無意識と潜在意識を同じ意味で使う場合があるが、通常、無意識といったら意識がない状態・・・つまり、眠っていたり、失神している状態のことを言うのだから、潜在意識とは全く違う意味になる。
潜在意識は、意識出来る心(顕在意識)の奥にある意識出来ない心のことだが、心理学や精神分析学での潜在意識と、引き寄せなどのスピリチュアル(霊的)な分野での潜在意識では異なると思われるので、ここでは主にスピリチュアルな分野での意味で話す。
潜在意識は全意識の95パーセントを占め、顕在意識が5パーセントほどであるというのは、心理学などでも同じだと思うが、この95パーセントとかいうのは、もちろん正確な値ではないだろう。とてもじゃないが、正確に測る方法などあるとは思えない。
つまり、潜在意識は非常に大きく、顕在意識はごく小さいという意味である。
引き寄せの理論においてほぼ共通すると思うが、その中の1つであるジョセフ・マーフィーの理論では、潜在意識の中に、神のごとく世界を創造する力があり、潜在意識に願望を引き渡せば、それは全知全能なので、いかなる願いも叶えることが出来るとされる。
ただし、顕在意識の願望を潜在意識が叶えると言うよりは、潜在意識は顕在意識の思考パターンの通りに世界を創造すると言った方が正しい。
しかし、正確にはこうであることを知っておいた方が良い。
潜在意識は、顕在意識が邪魔しない限り、良い世界を創造するのだ。
そして、顕在意識は何を考えても潜在意識の邪魔にしかならない。
言い換えれば、潜在意識は顕在意識から悪い影響しか受けない。
だから、顕在意識が潜在意識に悪い影響を与えなければそれで良く、それが幸福になるために必要な全てのことだ。
だから、矢追純一さんが言うように、「僕は頭が悪いから考えることを放棄する」という態度が最も正しい。
潜在意識が積極的に悪いことをすることはない。
悪いことをするように見えるのは、顕在意識が邪魔をしている、あるいは、悪い影響を与えているからだ。
ここらのことを、アインシュタインは、
「神は老獪(ろうかい)である。だが、悪意はない」
と言ったのだ。
老獪とは、ずる賢いという意味が一般的だが、まあ、賢過ぎると悪く感じることもあるという程度に考えると良いだろう。
チャールズ・ハアネルという事業家で成功法則(引き寄せの法則と同じと思って良い)の教師は、潜在意識を、さらにその奥にある宇宙意識との通路と考えていた。
宇宙意識こそ、全知全能の神というわけだ。
だが、ハアネルが言うには、普通の人は、潜在意識がゴミだらけなので、心が宇宙意識(神)と通じない。
そこで、潜在意識をきれいに掃除すれば、心が神と通じ、神が願いを叶えてくれるというものだ。
実用的には悪くない考え方で、ハアネルの頭の良さが分かるし、無知な人に引き寄せを教えるには便利な概念だと思う。
だが、ハアネルの間違いは、潜在意識を綺麗に掃除するのに必要なことは正しく考えることだとし、そのために非常に難しい訓練をする必要があるとしたことだ。
そんなことをしたら、ますます潜在意識が汚れてしまう。
本当に必要なことは、思考を消すことだ。
ただし、意識があるまま(つまり、眠ったり、失神していない状態で)思考を消すことだ。
ハアネルにはこれが分からなかった。

AIアート446
「少女(パステルカラー)」
Kay
ハアネルの間違いは、思考には高い価値があると思ったことだ。
マーフィーは、思考をそれよりは軽く考えていたが、思考を無価値とはしなかった。
ただ、マーフィーは、大衆向けに、そんなことを言っただけで、本当は思考に価値がないことを知っていたのかもしれない。マーフィーの初期の著作を見ると、そうとも思えるのである。
アインシュタインも、思考は非常に軽いものだと思っていたが、思考の価値がゼロとまでは言わなかった。
アラン・ワッツはもっとよく分かっていて、思考は物凄くチャチなものだと言ったが、彼はそれを説明し切れなかった。
いや、説明しなくても、単に思考を消せば良く、それしか分かる方法がないのだが。
そして、一番分かっていたのはソクラテスで、「人間に知恵はない」、つまり、思考はロクなものでないと言ったが、それが分かっているのは私(ソクラテス)だけだと言った。
だが、もう全員が分かる時代だ。
そして、思考を消すのに難しいことをする必要はなく、方法はいろいろあるが、深呼吸が一番である。
潜在意識は、意識出来る心(顕在意識)の奥にある意識出来ない心のことだが、心理学や精神分析学での潜在意識と、引き寄せなどのスピリチュアル(霊的)な分野での潜在意識では異なると思われるので、ここでは主にスピリチュアルな分野での意味で話す。
潜在意識は全意識の95パーセントを占め、顕在意識が5パーセントほどであるというのは、心理学などでも同じだと思うが、この95パーセントとかいうのは、もちろん正確な値ではないだろう。とてもじゃないが、正確に測る方法などあるとは思えない。
つまり、潜在意識は非常に大きく、顕在意識はごく小さいという意味である。
引き寄せの理論においてほぼ共通すると思うが、その中の1つであるジョセフ・マーフィーの理論では、潜在意識の中に、神のごとく世界を創造する力があり、潜在意識に願望を引き渡せば、それは全知全能なので、いかなる願いも叶えることが出来るとされる。
ただし、顕在意識の願望を潜在意識が叶えると言うよりは、潜在意識は顕在意識の思考パターンの通りに世界を創造すると言った方が正しい。
しかし、正確にはこうであることを知っておいた方が良い。
潜在意識は、顕在意識が邪魔しない限り、良い世界を創造するのだ。
そして、顕在意識は何を考えても潜在意識の邪魔にしかならない。
言い換えれば、潜在意識は顕在意識から悪い影響しか受けない。
だから、顕在意識が潜在意識に悪い影響を与えなければそれで良く、それが幸福になるために必要な全てのことだ。
だから、矢追純一さんが言うように、「僕は頭が悪いから考えることを放棄する」という態度が最も正しい。
潜在意識が積極的に悪いことをすることはない。
悪いことをするように見えるのは、顕在意識が邪魔をしている、あるいは、悪い影響を与えているからだ。
ここらのことを、アインシュタインは、
「神は老獪(ろうかい)である。だが、悪意はない」
と言ったのだ。
老獪とは、ずる賢いという意味が一般的だが、まあ、賢過ぎると悪く感じることもあるという程度に考えると良いだろう。
チャールズ・ハアネルという事業家で成功法則(引き寄せの法則と同じと思って良い)の教師は、潜在意識を、さらにその奥にある宇宙意識との通路と考えていた。
宇宙意識こそ、全知全能の神というわけだ。
だが、ハアネルが言うには、普通の人は、潜在意識がゴミだらけなので、心が宇宙意識(神)と通じない。
そこで、潜在意識をきれいに掃除すれば、心が神と通じ、神が願いを叶えてくれるというものだ。
実用的には悪くない考え方で、ハアネルの頭の良さが分かるし、無知な人に引き寄せを教えるには便利な概念だと思う。
だが、ハアネルの間違いは、潜在意識を綺麗に掃除するのに必要なことは正しく考えることだとし、そのために非常に難しい訓練をする必要があるとしたことだ。
そんなことをしたら、ますます潜在意識が汚れてしまう。
本当に必要なことは、思考を消すことだ。
ただし、意識があるまま(つまり、眠ったり、失神していない状態で)思考を消すことだ。
ハアネルにはこれが分からなかった。

AIアート446
「少女(パステルカラー)」
Kay
ハアネルの間違いは、思考には高い価値があると思ったことだ。
マーフィーは、思考をそれよりは軽く考えていたが、思考を無価値とはしなかった。
ただ、マーフィーは、大衆向けに、そんなことを言っただけで、本当は思考に価値がないことを知っていたのかもしれない。マーフィーの初期の著作を見ると、そうとも思えるのである。
アインシュタインも、思考は非常に軽いものだと思っていたが、思考の価値がゼロとまでは言わなかった。
アラン・ワッツはもっとよく分かっていて、思考は物凄くチャチなものだと言ったが、彼はそれを説明し切れなかった。
いや、説明しなくても、単に思考を消せば良く、それしか分かる方法がないのだが。
そして、一番分かっていたのはソクラテスで、「人間に知恵はない」、つまり、思考はロクなものでないと言ったが、それが分かっているのは私(ソクラテス)だけだと言った。
だが、もう全員が分かる時代だ。
そして、思考を消すのに難しいことをする必要はなく、方法はいろいろあるが、深呼吸が一番である。