ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

筋トレ

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
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和太鼓が理想的な運動

Webで見たのだと思うが、非常に有名だった野球選手が、練習中の興味深い話を語っていた。
それは、自由に練習して良いと言われた選手達が、筋トレを始めたことだった。
彼は驚いた。
なぜなら、(投手は別だが)野球選手ならバッティングをやりたいはずだからだ。
選手達は、楽しいバッティングより、筋トレの方がメリットがあると考えていたのだと思うが、その有名な選手は筋トレをやらなかったそうだ。
筋トレをする選手は、肉離れなど、故障をし易いとも語っていたと思う。
イチローも筋トレをやらなかったと言われるし、ホームラン世界記録を持つ王貞治さんも筋トレはやったことがないようで、王さんは、アメリカの野球選手が筋トレをすることに驚いていたという話を見た覚えがある。
(王さんは、引退の前年に初めて筋トレを取り入れたという話もあったと思う)

他の分野の超一流のスポーツ選手にも、筋トレをしない人が、わりといると思う。
まして、スポーツ選手でもない、普通の人が筋トレをする意味があるのかは、私は疑問だ。
YouTubeで、筋トレで鍛えた筋骨隆々たる身体を披露している人は多いが、これは全く個人的な感覚で恐縮だが、そんな身体を、私は格好良いとは思わず、正直、不気味とか、気持ち悪いと思う。繰り返すが、これはあくまで、個人的な感覚である。
また、そんな身体は、維持するのに、手間もお金も必要だと思う。
私なら、男でも女でも、少し痩せている程度の、引き締まった、そして、姿勢の良い身体が一番格好良いと思う。
最近のアニメの、均整の取れたヒーローやヒロインの身体つきだ。まあ、アニメでは、脚が長過ぎるキライはあるが(笑)。
そんな身体を作るのに、腕立て伏せや腹筋運動やスクワットすら必要ないと思う。
私は、スポーツではないが、最も理想的な運動は、和太鼓ではないかと思う。
特に、大きめの太鼓を叩く上級者は、腰がピタっと決まり、姿勢が良く、動きが美しい。
あの足腰の構えこそ、理想的な四股であり、あの演奏で、腕だけでなく、腹筋・背筋が十分に鍛えられるように思う。
解剖学者の養老孟子さんが、昔の日本人は、長時間正座をすることで、腹筋・背筋が鍛えられ、特に運動をしなくても身体が強かったと何かの本に書いておられたが、和太鼓の演奏は、それに似ていて、さらに理想的に身体を作るのだと思う。
剣道の竹刀の素振りや、野球の素振りなども、全身を使う、極めて理想的な運動で、これに筋トレを加える必要は本来ないばかりか、むしろ、有害ではないかと私は思う。

大東流合気柔術の達人、佐川幸義さんは、四股を重視し、毎日、何千回も踏んでいたというが、この四股は、足踏みと表現するに相応しい、運動としては軽いものであったようだ。
また、伸ばした脚を前に上げる脚揚げ運動や、伸ばした脚を横に出す横蹴りなども、よく行っていたらしいが、これらも良い運動と思い、私も採用している。
私は太鼓は叩かないが(笑)、相手の胴体に、拳で当身を当てるのは、腰が和太鼓と共通するような、良い四股の形になるので、これの形もよくやっている。
ところで、佐川幸義さんは、筋トレのようなものも相当行っていたらしく、かなりの怪力でもあったようだ。弟子達に組手で強さを見せる人であったらしいから、それも必要であったのだと思うが、晩年は腰を悪くし、それでも筋トレを続けたので、結局、車椅子を必要とするようになったようだ。
もちろん、佐川さんのやり方に難癖をつけようなんて気は全くないが、やはり、武道家ではない我々は、佐川さんの筋トレ以外のトレーニング・・・四股や脚揚げや横蹴りといったところを参考にすれば良いと思う。
そして、やはり私のお勧めは腕振り運動(甩手(せいしゅ)。スワイショウ)である。








私は気持ち良い運動しかしない

私がまだ、時々、テレビを見ていた頃だから、十年以上前かもしれない。
ヨーロッパのクラブで活躍しているプロサッカー選手がテレビのトーク番組に出演していたが、その中で、トレーニングの話になった。
その選手は、腹筋運動が好きだと言う。
それで、司会者が、「何回くらいするのですか?」と尋ねたが、その司会者も、視聴者も、数千回とか、少なくとも、千回以上の答を期待したと思う。
肉体美が売り物の男性芸能人に、そのくらいやっているとアピールする人が何人かいたと思う。
しかし、そのプロサッカー選手は、あっさりと「20回」と言い、司会者は、態度には出さなかったが、戸惑いや落胆を隠すような笑顔をした。

以前勤めていた会社に、素晴らしい体形をした男性社員がいたが、聞けば、彼は、高校野球のエース(チームでトップの先発ピッチャー)だったと言う。
彼は、夏に半袖シャツを着ていると、恐ろしく太い腕が目立ったが、それでも、高校時代と比べれば、随分細くなったという。
私は彼に、「腕立て伏せはやっていたか?」と尋ねると、やっていたと言う。
それで、何回やったかと聞くと、これも、あっさりと「10回」と言った。

また、中年になっても、すらりとした体形の男性と親しかったが、学生時代のスポーツの経験を聞くと、合気道の有段者であることが分かった。
それで、彼にも、腕立て伏せのことを聞いたら、「1回でもいい」と言う。

男性であれば、10回程度の腕立て伏せをやったことは、大抵あるのではと思う。
しかし、昔、テレビ番組内で、普通の大学生に腕立て伏せをやらせていたが、まともに10回出来る者がほとんどおらず、司会者が「これは意外ですね」と言っていた。しかし、きちんとした形の腕立て伏せを10回出来る者は、一番可能性のある高校生や大学生でも、あまりいないと思う。

私の場合、フルレンジという、完全な形の腕立て伏せ(身体を真っすぐに保ち、胸を床ぎりぎりまで落とし、腕を完全に伸ばす)で、10回くらいから、ややきつくなる。
大相撲の横綱だった千代の富士も熱心にやっていた、ショートレンジ(振幅十数センチ程度)の腕立て伏せなら、私は、50回程度までは、そんなに苦しくなく、毎日、連続200回以上やっていたこともある(肩を壊してやめた)。
それで、フルレンジで、何回までなら、楽・・・というか、気持ち良いと感じるか試したら、3回だった。
よって、腕立て伏せは、3回しかしないことにした。ただし、気が付けば、いつでもやることにしているが、気持ちが良いのだから、積極的にやっている。
男性なら、1回位は気持ち良く出来るだろうし、女性でも、膝をついてやれば、やはり1回なら気持ち良いと思う。
もし、1回も出来ないなら、テーブルや机の上など、やや高い位置に手を付ければ、出来ると思う。
それでも駄目な場合、壁から数十センチ離れて、壁に向かって立ち、壁に手をついてやれば、出来るだろうし、それなら、非力でも、ある程度の回数までは気持ち良く出来ると思う。
運動は、気持ち良い範囲で良く、それでこそ、健康増進が出来る。
どうも、特に日本人は、運動は、キツいほど立派、苦しくなければならないという、奇妙な思い込みがあるようだ。
だが、苦しい運動はストレスになり、かえって不健康になる場合が多いと思う。
NHKの筋トレ番組で、腕立て伏せを指導していたが、フルレンジの腕立て伏せを「腕を伸ばしたところで休まず、すぐ曲げる」といった、いじめのようなやり方だった。
この番組では、筋骨隆々たる男性3人がやっていたが、10回に達し、苦しい感じになっていても、指導者は、「後5回、ペースを落とさずやり抜きましょう」と言うが、こんな馬鹿みたいにキツい運動、視聴者のどれだけが出来るか疑問だし、出来たって、こんなシンドい運動が続くはずがない。
いったい、何のためにこんな番組をやるのか疑問だった。
やはり、NHKは見る必要がない(笑)。
受信料を取りたいなら、頭を使って、意味ある番組を作れよ・・・と少し思った(笑)。

最も良い運動は、歩くことだが、適度に歩いて、顔をしかめるほど苦しいはずがない。
スクワットなら、腕を胸の前でクロスする「イヤンのポーズ」(笑)で、背筋を伸ばして、膝が水平になるまで曲げるなんてやり方なら、1~3回で十分だろう。
顔を上げることだけを注意した、短い振幅のスクワットでも、ゆっくりと、気持ち良いと思う回数でないと、長く続かない。

しかし、やはり、運動は、腕振り運動が良い。
腕振り運動を毎日やると、健康になり、無意識と親しくなって能力が高くなり、超能力者になり、願いが叶うようになると思う。
腕振り運動は、肩の力を抜き、楽にやることが肝心で、そのように正しくやれば、初めてでも500回くらいで疲労困憊などするはずがない。
そうでないなら、余計な力が入り過ぎているのである。
よって、誰でも一度に200~300回は出来、慣れてきたら、1日トータルで2000~3000回以上を続ければ、予想しなかった不思議な効果を感じると思う。

ところで、怒られるかもしれないが、『プリズナー・トレーニング』に載っている運動を、例えば、20回と指定されているところを1~5回でやれば丁度良いと思う。
我々は別に、刑務所で、監視人や他の囚人を叩きのめす必要はないのだから(笑)。








考えたら負け

野球選手や剣道家には、時間があれば延々と素振りをする人がいるが、そんな人は名人・達人なのではないかと思う。
その理由は、その訓練自体の効果もあるが、別の意味がある。
それは、素振りをやっている間は、何も考えずに済むことだ。

江戸時代、ある優れた武士が、1人の町人を見て、その目付き、立ち居振る舞いがただ者ではないと感じ、その町人に「お前は何者?」と尋ねるが、町人は「ただの商人」と答える。武士が、「これでも目は効く方だ。お前がただ者でないことは分かっている」と問い詰めると、町人は言う。
「もし、人と違うとこがあるとすれば、子供の時からの臆病癖を直したいと思って、毎日、夕刻に墓場に行っています」
これが、精神の訓練になっているためもあるだろうが、それよりも、この町人は、墓場に行くことで、何も考えなくなるので、墓場行きを止めなかったに違いないのだ。

「筋トレ社長」で有名なTestosteroneさんは、「人生の99.9%の問題は筋トレで解決できる」と主張し、そのタイトルの本も出しているが、それは正しい。
ただ、なぜ、筋トレでいかなる問題も解決出来るのかというと、筋トレをしている間は考えなくて済むからだ。
しかも良いことに、筋トレだって、考えるべきことは考えないといけないが、それは適度な考えであり、無駄な考えではない。
頭というものは、必要なところで使い、余計なことを考えてはいけないのだが、筋トレを安全に効果的にやるための考えというのは、難しくあってはならないはずなのだ。
いや、実際はスポーツだって、チマチマ、クヨクヨ、つまらないことを考えながらやっていたら、良いプレーが出来ないはずだ。

『燃えよドラゴン』の有名な言葉「考えるな、感じろ」の通り、頭で余計なことを考えていては、武道に限らず、優れた成果は上げられない。
いかなるものごとも、要諦は、「考えない」ことで、難しい言い方をするなら「無になる」ことだ。
しかし、世の中では「よく考えてやれ」とよく言われるが、それは、あくまで簡単なルールについてであり、後は何も考えず、ぼーっとすることが大切なのに、唯物主義で凝り固まった学校や世間では、無駄なことばかり考えさせ、結果、人々も社会も迷走し、混乱を極め、悲惨をもたらしている。

私も愚か者で悩み勝ちだったが、大東流合気武術式の四股を今年の6月23日から始め、今は、毎日千回以上踏んでいる。この四股は、足腰の訓練にも勿論良いのだが、それよりもやはり、頭が空っぽになるという最高の効果がある。
保江邦夫さんは、四股は頭を鍛えるのではないかと著書に書かれていたが、何も考えない練習が最大の鍛錬かもしれない。
大発明家で、能力開発のエキスパートだった中山正和さんも、禅や般若心経の読誦は「クヨクヨしない訓練」と本に書かれていたが、やっとその意味が分かってきたと思う。








答は1つ

最近、このブログで、いかなる相談に対しても、同じ答をするという人の話をよくしている。
筋トレ社長Testosteroneさんの、
「人間関係に悩んでる?なら筋トレだ」
「モテない?なら筋トレだ」
「イジメを受けている?なら筋トレだ」
は、実に良く、やる気が出るだろう。
法然なら、
「身体を売る商売をしている?なら念仏だ」
「戦で残酷なことをした?なら念仏だ」
「人妻と浮気している?なら念仏だ」
で、他に何もする必要はない。

ところで、もっとシンプルに答える者の話がある。
倶胝(ぐてい)というお坊さんは、いかなる相談をされても、ただ指を1本(多分、右手の人差し指)立てるだけだった。
ところがある日、自分の真似をして指を1本立てた小坊主の、その指を切り落とした。
そして、泣き叫ぶ小坊主に向かって、指を1本立てた。
小坊主は悟った。
あくまで、禅の公案(思考問題)である。
修行僧は、この公案の意味を説明しないといけないらしい。

そりゃ、私やあなたがTestosteroneさんの真似をして、相談者に「なら筋トレだ」と言ったり、法然の真似をして「なら念仏だ」と言っても説得力はないし、相手を救えないだろう。
なぜなら、自分がやり込んでないからだ。
同様に、倶胝の小坊主も、自分が1本指の禅を使い込んでいないのに、真似をしてはいけない。
倶胝すら、臨終の時、「天竜先生に教わった1本指の禅を、一生で使い切れなかった」と言ったのだ。

あなたも、「なら○○だ」と言えるものを持たないといけないが、それには10年かかる。
10年、毎日欠かさずやれば、言う資格もあるかもしれない。
だが、私は、10年以上、「腕振り運動」「少食」「VBA」をやっているが、「なら腕振り運動だ」とはなかなか言えない。
ところが、まだ10日もやってないのに、「四股だ」とは言えるのである。
無論、腕振り運動も、少食も、VBAも良いが、四股はもっと良かった。
他のことを、しかも、複数やってたから分かることもあるという例である。
ただし、関英男さんのように「なら腕振り運動だ」と言う人や、水野南北のように「少食が一番じゃ」と言う人もいて良いのである。
しかし、佐川幸義系の四股は本当に良い。
脚をやや横方向に適度に上げ、ゆっくり降ろし、腰を落とす・・・これだけで、相撲の四股とはやや違う。
いわゆる、軽い「なんちゃって四股」であるが、1回1回、丁寧にやらないといけないと思う。
「ダイエットしたい?ならSKS(佐川幸義系Kay式四股)だ」
「あの子を射止めたい?ならSKSだ」
「金が欲しい?ならSKSだ」
である。









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身体が喜ぶ運動をする

私は、毎日、朝晩2回必ず運動をしているのだが、いつの頃からか、楽しくないなあとか、さらには、シンドイなあとか思うようになっていたのは、怠惰というのではなく、身体の声なのではないかと思う。
運動とは、それが軽いものであるか、ハードなものであるかを問わず、「身体が喜ぶ」ようなものでなくてはならないのだろう。
そのような運動であれば、毎日やるのが楽しみで、決して、シンドイとか、嫌だとかは思わないものだろう。
私も、筋トレ(筋力トレーニング)に未練があって、やめられずにいたが、少し前から、ほとんどやらないようにしたら、運動が楽しみになってきた。
筋トレのようなものは、本当は(少なくとも私には)良くないことは分かっていたのだが、特に男の場合は愚かなもので、強い腕力や脚力、盛り上がった筋肉や割れた腹筋なんてものに未練があるのだろう。
しかし、筋トレなんかしなくても、これらも必要なだけは得られる。それに、必要以上の筋肉、筋力があっても、それは何の益にもならず、むしろ、害になるのではと思う。例えば、最高の肉体を持っているはずのプロスポーツ選手が、簡単に肉離れを起こしたり、腰を痛めて休養しなければならないのは、おそらく筋トレのせいだろう。
怪我のない、あるいは、休暇が必要なほどの深刻な事態に追い込まれないスポーツ選手は、筋トレを全く、あるいは、ほとんどしないのではないかと思う。大相撲の横綱である白鵬は、筋トレを全くせず、四股、鉄砲、摺り足などの相撲の基本訓練を熱心にやるらしい。
合気道の達人だった、佐々木の将人(まさんど)さんは、「いまどき、ハアハア言うようなトレーニングをやってるようじゃ駄目」と言っていたのも、筋トレの弊害と共に、筋トレなんかより、もっと良い運動があるのだということを示していたのだろう。
昔は、プロ野球選手でも、腕立て伏せすら、肘を痛めるからといってやらなかったらしい。
特定の超一流のプロレスラーやプロボクサー、あるいは、無敵の柔術家ヒクソン・グレイシーのように、器具を使ったトレーニングはしないというアスリートはよくいる。彼らは、体重以外の負荷は使わない腕立て伏せやスクワットならやるらしいが、彼らのやり方は、ただ、うんうんと曲げ伸ばしをするのではなく、1回1回がゆっくりで、身体を自然に動かす工夫があるのだと思う。

それで、私は、腕振り運動や、手振り運動を主体にした運動に替えたが、今のところ、運動が楽しみになったし、身体のあちこちの故障が治ってきた。
特に、首の痛みはずっと前からだったが、筋トレをやめて数日で嘘のように消えた。
アキレス腱炎はまだあるが、一昨日来、普通に歩く限りは痛みが出ないことに驚いているが、まだ走ると痛みがある。しかし、やがて治ると思う。

腕振り運動も。1回1回をじっくりと丁寧にやることが大切と思う。
必然的に、1回1回に時間がかかる。
一度に300回と決めたら、それをノルマのように思って、早く終わらそうと、せかせかやり勝ちになっていたが、ゆったりと丁寧にやることを心がけたら、腕振り運動が実に楽しいものだと気付き、早く終わらせるなど勿体無いと思うようになった。
後ろに振る時には適度に力を入れるが、前に振る時は力を抜き、自然に振られるようにするということも、きちんとやらないといけない。そのためには、やはり丁寧にやらなければならないと思う。
何かの本に、「柱を押すのも立派な運動」「輪ゴムを引っ張るのだって立派な運動」と書かれていたのを覚えているが、腕振り運動も、運動としては楽であるが、立派な運動である。
特に、腰や背中の筋肉を微妙に動かし、仙骨や背骨を調整する働きは、他の運動ではちょっとまかなえないものであると思う。
毎日、なるべく決まった時間に、決めた回数を根気良く行えば、仙骨や背骨を中心に身体全体が調整され、筋肉も程よく鍛えられ、身体が軽くなると思う。
他にも、はっきりとは証明されないが、気やプラーナ(関英男博士によればGTP)を取り込み、身体を若返らせ、いかなる病気も治す効果があるのだと思う。

また、しばらく前から、手振り運動も熱心にやっているが、こちらは力も相当強くなる。
これは、自然に立った状態から、両腕をまっすぐ上に一気に上げ、上げ切った状態では、指先まで真直ぐに伸びていなければならない。
その時、腕は真直ぐで、腕が耳の後ろにつくほどの感じになるのが良い。
腕を上げた後、一気に脱力し、手についた水を切るかのように振り下ろす。振り下ろすとは言っても、自力で降ろすのではなく、脱力して自然に降ろすのである。
腕は前に下ろすのか横に下ろすのかと質問された方がいたが、あくまで脱力して振るのであるから、真下にしか下りないはずである。
自分の力で振り下ろすのではなく、完全に脱力して下ろすことで、力を抜くコツも覚えられるのである。
人間、力を抜くことが出来れば無敵なのである。
合氣道家の藤平光一さんは、アメリカでも実演されていたが、力自慢の大の男数人が全力で押してきても、小指1本で軽く受けられるのである。それは力を抜いているからであるという。
政木和三さんは、ゴルフのアイアン・ショットで370ヤードという常識外れの距離を飛ばしたが、コツはやはり、力を抜くことであると言われていた。
手振り運動は、その無敵の力を修得するものであると思う。
また、この手振り運動で重要な点に、「なるべく速く」というのがあるが、それは、腕を上に上げる速さである。
これは、腕の筋力というよりは、全身の力でやるのであるが、あくまで身体は、ほぼ真直ぐに自然に立った状態のままでなければならない。
それで、腕をなるべく速く上げようとすると、腹や背中、肩、腕の筋肉を、バランスよく、柔軟に、そして、程よく使うことになり、これらの筋肉が適切に鍛えられるが、決して無理をせず、丁寧にやらなければならない。そうであれば、多少ハードでも、身体は気持ちが良く、毎日やるのが楽しみになるのである。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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