アルバイトを除き、私が一番初めに就いた仕事はセールスマンだったが、その時には、有名なセールスマンの本をよく読んだものだ。
自動車の販売でギネス記録を持つジョー・ジラード、日産自動車16年連続トップの奥城良治さん、SMI創業のポール・マイヤー、SMIで6年連続世界一の夏目志郎さん、年収5千万円に挑んでいた伊藤光雄さん・・・その他の人の本も沢山読んだ。
その中で、ポール・マイヤーや夏目志郎さんは、いかなる仕事もセールスだし、セールスほど重要な仕事はないことを強調していて、それなりの根拠も示していたと思うので、当時はそれに同調しようとしていた。
しかし、今は、そんな考え方に組するつもりはない。
もちろん、セールスは立派な仕事であるが、これが別に他の仕事に優る訳ではない。
ただし、劣る訳でもない。
どの仕事も同じなのだ。
いかなる仕事も、それをどれだけ価値あるものにするかは、それをする者次第であると思う。
SMIを世界的企業にし、大富豪になってからも、ポール・マイヤーは、ホテルの宿泊簿に、誇りを持って「ザ・セールスマン」と書いたという。
また、最も偉大な計算機科学者の1人で、教育者、経営者でもあるアラン・ケイは、「ザ・プログラマー」と書くのだという。
まあ、私は、いずれの真似をしたことも、真似をするつもりもない。
また、ポール・マイヤーや夏目志郎さんのように、セールスマンを崇高な仕事と捉え、プライドを持っている人達もいるだろうが、優れたセールスマンの中には、「セールスマンは乞食以下」と言い、誇りなど絶対に持ってはならないと言った人もいた。
マイヤーや夏目さんは高級な服を着るのを当然としていたが、ジョー・ジラードは、「私は高い服は着ない」と言う。
どちらが正しいとも言えないが、謙虚であるに越したことはないし、どちらかというと、個人的には、セールスマンは卑しい仕事であると思う。
そして、どんな仕事も同じく、卑しい部分はあるのだ。
邱永漢さんは、地元で商売をやるなという、一見奇妙だが、案外適切なアドバイスをされていた。
邱さんが言われた通り、商売には破廉恥ば部分もやっぱりあると思う。
そして、いかなる仕事も、時には破廉恥なものなのだ。
私は、ニートと書かれた名刺は、まだ見たことがないが(小説の中でならあるが)、「無職」という名刺は見たことがある。
その無職の人は、少し前まで大手企業に勤めていて、仕事もできそうな人だったが、定年までまだかなりあったのに、退職したようだった。きっと、何か考えるところがあったのだろう。
また、双極性障害(古い言い方では躁うつ病)とかで、ずっと補助金で生活している人も知っているが、彼の名刺は、ただ氏名だけが書かれていた。
私は、もし無職になって、名刺を作るとしたら、「システムアーキテクト」などとは書かないが、「システム開発者」とか、「システムエンジニア」、あるいは、「開発トレーナー」くらいは書くかもしれないし、ひょっとしたら、「システムコンサルタント」までは書くかもしれないと思う。
別に、誇りを持ってではなく、単に分かり易いからだし、それに、運が良ければ、仕事をもらえるかもしれないからね。
↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
自動車の販売でギネス記録を持つジョー・ジラード、日産自動車16年連続トップの奥城良治さん、SMI創業のポール・マイヤー、SMIで6年連続世界一の夏目志郎さん、年収5千万円に挑んでいた伊藤光雄さん・・・その他の人の本も沢山読んだ。
その中で、ポール・マイヤーや夏目志郎さんは、いかなる仕事もセールスだし、セールスほど重要な仕事はないことを強調していて、それなりの根拠も示していたと思うので、当時はそれに同調しようとしていた。
しかし、今は、そんな考え方に組するつもりはない。
もちろん、セールスは立派な仕事であるが、これが別に他の仕事に優る訳ではない。
ただし、劣る訳でもない。
どの仕事も同じなのだ。
いかなる仕事も、それをどれだけ価値あるものにするかは、それをする者次第であると思う。
SMIを世界的企業にし、大富豪になってからも、ポール・マイヤーは、ホテルの宿泊簿に、誇りを持って「ザ・セールスマン」と書いたという。
また、最も偉大な計算機科学者の1人で、教育者、経営者でもあるアラン・ケイは、「ザ・プログラマー」と書くのだという。
まあ、私は、いずれの真似をしたことも、真似をするつもりもない。
また、ポール・マイヤーや夏目志郎さんのように、セールスマンを崇高な仕事と捉え、プライドを持っている人達もいるだろうが、優れたセールスマンの中には、「セールスマンは乞食以下」と言い、誇りなど絶対に持ってはならないと言った人もいた。
マイヤーや夏目さんは高級な服を着るのを当然としていたが、ジョー・ジラードは、「私は高い服は着ない」と言う。
どちらが正しいとも言えないが、謙虚であるに越したことはないし、どちらかというと、個人的には、セールスマンは卑しい仕事であると思う。
そして、どんな仕事も同じく、卑しい部分はあるのだ。
邱永漢さんは、地元で商売をやるなという、一見奇妙だが、案外適切なアドバイスをされていた。
邱さんが言われた通り、商売には破廉恥ば部分もやっぱりあると思う。
そして、いかなる仕事も、時には破廉恥なものなのだ。
私は、ニートと書かれた名刺は、まだ見たことがないが(小説の中でならあるが)、「無職」という名刺は見たことがある。
その無職の人は、少し前まで大手企業に勤めていて、仕事もできそうな人だったが、定年までまだかなりあったのに、退職したようだった。きっと、何か考えるところがあったのだろう。
また、双極性障害(古い言い方では躁うつ病)とかで、ずっと補助金で生活している人も知っているが、彼の名刺は、ただ氏名だけが書かれていた。
私は、もし無職になって、名刺を作るとしたら、「システムアーキテクト」などとは書かないが、「システム開発者」とか、「システムエンジニア」、あるいは、「開発トレーナー」くらいは書くかもしれないし、ひょっとしたら、「システムコンサルタント」までは書くかもしれないと思う。
別に、誇りを持ってではなく、単に分かり易いからだし、それに、運が良ければ、仕事をもらえるかもしれないからね。
↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
