き寄せって、子供でもイエスレベルのことが出来るほど簡単な一方、非常に難しい面もある。
根本的には、法然が言ったように念仏を唱えれば良いのだが、法然にそう教わった人の・・・おそらくほとんどがうまくいっていない。
それで、いろいろ現代的に工夫しているのである。

待ち合わせ
AIアート695
「待ち合わせ」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)ディープステート 世界を操るのは誰か(馬渕睦夫)
(2)歴史に残る外交三賢人 ビスマルク、タレーラン、ドゴール(伊藤貫)
(3)いま世界を動かしている「黒いシナリオ」(及川幸久)
(4)洗脳原論(苫米地英人)
(5)BEATLESS 上 (角川文庫)
(6)選択本願念仏集 (法然。角川ソフィア文庫)
(7)歎異抄 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)

引き寄せは宗教や陰謀論か?

オウム真理教(現アレフ)という新興宗教団体は、戦後最大のテロ事件と言われることもある1995年の地下鉄サリン事件を起こし、教祖や何人かの幹部が死刑執行されている。
しかし、もうこの事件を知らない人も多くなっているが、現在もアレフは存続し、若者の入信者も多いという。
地下鉄サリン事件当時、テレビにも度々登場し、痛快な弁舌の冴えやイケメンであることから大変な人気者であったオウム真理教教団幹部の上祐史浩(じょうゆうふみひろ)氏は、地下鉄サリン事件との関りはなく別件で短期間服役しているが、現在は「ひかりの輪(本人言うところでは心理学や仏教等の学習団体)」を運営し、YouTuberとしても人気者で、いろいろ話題の多い社会学者の宮台真司氏とも長時間対談したりしている。
それで、私も上祐氏の動画をYouTubeで見たが、今は全く穏やかで、大変な知識人であり弁舌も素晴らしい。宗教の話はするが、それはあくまで心理学の題材としてという雰囲気で、宗教人という感じは全くなく、話も説得力があると感じ、何といっても頭が良い人であると感じさせられる。
今でも、オウム事件の加害者として多くの人を苦しめた人物と見られていて、本人もそれを自覚というか、洗脳されてやったこととはいえ、罪を背負っていることは認めているようである。

だが、そんな人物であるからこそ見えるものもあるのだろう。
上祐氏が若い頃は、高学歴の若者が新興宗教にハマることが多かったようだ。
ところが、SNSが発達した今は、陰謀論が新興宗教の代わりになっていると上祐氏は指摘する。
つまり、かつて若者が新興宗教に洗脳されたように、今は若者に限らないが陰謀論に洗脳される者が多いと言う。
上祐氏が例に挙げた陰謀論に洗脳された人々は、トランプ大統領と共に悪を倒すといった人々だ。
もちろん、トランプ支持者の全員が陰謀論に洗脳されているわけではないが、トランプ支持者の中には、そんな人達もいることは否定出来ないと、トランプ支持者の私も思う。
たとえば、「トランプは善の宇宙人の協力を得ており、悪の宇宙人が関与し世界を支配している闇の勢力を倒す」と言う女性が多くのファンを持ち、度々講演会(事実上の集会)を開いて、出す本もベストセラーになっているなどだ。
陰謀論も一種の宗教というわけだ(全ての陰謀論がそうでないところがややこしいが)。

そこで、上祐氏がこんなことを言われていたのが私の心に刺さった。
ただ、上祐氏は慎重に言葉を選び、はっきり言わない方が良いことはオブラートに包んでいたし、ひろゆき氏らとは違い「こんなやつは馬鹿」みたいな言い方はしない。
そういったこともあり、上祐氏の発言を正確に言うのは難しいので、あくまで私の受け取り方である。
宗教や陰謀論の問題は、証拠もないことを信じてしまうことがあることだ。
宗教では、死後に天国に行けると言うが、それが本当であるかどうかは死んでみないと分からない。
しかし、宗教信者の中には、それを固く信じている者がいる。
陰謀論には、証拠があるものもある。
しかし、やや極端だが、上でも述べた「トランプは善の宇宙人の支援を受けている」などは、証拠もなく、扇動者の話だけで信じてしまっている人が多い(別に嘘だとは言っていない)。
証拠がないものを信じて悪いわけではないが、それは疑念とセットであるべきではないかということだ。
つまり、信じるのは自由だが、証拠がないものや、心にひっかかりを感じるものは、疑念も必要ではないかということと思う。
しかし、宗教は、「証拠がなくても疑いなく信じること」に醍醐味があるから問題なのだろう。

ところで、引き寄せも陰謀論扱いされることがよくある。
引き寄せが本当にあるかは、証拠を示すのが難しいのだ。
引き寄せで成功したと言う者がいたとしても、それが本当に引き寄せの力であったのかは分からない。
ところが、著名な科学者が「引き寄せはある」と証言したら信頼性を感じるという人も多い。
とはいえ、科学者が引き寄せで商売をしている団体から金をもらってそう言っているのかも分からないし、さらに、科学者自体が引き寄せで商売をしているのかもしれない。
最近は、「量子力学で引き寄せを証明」なんて怪しいものも多い(笑)。

水の色
AIアート691
「水の色」
Kay


ところが、私の場合は、特殊なのかもしれないが、子供の時から、疑いようのない引き寄せの証拠を沢山見てしまっている。
それも偶然ではないかと言うなら、奇跡的な確率の同じようなことを何度も起こしたことは、これまでも時々書いた。
それでも、私も疑念は忘れないようにしているので、他者の引き寄せの話のおかしなところは分かるのである。
むしろ、引き寄せが出来る分、より明確に虚偽が分かると言えるかもしれない。
ところで、引き寄せの最大のベストセラー『ザ・シークレット』に登場する著名な量子物理学者フレッド・アラン・ウルフも、幼い時に体験した超常現象(テレポーテーション)について明かしており、彼の場合、それが量子物理学を志した理由だと言う。
まあ、その超常現象と引き寄せがどんな関係かは複雑だが、彼も私と同様、「信じられる明確な理由がある」のだろう。
そんな事情の上で言うが、引き寄せは複雑に見えることもあるが、やはり極めて単純なのである。
つまり、子供でも出来る簡単なことで、出来ない方がおかしいのである。
ただ、引き寄せを止める要因が多いだけの話で、それ(引き寄せを止める要因)を消すことが難しいのである。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)地下鉄サリン事件20年 被害者の僕が話を聞きます(さかはらあつし、上祐史浩)
(2)大きく考えるための小さな本(フレッド・アラン・ウルフ)
(3)聖なる量子力学9つの旅(フレッド・アラン ウルフ)
(4)ザ・シークレット
(5)銀河プロジェクトI 銀河連合からの使者&スタートラベラー※トランプ支持者の陰謀論と言われることもあるもの
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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