ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

瞑想

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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自分の属性の設定を簡単に行えるようになるには

目の前の世界が、瞬間瞬間に作られていることに気付いたことがある人もいると思う。
ヘレン・ケラーは見えないし聴こえなかったが、五感が幻想であることに気付いた。
というのは、彼女は、見えず聴こえないのに世界の本質が掴めたのだから、物質世界で生きるのに不便ではあるが、本質的には五感はそれほど重要ではないと気付いたのだ。
世界の本質は、プラトンがイデアと呼んだ実相世界だ。

見えている場合は、一瞬一瞬に作られ続けている世界を見ているのである。
どんな仕組みで世界が作られているのかは分からないが、作っているのは自分の潜在意識だ。
それで、潜在意識に設定を与えると、潜在意識はそれに沿った世界をいい感じに作ってくれる。
どうやったら、設定を潜在意識に渡せるのかは、いろんな方法がある。
だが、普段、自分の心(顕在意識)が潜在意識に潜り込んで、潜在意識に慣れていれば、ごく自然に設定を渡せる。
潜在意識に潜り込む一般的に知られている方法が瞑想だ。
瞑想を十分にやっていると、潜在意識に慣れ、潜在意識との対話が容易なので、設定を簡単に渡せる。

瞑想に特別な方法はなく、最も簡単なやり方は呼吸を意識することだ。
潜在意識がコントロールしている呼吸を意識すれば、どんどん潜在意識に潜り込める。
他には、ソルフォジオ周波数の音楽をただ聴くという方法もある。
今はYouTubeでソルフォジオ周波数音楽が沢山登録されてきるので、気に入ったものを聴けば良いと思う。
これらのことで潜在意識に潜り込むことに慣れると、自分の属性の設定(引き寄せ界で言う「なる」)の仕方が自然に分かってくる。
自分の属性の設定の仕方を言葉であれこれ聞くより、このようなやり方の方が早いかもしれない。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)引き寄せの法則 エイブラハムとの対話(ヒックス夫妻)
(2)オプティミスト(ヘレン・ケラー)
(3)ソルフェジオ・ヒーリング528~脳力を高める5つの周波数(林有三 )
(4)神様の周波数とシンクロする方法(志賀一雅)
(5)魂の体外旅行(ロバート.A.モンロー)

紅葉
AIアート2147
「紅葉」
Kay

芸術鑑賞の目的

研究によれば、人は頭の中で、1分間に300もの言葉をつぶやいているらしい。
それは、自分でつぶやこうとしてつぶやくのではなく、自動的に出て来るつぶやきだ。
そして、ほとんどの人の頭の中のつぶやきは「駄目だ」「足りない」「出来ない」といった否定的な言葉が優勢らしい。
この頭の中のつぶやきが肯定的な人が成功する。
そこで、自分の意思で「大丈夫」「うまくいく」「幸せだ」「ありがたい」といった肯定的な言葉をつぶやくことで、自動的なつぶやきを肯定的なものに変えることが出来るのではないかと思われ、実際、それで良い結果が出る場合があるようだ。
ただし、特に大人になってから、頭の中のつぶやきを肯定的にしようとしたら、よほどの数、肯定的な言葉をつぶやかなければならないようだ。
肯定的な言葉や文言を唱えることをアファーメーションと言うが、それで自動思考の性質を肯定的に変え、成果を上げた人は皆、「アファーメーションは徹底的にやる」「起きている時間はずっと行うくらいの勢いでやる」と言う。
そのくらいの意欲がなければ、うまくいかないのだろう。
しかし、それが出来る人は、おそらく、ほんのわずかだろう。

私も、子供の時から、「何でこんな言葉が」と思うようなつぶやきが不意に口から出ることがあったが、その全ては、否定的というか、馬鹿げた、愚かな、中には、おぞましい言葉もあった。周囲から悪い言葉をインプットされ、それを知らず知らず頭の中で繰り返していたのだと思う。
悪い言葉ほど唱え易いということはあると思う。
私は子供の時、言葉をしゃべる大型インコを飼っていて、大型インコやオウムの飼育に関する本を読んだが、「悪い言葉ほど憶え易い」と書かれているのを見て、「そうだろうなあ」と思ったものだった。
私は、「殺してやる」系の物騒な言葉がふと出て来て、恐ろしく思うことがあった。それは、テレビの影響や、テレビドラマや漫画のセリフを真似して言う者の影響だろう。

否定的な言葉が、頭の中で自動再生されるままにしておくと、まあ、ロクな人生にならないことは見当がつく。
実際、ロクでもない人生を送っている人の頭の中は、否定的な言葉が延々と再生されているのだろう。
「ありがとう」とか「愛しています」などの言葉を数多くつぶやけば幸福になるといったことを言う人がよくいるが、まあ、そうなんだろうけど、よほどの数をつぶやかなければ効果はないし、これらの言葉に抵抗を感じる人も多い。私もそうである。

アファーメーションで、自動思考の内容を力技で変えるより、自動思考を止める方が効果が高いと思われる。
昨日も述べたが、シーモア・パパート(科学者、教育者)のように、幼い時に見て感動した歯車を頭の中に思い描くことで思考を止める等である。
意図的に思考を止めることも有効であるが、普通の人には持続が難しい。
金持ちには、日本刀を飾っている人がいるが、あれも、日本刀が好きということもあるだろうが、見ていたら思考が消えるという効果が確実にあると思う。
私も、美しいナイフを沢山持っているので、もっと見るべきだろう。
当然、名画や彫刻を見ることにも、思考を止める高い効果がある。
ただ、美しいと言っても、美男美女の類は、妄想など、余計な思考を起こさせる場合が多いので、やはり芸術作品が良いと思われる。
芸術作品を鑑賞する目的は、実は思考を消すことにあると思う。
もちろん、クラシックの名曲もそうである。
初音ミクなどの合成音声は、人間の声と違って、本来は感情的な反応が少なく、しみじみと聴くと良い効果があるかもしれない。
また、呼吸に集中するマインドフルネスや瞑想などにも思考を消す効果がある。
かつては、「瞑想しない人間が成功することはない」と言われるほど、瞑想が重視されたものだが、人々が忙しく、余計な思考ばかりするようになって、そんなことが言われないようになった。
どんな方法にせよ、思考を消す努力はすべきであると思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)マインドストーム(シーモア・パパート)
(2)私の声はあなたとともに ~ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー~
(3)残酷すぎる成功法則(エリック・バーカー。橘玲 )
(4)アマナ・マハルシの教え(山尾三省訳)

清浄な空気
AIアート1508
「清浄な空気」
Kay

瞬間瞑想の妙技

瞬間でゾーンに入る方法は、割といろいろなところでヒントが示されている。

たとえば、「倶胝竪指(ぐていじゅし)」という禅語にあるように、単に人差し指を立てるというものがある。
武道で、人差し指を使わないというのも、小指や薬指の力を重視すると共に、人差し指を立てると緊張が取れ、ゾーンに近付くからである。
よって、最もシンプルな方法として、人差し指を立てると良い。

ただ、多くの宗教や密教の儀式では、むしろ、人差し指と中指を立てるということが行われる。
中指を曲げることには、わずかな緊張があり、人差し指と共に中指を立てるというのは、案外に理に適っている。
九字を切る時も、伸ばした中指と人差し指を合わせて、剣と見立てて切るのである。
人差し指を立てるか、人差し指と中指を立てるかは、それぞれ試してみて、自分に合うと思う方をやれば良いが、早い話が、どちらでも良いし、使い分けても良い。

他にも、仏像によくあるように、親指と、同じ手の他の指1本で輪を作るというものがある。
親指と人差し指、親指と中指の組み合わせが多いが、有名な京都の広隆寺霊宝殿に安置されている「宝冠弥勒」(国宝彫刻の部第一号)では、弥勒菩薩は、親指と薬指で輪を作り、中指を頬に当てている。これが究極のポーズである。

余計なことは言うまい。
上記の中の1つでも良いから、それを行って1秒から数秒、精神を統一すればゾーンに近付き、慣れれば、簡単にゾーンに入れるようになると思う。
ゾーンに近付くだけでも、直観が冴え、引き寄せも起こると思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)数霊のメッセージ(佐々木将人)
(2)未来仏ミロクの指は何をさしているか ~2012年・25年・39年の秘予言~(五島勉)
(3)魅惑の仏像 弥勒菩薩 ~京都・広隆寺~
(4)現代語訳 無門関 禅問答四十八章
(5)瞑想と潜在能力 ~“直観瞑想”は眠れる才能を呼び醒ます~(中山正和)
(6)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(7)天狗芸術論・猫の妙術

白薔薇の恍惚
AIアート1405
「白薔薇の恍惚」
Kay

瞬間瞑想

今後、特に、この狂った世界では、ゾーン(フロー、至高体験)に入る能力がなければ悲惨を免れないかもしれない。
だが、ゾーンに入ることが出来れば、世界は自分の王国、あるいは、遊び場になる。
ゾーンとは、浸りきるものではない。
潜在意識と自在に交流しつつ、意思が鮮明な状態・・・仏教で言うような「自己を忘れつつ、目が覚めている状態」が瞬間にでもあれば良い。
オリンピックで10個のメダル(金9、銀1)を取った陸上短距離選手だったカール・ルイスが「記録は一時的だが、勝利の瞬間は永遠」と言って、記録をあまり重視しなかったり、新庄剛志さんが現役時代、「記録はイチロー君、記憶は僕」と言ったように、どんな人でも、「永遠の今」の価値を知っているのである。

ゾーンに入るには、瞑想に馴染んでおく必要がある。
そもそも、瞑想は、「永遠の今」であるゾーンを体験するためのもので、どれほど長時間瞑想をしても、求めるのは一瞬のゾーンだ。
よって、ゾーンがない長時間の瞑想より、ゾーンがある短時間の瞑想の方が価値がある。
そして、瞑想でゾーンを度々体験しておけば、日常でも好きな時にゾーンに入ることが容易くなる。
ゾーンは、瞑想では、超越意識とか純粋意識と呼ばれ、宇宙の、あるいは、自然の善潜在力を味方につけた無敵の状態である。
無敵の状態に馴染んでおけば、恐いものは何もない。

座禅でも、キリスト教徒の祈りでも、あるいは、岡田虎二郎の静坐でも何でも良い。
そういった瞑想を行う必要があるが、なかなかやれないと思うかもしれない。
だが、数秒なら可能と思う。
そして、数秒で良い。いや、数秒でないといけない。
数秒なら、誰でも、数十年修行を積んだ高僧やキリスト教徒のように、あるいは、死を賭けた大勝負に直面した武道の達人のように、心身を統一させた無我の境地に立てるのである。
形だけ、気分だけでもやってみれば、数秒なら出来た気になるはずだ。
この「出来た気になる」ことが重要だ。
だから、子供の方が簡単にやってしまう。
これを「1秒の統一」と言うことがあり、長時間の瞑想より優れたものだと言われている。
この1秒の統一、1秒の瞑想、1秒の悟りを重ねていけば、自在にゾーンに入ることを自然に覚える。
それは即ち、瞬間で世界を創造し、瞬間でパラレルワールド(並行宇宙)を移動し、瞬間で生まれ変わることである。
瞬間だからこそ出来るのである。
瞬間の統一、瞬間の瞑想にテクニックのようなものがあるわけではないが、あらゆるもの同様「うまい手」というものはあるものだ。
また、いろいろ書いていこう。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)瞑想と潜在能力 ~“直観瞑想”は眠れる才能を呼び醒ます~(中山正和)
(2)禅と脳 大脳生理学と宇宙物理学から「さとり」を科学する(中山正和)
(3)空海入門(ひろさちや)
(4)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(5)至高体験(コリン・ウィルソン)
(6)天狗芸術論・猫の妙術

柔かな乙女
AIアート1404
「柔らかな乙女」
Kay

自然瞑想

ゾーンに入れば何でも出来る。何でも出来るし、何でも(奇跡でも)起こる。
※ゾーンについては前回の記事参照

では、どうすればゾーンに入れるのかというと、よほどの緊急事態の時、火事場の馬鹿力的に偶然に入ることもあるが、それでは自在性・・・つまり、自由にゾーンに入ることが出来ない。
自在にゾーンに入るのは能力だ。
その能力を得るには瞑想しかない。

だが、世の中には、沢山の瞑想法があり、今はマインドフルネスが人気があるように見えるが、それは単に、マインドフルネスがビジネス・・・早い話が金儲けになるからだ。
私は、小学4年生の時に良い瞑想をし、いろいろな不思議を起こした。
そのやり方は何もない。
道元が言った通り、「只管打坐(しかんたざ)」、つまり、「ただ座る」で、それ以上の何もない。
私は、映画や漫画で、主人公の武道家や超能力者が座禅をするのを見て真似しただけだが、彼らは、座禅のやり方などいちいち語らず、ただ目を閉じてじっと座っているだけだった。
そのまま真似すれば上手くいくのである。
呼吸がどうだの、どこに意識を持っていくだの、マントラを唱えるだのといったものは何もない。
また、座り方も、結跏趺坐だの半跏府座だの胡坐だの正座だのも関係ない。好きな座り方で良く、椅子に座っても良い。
尻に座布団を敷くだの、頭頂と首と腰が一直線になるだのといったことも、どうでも良い。
大切なことはただ1つ。
毎日やることだ。
毎日やっていれば、自然と正しいやり方になる。
時間は1分でも良いが、私は小学4年生の時、寝る前に座禅をするのが楽しみでならないほどになった。
自由瞑想は、それほど楽しいのである。

禅語にもあるが、座禅の経験など全くない男が、僧に「ただ座れ」と言われ、部屋の中でじっと座っていたら、翌日には超能力者になり、何でも出来るようになっていた。
やり方を教わらなかったことが良かったのである。
私も、中学生時代までは不思議な力が強かったが、瞑想の本を読んだり、挙句、TM(超越瞑想)を習ったりして、すっかり駄目になった。
ただ、じっと座る。それで良いのである。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)瞑想と潜在能力(中山正和)
(2)天才脳の構造・釈迦の悟り(中山正和)
(3)新釈 荘子 (PHP文庫)
(4)天狗芸術論・猫の妙術(佚斎樗山)
a href="https://amzn.to/41XSvjM" target="_blank">(5)トーチェ氏の心の法則(ジョエル・マリー・トーチェ、チャンピオン・K・トーチェ)

掃き溜めの中の花
AIアート1401
「掃き溜めの中の花」
Kay

プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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