引き寄せが出来ない原因は、「我が強い」か「心が弱い」かだが、実際は、「我が強いから心が弱い」の1つだ。
それなら、我を弱くすれば引き寄せは出来るはずだが、現代は非常に厄介な問題がある。
それは、人々にモラルがないことだ。モラルがないと我は強いままだ。
よって、どうしたって、モラルがない人間には引き寄せは出来ない。
日本人だけに限らないが、モラルが崩壊してしまっている原因は、社会主義国家が学校、マスコミを使って民主主義国の国民のモラルを破壊してしまった・・・ように思われる(陰謀論と言われることもあるので、一応「思われる」に留める)。
日本人は同じ考え方をする傾向が非常に強いので、見てすぐ分かる狂人的なタイプは少ないが、皆一様に、心がどんより腐ってしまっている。

それなら、モラルを取り戻せば良いのだが、それには20年くらいはかかるという説がある。
モラルを破壊するのに20年かかり、再生させるにも、同じくらいかかるのだ。
そして、日本人のモラル破壊は、遅くとも、1990年代までには完了しているのではないかと思う。

モラルはなくても、善の心が残った者もいる。
そんな人達は、善良な良い人に見えるが、どこか奇妙でおかしなことばかりやるのである。
善の心が全くなければ、欲望のために今すぐにでも犯罪的行為を行う。そんな人は、地位が高いと言われる人々の中には、かなり多い。たとえば政治家や、もっと身近には学校の教師だ。
そして、やはり、モラルがない者に引き寄せは出来ず、何ごとも思うようにいかない。

さっきも述べたが、モラルを取り戻すには20年はかかるが、それを待つわけにはいかない(日本が滅びる)。
そこで、モラルがない者でも引き寄せを行えるように、強制的に我を消す方法が必要になる。
多くの場合は、我を消す中で、ある程度はモラルを取り戻すが、心がおかしな引き寄せ名人も生む恐れがある。しかし、もう待っていられないのだ。

で、結局、我を弱くするには、訓練が必要で、その訓練とは繰り返しである。
よって、繰り返しの出来ない者は、もう、どうやったって引き寄せは出来ない。

数を数えながら、腕振り運動を淡々と出来るのはモラルがある者だが、せめて、時間がある時でいいから、立って、出来るだけ長く腕振り運動をやれば、そこそこモラルが回復し、引き寄せも出来るようになる。
腕振り運動も、後ろに振る方法と、前に振る方法があるので、多少は退屈を紛らわすことが出来る。
別に腕振り運動でなくても、その気になれば数千回と繰り返すことが出来る運動であれば何でも良く、私の場合、何度かご紹介したナンバ四股(佐川幸義流の四股とほぼ同じ)も行っている。

さらに言えば、運動でなくても、マントラを唱えたり、念仏、お経、祝詞、祓詞、いろは歌を唱えるのでも良い。長時間、繰り返せば良いのである。
その中で、極めて強力な効果があるのが、時々ご紹介する「知恵の呼吸法」で、
(1)「私はこれではない」(呼気)
(2)「私は誰か?」(吸気)
(3)「私は神である」(呼吸停止)
と心で唱える。
時間がある時、出来れば10分は静かに行い、20分ならさらに良い。
しかし、時間を見つけて、数回でも(あるいは1回でも)やることを心掛け、それを毎日続ければ、モラルが向上し、みるみる引き寄せの能力が上がる。

すっかりモラルを失い、腐りきった日本人を救えるのは、これくらいと思う。
このままでは、今後、日本人は非常に厳しいことになる。
イエスがエルサレムについて言ったように、日本は「最後はいささか辛いことになる」のである。
そうならないためにも、引き寄せの能力の向上に努めることが望ましいが、ほとんどの人はやらないと思う。憐れ日本よ・・・である。