キリスト教徒でなくても、沢山の人が知っているイエス・キリストの言葉に、
「退けサタン!」
というものがある。
翻訳にもよるが、全体では、
「汝破れたり!わが後方(しりえ)に退けサタン!」
となる。
これは、新約聖書の4つの福音書の1つ、マタイの福音書に書かれている。
つまり、他の3つの福音書には書かれていない。
マタイだけが、そんなことを書いたのだが、それほど重要な言葉なら、それは変ではないだろうか?
「退けサタン!」と、イエスがサタンに言った理由は、簡単に言えばこうだ。
旧約聖書には、「神だけを崇めよ」と書かれている。
しかし、サタン(悪魔)はイエスに、「自分を崇めれば、大富豪にでも王様にでもしてやる」と言う。
だが、イエスはそれを拒否する宣言として、
「汝破れたり!わが後方(しりえ)に退けサタン!」
と言った・・・だいたいこんな感じと思う。
この話を、聖書らしい謎解きと見ても良いのかもしれないが、ほとんど誰も正解が出来ない謎解きはどうかと思う。
つまり、この話を、「邪な誘惑をしてきたサタンをイエスが跳ね付けた、偉い!」という、悪い意味で簡単過ぎるものだと思ってはいけないはずなのだが、皆そう思っている。おそらく、神父や牧師や、キリスト教の偉い人もそうなのだと思う。
スコットランドの聖者マード・マクドナルド・ベインが、彼の師匠の話として、
「サタンは自我である。自我は正体を見抜かれた時消える。イエスはサタンの正体を見抜いた」
と書いていたが、これは難し過ぎる。つまり、普通の人の役に立たない。
そう言われても、普通の人は何をしていいか分からないからだ。
私が明かすが、もし言ったとしたら、イエスは本当はこう言ったのだ。
「頭よ黙れ」
人間の頭の中では、言葉がひっきりなしに流れている。
それが、人間が本来持っている力の発揮を邪魔している。
それで、頭(この場合は左脳)に、「黙れ」と命じたのだ。
一般的には、「心よ黙れ」でも良い。
「頭(心)よ黙れ」とは、思考するなという意味だ。
『葬送のフリーレン』で、人殺しの美少女魔法使いユーベルが、
「皆、頭を使い過ぎるんだよ」
と、「退けサタン」より、ずっとマシなことを言っている。
ところで、頭を使うとは、頭(心)の中で言葉を使うことだ。
だから、「頭を使い過ぎているから、頭を使うのをやめたらどう?」と言いたいなら、
「頭よ黙れ」
と言えば良いのだが、別に、ユーベルは人に教えを垂れるつもりはないはずだ。
あなたも、途方もない幸福感に浸っているのでなければ・・・少なくとも、イライラしたり、憂鬱だったりで気分が良くない時は、「心(頭)よ黙れ」と命じれば、心(頭)は従う。
途方もない幸福感に浸っている時というのは、頭(心)が沈黙している時・・・つまり、思考が消えている時なのだ。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)解脱の真理(マード・マクドナルド・ベイン)
(2)WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方(ジル・ボルト・テイラー)
(3)沈黙の声(H・P・ブラヴァツキー)
(4)葬送のフリーレン ※Amazon Prime Video
(5)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)

AIアート1552
「宇宙旅行」
Kay
「退けサタン!」
というものがある。
翻訳にもよるが、全体では、
「汝破れたり!わが後方(しりえ)に退けサタン!」
となる。
これは、新約聖書の4つの福音書の1つ、マタイの福音書に書かれている。
つまり、他の3つの福音書には書かれていない。
マタイだけが、そんなことを書いたのだが、それほど重要な言葉なら、それは変ではないだろうか?
「退けサタン!」と、イエスがサタンに言った理由は、簡単に言えばこうだ。
旧約聖書には、「神だけを崇めよ」と書かれている。
しかし、サタン(悪魔)はイエスに、「自分を崇めれば、大富豪にでも王様にでもしてやる」と言う。
だが、イエスはそれを拒否する宣言として、
「汝破れたり!わが後方(しりえ)に退けサタン!」
と言った・・・だいたいこんな感じと思う。
この話を、聖書らしい謎解きと見ても良いのかもしれないが、ほとんど誰も正解が出来ない謎解きはどうかと思う。
つまり、この話を、「邪な誘惑をしてきたサタンをイエスが跳ね付けた、偉い!」という、悪い意味で簡単過ぎるものだと思ってはいけないはずなのだが、皆そう思っている。おそらく、神父や牧師や、キリスト教の偉い人もそうなのだと思う。
スコットランドの聖者マード・マクドナルド・ベインが、彼の師匠の話として、
「サタンは自我である。自我は正体を見抜かれた時消える。イエスはサタンの正体を見抜いた」
と書いていたが、これは難し過ぎる。つまり、普通の人の役に立たない。
そう言われても、普通の人は何をしていいか分からないからだ。
私が明かすが、もし言ったとしたら、イエスは本当はこう言ったのだ。
「頭よ黙れ」
人間の頭の中では、言葉がひっきりなしに流れている。
それが、人間が本来持っている力の発揮を邪魔している。
それで、頭(この場合は左脳)に、「黙れ」と命じたのだ。
一般的には、「心よ黙れ」でも良い。
「頭(心)よ黙れ」とは、思考するなという意味だ。
『葬送のフリーレン』で、人殺しの美少女魔法使いユーベルが、
「皆、頭を使い過ぎるんだよ」
と、「退けサタン」より、ずっとマシなことを言っている。
ところで、頭を使うとは、頭(心)の中で言葉を使うことだ。
だから、「頭を使い過ぎているから、頭を使うのをやめたらどう?」と言いたいなら、
「頭よ黙れ」
と言えば良いのだが、別に、ユーベルは人に教えを垂れるつもりはないはずだ。
あなたも、途方もない幸福感に浸っているのでなければ・・・少なくとも、イライラしたり、憂鬱だったりで気分が良くない時は、「心(頭)よ黙れ」と命じれば、心(頭)は従う。
途方もない幸福感に浸っている時というのは、頭(心)が沈黙している時・・・つまり、思考が消えている時なのだ。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)解脱の真理(マード・マクドナルド・ベイン)
(2)WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方(ジル・ボルト・テイラー)
(3)沈黙の声(H・P・ブラヴァツキー)
(4)葬送のフリーレン ※Amazon Prime Video
(5)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)

AIアート1552
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