テレビを見ない人が増えたとか、インターネットのSNSがテレビを超えたとか言われて久しいが、今でもテレビの影響力は圧倒的だ。
これは単に、年配者は、SNSは見ないが、まだテレビを1日中見ているからというだけではない。
在り方として、テレビの方が絶対的にSNSより影響力があるからである。
もし、SNSの影響力がそれほど大きいなら、都知事選で小池が再選されることはないと思う。
SNSを見ていれば、陰謀論とか一部の思い込みというレベルではなく、小池が都知事どころか政治家に相応しくない人間であることは明晰と思う。
しかし、テレビで小池を多く報道すれば必ず小池が勝つのである。
SNSの中で影響力が大きなものがYouTubeだ。
しかし、YouTubeは発信者の数だけチャンネルがあるということになり、人気のある情報系チャンネルでも数千とある。それら数千のチャンネルが視聴者を奪い合っており、いかに人気のあるYouTube番組と言えども、テレビの1つのチャンネルと比べれば視聴者は無きに等しいほど少ない。
そして、似た主張のYouTube番組はあっても、違いがかなりあるだけでなく、個性を出さないと再生数を稼げないので、さらに、YouTube番組は個性化し、違いが目立ってくる。
よって、沢山のYouTube番組が本質的に似た主張をしても、相乗効果があまりない。
これでは、影響力という点では、YouTubeがテレビに敵うはずがない。
雰囲気で言えば、YouTubeの影響力はテレビに比べ、無きに等しいとも思える。
早い話が、SNSでは主張が発信者の数だけあるのでバラバラであり、1つのテレビ局が一貫した主張を持つのは、アリと象の大きさの差を連想させる。
しかも、数が少ないテレビ局間でも、明らかに主張に明確な一貫性が見られるのだから、YouTube番組がテレビに挑むのは、一匹のアリが象の群れに挑むようなものだ。
また、テレビは最初から、「ながら見」に適した構造になっていて、テレビがつけっぱなしという状態は今も多い。
テレビCMは特定の場所にしか入らないので無視し易いが、YouTubeではどこでCMが始まるか分からず、しかもCMをスキップしないと長時間CMのままだし、視聴状態で放置していたら「視聴を続けますか?」と尋ねてきて、答えないと停止されるので、ながら見に向いていない。
そして、そのようなYouTubeは常に視聴者を構わせる・・・つまり注意を引くので、手元でやっていることへの集中力がなくなり、それは、スマホ効果と同じで視聴者の頭を悪くする。
少なくとも日本に限って言えば、良い悪いの問題ではなく、今も世の中を動かしているのはテレビ、あるいは、新聞である。
そして、いかにSNSが普及しているとはいえ、これが世の中を動かすことはほとんどない。
現実としてそうであることは認識した方が良い。
SNSは世の中を動かすためにあるのではなく、良い点でいえば、賢い人が情報を収集するための優れたツールである。
SNSの情報は、むしろ劣悪な情報が多いので、良い使い方が出来るのは賢い人だけなのだ。
一般的以下の頭脳の持ち主には、むしろ害の方が大きいかもしれない。
そして、賢い人がSNSをツールとして有効に使えば、それが世の中を動かす一助になる。
つまり、SNSが直接世の中を動かすわけでは、やはりない。
そして、最後に、やや高度なことを言えば、YouTubeでは、どれほど良いと言われる番組でも、個人的思想、信念が強く反映されている。
逆に、どれほど偏向していると言われるテレビ報道でも、個人的な思想、信念は全くない。
これもまた、影響力に大きな影響を与えている。
稲盛和夫が「私心なきか」ということを重要視したらしいし、『ラーマーヤナ』でラーマは魔王ラーヴァナに「私心あればするな、私心なければやれ」と教わる。
テレビやYouTubeに限ったことではなく、真に強いのは私心なき者である。
いつも言うが、思考、自我、心(これらは全て同じ)を消すことが最も重要である。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)生き方(稲盛和夫)
(2)経営12カ条 経営者として貫くべきこと(稲盛和夫)
(3)アメーバ経営(稲盛和夫
(4)ラーマーヤナ(上) (レグルス文庫)
(5)人生が楽になる 超シンプルなさとり方(エックハルト・トール)
AIアート1003
「遠くのお城」
Kay
これは単に、年配者は、SNSは見ないが、まだテレビを1日中見ているからというだけではない。
在り方として、テレビの方が絶対的にSNSより影響力があるからである。
もし、SNSの影響力がそれほど大きいなら、都知事選で小池が再選されることはないと思う。
SNSを見ていれば、陰謀論とか一部の思い込みというレベルではなく、小池が都知事どころか政治家に相応しくない人間であることは明晰と思う。
しかし、テレビで小池を多く報道すれば必ず小池が勝つのである。
SNSの中で影響力が大きなものがYouTubeだ。
しかし、YouTubeは発信者の数だけチャンネルがあるということになり、人気のある情報系チャンネルでも数千とある。それら数千のチャンネルが視聴者を奪い合っており、いかに人気のあるYouTube番組と言えども、テレビの1つのチャンネルと比べれば視聴者は無きに等しいほど少ない。
そして、似た主張のYouTube番組はあっても、違いがかなりあるだけでなく、個性を出さないと再生数を稼げないので、さらに、YouTube番組は個性化し、違いが目立ってくる。
よって、沢山のYouTube番組が本質的に似た主張をしても、相乗効果があまりない。
これでは、影響力という点では、YouTubeがテレビに敵うはずがない。
雰囲気で言えば、YouTubeの影響力はテレビに比べ、無きに等しいとも思える。
早い話が、SNSでは主張が発信者の数だけあるのでバラバラであり、1つのテレビ局が一貫した主張を持つのは、アリと象の大きさの差を連想させる。
しかも、数が少ないテレビ局間でも、明らかに主張に明確な一貫性が見られるのだから、YouTube番組がテレビに挑むのは、一匹のアリが象の群れに挑むようなものだ。
また、テレビは最初から、「ながら見」に適した構造になっていて、テレビがつけっぱなしという状態は今も多い。
テレビCMは特定の場所にしか入らないので無視し易いが、YouTubeではどこでCMが始まるか分からず、しかもCMをスキップしないと長時間CMのままだし、視聴状態で放置していたら「視聴を続けますか?」と尋ねてきて、答えないと停止されるので、ながら見に向いていない。
そして、そのようなYouTubeは常に視聴者を構わせる・・・つまり注意を引くので、手元でやっていることへの集中力がなくなり、それは、スマホ効果と同じで視聴者の頭を悪くする。
少なくとも日本に限って言えば、良い悪いの問題ではなく、今も世の中を動かしているのはテレビ、あるいは、新聞である。
そして、いかにSNSが普及しているとはいえ、これが世の中を動かすことはほとんどない。
現実としてそうであることは認識した方が良い。
SNSは世の中を動かすためにあるのではなく、良い点でいえば、賢い人が情報を収集するための優れたツールである。
SNSの情報は、むしろ劣悪な情報が多いので、良い使い方が出来るのは賢い人だけなのだ。
一般的以下の頭脳の持ち主には、むしろ害の方が大きいかもしれない。
そして、賢い人がSNSをツールとして有効に使えば、それが世の中を動かす一助になる。
つまり、SNSが直接世の中を動かすわけでは、やはりない。
そして、最後に、やや高度なことを言えば、YouTubeでは、どれほど良いと言われる番組でも、個人的思想、信念が強く反映されている。
逆に、どれほど偏向していると言われるテレビ報道でも、個人的な思想、信念は全くない。
これもまた、影響力に大きな影響を与えている。
稲盛和夫が「私心なきか」ということを重要視したらしいし、『ラーマーヤナ』でラーマは魔王ラーヴァナに「私心あればするな、私心なければやれ」と教わる。
テレビやYouTubeに限ったことではなく、真に強いのは私心なき者である。
いつも言うが、思考、自我、心(これらは全て同じ)を消すことが最も重要である。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)生き方(稲盛和夫)
(2)経営12カ条 経営者として貫くべきこと(稲盛和夫)
(3)アメーバ経営(稲盛和夫
(4)ラーマーヤナ(上) (レグルス文庫)
(5)人生が楽になる 超シンプルなさとり方(エックハルト・トール)
AIアート1003
「遠くのお城」
Kay