引き寄せの法則は、昔は、潜在意識の法則という言い方がされていた。
潜在意識の法則とは、潜在意識が世界を動かす力を持っているという論で、今でも引き寄せの意味で「潜在意識を活用して成功する」といった話をする人がいるが、それは私には嘘っぽく感じる。
潜在意識が世界を動かすはずがない。
潜在意識とは、あくまで、1人の人間の心のうち、意識出来ない深い領域のことだ。
つまり、意識出来る心の部分を顕在意識、意識出来ない深い心の部分を潜在意識と言うのであり、願望の達成とは何の関係もない。
何事も、実感出来る実例がないと分からないものだ。
筒井康隆さんの『悪夢の真相』という短編小説がある。これは角川文庫の『時をかける少女』に収録されている。
中学2年生の昌子は、般若の面がとても怖いのだが、なぜ昌子が般若の面が怖いのかは、誰にも、本人にも分からない。
だが、理由がないはずがないのだが、昌子は、その原因になった出来事を完全に忘れているのだった。
だが、彼女の表層の心である顕在意識では思い出せなくても、彼女の潜在意識は憶えているのだ。
ジョセフ・マーフィーの本に書かれていたが、ゼリーを食べられないある女性がいるが、なぜゼリーを食べられないのか彼女にも分からない。
しかし、その原因は、彼女は幼い時、ゼリーを食べ過ぎて気分が悪くなったことがあり、そのことを顕在意識では忘れているが、潜在意識では憶えているからだった。
潜在意識というのは、一度見聞きしたことは忘れないようだ。
潜在意識は、潜在意識の持ち主を動かすことは出来るが、他人や、まして世界を動かすことはない。
ただし、良い行いをさせるのも潜在意識なので、その意味では、成功するために潜在意識を活用するという言い方は正しい。
たとえば、食後に歯磨きをするよう、子供の時にしつけられた人は、食後には自動的に歯磨きをする。これも潜在意識の働きと言えるだろう。
完全に習慣になった行為というのは、潜在意識がその人を動かしているのである。
一方、引き寄せは、潜在意識が行うのではない。
発明家で能力開発のスペシャリストだった中山正和さんは、脳の中にX(エックス)という宇宙プログラムがあると言い続けてた。
だが、Xが引き寄せを行うという言い方はしなかった。
ただ、「Xは何でも知っている」とは述べていた。
引き寄せを行ったように見えても、それは何でも知っているXが個人をうまく動かしたからだといった説明をした。
だが、それが非常に無理があることは明白だった。
中山さんも、本当は、Xが引き寄せを行うと言いたかったのだが、論理的に説明出来ないから、科学技術者としては言いたくなかった・・・そんな感じに思えるのである。
中山さんも、Xが未来予知が出来ることは認めていた。
もう言ってしまうと、Xは全知全能であり、私は「神の能力のコピー」だと思っているが、まず間違いないだろう。これは、論理とかエビデンスではなく、幼い時からキリスト並の奇跡を意図的に何度も起こした私の感覚と一致するからである。
脳の中にXがあると言ったが、脳のどの部分がXかというと、それを示せるかもしれない。しかし、その部分を切除しても、生きている限りはXは別の部分に現れる。
脳はそもそもそんな構造で、記憶領域の一部を切除しても、特定の記憶が消えるわけではなく、特定の記憶が消えたように見えても、その記憶が復活することもあるし、潜在意識の中には残っている。
このように、脳は、一部が全体を包含するフラクタル構造になっているようだ。
脳がない無脳症の人間は、ほとんどが知的能力がない、あるいは、非常に少ないが、稀に、無脳症でありながら頭脳が優秀で、実例として、IQ120で、大学の数学科を優等な成績で卒業したという例もあるようだ。
無脳症と言っても、全く脳がないわけではない。存在するわずかな脳の中にもXはあるはずだ。
我々は、このXをもっと使わないといけない。
Xの働きを阻害するのは余計な思考である。
頭の中のおしゃべり、独り言をやめれば、全知全能のXが、生きるために必要な引き寄せを自在に行う。
だから、生きるために1億円必要とか、生きるために、あの彼女(彼)が必要と信じれば、Xはそれを引き寄せる。
X最大の使命は、その人間を生かすことであるからだ。
だから、死に物狂いの力、命懸けの力は凄い。
逆に、生き死にと何の関わりもないような願いは叶わない。
「死ぬほど好き」と言ったところで、その人がいなくても生きていけると分かっているなら、その人とうまくいくかどうかは分からない。
生きる意思の強さが勝負を決することも多い。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)時をかける少女(筒井康隆)
(2)洞察力(中山正和)
(3)瞑想と潜在能力(中山正和)
(4)ベントフ氏の超意識の物理学入門(イツァク・ベントフ)

AIアート1548
「プログラミング」
Kay
潜在意識の法則とは、潜在意識が世界を動かす力を持っているという論で、今でも引き寄せの意味で「潜在意識を活用して成功する」といった話をする人がいるが、それは私には嘘っぽく感じる。
潜在意識が世界を動かすはずがない。
潜在意識とは、あくまで、1人の人間の心のうち、意識出来ない深い領域のことだ。
つまり、意識出来る心の部分を顕在意識、意識出来ない深い心の部分を潜在意識と言うのであり、願望の達成とは何の関係もない。
何事も、実感出来る実例がないと分からないものだ。
筒井康隆さんの『悪夢の真相』という短編小説がある。これは角川文庫の『時をかける少女』に収録されている。
中学2年生の昌子は、般若の面がとても怖いのだが、なぜ昌子が般若の面が怖いのかは、誰にも、本人にも分からない。
だが、理由がないはずがないのだが、昌子は、その原因になった出来事を完全に忘れているのだった。
だが、彼女の表層の心である顕在意識では思い出せなくても、彼女の潜在意識は憶えているのだ。
ジョセフ・マーフィーの本に書かれていたが、ゼリーを食べられないある女性がいるが、なぜゼリーを食べられないのか彼女にも分からない。
しかし、その原因は、彼女は幼い時、ゼリーを食べ過ぎて気分が悪くなったことがあり、そのことを顕在意識では忘れているが、潜在意識では憶えているからだった。
潜在意識というのは、一度見聞きしたことは忘れないようだ。
潜在意識は、潜在意識の持ち主を動かすことは出来るが、他人や、まして世界を動かすことはない。
ただし、良い行いをさせるのも潜在意識なので、その意味では、成功するために潜在意識を活用するという言い方は正しい。
たとえば、食後に歯磨きをするよう、子供の時にしつけられた人は、食後には自動的に歯磨きをする。これも潜在意識の働きと言えるだろう。
完全に習慣になった行為というのは、潜在意識がその人を動かしているのである。
一方、引き寄せは、潜在意識が行うのではない。
発明家で能力開発のスペシャリストだった中山正和さんは、脳の中にX(エックス)という宇宙プログラムがあると言い続けてた。
だが、Xが引き寄せを行うという言い方はしなかった。
ただ、「Xは何でも知っている」とは述べていた。
引き寄せを行ったように見えても、それは何でも知っているXが個人をうまく動かしたからだといった説明をした。
だが、それが非常に無理があることは明白だった。
中山さんも、本当は、Xが引き寄せを行うと言いたかったのだが、論理的に説明出来ないから、科学技術者としては言いたくなかった・・・そんな感じに思えるのである。
中山さんも、Xが未来予知が出来ることは認めていた。
もう言ってしまうと、Xは全知全能であり、私は「神の能力のコピー」だと思っているが、まず間違いないだろう。これは、論理とかエビデンスではなく、幼い時からキリスト並の奇跡を意図的に何度も起こした私の感覚と一致するからである。
脳の中にXがあると言ったが、脳のどの部分がXかというと、それを示せるかもしれない。しかし、その部分を切除しても、生きている限りはXは別の部分に現れる。
脳はそもそもそんな構造で、記憶領域の一部を切除しても、特定の記憶が消えるわけではなく、特定の記憶が消えたように見えても、その記憶が復活することもあるし、潜在意識の中には残っている。
このように、脳は、一部が全体を包含するフラクタル構造になっているようだ。
脳がない無脳症の人間は、ほとんどが知的能力がない、あるいは、非常に少ないが、稀に、無脳症でありながら頭脳が優秀で、実例として、IQ120で、大学の数学科を優等な成績で卒業したという例もあるようだ。
無脳症と言っても、全く脳がないわけではない。存在するわずかな脳の中にもXはあるはずだ。
我々は、このXをもっと使わないといけない。
Xの働きを阻害するのは余計な思考である。
頭の中のおしゃべり、独り言をやめれば、全知全能のXが、生きるために必要な引き寄せを自在に行う。
だから、生きるために1億円必要とか、生きるために、あの彼女(彼)が必要と信じれば、Xはそれを引き寄せる。
X最大の使命は、その人間を生かすことであるからだ。
だから、死に物狂いの力、命懸けの力は凄い。
逆に、生き死にと何の関わりもないような願いは叶わない。
「死ぬほど好き」と言ったところで、その人がいなくても生きていけると分かっているなら、その人とうまくいくかどうかは分からない。
生きる意思の強さが勝負を決することも多い。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)時をかける少女(筒井康隆)
(2)洞察力(中山正和)
(3)瞑想と潜在能力(中山正和)
(4)ベントフ氏の超意識の物理学入門(イツァク・ベントフ)

AIアート1548
「プログラミング」
Kay