ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

茂木健一郎

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

人を辱める悲しさ

小室圭さんが誰か説明する必要はないだろう。
私は「小室さん」と言ったら、小室哲哉さんのイメージが強いので、以下、あえて、小室圭さんとフルネームで書く。
実は、名が「けい」で、フルネームで漢字3文字になるところは私も同じだ。まあ、どうでもよいことだが(笑)。
マスコミや出版界でも有名な人気YouTuber達が、小室圭さんについて語っているものの多くは、これを「ディスる」と言うのだろうと思う。
「ディスる」とは、リスペクト(尊敬)の反対であるディスリスペクトを略した俗語で、「無礼」「軽蔑」「無礼なことを言う」「蔑む」といった意味である。
「ディスる」は、インターネットでは2000年代後半に定着したらしいが、「知っている人は知っている」という類のスラングだ。
実際は、文化庁の調査(2013年)では、「使ったことがある」は5.5%で、「聞いたことがない」が73.7%だったらしい(Wikipediaより)。

まさに、多くの人気YouTuber・・・と言うより人気言論者と言うべきかもしれないが、彼らが小室圭さんをディスりまくっている印象だ。
テレビなどのマスコミで言うことは決して鵜呑みにしてはならず、個人的には、特にテレビは絶対に見てはならない(私は気持ち悪くて見ることが出来ない)と思うが、小室圭さんについて語るYouTube動画を見ていると、SNSについても、そう考えるべきと言うしかない。
人気YouTuber、人気言論者達が、小室圭さんについて言うことを、私は意識的に信用しないようにする。
彼らの話は面白いので、印象操作・・・これを洗脳というのかもしれないが、聞いていたら、小室圭さんに関する一定のイメージが出来てしまうことは、私の場合は、「影響を受けるまい。そんなイメージは持つまい」と意識的に思わない限り、(一定のイメージを持たされてしまうことは)避けられない。
恐ろしいものである。
既に、沢山のYouTubeの視聴者達が、洗脳・・・と言っては語弊があるかもしれないが、かなりの影響を受けてしまっているはずだ。

ただ、とにかく、私は残念なのである。
それら人気YouTuber、人気言論者の多くは、知識や経験があり、頭も良い人のように思われる。
そんな優秀な人が、1人の人間を、そこまでディスる・・・侮辱する、軽蔑する、蔑むことが出来るということに、深い悲しさ、虚しさを感じるのである。
そうすることで、彼らはより高い人気を獲得し、言論業とでもいう商売が繁盛するのだろうなと思えるからだ。
ただ、彼らはプロなのだから、自己満足という部分はあまり大きくないとは思いたい。
確かに、利益のためだけでなく、本当に、皇室や日本のことを思っての部分もあるのかもしれないが、だからといって、1人の人間を辱めて良いということにはならない。
ドナルド・トランプについて、マスコミが多くの人々にネガティブなイメージを植え付けたことを思い出し、心の底から悲しくなるのである。
私としてはただ、小室圭さんに対し、過ぎたネガティブ発言をする人達のことは、他のことに関しても、あまり信用しなくなるだろう。
マスコミに関しては、疑いはしないが、全く信用しないし、それ以前になるべく見ないようにしている。
それらの人気言論者達についても、私は、それ(マスコミに対する扱い)に近くなるのかなあと思う。

ただ、脳科学者の茂木健一郎さんは、小室圭さんが提出したという長文の文書を見て、小室圭さんへの個人攻撃は全く行わず、単に「特殊な個性の持ち主と私は思い、興味深く、勉強になった」といった発言をしておられ、俗な感性で言えば「面白くない動画」だったかもしれない。
私には、茂木さんの発言が優れたものかどうかは、すぐには判断出来なかったが、少なくとも、茂木さんはまともな人だなあと思ったのである。
もちろん、この「まともな人」というのは、私の主観であり、他の言論者達が、客観的にまともでないと言うのではない。ただ、やはり、個人的にはまともと思えないのだ。

そして、これは信じない向きもある(信じない人が大半かもしれない)が、「因果応報」ということがある。
因果応報とは、Oxford Languagesを引用すれば、「過去および前世の行為の善悪に応じて現在の幸・不幸の果報があり、現在の行為に応じて未来の果報が生ずること。」で、簡単に言えば「やったことの報いは受ける」ということだが、他人を辱めれば、いずれは、自分が辱められることになるだろうし、あるいは、別の災禍を受けることになるかもしれない。
いずれにせよ、「タダでは済まない」はずだ。
全くそうは思わないことを、天、あるいは、神を畏れないと言うのだと思う。
彼らの行いを見て、私は少しは慎もうと思う。








皆には意味のある勉強をして欲しいものだ

TOEIC満点なんて人は、割と見るような気がする。
ある企業では社員にTOEICを推奨していて、満点を取った人に全社員の前でスピーチさせたりするのだが、やめとけば良いと本当に思う。
お前に言われたくないというなら、それは認めるが、私の知る範囲では、例外なく、そんな人達は、雰囲気から薄っぺらで、いい年して、学校の教科書に書いてあるようなことしか話せない。
それがまた、晴れがましい顔で話すものだから、一層残念というか、見ていて恥ずかしくなるのだ。
脳科学者の茂木健一郎さんが、TOEICを痛烈に批判し、「あんなもので満点取ったって、教養ある英語なんか話せない」、「上場企業の社長さん、あんなものを、採用や昇進に使っちゃ、絶対駄目ですよ」、「TOEIC関係の方、文句があるなら、いつでも受け付けるから、かかってらっしゃい」と言っておられるが、おそらく本当だろうと思った。
茂木さんが、英語力を身に付けるために常に薦めているのが、英語の原書を読むことだ。
十冊でも百冊でも、優れた原書を、とにかく多く読めという。
そして、日本の高校生や大学生は(もちろん、社会人もだろうが)、それをほとんど誰もやっていないという。
じゃあ、国内に限っていうなら、本当の英語力で差をつけたければ、英語の原書を読めば良いだけである。
今は、電子書籍で、素晴らしい英語の原書が安価で簡単にいくらでも手に入るのだから、実に恵まれている。
だがまあ、猪子寿之さんのように、英語なんかやらないと決めるのもまた、立派なポリシーだろう。
しかし、必ず何かでスペシャリティーを持たなければならない。

とにかく、本当に不思議なほど、的外れをする人が多いのは、やはり学校教育のせいだろう。
半人前の情報部員に、「勉強しろ。特にプログラミングを磨け」と言っておいたのだが、彼が、「情報シスアドの資格取りました」だの、「TOEIC受けます(受けました)」だの、本当に間抜けなことばかり言ってきて、がっかりする。
「JavaやPHPはどのくらい出来るんだ?」と聞けば、「そこそこ・・・」と自信なげに言う。
まずはプログラミングを徹底してやらなくてはならない。
そしたら、セキュリティなんて自動的に、より深いレベルで分かるようになるはずだ。
TOEICに関しては、彼は会社のTOEIC推進派の幹部に言い包められたようだ。
全く、若いうちは反骨精神がないと、ロクでもない道に引っ張り込まれるものだと再認識した。
いずれにしろ、この情報部員の将来はもう駄目と決まってしまったのだ。
事務系社員にも、「ITでは、僕は何を勉強したらいいですか?」と聞かれて、ExcelかAccessをVBAでプログラミングできるようにと言い、その意義を説いたら、「分かりました」と言ってもらえたのだが、しばらくしたら、「やっぱり僕、情報シスアド受けます」と言ってくる。つまるところ、プログラミングのような、頭を使うことをやりたくないのだろう。
だが、プログラミングを熱心にやり、アルゴリズムを考えるようになれば、頭が格段に良くなるのである。
だから、特に若い方は、英語をやりたいなら、英語の原書を1冊でも多く読み、そして、もうすでに、読み書きに匹敵するほど大切なプログラミングを熱心にやって欲しいと思う。
ついでに言うなら、身体を鍛えるなら、ジムに通ったり、ジョギングするよりも、腕立て伏せとスクワットを勧めるが、まあ、これに関しては、参考に言うだけである。









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人気者達の話はあくまで彼らの趣味である

今は、Youtubeやニコニコ動画等で、頭が良い評論家の面白い話を無料でいくらでも聴けて、得なところがある。
私は、そんなに沢山は見ている訳ではなく、偏った見方しかしていないが、茂木健一郎氏や岡田斗司夫氏らのような、知識経験豊富で話も面白い人が人気があるし(この2人は、職業が何であるとか言うまでもないだろう)、批評家の東浩紀氏や評論家の宇野常寛氏が新しい世代の論客で、堀江貴文氏やひろゆき氏も相変わらず人気があるようだ。
これらは、テレビ放送されたものを、合法違法あるだろうが、ネットに流れたようなものもあるが、ちょっと目には(純粋なネット動画との)区別が付かない。
それで、テレビもネットも一緒くたにしてしまうが、そのあたりは了承願いたい。

ただ、本当に優秀な人達は、あまりネットの動画に出ないのだろうという気はするし、少なくとも、上に挙げた人気者達と同等以上の人達が、あまり知られていないのだろう。
そもそも、ニコニコ動画のようなものは、そういった、無名だが優秀な人達が世に出やすくするための役割もあるはずだが(ニコニコ学会βはそのポリシーでやっていると思う)、どうしても、「一般受けする話ができるやつ」でなければいけないというところは必ずあるのだろう。
ところで、対談やインタビュー番組のゲストとして、チームラボの猪子寿之氏も人気があるのだが、猪子氏というのは、本来は、動画対談にしろテレビの対談番組にしろ、本当は出ている暇なんかないはずだ。
しかし、人気があるので、引っ張り出されてしまうのかもしれない。
一度、堀江貴文氏と猪子寿之氏の対談を見たことがあるが、これは全く噛み合っていなかった。そもそも、この2人で噛み合う部分は全くないのだろうと思う。
それでも、堀江氏にしてみれば、人気ゲストを迎えて対談を面白くしなければならない責任があるので、俗っぽい話で盛り上げようとし、猪子氏も大人で頭も良いので、必死でそれに合わせてあげていた感じだが、本当の意味で面白くなるはずがない。

ところで、話が面白い、頭の良い人の話には、つくづく気をつけないといけないと思ったものがある。
スティーブ・ジョブズの追悼番組か何かだったと思うが、脳機能学者の茂木健一郎氏が、「Windowsは使っている時間に比例して嫌になる」と言い、一方でアップル製品を大絶賛し続けた。
そして、さらに、マイクロソフト製品の主にユーザーインターフェースを貶していると、マイクロソフトの副社長であった西和彦氏が、喧嘩腰で茂木氏を非難したのだが、すると、茂木氏は、「僕の個人的な意見なんだからいいじゃない」と言い訳をする。
しかし、茂木氏は、決して、「僕の個人的な考え」として話をする人ではない。
茂木氏は、自分の述べることは真理であるといつも主張しているのであり、そう信じさせるトークの技術を十分以上に持っている。そして、学者としての実績だってあるし、世間の人々を信用させるような肩書きもある。
私はあれを見て、全ての人に、「茂木氏の話はあくまで、彼の個人的意見ですよ」という認識を求めたいと思ったものだ。
ただ、茂木氏は、「茂木健一郎の発想の種 IMAGINE」のような番組では、ホストとして自己主張を抑え、ゲストの思想を引き出す良い話し方をするのだ。やはり頭が良いのだろう。
しかし、自分がゲストの番組や対談では、やはり、彼の話は「あくまで彼の個人的なもの」と考えた方が良い。そして、その意味では素晴らしいことも言うのだろう。

私の考え方などはどうでも良いのだが、それでもあえて言えば、私個人は、アップル製品には我慢がならないと感じる。
iPadやiPhoneなどのiOS製品では、ビデオや音楽をそれらに入れるのに、特定のPCでなければならないのは、私には異常でしかない。
私は、iPod touchと同期させていたPCからiTunesという同期用ソフトをアンインストールしたので、もう、そのiPod touchは事実上使えない。
私には、同期というやり方しかできないというのは、もうついていけないので、やめてしまったのだ。
私の身近にも、アップルの熱烈なファンがいて、彼らの中には、マイクロソフト製品を買うことを堕落のように考えている人もいる。
それで、私は、本当に興味があるので、アップル製品のどこが良いのか、こちらは一切口を挟まず、じっくり聴こうと思うのだが、彼らは曖昧なことしか言わず、何も分からない。
もちろん、フィーリングや感覚の問題は言葉にし難いというのは確かとは思うが、あまりに曖昧で、具体性がないのだ。
何も言わず、「ただアップルが良い。それが常識だ」と言う人も多いように思う。
しかし、それはそれで、個人的な考えとして尊重はしたい。
多少話す場合でも、「使えば分かる」、「作業効率が違う」、「洗練されている」、「思想が高度」・・・等々である。
実は、私だって、それは認めたいと思う。
マイクロソフト製品には、徹底したこだわりはないだろうし、実用重視のものだろう。
それで十分と思うのは、私にはデリケートな感性がないということなのかもしれない。
しかし、コンピューターは道具である。その意味では、マイクロソフト製品で十分である。
つまり、私にとって、コンピューターというものは趣味ではないのである。

ネットで人気のある対談も、スピーカー達の趣味に属するものが多いし、茂木氏の学問に関わる深遠そうな話も、実は趣味なのだろうと思う。
例えば、茂木氏の言う、「東大は駄目」「TOEICは何の役にも立たない」というのは、参考にすべき部分はあるとしても、あくまで彼の個人的な考え方であり、趣味であるが、その意味では傾聴に値するものである。
人気者の話というのは、あくまで、趣味、個人的な考えとして、ただし、誰が話す場合でも同じだが、自分以外の人様が話しているという理由だけで、敬意を持って聴くべきであろう。
その意味では、岡田斗司夫氏と東浩紀氏がエヴァンゲリオンについて話すのを聴くのが平和で良いのだろうが、私には退屈でしかない。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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