イタリアのヴァイオリニストだったニコロ・パガニーニ(1782~1840)は、あまりの演奏の上手さに、「悪魔に魂を売って演奏能力を手に入れた」と言われ、そのために、死後36年間も、どこの墓地でも埋葬させてくれなかったという。
彼は、半年ほどは人に習ったらしいが、ほぼ独学で演奏技術をマスターした。
アインシュタインも大学には入ったが、講義には全く出なかった。彼は子供の時からずっと独学だった。
私の知人に、大変に車の運転が上手い男がいるが、彼は中学生の時から車を運転していた。誰も教えてくれるはずがなかったが、「運転したい」という情熱で勝手に運転をマスターしたのだ(決して真似しないように)。
私のプログラミングも完全に独学であるが、それだけでなく、私も学校の授業は聞いたことがない。
私の知り合いのゴルフ好きな男は、「最初は絶対に良い先生に習わないといけない」と言っていたが、彼はさして上手くはなく、政木和三さんのように、全く独学どころか、従来のレッスンや技術を完全無視した人が、プロもいる大会で優勝し、エージシュート(年齢以下のスコアで回ること。プロでも達成者は極めて稀)も2度達成している。
また、政木さんはピアノも、一度も習わずにプロの腕前で演奏し、自分で作曲・演奏したCDも出している。
この世のほとんどのことは、習う必要はないのかもしれないと思う。
むしろ、習うことで能力を束縛され、駄目になってしまうことが多いのではないかと思う。
独学である程度やれるようになった者が「基礎はちゃんと教わっておけば良かった」と言うことがよくあるような気もするが、それは単に「俺は本当はもっと才能がある」と言いたい(あるいは思いたい)だけではないのか?
独学で成功した者ほど、むしろ基礎を独学でしっかり作っているのである。
引き寄せこそ、教わる必要がない、そして、教わると駄目になることが多いことの典型であると思う。
もちろん、いかなることでも、上級者や達人を観察して技術を盗むべきである。
だから、本当に優れた師は弟子にテクニックを教えないのである。
引き寄せの優れた教科書の1つと思われる『マスターの教え』でも、マスターは「あくまで私のやり方を教えるが、それぞれは自分のやり方でやらなくてはならない。本当のマスターは人真似をしない」と言っている。
引き寄せの古典『信念の魔術』では、著者のブリストルが、まさに、引き寄せの駆け出しの頃からの、自分がやったことを正直に書いていて、非常に参考になる。
YouTubeに沢山ある、引き寄せ名人達の多少怪しげな動画にも、良い気付きを与えてくれるものがよくある。
良い独学者は勉強熱心である。
だが、他人のやり方に振り回されずに、我が道を行くのである。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)マスターの教え(ジョン・マクドナルド)
(2)信念の魔術(C・M・ブリストル)

AIアート2174
「幼馴染」
Kay
彼は、半年ほどは人に習ったらしいが、ほぼ独学で演奏技術をマスターした。
アインシュタインも大学には入ったが、講義には全く出なかった。彼は子供の時からずっと独学だった。
私の知人に、大変に車の運転が上手い男がいるが、彼は中学生の時から車を運転していた。誰も教えてくれるはずがなかったが、「運転したい」という情熱で勝手に運転をマスターしたのだ(決して真似しないように)。
私のプログラミングも完全に独学であるが、それだけでなく、私も学校の授業は聞いたことがない。
私の知り合いのゴルフ好きな男は、「最初は絶対に良い先生に習わないといけない」と言っていたが、彼はさして上手くはなく、政木和三さんのように、全く独学どころか、従来のレッスンや技術を完全無視した人が、プロもいる大会で優勝し、エージシュート(年齢以下のスコアで回ること。プロでも達成者は極めて稀)も2度達成している。
また、政木さんはピアノも、一度も習わずにプロの腕前で演奏し、自分で作曲・演奏したCDも出している。
この世のほとんどのことは、習う必要はないのかもしれないと思う。
むしろ、習うことで能力を束縛され、駄目になってしまうことが多いのではないかと思う。
独学である程度やれるようになった者が「基礎はちゃんと教わっておけば良かった」と言うことがよくあるような気もするが、それは単に「俺は本当はもっと才能がある」と言いたい(あるいは思いたい)だけではないのか?
独学で成功した者ほど、むしろ基礎を独学でしっかり作っているのである。
引き寄せこそ、教わる必要がない、そして、教わると駄目になることが多いことの典型であると思う。
もちろん、いかなることでも、上級者や達人を観察して技術を盗むべきである。
だから、本当に優れた師は弟子にテクニックを教えないのである。
引き寄せの優れた教科書の1つと思われる『マスターの教え』でも、マスターは「あくまで私のやり方を教えるが、それぞれは自分のやり方でやらなくてはならない。本当のマスターは人真似をしない」と言っている。
引き寄せの古典『信念の魔術』では、著者のブリストルが、まさに、引き寄せの駆け出しの頃からの、自分がやったことを正直に書いていて、非常に参考になる。
YouTubeに沢山ある、引き寄せ名人達の多少怪しげな動画にも、良い気付きを与えてくれるものがよくある。
良い独学者は勉強熱心である。
だが、他人のやり方に振り回されずに、我が道を行くのである。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)マスターの教え(ジョン・マクドナルド)
(2)信念の魔術(C・M・ブリストル)

AIアート2174
「幼馴染」
Kay

