ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

潜在意識

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

潜在意識の邪魔をしなければそれで完璧である

無意識と潜在意識を同じ意味で使う場合があるが、通常、無意識といったら意識がない状態・・・つまり、眠っていたり、失神している状態のことを言うのだから、潜在意識とは全く違う意味になる。
潜在意識は、意識出来る心(顕在意識)の奥にある意識出来ない心のことだが、心理学や精神分析学での潜在意識と、引き寄せなどのスピリチュアル(霊的)な分野での潜在意識では異なると思われるので、ここでは主にスピリチュアルな分野での意味で話す。
潜在意識は全意識の95パーセントを占め、顕在意識が5パーセントほどであるというのは、心理学などでも同じだと思うが、この95パーセントとかいうのは、もちろん正確な値ではないだろう。とてもじゃないが、正確に測る方法などあるとは思えない。
つまり、潜在意識は非常に大きく、顕在意識はごく小さいという意味である。
引き寄せの理論においてほぼ共通すると思うが、その中の1つであるジョセフ・マーフィーの理論では、潜在意識の中に、神のごとく世界を創造する力があり、潜在意識に願望を引き渡せば、それは全知全能なので、いかなる願いも叶えることが出来るとされる。

ただし、顕在意識の願望を潜在意識が叶えると言うよりは、潜在意識は顕在意識の思考パターンの通りに世界を創造すると言った方が正しい。
しかし、正確にはこうであることを知っておいた方が良い。
潜在意識は、顕在意識が邪魔しない限り、良い世界を創造するのだ。
そして、顕在意識は何を考えても潜在意識の邪魔にしかならない。
言い換えれば、潜在意識は顕在意識から悪い影響しか受けない。
だから、顕在意識が潜在意識に悪い影響を与えなければそれで良く、それが幸福になるために必要な全てのことだ。
だから、矢追純一さんが言うように、「僕は頭が悪いから考えることを放棄する」という態度が最も正しい。
潜在意識が積極的に悪いことをすることはない。
悪いことをするように見えるのは、顕在意識が邪魔をしている、あるいは、悪い影響を与えているからだ。
ここらのことを、アインシュタインは、
「神は老獪(ろうかい)である。だが、悪意はない」
と言ったのだ。
老獪とは、ずる賢いという意味が一般的だが、まあ、賢過ぎると悪く感じることもあるという程度に考えると良いだろう。

チャールズ・ハアネルという事業家で成功法則(引き寄せの法則と同じと思って良い)の教師は、潜在意識を、さらにその奥にある宇宙意識との通路と考えていた。
宇宙意識こそ、全知全能の神というわけだ。
だが、ハアネルが言うには、普通の人は、潜在意識がゴミだらけなので、心が宇宙意識(神)と通じない。
そこで、潜在意識をきれいに掃除すれば、心が神と通じ、神が願いを叶えてくれるというものだ。
実用的には悪くない考え方で、ハアネルの頭の良さが分かるし、無知な人に引き寄せを教えるには便利な概念だと思う。
だが、ハアネルの間違いは、潜在意識を綺麗に掃除するのに必要なことは正しく考えることだとし、そのために非常に難しい訓練をする必要があるとしたことだ。
そんなことをしたら、ますます潜在意識が汚れてしまう。
本当に必要なことは、思考を消すことだ。
ただし、意識があるまま(つまり、眠ったり、失神していない状態で)思考を消すことだ。
ハアネルにはこれが分からなかった。

少女(パステルカラー)
AIアート446
「少女(パステルカラー)」
Kay


ハアネルの間違いは、思考には高い価値があると思ったことだ。
マーフィーは、思考をそれよりは軽く考えていたが、思考を無価値とはしなかった。
ただ、マーフィーは、大衆向けに、そんなことを言っただけで、本当は思考に価値がないことを知っていたのかもしれない。マーフィーの初期の著作を見ると、そうとも思えるのである。
アインシュタインも、思考は非常に軽いものだと思っていたが、思考の価値がゼロとまでは言わなかった。
アラン・ワッツはもっとよく分かっていて、思考は物凄くチャチなものだと言ったが、彼はそれを説明し切れなかった。
いや、説明しなくても、単に思考を消せば良く、それしか分かる方法がないのだが。
そして、一番分かっていたのはソクラテスで、「人間に知恵はない」、つまり、思考はロクなものでないと言ったが、それが分かっているのは私(ソクラテス)だけだと言った。
だが、もう全員が分かる時代だ。
そして、思考を消すのに難しいことをする必要はなく、方法はいろいろあるが、深呼吸が一番である。








命がけが潜在意識を動かす

「1日たった1分で痩せます」といったようなダイエット体操の紹介を見たことがあるかもしれない。
1分とは言わなくても3分とか5分というものもあれば、5秒、10秒といった大胆なものもある。
痩せるというのは、運動消費や自然消費のカロリーが食べたカロリーを上回ることであるから、5秒や10秒はもちろん、3分や5分の楽な運動で痩せることは科学的に絶対あり得ない。
つまり、そんな運動を紹介する者は、何か(おそらくは)邪な意図があるはずだ。

ところが、そんな詐欺的な誘導で本当に痩せてしまう者がいる。
それも、ごく僅かというのではなく、はっきりはしないが1割近くはいるのではないかと思う。
これが、思い込みによって引き起こされた潜在意識の力で、引き寄せの一種である。
この原理を応用すれば、楽に引き寄せが出来る。

コツは「命がけ」である。
以下は1950年代のアメリカであった実話である。
ガンで余命一か月と明確に診断された男が完全回復してしまった。
彼は、ごく普通の男で、特に信心深いわけでもなかった。
ただ、彼は、余命宣告を受けてしばらくしてから、猛然と食べ始めたのだ。
彼は、有名な政治家がガンで亡くなったニュースを見たのだが、そのニュースの中で、その政治家が「だんだんと食が細くなって死んだ」と言われていた。
それを聞いたその男は、沢山食べることがガンを治す方法だと思い込み、食欲はなかったが無理にどんどん食べたのだ。
そんな彼の信念が潜在意識の力を引き起こしたのだ。
彼は「命がけで」食べたのである。

命のさざ波
AIアート415
「命のさざ波」
Kay


「〇〇大学に絶対入りたい」と言う学生が、「入れなかったからって死ぬわけじゃないだろ?」と言われ、「そりゃそうですね」と納得したら、その学生は受験に失敗する可能性が高い。
そうではなく「いえ、入れなかったら僕は生きていられない」と言うほどであれば受験に合格する可能性が高い。
以前、老後は2千万円の蓄えがないと生きられないと言われた時、平気だった者や、心配ではあったが特に深刻に受け止めなかった者は65歳になっても2千万円出来ない場合が多かった。
しかし、「2千万円ないと生きられない」と深刻なほど不安になった者は不思議な経緯で、得られるはずのない2千万円が出来てしまったということがよくあった。
「痩せないと生きていけない」と思っていた者が「1分で」と言われて生きる希望が湧いたら、痩せて当然である。
なぜなら、潜在意識は何よりも命を優先するからである。
生きられるなら、潜在意識は何でもしてくれるのである。
だから、命を大切にしなければならない。








クーエの自己暗示を超える呼吸法

引き寄せでは、願望を潜在意識に送り込むには、眠りに落ちる前と、目覚めて間もない時が最適と言われている。
しかし、実際は、眠りに落ちる前と目覚めた直後に、そんなことをするのは難しい。
眠りに落ちる前と目覚めた直後がなぜ願望を潜在意識に送り込むのに良いのかというと、思考がほとんど消えているからで、また、そんな時は脳波はスローアルファー波になっている。
思考がごく少ないことと脳波がスローアルファー波であることは、ほとんど同じ意味で、要は、脳波をスローアルファー波にすれば、潜在意識に願望を送り込むことが出来、引き寄せが起こるのである。
脳波をスローアルファー波にする方法に関しては、バイオフィードバック装置の活用から始まり、αコイル、ヘミシンク効果、パラメモリなど、いろんな工夫が行われたが、どれもなかなか効果が出なかったと思う。
つまり、いくらヘミシンク音楽を聴いたり、パラメモリを使っても、「これを達成してやる」と考えたら、その思考のために脳波はベータ波になってしまうからだ。
さっきも述べた通り、「思考がない(少ない)=脳波がスローアルファー波」なのだからだ。
外的手段で脳波をスローアルファー波にしたところで、思考すれば脳波はベータ波になるのである。

ところが、志賀一雅博士の「よかった・ありがとう」呼吸は、何もなくても、最も自然・簡単に脳波をスローアルファー波に出来る。その科学的根拠は十分にある(科学的根拠はこれまでにもいくらかは書いたので、ここでは繰り返さない)。
そして、この呼吸を引き寄せのメソッド(手法)と考えた場合、願望を潜在意識に送り込む必要はない。
まあ、そもそも、そんなことをしようとしたら「よかった・ありがとう」呼吸が出来ないのだが、本当にそれは必要ない。
なぜなら、「よかった」の中にそれ(願望を潜在意識に送り込む)が含まれているからだ。
厳密に言えば、願望を潜在意識に送り込む必要もない。
イエスが「神は、あなたが必要なものなどとっくにご存じだ」と言ったように、潜在意識は、あなたの願望などとっくに知っているのだ。
だから「よかった」という言葉が、それが叶ったことを表し、あなたが余計なことをする必要はない。
とはいえ、この呼吸の原理から考え、「よかった・ありがとう」を特定の願望用に変えることは出来る。
たとえば、「結婚出来た・ありがとう」「お金がある・幸せだ」等である。
要は、前半(よかった、結婚出来た等)は、快感を感じる言葉であればよく、後半(ありがとう、幸せだ等)は喜びを表現する言葉であれば良い。

残暑
AIアート324
「残暑」
Kay


しかし、「よかった・ありがとう」呼吸がやはり、最も良いのではないかと思う。
エミール・クーエの有名な自己暗示の言葉「毎日、あらゆる面で、私はますます向上していく」は、「あらゆる面」という言葉に、一切の願望が含まれ、この言葉1つで全ての願いが叶うが、「よかった・ありがとう」呼吸も全く同じである。
ちなみに、クーエのこの自己暗示の言葉は、私の考えではうまくいかない。
まず、翻訳が悪いと私は思う。
クーエが作ったフランス語のものや、クーエが監修した英語のものは、リズムを重視した素晴らしい言葉だが、日本語のものはセンスに欠けると思う。それなら「全部良くなる」「みんな良くなる」と日本語の良さを生かした短いものにすれば良いと思うのだ。
また、言葉だけでは、かえって思考が起こり、自己暗示にだって必要な脳波がスローアルファー波になることがない。
だから、クーエもやはり、就寝前に行うことを推奨しているが、それはやはりうまくいかない。
それに比べ、「よかった・ありがとう」呼吸の効果は抜群である。
こんないいものを教えない学校は全くの無価値とも思えるのである。

尚、「お金がある・幸せだ」のように、個々の願いを入れる場合、特に静かにゆっくり呼吸することを意識すればうまくいく。
逆に言えば、欲望ギラギラで鼻息荒くやれば駄目(脳波はベータ波になる)である。








個性的に生きるスイッチはあるにはある

「生きている」というのは、単純には、生物として生命活動を行っているという意味だ。
しかし、小説やアニメ等で「私は生きているとは言えない」といった言い方をする時は、「生き生きと生きていない」ということで、「自分らしく生きていない」ということだろう。
(人間らしく生きていないという、人間の尊厳に関わる問題もあるが、今回のテーマではないので触れない)
では、「自分らしく生きていない」とはどういうことかというと、「持って生まれた資質を生かし、個性的に生きていない」という意味と思って良いと思う。
やや回りくどい言い方をしたが、やはり、人間は個性的に生きなければ、本当に生きていることにならないのだ。
そして、個性的に生きなければ、人間の本来の力・・・神のような力が発揮出来ない。
現実的に言うなら、引き寄せの力が発揮されないのである。

人間社会は個性的に生きることが難しい。
いつの時代でもだが、特に現代はそう言えるかもしれない。
個性的に生きようとしたら、「出る釘は打たれる」のように、強い妨害に遭う。
だが、本来、個性的に生きるのは自己責任であり、それがやり難くても誰にも文句は言えない。

子供のことについて、心理学者やカウンセラーに相談しに来る親の中で、例えば、不登校の子供について、
「先生、子供が学校に行くスイッチってないですかね?」
と、言う者がいるらしい。
要は、こんな難しい問題を、苦労せず、簡単に・・・というより、「安易に」解決したいのだ。
こんな愚かな心構えだから、子供がおかしくなったのだろう。
この親は、子供と正面から向き合う気がなく、そんな面倒なことをしなくても済む都合の良い解決策を求めているのだ。
しかし、実際の解決法は、親が子供と正面から向き合うしかないのである。
個性についても同じだ。
「個性が出来るスイッチってないですかね?」
と思うような者に見込みはない。
しかし、1つないでもない(笑)。
別に、いい加減なことを言おうというのではなく、原理的なことだ。
つまり、人間の脳の中に組み込まれた唯一のコマンド(命令)は、「生きろ」だけである。
そして、最初に述べた通り、人間は、ただ生物として生きているだけでは生きているとは言えない。
だから、「生きている」と実感する時、その人は個性的に生きている。
そこで、「生きている」という言葉を言う、あるいは、思うことで、個性的に生きる道に導かれる。
「生きている」と唱えることで、潜在意識が個性的に生きられるよう、あなたを動かす。
ただし、そう導かれて個性的に生きようとしたら、必ずエゴの抵抗に遭う。
エゴは、無個性に生きる方が安全だと思っているからだ。
潜在意識に従うか(直観に従うこととほぼ等しい)、怠惰な心に従うか(これがエゴに従うことである)の選択は、あなたの自由である。
「生きている」が最強のアファーメーション、あるいは、呪文と言われる所以はこういうことである。
だが、呪文を唱えても、潜在意識の導きを受け入れるかどうかは、あなたの自由なのである。








何でもないものが美しく見える時に起こっていること

鳥が飛ぶのを見て、美しいと感じて感動したことがあるだろうか?
私は、墓場で、カラスがかなり私の近くを飛行した際、不意にスローモーションのように見え、その羽や筋肉の動きまで、あまりに美しく感じ、呆然としたことがある。
ところが、ある人は、家の中でゴキブリが飛ぶのを見て、その美しさに見とれたと言う(別に、その人はゴキブリマニアではない 笑)。

そんなふうに、特に珍しくもないもの、あるいは、好んで見るようなものでもないものが美しく見え陶酔するような時、何が起こっているのだろうか?
2つのことが言える。
1つは、思考が止まっている、あるいは、消えている。つまり、無我、忘我の状態であるということだ。
もう1つは、今、この瞬間に意識が集中しているということだ。
この2つは、「常に同時に起こる」。
そして、この状態は非常に重要だ。
なぜなら、この状態の時、人間は、無限の知恵と力である潜在意識と一体化している。この潜在意識のことを、神とか、大いなる自分とか、宇宙意識とか、宇宙の活力などと言っても良い。

インドの聖者達も、この状態を重要視し、人間が到達する目標などとも言うが、彼らは、そうなるためには、欲望を捨てないといけないとか、また、この状態になっても、現実的には何の利益もないと言う。
もちろん、欲望まみれで、この状態を目指すことには弊害があるが、このインドの聖者のおかげで、この至福の状態に興味を持たない人が多くなってしまった。
また、中国の荘子などは、この状態になれば、「自由になれる」とは言っても、お金持ちになるとか、いい男、いい女が寄って来るとは言わなかった。まあ、当時の中国では、庶民に、そんな発想はなかったらしいが。
まあ、少し昔のインドでも、厳しいカースト制度(現代ですら根強く残っていると言われている)の下で庶民が得られるものには、あまりに制限が大きかったことも、インドの聖者達の教えに影響していたのだろう。

だが、どんな時代、どんな環境であろうが、その状態になれば、引き寄せは自在である。
つまり、今を意識すれば思考は消えていき、引き寄せの力が高まる・・・と言うよりも、万能の力を持つ存在と一体化するのである。このことは、悟りを開いた現代型の聖者の方々も保証している。
そして、今を意識することは、スピリチュアル界隈では「今今メソッド」と呼ばれ、これを行うことで、比較的簡単、かつ、短期間(その場ということもある)に、決して小さくない引き寄せを行うことが、かなり一般的に知られるようになっている。
何かのきっかけで、不意に今に強く意識を集中させた者が奇跡を起こしたという話もあるが、人類の歴史の中には、無数のそのような例があるはずだ。

思考が消えれば不可能はなくなるが、そのための簡単な方法の1つが、今を意識する「今今メソッド」であるというわけだ。
今を意識すれば思考が消えるメカニズムは割と簡単だ。
思考というものは、過去や未来に依存し、今しかなければ、思考は活動することが出来ないのである。

詩人たちは、「新たな目」で見れば、何でも、見慣れたものでも、非常に美しいのだとよく言う。
いつも見ているリンゴやミカンも、新たな目で見れば、驚くほど美しくて感動する。
そんな時、意識は今にあり、思考は消えている。
だが、詩人だって、普段の生活があり、いつも、そんな状態に陶酔していることは出来ない。
ところが、実は、「常に」そんな状態にいることこそが、普段の生活を楽に快適にするのである。それも、自動的に。
「常に」は難しいが、暇な時間だけでも、今を意識することで、万能の真の自分と一体化していき、やがて引き寄せ自在になるだろう。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
Kay Twitter Home

執筆のご依頼




最新コメント


月別アーカイブ
記事検索
ブログバナー&Mail


メールはこちらへ

PV since 2010/09/08
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

人気ランキング参加中
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ひきこもりへ


タグクラウド
QRコード
QRコード