ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

特技

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

オタクになることを薦める理由

私が好きな成功哲学書『人生を変える魔法の物語』(原題:The Magic Story)は、著者のフレデリック・ヴァン・レンスラー・ダイが、一種の天啓を得て書いたのではないかと思う。
この本は、いわゆる「引き寄せ本」とも言えるが、他のものと比べてユニークで、神秘的な真理をついている上に、とても短い。
だが、これを読んで分かったことは、所詮、世の中でうまくやっていくには、特技とか技術といったものが必要だと言うことだ。
ただし、特技は、必ずしも凄いものである必要はない。
一頃は、テレビで見ない日はないと言われた人気評論家だった竹村健一さんは、
「僕は英語を武器にやってきた。でも、僕の英語なんて素人に毛が生えた程度ですよ」
と本に書かれていた。
その怪しい英語を生かすことが大切で、TOEIC満点だの、外大卒とか言っても、その外国語を生かせなければ意味がない。
私の知り合いには、私が聞いてても下手と思う英語で立派にビジネスをやっている人がいる。
ただ、英語そのものは下手で良くても、経験や人間性が必要で、逆に、TOEIC満点でも全く役立たずで、下手にビジネスの現場に行かせたら、感性や習慣が異なる外国の顧客との間で大トラブルになることもある。

写真、絵、楽器演奏、武道、何でも生かし方次第だ。
スーパーセールスマンだった夏目志郎さんの本にあった例では、日本でセールスマンをしているが、さっぱり売れなかった、あるイギリス人セールスマンは、ピアノの腕を生かして売れるようになったというものがある。
また、やはりさっぱり売れなかったが、女性にはモテモテのセールスマンの場合、モテるということは、人を惹きつける魅力はあるのだから、それを生かし、何と、夏目さんの地位を追い抜いたという。
そのような人達には、セールスの技術があったかどうかは疑わしいが、それでもうまくいったのである。

プログラマーやシステムエンジニアで、占いやオカルトに詳しい人がいて、それで仕事をうまくやっている人もいる。
どういうことかと言うと、受託前のプレゼンの段階で、お客さんは、「あっちのシステムエンジニアは難しくて分からない話をするが、こっちのシステムエンジニアは占いの話をして面白い。では、こっちだ」となる訳だ。いや、人間なんて、そんなところも実際あるのだ。
もちろん、お堅いユーザー相手では駄目だろうし、あくまで、決定権者と直接話が出来る場合である。
ところで、システム開発なんて、お客さんとそれくらい仲良くなれば、非常に楽なのである。
私がコンサルの仕事を得る時、そんな「柔らかい」話をしないことはないし、一緒にしては悪いが、占い師と契約している大企業だって少なくはない。

マイクロソフト日本法人の社長だった成毛眞さんは『定年まで待つな! 一生稼げる逆転のキャリア戦略』の中で、今、特技がなくても、また、歳を取っていても、10年もやれば相当な特技になるので、今からでもやるよう薦めているが、全くそうだと思う。
そして、生かせる特技というのは、自分の好きなことでないといけないし、そもそも、好きでないと10年続かない。
例えば、ExcelやAccessのVBAプログラミングなら、うまくいけば、数ヵ月でそこそこの武器になり、後は、やればやるほど強力な武器になっていく。
英語だって、ビジネス会話は無理でも、マニュアルの翻訳みたいな仕事なら沢山あり、中学英語が分かれば時間をかければ出来るものもあるし、そんな実戦をやっているうちに、読み書きの英語がどんどん上手くなる。

ヨガ、気功、アロマテラピー、ダイエット・・・世の中で必要とされる特技は無限にあり、探せば、これまで夢にも思わなかったもので、自分に合ったものが沢山ある。
ただ、やるからには、「呆れ返る」ほどの知識を持つべきだろう。
どんなことでも、一流は、凄い知識がある。
例えば、プログラミングでは、単にプログラミングの知識だけでなく、一流は、一見、仕事には関係の無さそうな、コンピューターの歴史や意外なトピックに、驚くほど詳しいことが多い。
ビル・ゲイツだって「優秀なプログラマーは、あらゆることを話題に出来る」と言っていたことがある。

早い話が、何かのオタクになれば良いのである。
ゲームオタク、アニメオタクでありながら、現実で役に立たないというのは、おそらく、オタクとして大したことがないのではないか?
あるスキーオタクのプログラマーは、スキーシーズンは山にこもって仕事をしない。それで通用する腕前になったのには、スキーオタクであることが大いに関係していると思う。
きっと、山の神や雪の神が、彼がスキーが出来るよう守護してくれているのである(個人的妄想)。
あらゆる物事はつながっており、オタクになるほど何かを究めれば、自ずと、他のことも出来るのである。
軍を率いた経験がない老子や宮本武蔵が戦略を語ったり、空海が土木事業を行ったようにである。
あるいは、政治経験のないトランプ大統領が、特に経済、そして外交、軍事で目覚ましい成果を上げたようにである。
そんな訳で、オタクになることを薦める。








凡人はオタクで成功する

特技というのは、特徴のようなもので、あるとないでは大変な違いだ。
特徴のない人間は、目立たないので選ばれない。
また、特技というのは、武器でもある。
武器を持たない人間は、戦っても勝てない。

どんな特技が良いかというと、
・ユニーク(希少)
・ニーズがある(高需要)
・熟練している
である。
得意であっても、誰でも出来たり、大勢の人が出来ることは特技ではない。
例えば、パソコン、スマホ、ワード、エクセル、ツイッター、フェイスブックなどは、昔なら特技だったが、今は、出来て当たり前だし、どれも、やりさえすればすぐに出来るくらい簡単になっている。
また、特技であっても、需要がなければお金にならない。
アーチェリーで全国3位といったら大したものだが、それが生かせる仕事はない。
そして、熟練というものが大切だ。
熟練も需要と大いに関りがある。
簡単な例では、素人の間では、びっくりする位、ピアノやギターが上手くても、よほどの腕前と、それを生かす管理能力がない限り、それで稼ぐことは出来ない。
非常に多いのだが、そこそこ英語が出来る、そこそこイラストが描ける、そこそこウェブページを作れる程度では、特技と認められない。

なんでもこなす人、つまり、ゼネラリストは、よほど優秀でない限り「うだつが上がらない」。替えがいくらでもいるからだ。
本人は、「俺がいないとこの部署(あるいは会社)は回らない」とか「俺は一目置かれている」と思っていても、実際は、いなくなって困ることは全くない。
それが分かっているから、サラリーマンは、情報を隠して、自分しか知らないことを作っておくことで自分の重要性を高めようとする者が多いが、それは、結局は、自分をそこから追い出すことになる。

つまり、どう言っても、立派な特技を持っていないとロクなことはない。

ところで、さっき、そこそこ英語が出来るとか、そこそこイラストが描けるといった、レベルが低いと特技ではないと言ったが、大したことがない腕前でも、下手なプロより有益なことがある。
それが、「特化の魔術」で、何かの分野に非常に興味があって、その分野に関する英語なら完璧に分かるとか、何かの分野のイラストを描くことに物凄く熱意があって、その分野に関しては、プロでも描けないといった場合には、それで身を立てられる場合がある。

企業でも、どこの企業も扱わない分野に特化して成功することがあるが、そのような分野を「スキマ産業」「ニッチ産業」とか言い、市場が小さいので大手が取り組まない分野に小さな会社が取り組んだところ、儲かったり、市場を独占するということがある。
初音ミクさんの会社のクリプトン・フューチャー・メディアは、効果音などの音源コンテンツを扱う珍しい仕事をしていたので、市場を独占して利益を上げ、ボーカロイドアプリ(「初音ミク」もその1つ)を作る際も、それほど儲けようと思わなかった・・・ダメ元とまでは言わなくても、企業生命を賭けていた訳ではなかったと思う。だからうまくいったという面があると思う。

Excel VBAでデータ処理をするというのも、プログラミングのプロがあまり取り組まなかったことでありながら、極めて有益なので、これを熱心にやったアマチュアが、結構いい思いをし、立派な特技になったのだ。
そもそもが、パソコンというものは昔、大手コンピューター会社が見向きもしなかったので、パソコンの製造販売を手掛けたスティーブ・ジョブズが大成功したし、ソフトウェアの会社や技術者も、昔はパソコンなどは馬鹿にして無視したので、これに真面目に取り組んだビル・ゲイツが大成功したのだ。
そして、ジョブズにしろゲイツにしろ、別にスキマ産業を意図的に狙ったのではなく、単に、面白いと思ったから寝食を忘れて熱心に取り組んだだけである。

好きなことにのめり込んで、時間を注ぎ込む者のことを「オタク」と言う。
ただ、ゲームや、アダルトのように「やらされること」に時間を注いでも駄目なんだ。
そんな「やらされてる」同じやつがいっぱいいるから、日本一にでもならない限り全く役に立たない。
だから、ゲームオタク、アイドルオタク、エロオタクが勝ち組になることは、まあ、ない。

「俺はExcel VBAで稼ぐぞ」と思っても、本当に興味があって、オタクにならないと実力がつかない。
学校やマスコミの教えや情報は無視し、大勢に流されないようにしなければならない。
そして、自分だけの特殊な武器を持ちたいと真剣に思えば、それに導かれるものだ。
そうすれば、自分は熱心に楽しみながら、自分だけの光線銃を持てる。
これや!(笑)








切り札は特化型が良い

今朝も書いたが、人生のあらゆることに対し、切り札(一撃必殺の効果を持つ得意技)は、本当に大切で、それについて、もう少し書きたい。
切り札を選ぶのに重要なことは、汎用型ではなく特化型が良いということだ。
例えば、今朝の例で言えば、ルー・テーズ(史上最高のプロレスラー)の切り札は「関節技」といった広範囲のものではなく、さらに、「腕攻め」ですらなく、「ダブル・リストロック」という1つの技であったことだ。
プログラミングで言えば、マーク・ザッカーバーグは、沢山のプログラミング言語が得意だったのではなく、PHPという1つのプログラミング言語で絶対的な自信を持っていたのだ。
企業のプログラマーは、沢山のプログラミング言語が出来たら、会社には重宝されるが、まさにそれは、「都合の良いプログラマー」であり、私の経験から言うと、沢山のプログラミング言語が出来る者には大した腕前の者は少なく(いないことはないが)、COBOLとかBASICとか、多少時代遅れな言語であってすら、その1つを徹底的に使いこなしている者が優秀だった。
野球のピッチャーでも、やたら球種が多い投手より、フォークならフォーク、スライダーならスライダーを磨き抜いた投手の方が良いように思う。
ただし、そのフォークなりスライダーに、自分で絶対の自信を持っていることが必要だ。
野手でも、バントを磨き抜いて超一流になった選手もいる。
歯科医でも、特定の技術でずば抜けている医師が驚くほどの収入を得ているという話がある。
アインシュタインが数学者でなく物理学者になった理由は、数学は一分野でも人生を使い潰すと思ったからだそうだが、優秀な数学者は、その一分野で秀でているのだ。

けれども、何か特定の1つを磨き抜けば、あらゆることに通じる極意が分かるので、結局は広い範囲で優秀になり、幅広く活躍する場合が多い。
上に挙げたザッカーバーグがそうだし、ビル・ゲイツもBASICを特に得意とすることで、IT世界の全ての法則を理解出来たのだ。
楽器演奏でも、何か1つの楽器、さらに、その1つの楽器の中でも得意な曲の分野を磨き抜いてこそ、ソロの超一流の演奏家になれるのだと思う。

プログラミング言語の勉強を始めると、「沢山の言語が出来ないと仕事が得られない」なんて言われるかもしれない。確かに、安い仕事、面白くない仕事ならそうである。
Pythonばかりやっていると、「Python以外の仕事しかなかったらどうする?」とか言われるが、どうもしなくて良い。
Pythonの最高の腕があれば、良い仕事の方からやって来るのである。
超一流と言わないまでも、沢山の言語をいい加減に出来るくらいなら、1つを磨き抜いた方が良い。
そうしていると、経験上、なぜかは分からないが、自分が磨いたプログラミング言語を使う面白い仕事が、素晴らしいタイミングでやって来るのである。

ExcelとVBAが達人的に出来れば、他は大したことが出来なくても、悠々としていられるようになるだろう。
昔、会社の若い後輩が、「僕は、たとえ一太郎(昔、人気があったワープロソフト)でもExcelでも、それ1つなら何でも知っているようになりたい」と言ったのを、なぜか鮮明に覚えていたが、彼の言うことはちょっと極端かもしれないが、基本的にはそれが良いアイデアであるからだろう。彼は、結局、器用貧乏で駄目になってしまったが。
1つにこだわれ。
徹底的に掘り下げろ。
磨きに磨け。
それを1日中やれ。
ただし、受容性は失わないように。他の人にとっては、他のものが良いのだから。
また、今、良いと思わないものが、明日はあなたを飛躍させる最高の切り札になるかもしれない。
そして、広い柔軟な心が、1つの必殺技をより高度なものにするのである。








特技は長期に渡って、どこでも使えるものを

私は、会社の中の特に30代までの社員には、「何か1つ、自分にしか出来ないこと。特別な技能。べらぼうに上手いことを持っておけ」と言いたくて仕方がない。
というのは、会社の中にいると、会社の中でうまくやっていれば良いと思うようになってしまうからだ。
そういうのを社畜と言うのである。
会社独自の、あるいは、暗黙の取り決めに詳しくなって、自分は社内で確固とした立場を持っているとか、パソコンやITにちょっと詳しいだけで一目置かれていると思う愚か者も多い。

ただし、特技にしたって、次のようなことを、しっかり考えないといけない。
サイボウズ社のkintonとか、ジャストシステム社のUnitoBaseという、Webシステム開発ツールを一生懸命やっている者もいるが、転職した時、転職先でもそれらを使っている可能性は極めて低いということに気付かないといけない。
根本的にWebシステムを作るのだって、HTMLとCSSは必須で、今はまだPHPが使われる場合が多いが、社内のその方面の部長が「実はPerlが一番なのである」という変なこだわりを持っていてPerlを使っていたり、あるいは、Rubyだったり、Javaだったり、Python、JavaScript・・・いや、VBScriptという会社だってある。
その都度、全部覚えるという手もあるかもしれないが、それは難しいし、そういったことをやる場合は、Perlの達人やRubyの達人として、独立の立場で仕事を請け負った方が良く、会社員には向いていない。

会社員や、広くいろんな会社に関わる立場なら、標準的な特技を持っておいた方が良い。
それで言うなら、今は、Excel+VBAしか思い浮かばない。
Webシステムなど、本格的なものは、セキュリティがややこしいので業者に作らせておけば良い。あるいは、ちょっとHTMLとCSS、それに、PHPくらいが出来れば、社内で重宝されることはあるかもしれないが、それだって、やはり、RubyやPerlやあるいは、JavaScriptなど、いろんな場合があるし、データベースもSQL Serverだったり、MySQLだったり、他にも、有名なものだけでもいくつもある。
しかし、Excel+VBAなら、どこでも使える。

実は、これは理屈では説明出来ないが、ある技能に滅法強くなれば、なぜかその仕事が引き寄せられるということもある。
私も一頃、HTMLやCSSを含め、PHPとPostgreSQL、Apache、Linuxをかなりやれるようになり、その仕事が多くなったことがある。
しかし、今言った通り、HTML、CSS、PHP、PostgreSQL、Apache、Linux・・・と沢山あるが、それぞれも、バージョンによってかなり違い、使い方も多種多様で、そして、PostgreSQLではなくMySQLを使うなど、Webシステムというのは複雑怪奇だし、だから、サイボウズ社が「kintoneを作りました。これは簡単でいいですよ」と言うのだが、ジャストシステムもUnitbBaseで同じことを言い、他の会社にも良いものがある・・・つまり、標準がなく、一瞬しか使えないのだ。仮に社畜になったところでね。
だから、私は、いつでもどこでも使えるExcel+VBA、あるいは、Access+VBAをお薦めするのである。
最近は、AIの機械学習が流行ってきたが(ディープラーニングは機械学習の高度なもの)、それで、圧倒的と言うか、唯一役に立ったのは、Excel+VBAで、Access+VBAなら、もっと良く出来るのである。
機械学習も、Pythonでいちいちプログラミングしていたら、とてもではないが間に合わない。もう今はツールを使う時代で、そんなツールは何十とある。

もちろん、Excel+VBAも一例であり、IT分野以外も考えると、いろんな技能があるが、長期間、汎用的に使えることを習得すべきである。
ペンキ塗りの達人は、半世紀以上前から特別でなくなった。
今、一番美味しいのは、まだまだExcel+VBA、あるいは実は、超能力の予知能力とか超能力めいた直観力が有望なのである。これらはまたの機会に語るが、なかなか厳しいかもしれない。
ついでに言っておくと、英語など、外国語が特技にまでなるのは、普通は海外で実務をそれなりにこなしてきた場合だけである。








↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ

食える特技を身に付けるのは難しい

「特技はありません」だの「特技はスキーです」なんて言ってちゃ駄目だ。
社会で生き抜く特技を何か持っていないといけないのに、学校でそれをしっかり教えないのは馬鹿げたことのように思う。

ところが、凄い特技でも、金にならないものも沢山ある。
例えば、毎日長時間、ピアノやヴァイオリンの練習をして、さらに音大まで出ても、演奏で食べていけるのはほんの僅かだし、国内トップクラスの交響楽団の上位の演奏家になっても、大した給料ではないはずだ。
プロスポーツで成功出来るのは、普通の人から見れば大天才、大怪物のような人達だけだが、目の眩むような収入は短期間で、しかも、財産にならずにすぐに消えてしまうことが多いに違いない。

会計士や税理士でも食えない人が沢山いるとは言われるが、これらは間違いなく使える特技だ。しかし、取るのが難しい。
一流大学の卒業証書は、就職にはかなり有利なのだが、それだけのことだ。学歴があるというだけでは社畜になる以外にないが、それは辛いものだし、今後は社畜にもなれないことが多くなる。
修士や博士の学位も、よほどの能力がない限り、生かすのは難しい。

私は、自動車整備や電気工事みたいな特技が最も使えると思うのだが、仕事はきついし、技術の進歩についていくために、勉強だけでなく、新しい技術に取り組める現場にいることが必要だ。しかし、これらの仕事はブルーカラーのイメージがあって低く見られ勝ちで、給料も高くないと思う。
また、こういった仕事では、女性が入り込めない品のない職場も少なくはなく、男でも馴染めない人が多いのではないかと思う。
それは、いわゆる、身体を使ってやる仕事全般の傾向でもあると思う。

経営者というものは、何らかの一芸に秀でているものだ。
並外れた特技のない良い社長はいない。
ただ、一級ではあったが、特級ではなかったので経営者になったという人は多い。
社長でなくても、力のある役員や部長は、やはり、実用的な特技を持っているものだ。TOEIC満点とかより、実際に英語でビジネスの交渉が出来るような人だ。

私に解る特技はプログラミングだけだが、上に挙げたものに比べ、恵まれた特技だと思う。
ただ、JavaやPHP、C#、Python、Ruby、C++などのプログラミング言語の使い手で、いい思いが出来るのは、やっぱり一部で、その他の多くは、あまり楽しくやってはいないはずだ。まあ、それも努力次第なのだし、割と努力が実を結び易い特技であるとは言えるが、楽は出来ない。
そこで、私がよくお奨めするExcelやAccessのVBAは、見栄っ張りで実力のないJava等のプログラマーに馬鹿にされるし、システム開発会社で職業としてやる限り、やはりシンドイだけで儲からないものだが、自己の能力や仕事の効率を拡大・拡張するために使うことが容易で、それにより、非常に良い思いが出来るのである。
そのためには、発想力や柔軟な思考も必要なので、難しいものでなくて良いから、数学や物理学を勉強すると良いと思う。
いや、実は、システムエンジニアとして使う場合も、顧客の業務効率を向上させる方法を考えるだけでなく、それを、プロトタイプとしてすぐに作って見せることが出来るので、非常に有り難がられる。それは難しいかもしれないが、自分の仕事でそれをやるのは割と容易く、それをやれば立場も良くなる。
私の場合、Access、Excel、VBAは、AIの機械学習やディープラーニングで使うデータの前処理のための最強のツールになっている。
機械学習の難しい理論や、それを活用する難しいPythonプログラミングを勧める書籍やセミナーがやたら多いが、そんなものはほとんど不要であり、もうAIは「やってみた者勝ち」の時代なのだし、今後、ますますそうなるだろう。
Pythonを使う場合だって、データを用意するのは、ExcelやAccessを使えば便利だ(SQL ServerやMySQLとの連携もやり易い)。
Pythonでデータ前処理をしている書籍も見たが、なんとも大変そうだ。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
Kay Twitter Home

執筆のご依頼




最新コメント


月別アーカイブ
記事検索
ブログバナー&Mail


メールはこちらへ

PV since 2010/09/08
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

人気ランキング参加中
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ひきこもりへ


タグクラウド
QRコード
QRコード