ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

王貞治

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

なりたいものに自動的になれる方法

合氣道家の藤平光一さんの『氣の威力』に書かれていたことで、印象深く覚えていることがある。
1962年の話だが、プロ野球のホームラン世界記録を持つ王貞治さんが、まだ若く、有名な一本足打法をマスターしようとしていた時、巨人軍のコーチだった広岡達朗さんが、王さんについて、
「これだけ努力する青年が大選手になれなかったら、この世に神も仏もないとつくづく思った」
と言ったらしい。
さすが王さん、相当な努力家なのだろう。
ところで、この話を思い出したきっかけが、最近、よく取り上げる、斎藤一人さんの、脳の話の講演だった。
その中で、斎藤さんは、こう言っていた。
「こんないい女なのに彼氏がいないのはおかしい。(そう)思わないと、いいの(いい彼氏)出て来ないの」
客観的にいい女であるかどうかは関係ない。
そういったことは、どうでもいいから、「だから(私に)いい彼氏が出来ないのはおかしい」と、脳に対して言えば、その通りになるということだろう。
その斎藤さんは、自分のことについてはこう言う。
「16の時から商人をやってて、お金がないなんておかしい。どうおかしいかの問題じゃなく、おかしいの(会場笑い声)。後は脳が考え出すの」

王さんは、それほど努力して大選手になったのだが、努力しても駄目な選手もいるはずだ。たとえ才能があっても駄目な人もいるだろう。
しかし、斎藤さん論では、王さんには、こんなことが起こったのだと思う。
まず、広岡コーチが、「これほど努力する人が大選手にならないなんておかしい」と思い、それが、王さんが成功する現象を引き寄せたのだ。広岡さんだって、王さんの成功を願っただろうし、コーチとして多くの権限があったので、いろんなことも出来ただろう。
そして、王さんも、自分が成功しないのはおかしいと思ったはずなのだ。
一般には、そのあたりの認識が欠けているので、努力至上主義みたいなものが生まれるのだろう。
そして、どんな理由でもいいから、でっち上げて「これで成功しないとおかしい」と思ったら、必要な努力は出来てしまうのだと思う。
その「成功しないとおかしい理由」は、斎藤さんの場合は「16から商人やってるから」であり、また、「自称いい女だから」でも良いのである。
普通は、16から商人をやっても成功するかどうかは全く分からないし、本当にいい女でも彼氏が出来ない人もいる。
しかし、「それでうまくいかないとおかしい」と脳に言えば、脳が、必要な状況を引き寄せ、必要な行動を自分に取らせるのだと思う。

私は、社会人になって最初の仕事はセールスマンだったが、ある時、ある奥さんに「あなたはセールスマンよりコンピューターやってるような人に見える」と言われた。
おとなしそうな美人の奥さんだった・・・というのはどうでも良いか(笑)。
それをなんとなく覚えていて、何年か経った頃、そんな自分がプログラマーになれないのはおかしいと思ったのだ。
そうしたら、何となくパソコンを買い、深夜まで趣味でプログラミングをやるようになり、気がついたらプロのプログラマーになっていたのである。
プログラマーになりたい人は、適当に理由をデッチ上げて、「私がプログラマーになれないのはおかしい」と脳に言えば良いのである。








理想の四股の原理は、王貞治氏やイチロー氏の一本足打法

大東流合気柔術式四股について、私はずっと、なぜ、誰もやり方をちゃんと示さないのだろうと思っていたが、ついに思い至ったのは、「決まったやり方はない」ということだ。
一昨日、ご紹介した、喜多原歓喜地氏の動画での、四股の説明も、どこか曖昧で、喜多原氏の独自色が感じられたのも、元々決まったやり方がないのだと思えば納得する。

この四股の決まっていることと言えば、足踏みであるということくらいだ。
しかし、我々が知っている足踏みと違って、手は振らない。
そして、足踏みでは、足を上げるというより、膝を上げるのだが、四股では、「足を浮かせる」という言葉が、最も当を得ていると思う。
よって、上げる脚の膝を曲げる必要はないが、少しは曲げた方が足を浮かせ易いので、そのようにするのである。
そうすると、自然、身体は、浮かせた足と反対の方向に傾き、床についた方の足にしっかり体重が乗る。
片足で体重を味わうようにした後、浮かせた足を降ろすが、その際、そっと降ろすことが肝心である。

私は、四股の神髄が見られるのは、王貞治氏の一本足打法だと思う。
もちろん、バッティングと四股は違うので、動きはかなり違う。
左打ちの王貞治氏は、ピッチャーが投球モーションに入ると(具体的には投手が脚を上げる時)、打席で右脚を上げ、そのままの姿勢で球を待って打つのである。
右脚を上げた王氏の左脚は、地面に突き刺さったように揺るぎなく立ち、さながら、地面と脚の間に気が通っているようである。
実際、王氏が片足立ちになった時は、大の男が少々押してもビクともしなかったらしい。
四股でも、このように、軸足がしっかりと立っているのが良いのである。

ところで、王氏の一本足打法は、かなり脚を高く上げるが、私は、実は、あんなに高く上げる必要はなかったと思う。
とはいえ、王氏は、一晩で一本足打法をマスターしたので、脚を高く上げた方が分かり易かったのだと思う。
そして、脚を高く上げない一本足打法をやったのが、イチロー氏の振り子打法だ。
王氏と同じく左打ちのイチロー氏は、右足を地面の上の低い位置に浮かせ移動させることで、タイミングを取ると同時に、軸足に体重を乗せ、一瞬、しっかり軸足を固定したのである。
イチロー氏は、メジャーに行った際に振り子打法を止めたが、実質では変わっていない。

四股でも、足は浮かせなくても良いと言えば良いのだと思う。
しかし、足を浮かせないと、どうしても、軸足1本で立っている感覚が得られず、軸足に気が満ちないのだと思う。
だから、足を僅かでも浮かせることで、軸足がしっかりと立ち、気が満ちるのだと思う。
尚、王氏、イチロー氏以外の一本足打法は、反動を付けて打つ目的で脚を上げており、根本的に、王氏やイチロー氏のものとは違うと思う。








優れた人は内股である

昨日、優れたアスリート(スポーツや他の身体運動に習熟している人)は、脚が内股であることを述べた。
もちろん、いつもそうであるのではなく、あくまで傾向であるが、具体的には、立った時、つま先が内側を向き、膝部分があまり開かない。膝が開かないので、両足元が近い。
よって、面白いことに、優れた男性アスリートほど、女性的というよりは、乙女的になる。
それが分かり易いのは、動きが止まっていることが多い野球のバッターで、日本で最高のバッターと言えば、今はイチローを思い浮かべる人も多いと思うが、異常に突出した記録を持つ王貞治もいる。
野球のバッター自体が内股の傾向が強いと思うが、この2人は、打席ではまさに内股で、また、膝が近く両足の間隔が狭いことが共通している。
特に、一本足打法と言われる、片足でボールを待つ王は、理論的に、両足がぴったりついていても良いというほど、脚を閉じて立つ必要があったらしい。

内股であるのは、骨盤が良い意味で締まっているからで、それでこそ、身体の高い機能を引き出せるのだが、骨盤が締まっていれば免疫力も高く、病気にならないし、なってもすぐ治る。
王貞治は体格的には全く並であったし、イチローも体重が少なかったが、骨盤が締まっていることで根本的な身体機能が高かったのだと思われる。

アスリートでなくても、普通の人間でも、優れた人間は内股である傾向があると思う。
複数の男性が長椅子に座って写真を撮られると、真ん中にいる、一番偉い人が股を開き、両横の人が股を閉じていることが多い。
それが、会社の幹部達の写真であれば、真ん中の偉い人は社長とか会長なのだろうが、写真がそんなふうである傾向が強いほど、その会社の先行きは危うい。
男の場合、意識的か無意識的か分からないが(両方かもしれない)、股を開く大きさが、自分の偉さ、強さを示していると思う愚かさがある。
それで、隣に座っている人より自分の方が偉いと思っていれば、隣に対し、大きく股を広げる男が多いが、そのような男は、あらゆる意味で能力が低い。
ある時、私は、勤めていた会社の、同い年くらいの同僚の男性と並んで座って食事をしたが、その男性が、食事中、股を広げて、私の脚にぐいぐい膝を押し付けてくるのに驚いたことがある。
確かに、プライドの高い男で、処世術があったので偉くなったが、能力的にはお粗末であった。
電車の中でも、座席で股を広げている男性は、馬鹿だと思われているだろうが、実際に、確実に馬鹿である。

骨盤が締まっていると、身体的、知性的には勿論だが、霊的にも優れている。
それで、結局は幸運にも恵まれるのだと思う。
よって、内股になると言うより、骨盤が締まるような生活をすると良い。
骨盤を締める最も良い方法は、足を平行に、やや狭い横の足間隔で、よく歩くことだ。
そのように歩くと、自然、胸を張り姿勢が良くなり、また、さっさと歩くが、今は、これと真逆の歩き方・・・足の横間隔を広げ、うつむいて、ゆっくり歩く者が多く、その典型がスマートフォンを見ながら歩く者だが、そんな者は、骨盤が緩み、不健康になり、頭も悪く、運に恵まれないばかりか、災難を呼ぶことも多いだろう。
他に良い方法は、運動全般、内股気味に・・・膝をあまり離さず、つま先を広げずに行うことだが、特に、腕振り運動で、そのようにやると効果が高い。
腕振り運動をする時、膝は拳1つ分だけ開き、足を平行にして行うのである。
そうであれば、腕振り運動をやればやるほど、骨盤が締まり、健康で若く美しくなり、頭が良くなり、幸運にも恵まれるのである。








良い目標は勝手に浮かぶ

目標は明確に決めるべきと言う人がいるが、それは勘違いだろう。
自然に明確な目標が浮かんだのなら、それを目標にすれば良いというだけのことだ。
あくまで伝説かもしれないが、ジャンヌ・ダルクのように「フランスを救う英雄になる」という想いが浮かんだのは、自分で思考したから出て来たのではなく、自然に出て来た・・・別の言い方をすれば、「そう思わせられた」だけだ。しかし、「思わせられた」ことこそが重要である。

よく成功セミナーで、欲しい金額はいくらか、具体的な金額を書かされることがあると思うが、無理に「1憶円」などと書いても、非常に嘘臭く、指示通りにその紙を毎日見ていたら、だんだんストレスが溜まって、1憶円どころか、収入が下がってしまう危険があるだろう。

人間の中には、高度な生命体がいる。
これについて話そう。
王貞治さんという、ホームランを世界一打った偉大なバッターがいたが、彼が野球選手になったのには、こんな経緯がある。
王さんが草野球の試合に出ていた中学生の時、たまたまプロ野球のコーチをやっていた人が通りかかった。
そのコーチが、右打ちをしていた王さんに「左で打ってみろ」と言い、王さんが言われた通り左で打ったら良い打撃が出来た。
そんなことがなければ、世界の王は生まれなかったに違いない。
しかし、これはただの偶然ではない。
「心身医学の父」と言われるドイツの医師ゲオルグ・グロデックが書いた論文に、こんな話がある。
戦争中、ある兵士が仲間の兵士に、自分の脚の膝を指さし、「ここに弾が当たれば故郷に帰れるのになあ」と冗談を言ったら、弾丸が飛んできて、本当にそこに弾が命中し、彼は望み通り帰還となった。
これは、この者の内部の高度な生命体が、弾が飛んでくることを本人に知らせたのか、あるいは、弾を誘導したのかは分からないが、いずれにしても、内部の高度な生命体の仕業だ。
これと同じように、王さんの内部の高度な生命体は、王さんに適切なアドバイスをする野球のコーチを、何らかの方法で王さんに強制的に引き合わせたのだ。

漫画・アニメの『カードキャプターさくら』に、こんな話がある。
主人公の木之本桜の母親の撫子(なでしこ)が高校1年生の時、全くの運動音痴なのに、巣から落ちた鳥の雛を、巣に帰すために木に登ったが、無事、雛を巣に返した直後、足を滑らせて木から落ちてしまう。
ところが、撫子が通っている高校に新任教師としてやってきた木之本藤隆がたまたま、その木の下を通り、撫子は藤隆の上に落ち、藤隆の身体がクッションになって助かる。
この時、藤隆はかなりの痛みを感じながらも、微笑みながら、「天使が落ちてきたのかと思いましたよ」と、とんでもない口説き文句を言い、その後、2人はすぐに同棲を始め、やがて結婚する。
撫子の前に雛を落として、撫子を木に登らせたのが、撫子の内部の高度な生命体なら、藤隆を、たまたまその下に居させたのは、藤隆の内部の高度な生命体で、さらに、藤隆の内部の高度な生命体は藤隆に、撫子好みの口説き文句を吐かせた。
撫子の内部の高度な生命体と、藤隆の内部の高度な生命体が共謀したのか、あるいは、この2つの高度な生命体は、実は1つなのかもしれない。
いずれにしても、偶然のように見えても、強制的に、藤隆と撫子をくっつけ、桜を産ませたのだろう。

あなたは、ぼんやりとした目標なら浮かぶかもしれないが、それがはっきしてくるまでは、とりあえず、目標に関しては、そのままにしておき、目の前のこと・・・つまり、出来ることをやった方が良い。
目標が自然に明確になったら、あなたの内部の高度な生命体(神かもしれない)にまかせておけば、実現してくれる。
そもそも、その目標は、内部の高度な生命体があなたに与えたのであるから、責任は取ってくれるのである。

おそらく、アレクサンダー・ロイド博士の「エネルギー療法」や「ヒーリングコード」を行えば、望ましい目標に導かれ、成功するのではと思う。








良い嘘と悪い正直

「この世に神も仏もないのか」という言葉を、自分で言ったことがある人は、多分、そんなに多くはない・・・と信じたい。
なぜなら、この世には、神も仏もいるのだからだ。
今回のアメリカ大統領選挙で、このままバイデンが大統領になるようなことになれば、少し、そんなことを言いたい気もするが、まあ、そんなことはないだろうし、そうなったらそうなったで、何か大きなことが起こるだろう。
たとえば、人類の滅びとかね(笑・・・いごとじゃないが)。

ところで、この「神も仏もいない」を、良い意味で言うのを、本で見たことがある。
ホームラン世界記録を持つ王貞治さん(記録は、メジャーでは非公認だが)が、まだ、巨人軍に入団したての頃(1959年)の話と思うが、王さんをコーチした人が言ったらしい。
「これほど努力する青年が成功しないのなら、この世に神も仏もいない」
私には全く縁のない言葉であるが(笑)、もちろん、この世には神も仏もいるので、王さんは大成功した。

今は、王貞治、長嶋茂雄といった、かつては国民的英雄であった、これらの名を知らない人が普通になっていると思う。
イチローがこよなく尊敬しているのが、王貞治さんだ。
人気の点では王さんを上回っていた(というより日本一の人気者だった)長嶋茂雄さんは、長嶋一茂さんのお父さんだ。
お父さんがあまりに偉大なため、長嶋一茂さんは、普通に「一茂さん」と呼ばれているのである。

王さんと長嶋さんが、巨人軍の現役選手だったある時、巨人軍の試合内容が悪いことが続いた。
そこで、巨人の監督が選手達を全員集めて、長い話をした。
話の後、監督は、今の話の感想を書いて自分に出すよう、選手達に命じた。
真面目な王さんは、何枚も長い観想を書いて出した。
ところが、長嶋さんは、たった一言、「よくわかりました」と書いて出したと言われている。
まさか本当にそんなことはあるまいと、テレビ局がインタビューしたら、長嶋さんは「はい、本当です。監督のお話はオールオーケーということです」と、テレビカメラの前で答えていた。
こんな答も、本来有りなのだと思う。
しかし、それで納得しない上司や親や教師が多いことだろう。
いや、そもそも、話で何かを解らせるのは非常に難しい。
けれども、「よくわかりました」とシンプルに書いた長嶋さんだけが、本当に解っていたのかもしれない。
まあ、面倒だっただけかもしれないが(笑)。

その長嶋さんが、やはり、本当に言ったことで、誰にも有益と思うものがある。
長嶋さんが巨人の監督だった時、まだ若い選手だった中畑清さんは、なかなか調子が上がらずに悩んでいた。
そんな中畑さんに、長嶋監督が、「調子はどうだ?」と尋ね、中畑さんは困って、「はい、まあまあです」と答えたところ、長嶋監督は激怒し、
「まあまあとは何だ!こんな時は、嘘でも絶好調だと言え!」
と激を飛ばし、中畑さんは慌てて、
「はい!絶好調です」
と言い直した。
中畑さんの口癖が「絶好調」であることはよく知られていた。
我々も、嘘でも「絶好調」だと言えば、必ず絶好調になるのである。
だが、駄目なやつは、「もう駄目だ」「どうしようもない」「どうせ俺には無理だ」と言い、同情を誘いたくて、落ち込んで見せる。
落ち込んでいるのが16歳の美少女なら、同情を超えて暖かく接しようとも思うが、誰がキモいオッサンに同情するかい(笑)・・・である。
『FREELY TOMORROW』(Mitchie M feat.初音ミク)で、ミクさんが「顔を上げて微笑めば 笑顔取り戻す魔法になる」と歌っていた通りであることを覚えておくべきであろう。
アメリカの心理学の父、ウィリアム・ジェイムズも言ったのだ。
「幸せだから笑うのではない。笑うから幸せになるのだ」
この世には、神も仏もいるので、それを信頼して微笑めば奇跡も起こるだろう。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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