ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

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脳のリミッターを外す

脳に嘘のデータが入ると、脳の力には制限がかかる。
もし、脳に全く嘘のデータがなく、真実のデータのみが入っていれば、神のような力を発揮する。
ところが、「嘘のデータだって必要」という論がある。
それに関しては、こう考えると良い。
「嘘のラベルがついた嘘のデータは正しいデータ。真実のラベルがついた嘘のデータは嘘のデータ」であり、やはり、嘘のデータは脳の力を低下させるのである。
よって、あなたは、脳に真実のデータのみ入れなければならない。
尚、正しいということには、「真実」「真理」「真」「まこと」等といった言い方があるが、ここでは区別しない。

聖書や仏典や、その他の聖典は、読む者が、誤った解釈をすることで、脳に嘘のデータが入り易い。
さらに、宗教団体等によって、最初から、信者に誤った解釈を与える場合も少なくない。
また、悪意のない誤訳や転写ミスということもある。
ところが、脳は、いかなる間違いにも気付くのである。このことは、デカルトが『方法序説』の中で少し述べているが、そんなものだと思っていただけるとありがたい。
科学はどうかというと、前提理論を共有する者の間では真理であるが、前提理論は幻想とまでは言わないが、作り物である。
とはいえ、科学は必要なものなので、背を向けるわけにはいかないが、真理ではないので、脳に詰め込んでも、脳が神の力を発揮することはなく、むしろ、弱くなる場合が多い。

ゲーテやタゴールなどの詩も、十分に聖典に準じるが、彼らには育ちによる偏見がある分(つまり、彼らの脳にも誤ったデータがあった)、真理から外れていることが多いのだ。

脳に真実のデータを入れる良い方法として、何の解釈も加えることなく聖典を読むというものがある。
何の解釈も加えないと言っても、字面だけを追って読解しないという意味ではない。
モラルが崩れた今の人間には承服しかねるかもしれないが、とにかく「真面目に」読むこと、それだけだ。
素直な子供が、信頼する親や教師に読めと言われた時のように、思考のフィルターを通さずに読めば、真理のみが脳に入る。
子供が魔法のような力を持っていることは意外に多いのである。








恐るべき脳の力を手軽に使う

俗説によれば、人間の脳は5%くらいしか使われていないと言われている。
これは、ほとんどの人は脳が本来持っている能力をほとんど発揮させていないという意味では正しい。
では、脳の能力を十分に発揮すればどうなるかというと、普通の人は、テストで百点を取るような、記憶力や計算力が高まったりすると思うのだろう。確かに、記憶力や計算力も高まるかもしれないが、脳の本当の力を考える上で、そんなものは、あまりに些細な能力だろう。
そこで、脳の力を示す難しい言葉や概念が生まれ、例えば、抽象化、概念化、マッチング、類推等といった思考の力について考えられるようになったが、これらはお互い関係し合っている。
だが、脳の力を一言で言えば、問題解決能力とでも言った方が良いと思う。
試験が0点でも、現実の問題を解決出来れば頭が良く、逆に、試験が百点でも、現実の問題が解決出来なければ馬鹿なのである。
学歴は凄いが、現実では何の役にも立たない者はいくらでもいるだろう。

優秀な人を「知恵がある」と言い、知恵がある人を「冴えている」とか言うが、何が冴えているのかというと、勘(直観)だ。
要は、勘、直観、第六感が優れた人が優秀である。
勘を発揮するにはデータも必要だと言われるが、それは、弁護士が、該当する法律を瞬時に引用するようなデータの使い方ではないし、Google検索のようなものでもない。
それどころか、高度な知恵や直観を発揮する時には、関係するデータを忘れてしまっていたり、あるいは、最初から知らない場合も少なくない。
だから、今、人気がある「どこにデータがあるんですか?」「誰がいつどこで言ったのですか?」といった論戦は、あまり程度が高くはなく、あまり賢い人の論議ではない。
まあ、論戦、論議とは、あまり頭が良くない者同士でやることである。
頭の良い人は論戦に参加しないし、やむなく論議を行う時は、何かエサを出してはぐらかすものである。
とはいえ、証拠もなく個人の思い込みを正しいと主張するような論戦すらあるらしいが、それはもう、人間ではなく猿に近いかもしれない。そんなものは見ないことを強くお勧めする。

脳がどんな能力を持っているかは、科学ではあまり分かっていないのだと思う。
それでも、脳が量子的な機能を持っていることが言われるようになり、脳が持っている能力は、見えない領域にまで広がるものであると推測されるようにもなったが、それで、脳の可能性はこれまで想像されていたような規模を超え、無限大と考えられるようにもなった。
脳の実力は科学では分からなくても、政治やビジネスや、あるいは、農業や漁業等の世界では、優れた人によって高度な能力が普通に使われているのである。
知らぬは科学だけ、あるいは、学校や役所だけである。
ただ、脳を高度に使っている人だって、使い方が経験的だったりで、同じ経験を持たないような人相手には説明し難いのである。
斎藤一人さんのように、ビジネスで驚異的に成功する人は、脳の使い方をよく知っていて、しかも、彼の場合は、普通の言葉で、ある程度説明が出来る。
しかし、その脳の使い方は、試験で百点を取るような使い方とは全然違い、世間常識とも合わない部分も多いので、斎藤さんは、やむなく「俺の話は変な話」と言ったり、自分のことを「変な人」と言うのだろう。
また、世間の言葉で言うこと自体難しい(と言うより無理がある)ので、どうしても、話どうしで矛盾が生じてしまうことが多い。
学ぶ方の能力も必要だが、その能力も、試験で百点を取る能力とは全然違い、先入観がないとか、素直とかいったことであるのだと思う。








ごく基本的なことで能力は得られる

1848年にアメリカで、鉄道工事の現場監督だったフィニアス・ゲージが、爆発事故で、脳を1.1mの棒が貫通して、死にもせず健康も害しなかったが、性格が悪い方に激変したことから、脳の科学的研究が始まったのだと思える。
脳がほとんどない、つまり、無脳症と呼ばれる状態でありながら、高い知性、特に、数学の能力を発揮する者がいたが、そのように、脳はごく一部が全体を含むというホログラムの構造を持つことから、脳は大きさが機能や性能を決める訳ではないのだが、損傷を受けて、周囲との連携が崩れると支障があるのだと思う。

つまり、人間性や能力というものは、躾や教育、訓練、修行といったもので決まるのではなく、脳で決まる可能性が高い。
現代人は、人間性や知性が崩壊してしまっているが、これは、脳が、何らかの障害を起こしているのではないだろうか?
それは、決して、上のゲージのような衝撃的な要因で脳が障害を起こしたのではなく、「脳が正常な発達をせず、機能に異常を起こしている状態」であると思えるのだ。
そして、何が、脳の正常な発達を妨げ、歪ませてしまったのかというと、
・歩かないこと(運動をしない)
・良くないものを多量に食べること
・喫煙
・飲酒
が主な原因と思える。
特に、最近では、常にスマートフォンを見ている者ほど、能力、人間性とも低いと思われるので、
・受け身で見る
・うつむく
の2つも、脳を歪ませるのであると思う。
「受け身で見る」というのは、コンピューターやスマートフォンのディスプレイを見る以前に、テレビで十分に実証されていると思う。
本の活字を「自主的に読む」のは良いが、「思考せずに見る」のは良くないのである。
「スマートフォンの文字は読んでいる」と言うかもしれないが、昔のガラケーの時代から、メールやSNSに書かれていることは、あまりに単純で、見ても思考しないので、テレビを見ているのと同じなのである。
しかも、テレビや雑誌がそうだったが、ネットも、欲望を刺激するものが非常に多く、これも脳を歪ませると考えられる。
つまり、脳に異常を起こさせる要因に、
・過度な欲望
が、加わる。

まとめると、

・歩かないこと(運動不足)
・良くないものを多量に食べること
・喫煙
・飲酒
・受け身で見る
・うつむく
・過度な欲望

が、脳を歪ませ、機能・性能を損ない、結果、能力や人間性を低いものにしてしまうのであるが、恐ろしいことに、現代人の非常に多くがこれに当てはまる。
車にばかり乗って歩かず、美味しいものばかり食べて肥満し、テレビやスマホを長時間、頭を使わずに眺め、スマホを見てうつむき、テレビやネットでよからぬ刺激を受けて欲望を起こす。
これだけで、もはや人間とは言えない状態であるが、加えて飲酒したり、煙草を吸っている者は、果たして野放しにして良いものか?
歩きスマホ(必要があってマップを見ているのは別かもしれないが)や歩きタバコをしている者で、まともな人間がいないことも、十分説明が出来る。

しかし、脳を整え、能力や性質を向上させるのも簡単だということが解る。
それには、

・歩く、あるいは、運動する
・適切な食べ物を適切な量だけ食べる
・煙草を吸わない
・酒を飲まない(飲んでも少量にする)
・本を読む
・顔を上げる
・要望を刺激するものを遠ざける

を実践すれば良いのである。
何ら特別なことをする必要はなく、こういった、ごく基本的なことを心掛ければ脳を健全に発達させることが出来るのだと思う。
逆に言えば、基本的なことが駄目なら、何をやっても駄目なのだと思う。








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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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