研究によれば、人は頭の中で、1分間に300もの言葉をつぶやいているらしい。
それは、自分でつぶやこうとしてつぶやくのではなく、自動的に出て来るつぶやきだ。
そして、ほとんどの人の頭の中のつぶやきは「駄目だ」「足りない」「出来ない」といった否定的な言葉が優勢らしい。
この頭の中のつぶやきが肯定的な人が成功する。
そこで、自分の意思で「大丈夫」「うまくいく」「幸せだ」「ありがたい」といった肯定的な言葉をつぶやくことで、自動的なつぶやきを肯定的なものに変えることが出来るのではないかと思われ、実際、それで良い結果が出る場合があるようだ。
ただし、特に大人になってから、頭の中のつぶやきを肯定的にしようとしたら、よほどの数、肯定的な言葉をつぶやかなければならないようだ。
肯定的な言葉や文言を唱えることをアファーメーションと言うが、それで自動思考の性質を肯定的に変え、成果を上げた人は皆、「アファーメーションは徹底的にやる」「起きている時間はずっと行うくらいの勢いでやる」と言う。
そのくらいの意欲がなければ、うまくいかないのだろう。
しかし、それが出来る人は、おそらく、ほんのわずかだろう。
私も、子供の時から、「何でこんな言葉が」と思うようなつぶやきが不意に口から出ることがあったが、その全ては、否定的というか、馬鹿げた、愚かな、中には、おぞましい言葉もあった。周囲から悪い言葉をインプットされ、それを知らず知らず頭の中で繰り返していたのだと思う。
悪い言葉ほど唱え易いということはあると思う。
私は子供の時、言葉をしゃべる大型インコを飼っていて、大型インコやオウムの飼育に関する本を読んだが、「悪い言葉ほど憶え易い」と書かれているのを見て、「そうだろうなあ」と思ったものだった。
私は、「殺してやる」系の物騒な言葉がふと出て来て、恐ろしく思うことがあった。それは、テレビの影響や、テレビドラマや漫画のセリフを真似して言う者の影響だろう。
否定的な言葉が、頭の中で自動再生されるままにしておくと、まあ、ロクな人生にならないことは見当がつく。
実際、ロクでもない人生を送っている人の頭の中は、否定的な言葉が延々と再生されているのだろう。
「ありがとう」とか「愛しています」などの言葉を数多くつぶやけば幸福になるといったことを言う人がよくいるが、まあ、そうなんだろうけど、よほどの数をつぶやかなければ効果はないし、これらの言葉に抵抗を感じる人も多い。私もそうである。
アファーメーションで、自動思考の内容を力技で変えるより、自動思考を止める方が効果が高いと思われる。
昨日も述べたが、シーモア・パパート(科学者、教育者)のように、幼い時に見て感動した歯車を頭の中に思い描くことで思考を止める等である。
意図的に思考を止めることも有効であるが、普通の人には持続が難しい。
金持ちには、日本刀を飾っている人がいるが、あれも、日本刀が好きということもあるだろうが、見ていたら思考が消えるという効果が確実にあると思う。
私も、美しいナイフを沢山持っているので、もっと見るべきだろう。
当然、名画や彫刻を見ることにも、思考を止める高い効果がある。
ただ、美しいと言っても、美男美女の類は、妄想など、余計な思考を起こさせる場合が多いので、やはり芸術作品が良いと思われる。
芸術作品を鑑賞する目的は、実は思考を消すことにあると思う。
もちろん、クラシックの名曲もそうである。
初音ミクなどの合成音声は、人間の声と違って、本来は感情的な反応が少なく、しみじみと聴くと良い効果があるかもしれない。
また、呼吸に集中するマインドフルネスや瞑想などにも思考を消す効果がある。
かつては、「瞑想しない人間が成功することはない」と言われるほど、瞑想が重視されたものだが、人々が忙しく、余計な思考ばかりするようになって、そんなことが言われないようになった。
どんな方法にせよ、思考を消す努力はすべきであると思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)マインドストーム(シーモア・パパート)
(2)私の声はあなたとともに ~ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー~
(3)残酷すぎる成功法則(エリック・バーカー。橘玲 )
(4)アマナ・マハルシの教え(山尾三省訳)

AIアート1508
「清浄な空気」
Kay
それは、自分でつぶやこうとしてつぶやくのではなく、自動的に出て来るつぶやきだ。
そして、ほとんどの人の頭の中のつぶやきは「駄目だ」「足りない」「出来ない」といった否定的な言葉が優勢らしい。
この頭の中のつぶやきが肯定的な人が成功する。
そこで、自分の意思で「大丈夫」「うまくいく」「幸せだ」「ありがたい」といった肯定的な言葉をつぶやくことで、自動的なつぶやきを肯定的なものに変えることが出来るのではないかと思われ、実際、それで良い結果が出る場合があるようだ。
ただし、特に大人になってから、頭の中のつぶやきを肯定的にしようとしたら、よほどの数、肯定的な言葉をつぶやかなければならないようだ。
肯定的な言葉や文言を唱えることをアファーメーションと言うが、それで自動思考の性質を肯定的に変え、成果を上げた人は皆、「アファーメーションは徹底的にやる」「起きている時間はずっと行うくらいの勢いでやる」と言う。
そのくらいの意欲がなければ、うまくいかないのだろう。
しかし、それが出来る人は、おそらく、ほんのわずかだろう。
私も、子供の時から、「何でこんな言葉が」と思うようなつぶやきが不意に口から出ることがあったが、その全ては、否定的というか、馬鹿げた、愚かな、中には、おぞましい言葉もあった。周囲から悪い言葉をインプットされ、それを知らず知らず頭の中で繰り返していたのだと思う。
悪い言葉ほど唱え易いということはあると思う。
私は子供の時、言葉をしゃべる大型インコを飼っていて、大型インコやオウムの飼育に関する本を読んだが、「悪い言葉ほど憶え易い」と書かれているのを見て、「そうだろうなあ」と思ったものだった。
私は、「殺してやる」系の物騒な言葉がふと出て来て、恐ろしく思うことがあった。それは、テレビの影響や、テレビドラマや漫画のセリフを真似して言う者の影響だろう。
否定的な言葉が、頭の中で自動再生されるままにしておくと、まあ、ロクな人生にならないことは見当がつく。
実際、ロクでもない人生を送っている人の頭の中は、否定的な言葉が延々と再生されているのだろう。
「ありがとう」とか「愛しています」などの言葉を数多くつぶやけば幸福になるといったことを言う人がよくいるが、まあ、そうなんだろうけど、よほどの数をつぶやかなければ効果はないし、これらの言葉に抵抗を感じる人も多い。私もそうである。
アファーメーションで、自動思考の内容を力技で変えるより、自動思考を止める方が効果が高いと思われる。
昨日も述べたが、シーモア・パパート(科学者、教育者)のように、幼い時に見て感動した歯車を頭の中に思い描くことで思考を止める等である。
意図的に思考を止めることも有効であるが、普通の人には持続が難しい。
金持ちには、日本刀を飾っている人がいるが、あれも、日本刀が好きということもあるだろうが、見ていたら思考が消えるという効果が確実にあると思う。
私も、美しいナイフを沢山持っているので、もっと見るべきだろう。
当然、名画や彫刻を見ることにも、思考を止める高い効果がある。
ただ、美しいと言っても、美男美女の類は、妄想など、余計な思考を起こさせる場合が多いので、やはり芸術作品が良いと思われる。
芸術作品を鑑賞する目的は、実は思考を消すことにあると思う。
もちろん、クラシックの名曲もそうである。
初音ミクなどの合成音声は、人間の声と違って、本来は感情的な反応が少なく、しみじみと聴くと良い効果があるかもしれない。
また、呼吸に集中するマインドフルネスや瞑想などにも思考を消す効果がある。
かつては、「瞑想しない人間が成功することはない」と言われるほど、瞑想が重視されたものだが、人々が忙しく、余計な思考ばかりするようになって、そんなことが言われないようになった。
どんな方法にせよ、思考を消す努力はすべきであると思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)マインドストーム(シーモア・パパート)
(2)私の声はあなたとともに ~ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー~
(3)残酷すぎる成功法則(エリック・バーカー。橘玲 )
(4)アマナ・マハルシの教え(山尾三省訳)

AIアート1508
「清浄な空気」
Kay