昔、ヨガブームを起こした藤本憲幸さんが20代の時に初めて書いた本『秘法ヨガ入門』は、「天人女史」松木草垣の万能のヘソ呼吸の話もあり、非常に面白いと思うが、この本の最後の話が忘れられない。
それは、ひきこもりの二十歳くらいの青年の変身振りに藤本さんが驚くところから始まる。
気弱でオドオドしていた青年が、威風堂々と現れ、藤本さんと堂々対等に・・・どころか、「超人」藤本さんに「僕の方が君よりずっと上」と言う。
いやいや、それどころか、その青年は、自分は釈迦やキリスト以上で、空も飛べるし、食べなくてもいいし、不老不死であると言う。
結局、藤本さんが、その青年と話をした感想としては、その青年は、欠けているところはあるように思うが、何かを掴んでいるのは確かだろうということで、そうでなければ、本の最後のエピソードにしないだろう。
だが、『老子』にだって、完全なものはどこか欠けているように見えるものだと書かれているが、私もそう思う。
まあ、「欠けている」と思うのは自我なのであるから、本当に欠けているのかどうかは分からないが。
藤本さんが、その青年に「10kg痩せるにはどのようにやるか?」と尋ねたら、その青年は、「食事制限も運動もする必要はない。自分は既に10kg痩せてすっきりした身体だと思うと良い」と言うが、全くその通りと私も思う。
つまり、その青年は、「努力して何かを成し遂げるというのは偽物で不自然」と言っているのだが、やっぱりそれは正しいのであると思う。
だが、このあたり、理屈で説明したら、どんどん真理から離れる。
というのは、では、その青年が、本当に空を飛べ、不食で、不老不死かというと、その言葉通りの意味で本当なのだが、これは説明しようがないからだ。
それで、こんなたとえ話をしようと思うのだ。
今夜、私は夢を見た。
その夢の中で、2人の若いが大物が現れたが、私は彼らとは、初対面であると同時に旧知の間柄だった。
つまり、夢から覚めて考えると、その2人を私は全く知らないのが、夢の中では、ずっと昔から知っており、しかも親しかった。
私は、そのどちらかからお弁当をもらったが、確かに空腹だった。いや、お弁当をもらったから空腹になったのかもしれない。
問題は、お弁当を食べる場所で、我々が居る建物は飲食不可だった(なぜかそれが分かった)。でも、隠れた部屋で食べればいいやと思ったが、そんな部屋がありそうにない。
しかも、そこに、お堅い老先生みたいな人が現れ「この建物でお弁当を食べてはいけませんよ」と言う。
そこで、私は外に出て、ある場所に向かった。
私が知っているはずはないのだが、そこは沢山のテーブルがある場所だった。
しかし、どのテーブルにも人がいる。まるでマジカルミライのインテックス大阪会場だ(笑)。
テーブルがある場所は広いが、50mほど進んでも、空いているテーブルは1つもない。広いテーブルを1人で占領している馬鹿もいたが、そんな馬鹿に同席を頼む気にはならない。
諦めて別の場所に行ったが、どこに行っても適当な場所がない。
夢の中では、よくあるパターンだ。

AIアート653
「夢の中」
Kay
さて、この夢で、私の問題は何かというと、「私のための場所はない」という内なる想いだ。それは、自覚は出来ないが、深く心に刻まれた観念である。
それは、現実世界でも同じなのである。
私には、自分のための場所がないという想いがあり、それが人生を台無しにしてきた。
同じく、「私は空を飛べない」「私は食べないと死ぬ」「私は老いて死ぬ」という観念が、我々の心の奥にある。
これらは、あくまで参考例に過ぎず、人は、様々な観念を持っているのだ。
「金持ちにはなれない」という観念を持っているから金持ちになれず、「俺はモテない」という観念を持っているから女性にモテない。
「俺はとてもではないが社長にはなれない」という観念を持っている人は多く、実際、多くの人は社長になれない。
だが、解決策は本当は簡単なのだ。
たとえば、「俺はモテない」という観念を持っている人がモテるようになろうとしたら、その人は「髪型を決め、シェイプアップし、いい服を着て、いい車に乗って、お金も作り」などと思う。
その上、「モテる、モテる」とアファーメーションをしたりする(笑)。
ところが、髪はボサボサでお腹も出て、ダサい服を着て、車など持っておらず、金もなく、アファーメーションをしなくても、モテるやつはモテる。
つまり、邪魔なのは、「俺はモテない」という観念なのである。
その観念を消すには、その観念に栄養を与えなければ良い。
そのためには、モテるための努力や行動を一切してはならない。
「こうしないとモテない」と思って努力したら、「素のままの俺はモテない」という観念に栄養を与え強化する。
素のままでモテて当然なのであり、小学生が小学生になるために何もしないように、モテるために何かをしてはならない。
小学生が小学生になるために何かをしたら、自分が小学生だと思わなくなるだろう。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)秘法ヨガ入門(藤本憲幸)
(2)或るヨギの自叙伝(パラマハンサ・ヨガナンダ)※電子版有
(3)荘子〈1〉 (中公クラシックス)
(4)ラマナ・マハルシの教え
(5)星の王子さま (新潮文庫)
(6)銀河鉄道の夜(新潮文庫)
(7)かもめのジョナサン【完成版】(新潮文庫)
それは、ひきこもりの二十歳くらいの青年の変身振りに藤本さんが驚くところから始まる。
気弱でオドオドしていた青年が、威風堂々と現れ、藤本さんと堂々対等に・・・どころか、「超人」藤本さんに「僕の方が君よりずっと上」と言う。
いやいや、それどころか、その青年は、自分は釈迦やキリスト以上で、空も飛べるし、食べなくてもいいし、不老不死であると言う。
結局、藤本さんが、その青年と話をした感想としては、その青年は、欠けているところはあるように思うが、何かを掴んでいるのは確かだろうということで、そうでなければ、本の最後のエピソードにしないだろう。
だが、『老子』にだって、完全なものはどこか欠けているように見えるものだと書かれているが、私もそう思う。
まあ、「欠けている」と思うのは自我なのであるから、本当に欠けているのかどうかは分からないが。
藤本さんが、その青年に「10kg痩せるにはどのようにやるか?」と尋ねたら、その青年は、「食事制限も運動もする必要はない。自分は既に10kg痩せてすっきりした身体だと思うと良い」と言うが、全くその通りと私も思う。
つまり、その青年は、「努力して何かを成し遂げるというのは偽物で不自然」と言っているのだが、やっぱりそれは正しいのであると思う。
だが、このあたり、理屈で説明したら、どんどん真理から離れる。
というのは、では、その青年が、本当に空を飛べ、不食で、不老不死かというと、その言葉通りの意味で本当なのだが、これは説明しようがないからだ。
それで、こんなたとえ話をしようと思うのだ。
今夜、私は夢を見た。
その夢の中で、2人の若いが大物が現れたが、私は彼らとは、初対面であると同時に旧知の間柄だった。
つまり、夢から覚めて考えると、その2人を私は全く知らないのが、夢の中では、ずっと昔から知っており、しかも親しかった。
私は、そのどちらかからお弁当をもらったが、確かに空腹だった。いや、お弁当をもらったから空腹になったのかもしれない。
問題は、お弁当を食べる場所で、我々が居る建物は飲食不可だった(なぜかそれが分かった)。でも、隠れた部屋で食べればいいやと思ったが、そんな部屋がありそうにない。
しかも、そこに、お堅い老先生みたいな人が現れ「この建物でお弁当を食べてはいけませんよ」と言う。
そこで、私は外に出て、ある場所に向かった。
私が知っているはずはないのだが、そこは沢山のテーブルがある場所だった。
しかし、どのテーブルにも人がいる。まるでマジカルミライのインテックス大阪会場だ(笑)。
テーブルがある場所は広いが、50mほど進んでも、空いているテーブルは1つもない。広いテーブルを1人で占領している馬鹿もいたが、そんな馬鹿に同席を頼む気にはならない。
諦めて別の場所に行ったが、どこに行っても適当な場所がない。
夢の中では、よくあるパターンだ。

AIアート653
「夢の中」
Kay
さて、この夢で、私の問題は何かというと、「私のための場所はない」という内なる想いだ。それは、自覚は出来ないが、深く心に刻まれた観念である。
それは、現実世界でも同じなのである。
私には、自分のための場所がないという想いがあり、それが人生を台無しにしてきた。
同じく、「私は空を飛べない」「私は食べないと死ぬ」「私は老いて死ぬ」という観念が、我々の心の奥にある。
これらは、あくまで参考例に過ぎず、人は、様々な観念を持っているのだ。
「金持ちにはなれない」という観念を持っているから金持ちになれず、「俺はモテない」という観念を持っているから女性にモテない。
「俺はとてもではないが社長にはなれない」という観念を持っている人は多く、実際、多くの人は社長になれない。
だが、解決策は本当は簡単なのだ。
たとえば、「俺はモテない」という観念を持っている人がモテるようになろうとしたら、その人は「髪型を決め、シェイプアップし、いい服を着て、いい車に乗って、お金も作り」などと思う。
その上、「モテる、モテる」とアファーメーションをしたりする(笑)。
ところが、髪はボサボサでお腹も出て、ダサい服を着て、車など持っておらず、金もなく、アファーメーションをしなくても、モテるやつはモテる。
つまり、邪魔なのは、「俺はモテない」という観念なのである。
その観念を消すには、その観念に栄養を与えなければ良い。
そのためには、モテるための努力や行動を一切してはならない。
「こうしないとモテない」と思って努力したら、「素のままの俺はモテない」という観念に栄養を与え強化する。
素のままでモテて当然なのであり、小学生が小学生になるために何もしないように、モテるために何かをしてはならない。
小学生が小学生になるために何かをしたら、自分が小学生だと思わなくなるだろう。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)秘法ヨガ入門(藤本憲幸)
(2)或るヨギの自叙伝(パラマハンサ・ヨガナンダ)※電子版有
(3)荘子〈1〉 (中公クラシックス)
(4)ラマナ・マハルシの教え
(5)星の王子さま (新潮文庫)
(6)銀河鉄道の夜(新潮文庫)
(7)かもめのジョナサン【完成版】(新潮文庫)


