若い頃はすらりとした身体つきをしていたのが、中年以降、肥満し、特に腹回りがたるんでいるという人は多いと思う。
本人もそれを気にしているので、私は、痩せることは簡単であること、それには、炭水化物と砂糖を含むものを食べなければ良いこと、具体的には、米のご飯、パン、うどん・ソバ・ソウメン・パスタなどの麺類、そして、菓子(特にクリームやチョコレートが入っていたり、ついているもの)を食べなければ良いことを教えるのだが、決まって同じ反応がある。
「それはダメだね。私はご飯が大好きで、何杯もおかわりするのだよ」
「パンはやめられないわ。もう大好きなの」
「僕はうどんが好きなんだ。美味いうどんの店を沢山知ってるよ」
「私はお菓子に目がないの。これが食べられないなら生きている意味がないわ」
こういったことを、ニコニコ笑いながら言うのだが、その愚かさは正視するのもおぞましいのである。
内に高貴な魂を宿しているはずの人間が餓鬼道に落ちた姿を見ているのだからである。
最近、テレビで衝動殺人や、暴力事件のニュースがよくあると思う。
私がテレビを見るのは、テレビがついている部屋に入る数分の間なのだが、それですら、そんなニュースをよく見るような気がする。
あるいは、親が子を殺したり、弱い立場にある者を性的欲望の対象にしたり、果たすべき責任を放棄したり、その他、詐欺、痴漢行為、さっきも述べた暴力や殺人等々。
これらは全て、「衝動任せ」であることで見事に一致している。
痴漢行為も、責任を放棄して自分の安全を真っ先に確保しようとすることも、「衝動のまま」動いていることでは同じなのである。
そして、それは、上に挙げた「僕はご飯は絶対やめられない」と言うのと全く同じなのだ。
また、これら、衝動任せの者達は皆、炭水化物や砂糖の食べ過ぎで、精神が不安定なのであると思う。
若者に限らないが、最近の人は、男でも女でもすぐに切れる・・・つまり、前後不覚になるほど、正気を失って逆上する。
昔は、責任ある立場の者は、責任のない若者のように切れることはなかったのだが、最近はそうでもないような気がする。
ところで、切れている者に、甘いチョコレートやクリームのついたケーキでも与えると、すぐに落ち着く。
それはもう奇跡的なほどだ。
だが、その効果は長くは続かない。
彼らは、自分でも、切れたら後で恥ずかしい思いをする・・・と思うならまだマシなのだが、そうでなくても、損をすることは分かるので、切れたくないとは思っているかもしれない。
しかし、切れずにいようと思ったら、常に甘い物を食べないといけないが、そうやっていると、次に切れた時は殺人でもやりかねない。
こういうことだ。
切れるというのは、脳が使う糖分の不足からくる。
脳は糖分しかエネルギーにできないのだが、その糖分が不足して、精神が不安定になっているのだろう。それで自制が効かないのだ。
なぜ脳の糖分が不足するのかというと、過剰に炭水化物や砂糖などの糖分を摂っていると、それを食べた直後は血糖濃度が極端に上がるが、その場合(過剰に血液中の糖分が多くなった場合)は、すぐに血液中の糖分が肝臓などに吸収されて脂肪に変わってしまうからだ。そして、いったん脂肪になれば、もう糖分には戻らず、肥満はするし、糖分は足りないしで良いことは何もない。
口から直接糖分を食べていなければ、脂肪をエネルギーとしてタンパク質から糖分が穏かに作られて、適切な量が常に血液に運ばれるらしいので、精神も安定するという訳だ。
実際、私は、炭水化物や砂糖を食べなくなってからは、切れるということが全くなくなり(以前はよく切れていた)、以前なら言われたら我慢できなかったことを聞いても、また、やはり、以前ならどうにも見過ごせなかったような無礼な態度や高慢な接し方をされても、相手を愚かに思うことはあっても、心を乱すことはあまりなくなった。
これは、驚くべきことであるが、今の状態が正常なのである。
人類皆がそうなれば、世界は随分平和になるだろう。
すぐに、炭水化物(米、パン、麺類、芋)や甘いお菓子を全く食べなくすることは難しいかもしれない。
それなら、「ベストが駄目でもベターを選択」で、できるだけ控えることだ。
米のご飯は夜だけとし、普通の茶碗に普通に盛って1杯だけとする。
これは白米でも玄米でも同じだ(ほんの少しは玄米がマシかもしれないが)。
日本酒が好きでも、一合(180cc)までとし、できれば、焼酎やジン、ウォッカ、あるいはワインなどにする。
後は、これらに順じ、パンなら、せめて甘い菓子パンを避け、1日1つとする。
菓子も、1日1つで、チョコレートなら板チョコの半分、ケーキなら小さなもの1つとする。
炭水化物や砂糖を制限することを説く本には、確かに厳し過ぎることが書かれていることが多く、挙句、「肉、魚、チーズ、ナッツはいくら食べても構わない」といった極端なものがあるが、それも間違いであると思う。
私は、朝、ビスケットを数枚、日中にブラックチョコレートを3片ほどは食べているが、その程度であれば問題ないと思う。
会食の時は特に食べるものの制限をせず、米でもパンでも、また、デザートのケーキでも十分に食べる。しかし、普段、適切な食事をしていれば、一度の会食で体調が急激に悪くなるようなことはないと思うし、実際に、全くない。
ある医者の本で、普段、糖質制限をしているのに、会食で雑炊を食べたら、吐き気や二日酔いで酷い目にあったとか書かれていたが、それは精神の極端な硬さが現れただけではないかと思う。
ある程度は、私の好きな言葉である鷹揚(おうよう。小さなことにこだわらずゆったりとしていること)さも必要である。
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本人もそれを気にしているので、私は、痩せることは簡単であること、それには、炭水化物と砂糖を含むものを食べなければ良いこと、具体的には、米のご飯、パン、うどん・ソバ・ソウメン・パスタなどの麺類、そして、菓子(特にクリームやチョコレートが入っていたり、ついているもの)を食べなければ良いことを教えるのだが、決まって同じ反応がある。
「それはダメだね。私はご飯が大好きで、何杯もおかわりするのだよ」
「パンはやめられないわ。もう大好きなの」
「僕はうどんが好きなんだ。美味いうどんの店を沢山知ってるよ」
「私はお菓子に目がないの。これが食べられないなら生きている意味がないわ」
こういったことを、ニコニコ笑いながら言うのだが、その愚かさは正視するのもおぞましいのである。
内に高貴な魂を宿しているはずの人間が餓鬼道に落ちた姿を見ているのだからである。
最近、テレビで衝動殺人や、暴力事件のニュースがよくあると思う。
私がテレビを見るのは、テレビがついている部屋に入る数分の間なのだが、それですら、そんなニュースをよく見るような気がする。
あるいは、親が子を殺したり、弱い立場にある者を性的欲望の対象にしたり、果たすべき責任を放棄したり、その他、詐欺、痴漢行為、さっきも述べた暴力や殺人等々。
これらは全て、「衝動任せ」であることで見事に一致している。
痴漢行為も、責任を放棄して自分の安全を真っ先に確保しようとすることも、「衝動のまま」動いていることでは同じなのである。
そして、それは、上に挙げた「僕はご飯は絶対やめられない」と言うのと全く同じなのだ。
また、これら、衝動任せの者達は皆、炭水化物や砂糖の食べ過ぎで、精神が不安定なのであると思う。
若者に限らないが、最近の人は、男でも女でもすぐに切れる・・・つまり、前後不覚になるほど、正気を失って逆上する。
昔は、責任ある立場の者は、責任のない若者のように切れることはなかったのだが、最近はそうでもないような気がする。
ところで、切れている者に、甘いチョコレートやクリームのついたケーキでも与えると、すぐに落ち着く。
それはもう奇跡的なほどだ。
だが、その効果は長くは続かない。
彼らは、自分でも、切れたら後で恥ずかしい思いをする・・・と思うならまだマシなのだが、そうでなくても、損をすることは分かるので、切れたくないとは思っているかもしれない。
しかし、切れずにいようと思ったら、常に甘い物を食べないといけないが、そうやっていると、次に切れた時は殺人でもやりかねない。
こういうことだ。
切れるというのは、脳が使う糖分の不足からくる。
脳は糖分しかエネルギーにできないのだが、その糖分が不足して、精神が不安定になっているのだろう。それで自制が効かないのだ。
なぜ脳の糖分が不足するのかというと、過剰に炭水化物や砂糖などの糖分を摂っていると、それを食べた直後は血糖濃度が極端に上がるが、その場合(過剰に血液中の糖分が多くなった場合)は、すぐに血液中の糖分が肝臓などに吸収されて脂肪に変わってしまうからだ。そして、いったん脂肪になれば、もう糖分には戻らず、肥満はするし、糖分は足りないしで良いことは何もない。
口から直接糖分を食べていなければ、脂肪をエネルギーとしてタンパク質から糖分が穏かに作られて、適切な量が常に血液に運ばれるらしいので、精神も安定するという訳だ。
実際、私は、炭水化物や砂糖を食べなくなってからは、切れるということが全くなくなり(以前はよく切れていた)、以前なら言われたら我慢できなかったことを聞いても、また、やはり、以前ならどうにも見過ごせなかったような無礼な態度や高慢な接し方をされても、相手を愚かに思うことはあっても、心を乱すことはあまりなくなった。
これは、驚くべきことであるが、今の状態が正常なのである。
人類皆がそうなれば、世界は随分平和になるだろう。
すぐに、炭水化物(米、パン、麺類、芋)や甘いお菓子を全く食べなくすることは難しいかもしれない。
それなら、「ベストが駄目でもベターを選択」で、できるだけ控えることだ。
米のご飯は夜だけとし、普通の茶碗に普通に盛って1杯だけとする。
これは白米でも玄米でも同じだ(ほんの少しは玄米がマシかもしれないが)。
日本酒が好きでも、一合(180cc)までとし、できれば、焼酎やジン、ウォッカ、あるいはワインなどにする。
後は、これらに順じ、パンなら、せめて甘い菓子パンを避け、1日1つとする。
菓子も、1日1つで、チョコレートなら板チョコの半分、ケーキなら小さなもの1つとする。
炭水化物や砂糖を制限することを説く本には、確かに厳し過ぎることが書かれていることが多く、挙句、「肉、魚、チーズ、ナッツはいくら食べても構わない」といった極端なものがあるが、それも間違いであると思う。
私は、朝、ビスケットを数枚、日中にブラックチョコレートを3片ほどは食べているが、その程度であれば問題ないと思う。
会食の時は特に食べるものの制限をせず、米でもパンでも、また、デザートのケーキでも十分に食べる。しかし、普段、適切な食事をしていれば、一度の会食で体調が急激に悪くなるようなことはないと思うし、実際に、全くない。
ある医者の本で、普段、糖質制限をしているのに、会食で雑炊を食べたら、吐き気や二日酔いで酷い目にあったとか書かれていたが、それは精神の極端な硬さが現れただけではないかと思う。
ある程度は、私の好きな言葉である鷹揚(おうよう。小さなことにこだわらずゆったりとしていること)さも必要である。
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