ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

神経言語プログラミング

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

スピード感を持つ

パラレルワールド(並行世界。並列宇宙)については、SF上の架空の話だと思っている人も多いかもしれないが、科学的(物理学の量子力学分野)にも、主流になりつつある考え方で、現在はまだ確定ではないが、パラレルワールドがあることは、間違いないのではと思う。
ごく簡単に言えば、あらゆる世界が存在し、それらの世界が同時並行で進行しているのだが、文字通り、どんな世界でもであり、あなたがスポーツやロックのスーパースターであるという世界もあり、また、宗教の教祖だという世界を想像すれば、そんな世界が生まれる。
今の世界とそれほど極端な違いはなくても、例えば、あなたは今、マンションの312号室に住んでいるが、316号室に住んでいる世界もあり、同級生のA子さんと結婚した人が、下級生のB子さんと結婚している世界もある。
この世界では、2020年のアメリカ大統領選挙でジョー・バイデンが勝っているが、ドナルド・トランプが勝利した世界もある。
トランプに勝って欲しかったが、バイデンが勝利した世界にいるとすれば、それは、あなたがバイデンが勝つ世界にいることを決定したからである。もしかしたら、心の奥で、そうなった方(バイデンが勝った方)が、バイデンの背後にいる巨悪を一掃出来ると思ったのかもしれないし、実際、そのようになりつつあるのかもしれない。

これは必ずしも科学的解釈ではないかもしれないが、違うパラレルワールドに移動することが出来る・・・というより、常に移動している。
だから、潜在意識の法則で言われるように、あるいは、インドの聖者が言うように心が世界を作り出しているというよりは、心でパラレルワールドを移動しているのであり、いかなる世界へでもいくらでも移動出来るのだから、見かけ上、心が新しい世界を作り続けているのであり、また、実際に新しい世界を作ることも出来る。
そして、違うパラレルワールドへの移動も、新しいパラレルワールドを生み出すのも一瞬で、時間はかからない。
憧れの太郎さんと恋人である世界に行こうと思ったら、一説では、太郎さんと恋人どうしである世界にいるという確信を強めることで、そんなパラレルワールドと心で同調すれば、そのパラレルワールドに行けるといわれるが、それでは、時間をかけて、今の太郎さんが恋人でない世界から、太郎さんと恋人である世界に(ゆっくり)行くように思える。しかし、実際のパラレルワールドの移動は一瞬である。
一瞬一瞬、太郎さんとより親しい世界に移動していき、やがて、太郎さんと恋人である世界に行くことも出来るし、一瞬で太郎さんと恋人である世界に行くことも出来る。
現在の人類は、前者の「少しずつ」の移動を行う傾向が非常に強いと思う。
だが、太郎さんと恋人になりたいのに、太郎さんと恋人である状態に近付く移動をしない人や、むしろ、疎遠になったり、太郎さんに別の恋人が出来る世界へ移動する人もいる。
その理由は、いろいろだろうが、とにかく、自分で選んでそんなことをしているのである。
そして、どんな世界に移動するかは、言ってみれば「思い込み」で決まる。
ある意味「思い込めば勝ち」である。

ただ、ここで重要なことは、パラレルワールドの移行は一瞬であり、常に行っているということだ。
ダラダラと「こんな世界に行きたいな」と考えている間にも、それとは全く違う世界に一瞬一瞬で移動しているのである。
願いを叶えられない人にはスピード感がない。
一方、願いを叶える人は、瞬間瞬間に自主的に決断し、どんどん望ましい世界へ移動する。
成功する人は、「英会話を勉強したい」と思ったら、即座に英会話の勉強を始める・・・というか、英会話の勉強をしているパラレルワールドに移動するが、駄目な人間は、いつまで経っても「英会話の勉強をしたい」と言い続け、あっという間に10年、20年が過ぎてしまう。
まあ、その気になれば、この世界で40歳でも、20歳であるパラレルワールドに行くことは出来る。その場合も、自分が40歳の世界はそのまま存続する。
だが、いかなる世界があったとしても、どれも幻、あるいは、夢、あるいは、仮想現実世界のようなものである。
だから、移動に遠慮はいらない。

好ましいパラレルワールドに移動したいと思えば、ゆっくり移動しようと思っては駄目で、一瞬で移動しようと思わないといけない。
いきなり大スターになることが確信出来なくても、それに近付く世界に毎瞬毎瞬移動するよう決断する・・・それが良いやり方である。
一瞬で移動出来るのではなく、一瞬でないと移動出来ないのだ。
NLP(神経言語プログラミング)という精神療法技術があるが、これの特徴は、「一瞬で治せる」というよりは「一瞬でないと治せない」ことである。
NLPは、開発者は気付いていないが、パラレルワールド移動の良いアイデアが満載されている。
例えば、イメージをする時は、「近くに」「大きく」「明るく」イメージするのだが、そのようにイメージすれば、イメージしたようなパラレルワールドに行き易いのである。

今回は、このくらいにしよう。








脳のおそるべき力

昨日、いろんな優れた人の話を引用しながら、脳が神であるという話をした。
脳に不可能はなく、斎藤一人さんは「俺には出来ないが、脳には(何でも)出来る」とシンプルにまとめていた。
これは、イエスが言った「私には出来ない。だが、神に出来ないことはない」の引用かもしれない。
脳はホログラム構造・・・つまり、一部の中に全体を含むといった構造で、脳の一部、あるいは、大半が失われても、それが理由で記憶が消えることはない。
そして、脳の中には、宇宙全体の情報が入っているという説もある。
ところで、ノーベル賞は、進み過ぎた研究には与えられ難いと言う。
アインシュタインがノーベル賞を受賞したのは、相対性理論の研究に対してではなく、光量子理論の研究に対してであった。当時、相対性理論は進み過ぎていた。
そんな理由で、スティーブン・ホーキングはノーベル賞を受賞することはなかった。
それで言えば、ロジャー・ぺンローズもノーベル賞は受賞しないと思われたが、2020年に、ペンローズは、ブラックホールと相対性理論に関する研究で89歳でノーベル賞を受賞した。
ペンローズには量子脳理論に関する進み過ぎた研究があるが、ペンローズは、極大の世界の相対性理論と極微の世界の量子力学を結びつける鍵は脳にあるといったことを述べている。
とにかく、脳はとんでもないものだ。

西尾維新さんの小説に『刀語(かたながたり)』というものがあり、私はアニメしか見ていないが、そのアニメは、大昔の白土三平さんの忍者漫画のような絵柄で、それがよく合っていた。
『刀語』は、剣士と忍者のお話と言えると思うが、この中に登場する最強の剣士は、おそらく、七実(ななみ)という小柄な可愛い女性であろう。少女に見えるが二十歳は過ぎているはずだ。
まあ、私は七実を見るために、このアニメを見たのだが、それはどうでも良い(笑)。
七実の秘儀は「見稽古(みげいこ)」である。そのまま、見て学ぶことだ。彼女は、見さえすれば、何でも習得してしまえる天才だ。
しかし、「見稽古」は、単なる作り話ではなく、ミラーニューロンという脳の機能だ。
たとえば、母親がタオルをたたむのを見たら、教わらなくても子供が同じことをするのはミラーニューロンの働きである。
ミラーニューロンは、誰かの行動を見たら、その誰かのその時の脳内の働きと同じ働きを、自分の脳が自動的に起こすというものだ。
それに関して、こんな話がある。
ゴルフクラブを見たこともない未開人に、ゴルフが上手い西洋人が、上手いショットを、一度だけ見せた。
すると、その未開人の長老がすぐに見事なショットを見せるが、他の全員が、子供も含め、同じようにやった。
これがミラーニューロンの力である。
とはいえ、ミラーニューロンのことは、分からないことが多い。
それも含め、脳なんて、まだまだ謎が多過ぎるのだ。
脳が、心、意識、クオリア(感覚質。簡単に言えば「感じ」)を作ったと思われるが、何のために、どうやって作ったのかは分からない。
脳が神を作ったという意見もあるが、元々、脳が神であったのだとも思われる。

脳だけではなく、心臓や、その他の臓器も、そして、身体の何もかも、本当は、人間はほとんど分かっていないに違いない。
とはいえ、脳が万能だということは信じても良いと思う。
イエスが言う通り、「私には出来ない。だが、神(脳)に出来ないことはない」のである。
だが、多くの人が、脳を間違って使い、腰痛や肩凝りや胃潰瘍を作っている。言い換えれば、脳は、そんなものを作れるし、作る理由もある。
身体に関することだけでなく、脳は、いかなる現象も作り出せる。脳には宇宙が入っているし、極大なことから極微なことまで支配する量子機関なのだから。
斎藤一人さん流には、「俺がモテないのはおかしいだろ?」と脳に言えば、どうおかしいかはどうでもよく(笑)、おかしくないようにしてくれる。
あるいは、腰痛になったら「お前(脳)がやってるって知ってるんだぞ」と言えば、腰痛は消える。
それで言えば貧乏だって脳がやってるんだし、あがり症や不安症も脳がやってるんだ。だから、同じように消せる。
NLP(神経言語プログラミング)の開発者であるリチャード・バンドラーは、「脳は私がお気に入りの遊び相手」と言うが、NLPなんて、そんな小難しいものではなく、脳の説得術だ。仲良くなれば説得もし易い。
もしかしたら、斎藤一人さんが一番NLPがうまいことになる。習ったことはないだろうけど。
NLPでは、良いことは、「大きく」「明るく」「近くに」「カラーで」思い描く。
そうやって、脳に印象付けたら、脳が容易く現象化してしまうことがある。
脳と仲良く(笑)。








超能力の鍵

催眠状態になれば(つまり、無意識が心身を支配すれば)、限りなく高い能力を発揮出来ることを私が理解したのは、中学1年生の時だった。
たとえば、ある大空手家の有名なパフォーマンスに、十円硬貨などのコインを指で折り曲げるというものがあり、これは、科学的には、人間に可能と不可能のギリギリの境界にあることらしい。
つまり、その大空手家は、もしかしたら、人類を超える能力を持っていたのかもしれないわけだ。
しかし、催眠状態では、誰でもこれが出来てしまうらしい。
ある、お金さえ出せば誰でも受講出来るセミナーで、受講者全員に、素手で自然石を叩き割るとか、電話帳(いまどき、あまり見ないが)を素手で引き裂くといった、超人的な人間にしか出来ないパフォーマンスをやらせていた。これも、自己催眠状態に入る、あるいは、無意識を表出させるテクニックを活用しているのだろう。
海外で有名なものでは、アンソニー・ロビンズが昔やっていた、セミナー受講者に火渡り(燃えている炭の上を素足で歩く)をさせるものがある。
何度も書いたが、私の場合、こういったこととは違うが、人間に不可能なパフォーマンスを小学生の時から散々やっていた。私は、自己催眠のテクニックを、誰にも教えられずに使えたのだろう。

精神科医で、自分や他人を催眠状態に導く能力が異常に高かったのがミルトン・エリクソンで、彼の治療実績も抜群だった。
エリクソンの催眠技術を研究し、活用したのが、リチャード・バンドラーが開発したNLP(神経言語プログラミング)だった(今のNLPはどうか知らないが)。
そして、エリクソンといい、バンドラーといい、重要なことは、一瞬で催眠状態にすることで、大半の催眠術の使い手のように、時間をかけることをしない。
子供の時から催眠技術を使っていた私には分かるが、催眠は、一瞬でやってこそうまくいくし、実用的なのだ。

無意識に入る鍵は呼吸だ。
呼吸は、心臓や胃等の働きと同じく、自動で行われるが、呼吸だけは意識で制御出来る。つまり無意識に意識が介入出来る。
だが、意識が呼吸を無理に支配しても、あまり良い結果にはならない。
禅では、そんなことが分かっていたので、呼吸を数えることにしたし、仙道では、呼吸を観察することにした。
ちょっと難しいことを言えば、超能力を発揮するには、呼吸が自然に止まるようにやることが必要だ。
感動した時や、驚いた時には、自然に呼吸が止まるが、そんな状態を、意図的に起こすのである。
それが出来る能力があるかないかが、超能力者と凡人の違いなのである。
やり方は分かるが、無闇に教えて良いものか、疑問にも思う。
ただ、ごく当たり前の方法としては、好きなことに没頭することだ。ただし、本当に没頭出来るほど好きでないといけない。

無意識に入る訓練としては、やはり腕振り運動が良く、達磨も、超能力まで考えたかどうかは知らないが、健康法と言うよりは、能力開発法として考案したのではと思う。
つまり、意識せずに腕が振れるようになれば、もう、無意識に入っているのである。
それを習得するには、そこそこ時間がかかると思う。
毎日、励まれんことを。








祈りは一瞬でないと叶わない

NLP(神経言語プログラミング)の共同開発者リチャード・バンドラーは、NLPで病気を治すのは儲からないと著書に書いていた。
なぜかというと、瞬間で治ってしまうからだ。
病気は、時間をかけて治さないと儲からないらしい。
だが、NLPは「時間をかけて治せない」のだ。
病気の種類は問わない。
というのは、バンドラーは、全ての病気は心因性と決めつけているので、NLPの精神操作テクニックで治せる。
一切の病気は心因性と言っていたのは「心身医学の父」と言われるドイツのゲオルク ・グロデックも同じだった。
彼は、転んで怪我をすることすら、心因性と言っていたのであるが、私も全く賛成だ。

リチャード・バンドラーが高く高く評価し、NLP開発のために研究したのは、ミルトン・エリクソンの精神療法であるが、エリクソンは「魔法を使って治している」とまで言われたほどのあまりに優れた精神科医だった。
そして、エリクソンも、信じられない速さで患者の精神を変革し、心身の病気を治した。
病気ではないが、エリクソンは、ある手のつけられない不良高校生を、一言の対話で完全に更生されたこともあった。
そのエリクソンの娘も凄かった。
彼女が高校生の時は、一面識もない学園のヒーローを1本の短い電話で「落とした」。
また、高校教師になってからは、超暴力的で、全ての教師から恐れられていた危険な男子高校生を、一瞬で自分の崇拝者にしてしまい、彼が卒業するまでボディーガードにしていた。

NLPやエリクソンによる病気治療は、潜在意識による願望達成と似ている・・・というよりは、原理は同じなので、願望達成も一瞬でなければ成功しない。
具体的に言えば、願望を潜在意識にインプットすれば叶うのだが、潜在意識に願望をインプットするのは、一瞬でないと出来ないのだ。
例えば、事業が成功するよう、1時間祈ったとしても、その1時間の中で一瞬「事業が成功する」と潜在意識にインプットすればうまくいくが、逆に、1時間の祈りの中で一瞬「どうせうまくいかない」と潜在意識にインプットすれば確実に失敗する。
いつも、「富、富、・・・」と唱えていたら富がやってくるのも、そのどれかの「富」という言葉が、偶然に理想的な条件になった時に唱えられることで潜在意識に送られるからだ。
効率の良い方法は、息を吸って止め、「富」と唱えることだ。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるで、百回もやれば、一回くらいは、潜在意識にうまく届くかもしれない。
病気を治したいなら「治った」だ。
ただ、いかなる願いも、「成った」で良い。
部長になる、彼女を作る、結婚する、就職する、イケメンになる・・・何でも「成った」で通じる。
もちろん、ぴったりくるなら「よし」でも「はい」でも何でも良い。
あせらずにやることが大切だ。








境界知能

「境界知能」という言葉をご存じだろうか?
IQ(知能指数)の平均は100で、85から115の間が平均的とされる。
IQ70未満は知的障害と判定される。
問題は、「平均的とは言えないほどIQが低いが、知的障害には入れない」という、IQ70から84というグレーゾーンであり、これを「境界知能」と言うのである。
境界知能に属する人は、14%ほどもいて、日本中に1700万人もいると言われている。
境界知能に属する人は、普通の人と同じとして扱われ、学校では普通のクラスに入り、社会でも、普通の人のように働く。
そして、重要な問題が、境界知能に属する人は、ほとんどの場合、自分が境界知能に属していることを知らないことだ。

学校で、境界知能に属する人が、勉強が出来ることは、まずないと思う。それは特に、中学生になればはっきりしてくる。
境界知能に属する者は、他の子には理解出来ることが自分には理解出来ないことが不安になったり、ストレスになったりする。
また、自分は真面目にやっているつもりなのに、教師や、時には、親から、「怠け者」と非難されることもある。
宿題をやってこなかったことを怒られるが、やろうとはしたが、本当に出来ないのである。
勉強が出来る子が親切に勉強を教えてくれたりすると、その優しさに報いるためにも、しっかり理解しようとするが、どうしても分からない。そんなことを繰り返すと、その出来る子が立派な子であったとしても、忍耐にも限度があって見捨てられるし、自分がその(出来る)子に、自分が不真面目な子だと思われているかもしれないことが辛いこともあると思う。

境界知能に属する者は、社会に出て仕事に就いても、少し難しい仕事だと、どうしても覚えられず、仕事を教えてくれる上司や先輩に「不真面目なやつ」「やる気のないやつ」と思われ、厳しい扱いをされる。
あるいは、仕事でしょっちゅうミスをして、上司や、あるいは、顧客に厳しく怒られ、苦しい思いをする。

境界知能に属する者が、たまたま何かのきっかけで精神科の病院やクリニックに行き、検査を受け、自分が境界知能に属すること、つまり、普通の人に比べ、知的能力が劣ることを知ると、ほっとする場合が多いという。
これまでは、「なぜ自分がこんなに怒られるのか」「なぜ、自分が人に迷惑をかけ、嫌われるのか」「なぜ、自分はどうしても失敗するのか」が分からなかったが、その長年の疑問が解決するのであるから、むしろ、喜びの方が多いものらしい。

上記のようなことは、少しは注目されてきているらしい。
ところで、私は、別のことを問題にしたいのである。
それは、「パートタイムの境界知能」である。
普段は、平均的な知能、あるいは、それ以上なのであるが、時として、境界知能以下の知能になってしまうことだ。
もちろん、酒を飲んだりといった極端な場合を始め、睡眠不足である時や、不安やストレスを抱えている時、何か非常に気になる問題を抱えている時には、知的能力が大きく低下する場合はある。
しかし、周囲から普通に見えるだけではなく、自分でも普段通りと思っているのに、なぜか、分かるはずのことが分からなず、出来るはずのことが出来ない。
アルツハイマー病の初期症状としても、そんなことがあるらしいが、そういうわけではなく、子供の時から、そんなことがよくあるという場合である。
実は、私は、しょっちゅうなのだ。
私はシステムエンジニアだが、顧客や他の技術者とのシステムの打合せの際、そうなってしまって、相手の言うことが全く理解出来ず、戸惑ったことがある。
電車の切符の自動販売機で切符を買おうとして、そうなってしまい、必要な切符を買うことが出来ず、自動販売機の前で固まってしまい、後ろに並んでいた人に迷惑そうな声をかけられたこともある。

この「パートタイムの境界知能」について、L.ロン.ハバートの、知的能力の原理とその開発技法である『ダイアネティックス』が、割とうまく説明しているように思えたので、一頃、夢中になったことがあるが、今は、『ダイアネティックス』は矛盾も抱えた原理と技法だと私は思っている。しかし、それでも、興味深い部分はやはりあるのだ。
それで、『ダイアネティックス』が正しいかもしれない部分として、パートタイムの境界知能を引き起こすには、トリガー(引き金のこと。何かを開始するための命令や信号)・・・つまり、何かのきっかけがあるということだ。
それが何であるかは分からないが、その人間固有のトリガーがあり、それは、一度、その人間にとりつくと、一生消えない。
そして、明確な境界知能を起こすトリガーでなくても、知的能力を低下させるトリガーなら、普通の人間で数百はある。
例えば、境界知能を引き越すトリガーが「飛行機」という言葉であるかもしれない。
普段は聡明な人間が、たまたま「飛行機」という言葉を聞いたら、たちまち、境界知能の状態に陥るのである。いや、境界知能どころか、知的障害にまで陥る、さらには、狂人の状態になる場合もある。

『ダイアネティックス』の書籍は世界中で2千万部も売れた、人類の歴史的ベストセラー書の1つであるが、批判も多い。
そもそも、著者のL.ロン.ハバードが批判の多い、いわくつきの人物と見なされることが多い。
良く知られたところでは、ハリウッドの大俳優トム・クルーズが熱心に信仰する宗教で、他にも著名人の信者も多いサイエントロジーを作ったのはハバードだが、サイエントロジーをカルト指定している国もあり(フランスがそうであったと思う)、サイエントロジーには、あまり良いイメージはないかもしれない。
一方、ハバードの書いた教育書は、稲盛和夫氏や、地位のある教育関係者が公式に推薦していたこともある。
これは誰も言わないが、私は、ハバードとは、「パートタイムの境界知能に陥ることのある非常に優秀な人間」と思っている。

人間の脳や心は、複雑で神秘的で、闇も多いのかもしれない。
脳の欠陥と言うか個性と言うかは微妙だが、脳のある種の特徴によって、その脳の持ち主がサイコパスになるという説もある。
「神経限度プログラミング(NLP)」は、脳の性質を高度に理解し、脳を有効に使おうとする技術としてリチャード・バンドラーが研究し、構築したものである。

私は、頭の悪い人間に「キチガイ」と言われることが時々あるが、人に「キチガイ」などと言うのは、頭の悪い馬鹿に決まっている。
ただ、私は、彼らが私に「キチガイ」と言うのに、どこか納得しているのである。
彼らは、私の中に、自分と似たものを認めるからこそ、そう言うのだろう。
『ダイアネティックス』では、知能の低下を起こすトリガーを「エングラム」と言うのだが、それを自分で消すのは不可能で、「オーティティング」という技術が必要なのだが、詳しくは言わないが、これがかなり怪しい技術であると私は個人的には思っている。
私は、自分で、エングラムを消す方法を作ろうと思う。まあ、自信はあるのである。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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