ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

目標を紙に書く

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
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紙に書けば願いが叶うわけではない

「紙に願いを書けば叶う」という話がある。
事業家であり、有名な自己啓発指導者である人が著書に、「紙に書いた目標を後で見返してみたら、書いたことを忘れているものまで叶っていて驚いた」といったことを書いていた。
一方で、普通の人は、いくら書こうが全然叶わないのである。まあ、これから叶うという可能性もあるが、生きているうちに叶えば良いのだが。

「紙に目標を書く」ことに関する、こんな調査がアメリカであったらしい。
正確な数字は覚えていないので、大体の雰囲気であると思って欲しい。
65歳以上の高齢者へのアンケートの結果がこうであった。
・生活に余裕がある:3パーセント
・余裕はないが経済的に自立している:10パーセント
・生活のための援助を必要としている:87パーセント
そして、経済的に自立している13パーセントは、若い時から目標を持っており、余裕がある3パーセントは、目標を紙に書いていたという。

ところが、こんなアンケート調査結果があった。
ある大学で、卒業生に、将来、どのくらいの資産を持ちたいかアンケートし、そのアンケートを大学でずっと保管していた。
数十年後調査したところ、具体的な金額を書いた卒業生は3パーセントだったが、その3パーセントの卒業生が、その時の全卒業生の資産の95パーセントを保有していた。

種明かしはこうである。
紙に書くかどうかは本当はどうでもよく、成功の要因は別のことだ。
ただし、その本当の要因を持つ者は、確かに、目標を紙に書く傾向が高い。
そして、本当の要因は「決意する」ことだ。
なるほど、決意したことは、紙に書いておきたくもなるだろう。

願いがあれば、それを叶えると決意すれば良いのである。
ただし、同じことを何度も何度も決意するというなら、本当は決意していないのだ。
「よし、決めた」と本当に思ったら、もう忘れたって叶う。
そのためには、一度、きちんとした言葉にすると良い。
例えば、「人気イラストレーターになる」ってね。
そして、「決めた」と思えば良い。
重々しい決意は必要ない・・・というより、してはいけない。
重々しい決意をした者ってのは、いつまでも「人気イラストレーターになるぞ」と言ったり思ったりするのだ。
決意ってのは、宇宙の彼方にぽーんと投げるものだ。
一度投げたら、宇宙の彼方に届いてしまう。
ベルベル・モーアって人は、宇宙に、「私にぴったりの彼氏ちょうだい」と「注文したら」当然のように叶ったらしい。
彼女は、いつでも、願いを叶える決意があるのだ。そんな性質を獲得していたのだ。
だが、普通の人は、そうではない。そんな重要な違いがあるのだが、彼女はそれに気付かず、ただ自分のようにやればいいと本に書いたのだ。

どうしたらいいかって、簡単だ。
決意する練習をすれば良い。
普段の生活の中で、何事においても「よし決めた」と思って、決めてしまうのだ。
「今日のお昼はパスタだ。決めた」
こんな感じで良い。
そして、実際にパスタにすることだ。
もし、事情があってパスタが食べられなくても、気にする必要はない。
ただし、パスタが食べられる状況で、いい加減に止めるなんてことをしてはいけない。
いつも言うが、決意は、軽くて良いが真面目でなくてはならない。

尚、ややこしいが、ベルベル・モーアの『その望みは宇宙がかなえてくれる』(2008)と『星からの宅配便』(2004)は、原書が同じで、同じ人が翻訳しているのに、微妙に違う。これをどう解釈すれば良いか分からないが、悪意とは考えないようにしている。
良い本だとは思うが、鵜呑みにしない方が良い。
著者自身が、宇宙の法則を理解不足であると思う。
つまり、自分は出来るが、誰でも出来るようにうまく表現出来ていない。
そこを気をつけて読むと良い。








カードで目標を叶える

叶えたい目標があれば、それをカードに書き、それを度々取り出して見ると良い。
例えば、ExcelのVBAプログラミングをマスターしたいなら、「Excel VBAマスター」「Excel VBAの達人」「Excel VBA使い」等、自分の好きな表現で書く。
体重47kgのスリムな身体になりたければ、「47kgのスリムな身体」「体重47kg」などになるだろう。
このように、目標が既に成った・・・実現済みとして書くのである。

アメリカでこんな調査報告があったらしい。
65歳以上の人々を調査したところ、自分で生計を立てているのは30%、そのうち、余裕ある暮らしをしているのは7%(3%説もある)だった。
つまり、70%の人は、何らかの援助なしには生活出来ないのである。
そして、それぞれの階層で、どんな特徴があるかを探ったところ、単純な法則が見つかった。
すなわち、自分の力でやっている30%の人達は目標を持っていて、余裕ある7%の人達は目標を紙に書いていた。

アメリカの有名大学で、卒業時に、将来の目標を書いてもらい、20年後に調査すると、目標資産を数字で書いていた2%の卒業生が、卒業生全員の80%の資産を所有していたという。
目標を明確にすることの威力を示しているが、そのためには、紙に書くのが一番である。
時々、ジェフ・ベゾスに抜かれることはあっても、世界一の大富豪の代名詞のような、マイクソフト創業者のビル・ゲイツは15歳の時、「25歳までに100万ドル」と目標を紙に書いていた。もちろんゲイツは、25歳より早く、それをはるかに超える額を得ている。
つまらない例で恐縮だが、私は昔、仲良くなりたい女の子がいたら、「○○は私の彼女」と書いた○○さんとは、覚えている限りは仲良くなっている。長続きしなかったが(目標は仲良くなることだけなので・・・)。
ただ、カードは度々見るべきなので、持ち歩く必要があるが、「○○は俺の彼女」なんて書いたもの、うっかり落として人に見られては大変だ(そんなものに限ってよく落とすものだ)。
それで、翻訳家の桑名一央氏の著書に倣い、例えば、彼女のイニシャルがKなら、「KBK」などと書いた。「(K)は(僕)の(彼)女」である。
(ただ、長期の壮大な目標であれば、目標をはっきり書き、机の引き出しの奥など、自分でも滅多に見ないところに入れておくと良いと教えるマスターもいる。)
上に挙げた、Excel VBAのマスターなら、別に見られても恥ずかしくないだろうが、見た他人が「お前には無理じゃない?」だの「VBAはもう駄目だよ」(全然駄目じゃない)などと、つまらないことを言うかもしれないので、やはり、「EVM(Excel VBAマスター」とか「EVT(Excel VBAの達人)」とかにすると良いかもしれない。
まして、「体重47kgのスリムな身体」なら、やはり、「47SK」としておけば、見られて困ることはあるまい。

まあ、今は、カードでなくても、スマートフォンのメモ帳アプリを使えば、目標をそのまま書いても人に見られる恐れは少ない。
また、グラフィックで仕上げるとテンションも上がって良いかもしれない。
ただ、人にもよるかもしれないが、案外に紙に書く方が長続きして、目標を達成し易いようにも思うのである。
ポイントは、なるべくシンプルに表現すること。
それに、あまり欲望ギラギラのものは、案外に情熱を失い易いことが多いので、ある程度の「ソフトタッチ」さも必要かもしれない。







統計的に必ず成功する簡単な方法が2つもあった

やや以前の調査だが、アメリカで60歳以上の人々について調査したところ、経済的に自立出来ていたのは30%で、余裕があったのは10%だった。
どんな原因でそうなったかについては、人種や宗教、住む地域よりも明確なこととして、経済的自立を果していた30%は「茫然とでも目標を持って」いたが、余裕があった10%の人々は「紙に目標を書いて」いた。
目標を紙に書いていたということは、その目標が具体的であるということだし、目標を書いた人達の中でも、上位に行くほど、「目標を数値で表現していた」「目標が高かった」ということが言えると思われる。
実際、アメリカのある大学で、卒業生に対し、将来の目標を提出してもらったところ、30年後に調査すると、資産目標を具体的な数字で記した3%の卒業生が、卒業生全体の資産の80%以上を持っていたという。
ということは、あなたも今すぐ、紙に「5000万円」とか書いておいた方が良いかもしれない。そして、こんなことは、「今すぐ」やる人だけが「本当に」やるのである。
尚、ビル・ゲイツは15歳で「100万ドル」と書いていたが、25歳の時には1000万ドル以上だったし、今では1000億ドル以上だから、額よりまず、書くことが重要かもしれない。
それよりも、15歳で100万ドルと書くゲイツは、極めて「普通でない」ことは確かだ。
ご存知ない方も多いと思うが、ツイッターでは、中学生や高校生が「月収5桁」とかを文字にしていて、案外に達成しているらしいので、書く効果はやっぱり大きいのだろうし、書くのは紙でなくても、電子媒体でもOKなのだということだろう。
ブルース・リーが紙に書いた目標額は2000万ドルだった。その額を達成したかどうかより、彼は32歳で亡くなるまで、俳優としてだけでなく、ビジネスでも成功していた。

ところで、こんな調査もある。
アメリカで、沢山の、頭脳、肉体とも優秀な若者達が、ネイビーシールズ(アメリカ海軍の特殊部隊)の入隊試験に集まる。
しかし、それほどの若者達でも、入隊試験でもある訓練に耐え抜けるのは、その中の10%以下だ。
その訓練は、あまりに過酷であることが知られていて、普通の人間なら、3分持たないとも、1日で発狂するとも言われる。
では、どんな人間が、その訓練を耐え抜けるかというと、過去の成績ではなく、常に頭の中で、「大丈夫だ」といった肯定的つぶやきを行っているものだと分かった。
つまり、自己暗示、アファーメーションである。それも、絶えざる自己暗示である。
これは、このブログでも、常に強調していることと一致する。
よろしければ、あなたは今すぐ、紙でも、スマートフォンのメモ帳でも良いが「1億円」と書き(1億円あるなら10億円)、今すぐ、自己暗示の言葉を選び、自己暗示を常に行うことである。例えば、斎藤一人さん式に「ツイてる」とか「俺はすごい」を、出来るだけ頻繁に。

以上で、あなたの将来は約束されたことになる。








呼吸数を減らす

目標を紙に書いたら、しっかりした場所にしまって、忘れてしまうと良い。
1年くらいして見てみたら、叶っているか、確実に正しい道を進んでいることが分かるだろう。
私は以前、手帳に目標を書いて、叶わなかったことがある。
度々、手帳を開いて見ていたからだ。

ある大作詞家は、息を吸って止め、止めている間に成功した場面をイメージし、息を吐いたら全部忘れたと言う。
それで、期待通りになるのだ。
私は、真似したが駄目だった。
同じことを何度もイメージしたからだ。
「忘れる」ことが大切である。

普段は、進化した宇宙人か仙人の真似でもすることだ。
どういうことかというと、呼吸の数を少なくするのだ。
彼ら(進化した宇宙人や仙人)の呼吸数は、地球の人間よりはるかに少ない。
だが、我々も、呼吸が、1分に5回くらいになれば、凡人をはるかに超え、1分に1回になれば、人間を超えているだろう。
ただ、無理をしないように。
重要なことほど、一足飛びにはいかないものだ。
究極的には、1時間1回とか、1日1回、あるいは、それ以下だが、その途中で、いろいろ嬉しいことになるだろう。
念仏も呪文も、呼吸の数を下げる。よって、優れた効果がある。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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