想像で鮮明に視覚化したことは現実化するとよく言われる。
だが、それでうまくいく人もいるかもしれないが、うまくいかない人の方が多いだろう。
本当にトランス(変性意識)状態・・・思考が消え、心が澄み渡った状態で、脳波がスローアルファー波からシータ波まで下がった状態でイメージすれば実現すると思うかもしれないが、イメージを想念している時点で思考が働いている。
つまり、視覚化が直接、願った現実を作るわけではない。
ところが、
「視覚化したこととは違う形で叶った」
「視覚化したこととは全く別のことが叶った」
と言う者は意外に多い。
これは、明るい空想をよくする人の願いは叶い易いというのと同じ原理である。
つまり、楽しい想像上の視覚化をすると、イド(無意識)の中にエネルギーが発生し、このエネルギーが多くのことで良い作用を行うのである。
良い作用としては、心が安定したり、身体の状態が良くなったりということが注目されることが多い。
そして、引き寄せが行われることも多くなるので、視覚化自体が引き寄せを行うと誤解されるのだろう。
病気の人が、病気が治った様子を想像したら病気が治ったという話がよくあるが、これも、想像したことが叶ったと言うより、想像によって発生したエネルギーが肯定的な作用を起こしたのだと考えた方が良いと思う。
他にも、イド(無意識)のエネルギーを発生させる方法としては、「命を懸ける」ということが知られている。
命懸けでやれば、不思議な力が働いて大きなことを達成出来るということを体験した人もいるだろう。
だが、本当に命懸けになるのは危険が伴う。いや、危険なことをやるから大きなことが出来るのだと言う者も多いが、やはり、うまくいかなければ死ぬかもしれないのである。
そこで、「疑似的な命懸け」により、イドのエネルギーを活性化させるために人類が発明したのが「祭り」で、本来、祭りとは、「疑似的な命懸け」に相応しい危険な要素があるものであり、実際、荒っぽい祭りで命を落とすこともある。
この「祭りによる無意識エネルギーの補給」に注目したのが、民俗学者でもあった世界的芸術家の岡本太郎だ。彼の、エキセントリック(風変り)とも思える、強烈な思想は、イド(無意識)のエネルギーの活性化を目指していたものと考えられる。
つまり、楽しいことを具体的に空想する、視覚化することには、多くのメリットがある。
もっとも、楽しい空想と言っても、エネルギーを起こさないものもあるだろう。
たとえば、現実離れしたものや、逃避的なもの、マイナスの感情を伴うもの、利己的だったり卑しいものだ。
健康的で明るい空想でなくてはならない。
では、より大きなエネルギーを得る方法をNLP(神経言語プログラミング)を参考に言えば、空想は、「カラーで」「大きく」「明るく」「近く」行うのである。動きがあると良いと言う者もいるので、しっくりくるようであれば、動きのある空想にすると良い。
尚、人気漫画家の作品は、強い視覚化のアイデアに溢れてるので、非常に参考になると思う。逆に言えば、読者に明るく楽しい想像を誘発させることが、良い漫画家、あるいは、絵描きの能力であり、成功する条件である。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)新装版 神経言語プログラミング(リチャード・バンドラー)
(2)美の呪力(岡本太郎)
(3)岡本太郎 歓喜
(4)古事記(石ノ森章太郎)
(5)マンガギリシア神話 (1)(里中満智子)
(6)目で見るグリム童話

AIアート1322
「花の命」
Kay
だが、それでうまくいく人もいるかもしれないが、うまくいかない人の方が多いだろう。
本当にトランス(変性意識)状態・・・思考が消え、心が澄み渡った状態で、脳波がスローアルファー波からシータ波まで下がった状態でイメージすれば実現すると思うかもしれないが、イメージを想念している時点で思考が働いている。
つまり、視覚化が直接、願った現実を作るわけではない。
ところが、
「視覚化したこととは違う形で叶った」
「視覚化したこととは全く別のことが叶った」
と言う者は意外に多い。
これは、明るい空想をよくする人の願いは叶い易いというのと同じ原理である。
つまり、楽しい想像上の視覚化をすると、イド(無意識)の中にエネルギーが発生し、このエネルギーが多くのことで良い作用を行うのである。
良い作用としては、心が安定したり、身体の状態が良くなったりということが注目されることが多い。
そして、引き寄せが行われることも多くなるので、視覚化自体が引き寄せを行うと誤解されるのだろう。
病気の人が、病気が治った様子を想像したら病気が治ったという話がよくあるが、これも、想像したことが叶ったと言うより、想像によって発生したエネルギーが肯定的な作用を起こしたのだと考えた方が良いと思う。
他にも、イド(無意識)のエネルギーを発生させる方法としては、「命を懸ける」ということが知られている。
命懸けでやれば、不思議な力が働いて大きなことを達成出来るということを体験した人もいるだろう。
だが、本当に命懸けになるのは危険が伴う。いや、危険なことをやるから大きなことが出来るのだと言う者も多いが、やはり、うまくいかなければ死ぬかもしれないのである。
そこで、「疑似的な命懸け」により、イドのエネルギーを活性化させるために人類が発明したのが「祭り」で、本来、祭りとは、「疑似的な命懸け」に相応しい危険な要素があるものであり、実際、荒っぽい祭りで命を落とすこともある。
この「祭りによる無意識エネルギーの補給」に注目したのが、民俗学者でもあった世界的芸術家の岡本太郎だ。彼の、エキセントリック(風変り)とも思える、強烈な思想は、イド(無意識)のエネルギーの活性化を目指していたものと考えられる。
つまり、楽しいことを具体的に空想する、視覚化することには、多くのメリットがある。
もっとも、楽しい空想と言っても、エネルギーを起こさないものもあるだろう。
たとえば、現実離れしたものや、逃避的なもの、マイナスの感情を伴うもの、利己的だったり卑しいものだ。
健康的で明るい空想でなくてはならない。
では、より大きなエネルギーを得る方法をNLP(神経言語プログラミング)を参考に言えば、空想は、「カラーで」「大きく」「明るく」「近く」行うのである。動きがあると良いと言う者もいるので、しっくりくるようであれば、動きのある空想にすると良い。
尚、人気漫画家の作品は、強い視覚化のアイデアに溢れてるので、非常に参考になると思う。逆に言えば、読者に明るく楽しい想像を誘発させることが、良い漫画家、あるいは、絵描きの能力であり、成功する条件である。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)新装版 神経言語プログラミング(リチャード・バンドラー)
(2)美の呪力(岡本太郎)
(3)岡本太郎 歓喜
(4)古事記(石ノ森章太郎)
(5)マンガギリシア神話 (1)(里中満智子)
(6)目で見るグリム童話

AIアート1322
「花の命」
Kay
