ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

速読

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無敵の加速能力を簡単に得る

人間の最高の能力が「加速能力」であることに最初に気付いたのは、SF史上最高であるだけでなく、カーツ・ヴォネガットやコリン・ウィルソンという現在の米英を代表する思想作家とも言える巨匠達が、作家としても最高と言うH.G.ウェルズだった。
ウェルズは、『新加速剤』という作品で、人間の精神・身体の活動速度を数百倍化する架空の薬品を登場させ、それを使った人間が、いかに強者であり、あらゆる戦いに勝利出来るかを示した。
『サイボーグ009』で有名になった「加速装置」は、この『新加速剤』の加速剤の効果と全く同じで、石ノ森章太郎氏は、『新加速剤』をヒントにしたのかもしれないが、天才、石ノ森章太郎のことだから、独自に考えたのかもしれない。

『シティ・ハンター』のヒーロー、冴羽獠(さえばりょう)や、『MADLAX』のヒロイン、マドラックスらが、飛んでくる銃弾を楽々交わして見せるが、彼らには銃弾がゆっくり飛んで来るように見えるのである。つまり、精神と身体が加速し、超高速化しているのである。
実際に弾丸を交わせた人間には、合気道家の植芝盛平がいた。
彼が実際に、どんなふうに弾丸を交わしていたのかは分からないが、彼の場合は、弾丸が飛んでくる軌跡が見えたという話があるが、たとえ、そんなものが見えたとしても、精神や身体が加速しないと、見えただけで交わすことは出来ないだろう。
植芝盛平は、当時の名ボクサーだった、ピストン堀口とスパーリングし、堀口のパンチを掴み取ったところから、やはり、「加速していた」のだと思われるのだ。

さて、加速能力を得る簡単な訓練は、2つある。
1つは、紙の本を高速でめくるのである。
ただし、1ページ1ページめくるのではない。
本1冊、一気にめくるのである。
つまり、親指で、本の背の反対側(小口とか前小口と呼ばれる部位)を押さえ、そのまま、一気に指を滑らせる感じである。
縦書きの本の場合は、左手の親指を小口に当て、その親指を左側に滑らせて、本1冊の全ページをぴゅっと一気にめくるのである。
ゆっくりめくるのではない。なるべく速く、びゅっとめくるのだ。
当然、中身を読むことは出来ない。
また、無理に読もうとしてはならない。
ただ、高速で流れるページを見るのである。
川村明宏氏の本で、このやり方を速読法として紹介していて、実際、これをやっていると速読が出来るようになるようだ。

もう1つの方法は、頭の中で数字を数えるのである。
頭の中で、「いち、にー、さん、・・・」と数字を数え、初めのうちは100までを、慣れてきたら、1000までを1セットとする。
なるべく高速に数えるのだが、それだけ聞くと、皆、頭の中でいい加減に数えてしまう。
そうではなく、正確に数えるのである。
「256(にひゃくごじゅうろく)」と正確に頭の中で唱える。
顔を真っ赤にしたり、しかめたりして、必死で速く数えるのではない。
ただ、速く数えることを意識するだけだ。
すると、正確に数えていながら、超高速で数えることが出来るようになる。
この時、精神は加速しており、身体もそれに引っ張られて加速する。

単に、速く動くものを見るだけでも良い。
昔の野球選手(長嶋茂雄氏もやったという話を見た覚えがある)がよくやったのは、走っている電車の中から、線路を支える枕木を見ることだ。
おそらく、電車の後ろの窓から見たのではないかと思うが、最初は、見えない枕木が、一月もすれば見えるようになるらしい。
すると、ピッチャーが投げる球がはっきり見えるようになるし、一流になれば、ボールの縫い目まで見えるようだ。
いや、単に、立てた人指し指を左右に素早く動かし、それを見るだけでも良い。
他にも、いろいろ考えられると思う。
とはいえ、さっき述べた2つの方法が優れていると思う。

私は、上に挙げたような訓練をやっていたので、こんな面白いことがあった。
カラスが飛んでくると、私の精神的な加速装置のスイッチが入り、飛んでいるカラスがスローモーションに見えた。
カラスの羽の動きや、筋肉の動きまで鮮明に見え、それは非常に美しくて感動的だった。
武道の達人と戦ったところで、加速出来るなら素人が余裕でさばける。
相手がスローモーションで動いているのも同然なのだから当然だ。
ただし、見世物にしようという気持ちや、我欲でやれば、加速出来ない。
理想的には無になることだが、考えないこと、頭の中でおしゃべりをしないことが必要である。
仙道家の高藤総一郎氏は、頭の中のおしゃべりを止めるだけで速読が出来るといったことを、本に書かれていたと思う。








人間に内蔵された加速装置

私は、器用に5本指タイピングをする良いプログラマーというのを見たことがない。
昔、坂村健一氏(IoT用OS世界トップシェアのTRON開発者)が公案したという、TRONキーボードを見たことがあるが、これは中央がやや高くなっている。
普通の水平なキーボードは腕や肩を痛める恐れがあるらしいが、私も、そうではないかと思う。
そして、その悪影響は脳に及ぶ可能性があると思う。
だが、せいぜい、人差し指と中指程度しか使わないなら、普通の水平キーボードでも問題ない。
それもあったが、私は5本指でキーボードを打つメリットがあると思ったことがない。

また、エディタや開発環境ソフトの機能を隅々まで知っている優秀なプログラマーも見たことがない。
むしろ、ショートカットキーを駆使するようなプログラマーが駄目なのを見て、余計なことは覚えないようにしたくらいだ。
まあ、大抵の開発環境ソフトはF5でプログラム実行するので、その程度は覚えたが、それすら、マウスクリックで行うことがよくある。
つまり、良いプログラマーというのは、アルゴリズムやプログラムの合理的な書き方にはこだわるが、その他は、どうしても必要なことだけ覚えるものだと思う。
丁度、美味しい料理を食べるのに、最低限必要なマナーは守っても、変な理由で作られた作法に付き合わないようなものだ。

大切なのはスピードだ。
野球でも、サッカーでも、際立った美点がない限り、脚が速いことが圧倒的に有利であり、走り込みをちゃんとやった選手が成功することが多い。
走るだけでなく、神経や身体のバランスが良く、速く動けることが、そうでない者に差を付けるのである。
プロレス史上最高のレスラー、ルー・テーズが「私の肉体は平凡だが、ただ1つ、反射神経が良かった」と言っていたらしいが、人間、根本的な反射神経というのは、皆、それほど変わらず、刺激を感じた時に、速く適切に動けることを、運動における「反射神経が良い」と言うのである。テーズはきっと、考えるより早く、的確に動ける訓練を多くしたのだと思う。
「考えるな、感じろ」であるが、感じても動けなければ滑稽である。

優秀な学生は、間違いなく、速く読む訓練をしている。
速く読み、正確に理解出来ることが本当の秀才であり、それが、連想力や想像力にも結び付くのである。

ひきこもりで、しかも、能力のない私が社会でうまくやってこれたのも、キーボードの高速タイピングを徹底的にやったからだ。
しかし、タイピング練習ソフトなんてものを使ったことは1回もないし、興味を持ったこともない。
沢山の文章を早く入力しなくてはならなかっただけだ。
面倒なので、その理由はいちいち言わないが、スマホなどのタッチパネル入力に熟達しても何にもならない。下らない短文を、そこそこ速く打てて何になろう。
社会でうまくやっていきたいなら、キーボードの付いたパソコンを使い、高速でタイプ出来るようになることだ。
やることがなければ、良いプログラミングを写しても良い(これを、プログラミングの世界で写経と言うことがよくある)。
たとえ真似でも、高速で打ち込めるようになったら、プログラミングをマスターしたも同然である。

脳波が下がるほど、主観時間は客観時間をどんどん超える。
丁度、『サイボーグ009』で、加速装置を使っている009や、H.G.ウェルズの『新加速剤』で、加速剤を飲んだ人間には、周囲の動きがスローモーションに見えるようなもので、「能力が高い」とは、そういった状態になることを言うのである。
私は、何かの速読術の本に書いてあったが、本1冊を瞬間で一気にめくりながら、本の中の文字を見るという訓練をよくやった。
それで、精神の速度が向上し、普通の人の数倍~数十倍の速さでプログラミングが出来るようになったので、自分ではほとんど仕事をしていないつもりでも、実は結構、成果を上げているのだと思う。









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覚えられない速読と読まずに覚える加速

速読というものは、何十年も前から根強い人気がある。
しかし、大切なことは、速く読むことではなく、本に書かれている知識が身に付くことである。
多くの人が、速く読めば沢山覚えられると誤解しているから、速読に人気があるのである。
知識が増えるなら、速く読めるかどうかは、どうでもいいことのはずだ。
だが、実は、もっと大切なことがあるのだが、それを知る者はほとんどいない。

本から知識を得るのに、速読は必要ないし、そんな訓練をするのは時間と労力の無駄である。
政木和三さんが、次のような話を、よく本に書いておられた。
ある弁護士が、六法全書をまるごと覚えてしまった話だが、当然、弁護士なのだから、六法全書は普段からよく見ている。
だが、政木さんが発明したアルファシータ(パラメモリやバイオソニックも同じ)を付けて、パラパラと2日ほどただ見ていた。そうしたら、何条の何項に何が書かれているかまで、全部頭に入ってしまった。
また、ある大学生は、やはりアルファシータを付けて、一晩、3冊の教科書を、これもただ、パラパラ見ていたら、全部覚えてしまい、翌日の試験は満点だった。
これらは、たまたまアルファシータという装置を使ったが、別にそれは必要ない。
ポイントは、本を見る時、「ただ、パラパラと眺めていた」ということだ。決して、覚えてやろうとか、読んでやろうとすら思わないことだ。
仙道の高藤聡一郎さんが、著書の中で、「頭の中のおしゃべりをやめたら、本が高速で読めた」と書かれていたが、これも、読めたというより、覚えられたということであり、頭の中のおしゃべりをやめたとは、何も考えていなかったということだろう。
この「何も考えていなかった」ということについて少し説明しよう。
コリン・ウィルソンは『右脳の冒険』の中で、右脳を働かせるには、左脳の速度を落とすことが必要だと述べていたが、これは即ち、考えることをやめるということである。
ただ、ウィルソンは、その理由を「右脳はスピードがないので、左脳がスピードを落としてやらないとついていけないからだ」という、大馬鹿を書いていたのが残念である。
右脳の速さは左脳の100億倍をはるかに超えるが、左脳が邪魔をするので、力を発揮できないだけなのだ。
尚、右脳、左脳という言い方も、本当は正確なものではない。どこまでが右脳で、どこまでが左脳であるかは厳密に決められるものではない。しかし、概念上は便利なのでそのように言っても良いかもしれない。左脳は理屈を扱い、右脳は直感を扱うと一応言っておくなら、理屈が邪魔しなければ、素晴らしい直感が得られる。
ただし、理屈の方もある程度鍛えられていないと、次のようなことになる。
朝、目覚めた時、夢を見ていたのだが、さっぱり覚えていないということがよくあるだろう。
これと同じで、本を見て、その内容は頭の中に入っているのに、さっぱり思い出せないということになるのである。
実は、「覚えてやろう」という欲望のために頭が働いて、本の内容が覚えられないというのも、実は、頭には入っているのだが、思い出せないということなのだと思う。
覚えていても、思考と融合してしまっているものは思い出せないし、また、論理的な受け皿がなければ、やはり想起でなきない。
上の例で言えば、六法全書を2日で覚えた弁護士は、長年に渡って六法全書を勉強したり活用したのだし、教科書3冊を1日で覚えた大学生も、不勉強とはいえ、普段からそこそこは勉強していたから、そんなことが出来たのである。
ただしだ。
一番最初に、速く読むとか、知識を得る以上に大切なことがあると書いたはずである。
本当のことを言えば、勉強をする必要もないのだ。
しかし、いくら、「覚えようとしてはならない」と言っても、表面的には、「分かった。覚えようとなどしないぞ」と思っても、心の中では、「楽に満点を取って、いい思いをしてやる」と思うのを止められない場合が多いのであるから、かなり難しいことだが、一応、下に書いてみる。
それは、勉強しなくても、本当は全部分かっているということだ。
関英男博士も、それを知っていたらしく、誰よりも勉強した関博士が、「将来は、勉強はしなくてよくなるでしょう」と本に書いておられた。
こういうことだ。
『ヒマラヤ聖者の生活探求』第5巻に、著者のベアード.T.スポールディングが、4歳の時、住んでいたインドの大学予備校で、習ったこともない文字を見せられ、「分からない」と言うと、教師は、「そんな考え方ではいけない。チャンと分かっているのだと思え」と言われ、それに従ったおかげで、彼は14歳で大学を卒業した。
彼は、子供だったので、素直に従うことが簡単に出来たのだろう。

私も、加速訓練として、呼吸を希薄にした状態で(即ち、理屈の脳の働きを抑えこんで)、本を、絵でも眺めるように、パラパラ見ている。
よく誤解されるが、見ている側から、頭の中にイメージや理解が溢れてくるというのではない。眠っている間に、意識の中でイメージが整理され、目が覚めている時でも、思考を停止すれば、必要な知識が、向こうからやってくるのである。
上で、六法全書を2日で暗記した弁護士や、教科書3冊を1日で暗記した大学生も、眠った間に意識の中にイメージが定着したのである。
あなたも、「覚えてやろう」とか、「いい思いをしてやろう」などと思わず、ただ本をパラパラ見れば、意識の神秘の力を思い知ることになるのである。
ところで、今、Amazonを見たら、上にご紹介した、秘法満載の書、『ヒマラヤ聖者の生活探求』第5巻が、珍しく在庫されていた。この5巻は単独で読んでも構わないように書かれていると思う。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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