ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

洗脳

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

日米の思想統制は社会主義国家に近いレベル

2020年のアメリカ大統領選挙が行われる少し前の時期、私は日本のジャーナリストのある記事で衝撃を受けたことを鮮明に憶えている。
当時、アメリカ大統領選挙は、トランプ大統領とバイデン候補が激しい選挙戦を繰り広げていたが、主要メディアの世論調査ではバイデンのかなりの優勢が伝えられていた。
その日本人ジャーナリストは、このような世論調査に対し、「私の現地調査では、それは全く実態と合っていない。この世論調査は作為的なものではないかと思う。こう言ったら、驚く人も多いと思うが、アメリカにも思想統制は確実にある」と述べていた。
私は、この「アメリカにも思想統制が確実にある」という言葉に衝撃を受けたのだ。
当時の私は、アメリカはスーパーマンのキャッチフレーズではないが「自由と平等の国」であると思い込んでいた。それは思想的な自由も当然含まれている。
思想統制・・・つまり、国民の考え方を支配者が捻じ曲げるなんてのは、中国や北朝鮮、あるいは、旧ソ連などの話であると思っていた。
日本だって、海外の情報が微妙に色付けされて日本国内に伝えられるということは、多くの国際ジャーナリストが指摘していたが、日本には露骨な言論弾圧や思想統制はない。
とはいえ、岡田斗司夫さんの『僕たちの洗脳社会』に書かれている通り、支配者は国民を洗脳して、支配者に都合のよい考え方をするように誘導するものだが、私は、日本やアメリカでは、ややマシであると思っていたのである。
※『僕たちの洗脳社会』はPDFで無償公開されているので、検索すれば得られる。

しかし、アメリカに思想統制があるどころか、アメリカの思想統制は中国や北朝鮮のように露骨に高圧的ではないかもしれないが、それほどの違いはないレベルかもしれない。
2020年アメリカ大統領選挙で、大手メディアの世論調査は、社会主義国家のように嘘の世論調査をでっち上げたのではないが、バイデン有利と出るような調査の仕方をしたというだけである。
たとえば、電話調査であれば、バイデン支持層が在宅しているであろう時刻に電話をかけるといった具合で、やり方は無数にある。
そんなことを知っている、アメリカの政治学者で、過去の大統領選挙予想を外したことがないという人物(名前は忘れたが、大学教授であったと思う)は、「世論調査は全く不正確。トランプが地滑り的に(圧倒的に)勝利する」と、自信満々で断言していたものだった。
実際、2020年アメリカ大統領選挙は、少なくとも接戦と言え、世論調査とは全く合っていなかった。

アメリカの主要メディアのほとんどは、民主党、つまり、バイデン側である。
だから、バイデンやバイデンの家族の不正やスキャンダルが持ち上がると、国民の目をそらすために、トランプの訴訟問題を大々的に取り上げ、国民の関心をトランプの訴訟に向けさせ、同時に、バイデン側の不祥事は報道せず、トランプのイメージを落とし、バイデンのイメージ失墜を避けるのである。
しかし、ネットの発達で、そのような手法が通用し難くなり、主要メディアがトランプを攻撃するたびに、逆にトランプの人気が上がり、支持が高まるということになっている。
現在は、主要メディアですら、トランプの支持率がバイデンの支持率を数パーセントだが上回っていると報道しているが、逆に言えば、トランプは「数パーセントしかバイデンをリードしていない」と言っているのである。
しかし、それはどうでも良い話で、アメリカの大統領選挙は、8つほどの「激戦州(スイングステート)」と呼ばれる州の選挙結果で決まる。その他の州は、共和党(トランプ)が勝つか民主党(バイデン)が勝つか、ほぼ決まっているからだ。
そして、激戦州の世論調査では、トランプが圧倒しており、このままではトランプが地滑り的勝利を収める可能性が高い。

では、日本の思想統制はどうかというと、もちろん、社会主義国家のやり方とは異なるが、かなり思想統制されている。
たとえば、昨年、人気お笑い芸人の松本人志さんのスキャンダルが凄い勢いで報道されたが、これは、政治的に騒がれると困る事件から、国民の目をそらすために、与党が主要メディアに報じさせたものだ。
いくら人気者でも、一芸能人の下らないニュースがあれほど報道されたことが異常だと感じないなら、とっくに国家に思想統制されている、つまり、洗脳されていると言って良い。
最近では、大谷翔平さんの結婚や通訳の不正といったニュースの報道が凄いのも、裏金問題や、その他、国民に注目されては困る事件があるからである。
思想統制、洗脳をされたくなければ、テレビを見ないことで、新聞も一般紙はなるべく読まないことである。

水平線が見える場所
AIアート764
「水平線が見える場所」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)洗脳原論(苫米地英人)
(2)明治維新という名の洗脳(苫米地英人)
(3)まだGHQの洗脳に縛られている日本人(ケント・ギルバート)
(4)リベラルの毒に侵された日米の憂鬱(ケント・ギルバート)
(5)光と影のTSMC誘致(深田萌絵)
(6)半導体戦争(平井宏治)
(7)トランプの真実: トランプ・ファミリーとホワイトハウスの素顔
(8)動物化するポストモダン(東浩紀)

親が偉いと思っているうちは引き寄せは難しい

あらゆる引き寄せの法則の中で、「想定の法則」ほど簡単・確実なものはない。
時々、想定の法則は引き寄せの法則とは別のもののように言う人がいるが、想定の法則は引き寄せの法則の1つ、あるいは、応用だと思った方が良いと思う。
想定の法則の活用について難しいこと、複雑な説明をする人も多いが、想定の法則の使い方は、「願いが叶ったらどんな気持ち(気分)か」を想像するだけである。これを何度も繰り返すのである。

ところで、あらゆる引き寄せの法則についてだが、心の中に、洗脳、偏見、固定観念が大きい場合には、引き寄せが起こり難い。
よく言われる例では、幼い時から、お金は汚いものだという固定観念、偏見、洗脳を叩き込まれてしまっている場合、お金を引き寄せるのが難しくなる。
全般に、心に不安が大きいと引き寄せが起こり難いが、およそ文明というものがある場所では、庶民の心には不安が大きいものである。
なぜなら、支配者が庶民を支配するためには、庶民の心に大きな不安がある必要があるからで、支配者は庶民が大きな不安を持つ仕組みを世の中に構築しているのである。

不安は、自分には力がないと思うことで出来る。
別の言い方をすれば、自分より力がある人の存在が大きければ不安も大きい。
自分より強い力があると思う、存在感の大きな存在とは、まずは親である。
世の中に、「親は子供より偉い」という偏見、固定観念、偏見を蔓延させておけば、それだけで庶民は弱くなる。
こう言うと「親が子供より偉いのは当たり前じゃないか?」と言う人が多いのは、もう見事に洗脳されている証拠である。
そりゃ、親の恩というものは大きいかもしれないが、偉いというのとは全く違う。
ところが、親は自分より偉いと思って逆らえない変な人が多いのである。
無論、親をないがしろにしてはならないし、老いた親の面倒を見るのは義務でもあるが、別に親が偉いから面倒を見るわけではない。
親は自分より偉いと思っている限り引き寄せは難しいと思って間違いない。

どこぞの本当は馬鹿なエリート経済学者が、「老人は集団自決をしろ」と言ったのも、親は偉いという洗脳と戦って歪んだのかもしれないと思うのだ。

世の中は庶民を不安にさせるシステムが強力に構築されている。
その典型が法律で、法律なんて曖昧で、どんな意味にでも取れ、実際に、どう適用するかは恐ろしく難しいといった、いい加減極わりないものなのに、それが自分を縛るのだから、平気でいられるわけがない。
法律違反で罰せられるかどうかは、警官のわけの分からない判断で決まるのが当たり前で、これにより、警察が自分より強い、あるいは、偉いという固定観念を持たされる。
学校では、内申書が運命を決めるが、内申書の書き方は教師の胸先三寸である。つまり、教師が自分より強い、あるいは、偉いと洗脳される。
確定申告をすれば、それが経費で認められるかどうかは税務署のわけのわからない判断次第ということも多く、税務署は自分より強い、あるいは、偉いというとんでもない偏見を持たされる。
こんな世の中で、心に大きな不安を抱えないことは、ほとんど不可能だ。

しかし、世の中には、別に権力者でもないのに不安なしに生きている人がいる。
そんな人は、実は引き寄せ自在である。
そこまでいかなくても、大きな不安は解消しなければ引き寄せは出来ない。
だから、想定の法則のネヴィル・ゴダードも、ジョセフ・マーフィーも、フローレンス・スコーヴェル・シンも、その他優れた引き寄せの教師達は、宇宙最強の力は自分の中にあるのだと強調するのだ。
だが、その最強の力が自分の中にあるという説明が難しいので、宗教を利用することが多いが、自分を宗教家だなどと全く思っていなかった釈迦やイエス・キリストも、その説明には苦労したのである。

静かな川
AIアート763
「静かな川」
Kay


今回は問題提起だけにする。
そんなに簡単に解決出来る問題ではないし、そもそも、解決のためには問題を知ることが大切だ。
だが、問題は、洗脳、偏見、固定観念なのだから、それを壊せば良い。
洗脳がなくなれば、親は偉くない、お金は沢山持って良いということを、当たり前に思えるようになる。
そうすれば、IQは打ち上げ花火のように上がり、想定の法則を使って自在に願いを叶えるようになる。
実は、固定観念を壊す方法はこれまでも述べたが、もっと良い方法を取り上げようと思う。
とりあえず、役に立つと思われる書籍を下に紹介しておく。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)自己信頼(ラルフ・ウォルドー・エマソン)
(2)自分を信じて(ジョセフ・マーフィー)
(3)アイ・アム・ザット 私は在る~ニサルガダッタとの対話~
(4)ラマナ・マハルシとの対話 第1巻
(5)想定の『超』法則(ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(6)その思いはすでに実現している! (ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(7)オプティミスト(ヘレン・ケラー)※『Optimism』翻訳書
(8)楽天主義(ヘレン・ケラー) ※『Optimism』翻訳書

ネットで洗脳される時代への対応

学校とテレビが、国民を洗脳・思想統制するものの双璧であると思う。
いや「双璧」は優れたものに対して使う言葉だから、「二強」とか「両雄」と言うかというと、これらも悪い意味で使うのは相応しくないように思う。
だが、支配者側からすれば、やはり、学校、テレビは、国民洗脳ツールとして、双璧、二強、両雄と言えると思う。
学校の洗脳に対しては、子供のうちは誰もが無防備で、洗脳されまくりだ。
後で学校で叩き込まれた洗脳、思想統制、あるいは、偏見を捨てることが出来ればラッキーなのだろうが、ほとんどの国民はそれが出来ないのだと思う。

テレビに対しては、学校に比べれば対処のしようがあるように思うが、実際は、かなり多くの国民がこれに洗脳されっぱなしという状況だ。
賢い人、少しはまともな感覚を持っている人は、テレビはおかしいと気付き、特に「見ないぞ」と決意しなくても、気持ち悪いとか不快だという理由で見なくなるが、そうでない人の方がずっと多いのかもしれない。
ただ、若い人は、テレビが嫌いというのではないが、単に、インターネットの方が便利だし趣味に合っているといった理由で、YouTubeやニコニコ動画、そして、X(旧Twitter)やインスタグラム、TikTokといったSNSを使い、テレビを見なくなっている。
だが、そうしたら、当然、支配者はSNSも国民の洗脳・思想統制の道具とするようになる。
現在、洗脳・思想統制が比較的少ないSNSはXとニコニコ動画と思う。
ニコニコ動画はより安全なのだが、これはサブカルチャー(下位文化)の雰囲気が強く、お堅い人には抵抗があると思われ、初音ミクファンである私ですら、全く見ない。
これは、SNSとしての2ちゃんねる(現在は5ちゃんねるか?)も同じで、私はこれらも全く見ない。

ところで、私は、YouTubeはよく見るが、これには思想統制があると認識しながら見ているから大丈夫だなどと思わない方が良いと痛感する。
最近、私が洗脳されたことを述べる。あくまで気が付いたもので、知らないうちに洗脳されていることもあるかもしれない。
しかし、これにはやられたと思うものがある。
それは医学研究者の柳沢正史(やなぎさわまさし)氏の話を聞いたことを中心に、睡眠時間を多く取ることの重要性を訴える動画を見ているうちに、睡眠時間を多く取らないといけないと洗脳されたことである。
別に、睡眠時間を多く取るべきというのが間違いだというのではない。
ただ、私の信じ方は洗脳そのものであるということだ。
まず、柳沢博士は世界で注目されている医学研究者で、現役の研究者でありながらノーベル賞最有力候補という優秀な研究者であるという権威付けから始まる。ロジャー・ペンローズは超優秀な物理学研究者でありながら、ノーベル賞を受賞したのは90歳直前であったなど、高齢になってやっとノーベル賞を受賞する人が少なくない中、現役バリバリの柳沢博士がそのように最有力候補と言われていると聞くと、「偉い研究者だなあ」とぼんやりと思ってしまう(まあ、ノーベル賞自体にいかがわしいところがあるのかもしれないが)。
いや、柳沢博士が本当に偉くて、彼の研究が本当に優れているのかもしれないが、私は、そのことに関するいかなる根拠も持たず、単に、YouTubeで教えられたことだけでそう信じてしまったのである。

私は、今ではひろゆき氏の言うことは、最も疑うべきことと思っているが、それでも時にまともなことも言う印象があって、私だって影響を受けることもある。
そのひろゆき氏が「能力を上げる最も優れた方法は寝ることです」と言うのを聞いて、私も「それはそうかもしれないなあ」と思ってしまったものだった。もっとひろゆき氏を馬鹿にしないといけないなあと反省する(笑)。

少し前、たまたまテレビが付いた場所に居る必要があった時、そのテレビ放送で、大谷翔平さんの睡眠に対するこだわりや、彼が睡眠時間を多く取ることを非常に重視していることを見せられ、これはひろゆき氏と違い、私もかなり信じてしまった。
大谷翔平さんの好感度はすさまじく高く、多くの人が私以上に信じてしまったことだろう。
大谷さんが素晴らしい人間性を持っていることは本当かもしれないが、私は直接確かめたわけではないので、疑いはしないが信じてもいない。
過去にも、彼のように扱われたが、実態は全然違うことがバレた例は少なくない。
人の評判、特に、テレビや新聞の評判は決して信じてはならないことは、分かっていても騙されるのである。困ったものだ。

睡眠は多く取らないといけないというのも、本当に科学的根拠があり、重要なことかもしれない。
しかし、短い睡眠で励み、大きな成果を上げた人は少なくない。そんな人達の中には、もし、もっと睡眠を取っていたら、あれほどの成果を上げられなかった、あるいは、ほとんど成果を上げることは出来なかった可能性があるだろう。
まあ、逆に、もっと睡眠を取っていたら、もっと優れた成果を上げていた可能性もあるだろう。
睡眠に関する新しい神話を信じる必要もないが、否定する必要もない。
もっと広い情報に触れ、論理的に考えるべきことは考え、素晴らしい直観をあてにして良い。

ひぐらし
AIアート747
「ひぐらし」
Kay


洗脳されない優れた態度とは、笹沢佐保さんの時代劇小説『木枯らし紋次郎』のヒーロー、紋次郎がいつも言う、
「疑っちゃいやせん。だが信じてもいやせん」
だと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)木枯し紋次郎(一)(笹沢佐保)
(2)私は何も信じない――クリシュナムルティ対談集
(3)洗脳原論(苫米地英人)
(4)目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画

洗脳を壊す

我々一般国民が、メディア(テレビ、新聞、雑誌、書籍、SNS等)や学校によって洗脳されているのは確かで、いまさら言うまでもない。
しかし事実は、我々一般国民が洗脳されていることを分かっていない人が圧倒的である。
半世紀前は、石油は後40年で枯渇するというのが「人類の常識」だった。こんな馬鹿げたことを洗脳されて誰もが信じて疑っていなかった。

天動説であれば、確かに、天体は地球を中心に回っているように感じるので、簡単に洗脳された。
石油が枯渇することに関しても、地球規模の埋蔵量というものはイメージし難く、「使えば減る」という常識的観念により、「後40年で使い切る」と言われたら、「ああ、そうなんだろうなあ」と思ったということもあるだろう。
しかしいまや、天動説や石油枯渇説の間違いを知っている我々は、もう下らないことで洗脳されるのはやめるべきだが、それには、洗脳は権力者の武器であるということを分からないといけない。

この「洗脳は権力者の武器である」ことについて、昔から、岡田斗司夫さんの『ぼくたちの洗脳社会』や、苫米地英人さんの『洗脳原論』などで書かれているのだが、これらの著者が癖が強い人間であることがマイナスに作用してしまった。まあ、本当は、彼らが癖があるように感じるのも我々の洗脳のせいなのだし、彼らが常識的に思えるような体でものを言っていたら、状況はもっと悪くなっていただろう。

で、どうやったら、我々一般国民が、権力者の武器である洗脳から守られるのかというと、「自分の頭で考える」という大間違いを主張する人が圧倒的なのも洗脳のせいではないかと思う。
事実は、「自分の頭で考えるから洗脳される」のである。
このことは、2400年前に中国の荘子が明確に書いてはいるのだが、やっぱり『荘子』は普通の人には難しい。洗脳された頭では奇妙に感じてしまうのだ。
荘子が言ったようなことを詳細に解明したのが釈迦だが(釈迦の方が荘子よりずっと先の人間であるが)、今日の仏教は巨大な天ぷらの衣みたいなもので、釈迦の教えをまともに学ぶことが非常に難しくなっている。
仏教の専門家でも、釈迦の教えをちゃんと理解している人は少ない。
『法華経』を使って仏教をデタラメに解説する者はいっぱいいるが・・・と言うより、『法華経』を解説する者全部が、多かれ少なかれ、全員がそうであると思った方が良い。

洗脳から逃れ、人間の最大の武器である直観と現実創造の力(今は引き寄せという言い方が多い)を取り戻す方法は思考を消すことである。
納得し易い言い方をするなら「頭の中のおしゃべりをやめる」ことである。
そのために、釈迦の教えやヒンズー教の聖典を基に、「これならなんとか凡人にも出来る」と賢い人達が考えたのが、マントラを繰り返し唱えることで、ナーマスマラナ(神の名を唱えること)や、念仏(仏の名を唱えること)、あるいは、仏の真言を唱えることである。
まあ、現代の我々であれば、宗教を信じたりしないので、適度な言葉を選んで唱えれば良いのである。
その中で、ラマナ・マハルシは、マントラとして「私」が最上であると言ったし、カバリストや宇宙人バシャールは(最上のマントラは)「私は私」と言ったが、これらは良い言葉であると思う。
私のお奨めは「今」で、何なら、「お金がある」「神様の奇跡が起こる」でも良いと思う。初めこそ思考が少しは起こるが、唱えているうちに思考は消えるし、これらの言葉は「お金がない」とか「良いことは自分で起こさないといけない」という洗脳を壊してくれる。

エンジェル
AIアート649
「エンジェル」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)洗脳原論(苫米地英人)
(2)荘子〈1〉 (中公クラシックス)
(3)あるがままに ― ラマナ・マハルシの教え
(4)正法眼蔵(ひろさちや翻訳)
(5)選択本願念仏集(法然)
(6)歎異抄
(7)ナーマスマラナ

有名人の評判は全部嘘

我々が有名人に対して持っている印象は全て、メディアによって刷り込まれた虚像というか嘘と思って間違いない。
そして、その嘘を、多くの人は確信を持って本物だと信じているのだが、IQが低い者ほど、そんな嘘を真に受けて信じているのである。
だから、人気のある複数のメディアが、その人物について異なった印象を与えると、その人物は複雑な人間と見なされる。
有名人に対し、「この人はこんな人間」と固定した観念を持っている者ほどIQが低いのであり、そんな観念を持たないよう意識するだけでIQは向上する。

昔から、有名人が大衆に悪い印象を持たれないためにやることは、庶民的であることをアピールすることだ。
その最たる例がビル・ゲイツで、彼が本当に庶民的であるかどうかは分からないが、昔の彼は、庶民的であるというイメージがあった。
彼は若い頃から超大金持ちとして知られていたが、安い服を着て安い腕時計をつけ、大衆食堂で食事をし、高級レストランに行ってもハンバーガーを注文した。飛行機はエコノミーに乗り(嘘だと言う説もある)、トヨタレクサスを自分で運転していた。
こういった情報がメディアを通して流れると、大衆には好印象になる。

テキサスの大富豪と呼ばれたロス・ペロー(2019年に89歳で亡くなった)の場合、背が低く、いわゆるブ男であったことが(自分でそう言っていた)、なおさら良い印象を作ったかもしれない。
ペローは2度、大統領選に出馬し、「資金の問題で負けることはない」と潤沢な自己資金を注ぎ込んで贅沢な選挙戦を行い、途中撤退しなければ本当に大統領になっていたかもしれず、彼の撤退の影響でビル・クリントンがジョージ・ブッシュ(パパブッシュ)に勝ったのは確かだと思われる。
ペローの会社の社員達が紛争地帯で人質になった時は、身分を隠して自ら敵地に交渉に行って(「こんな醜い男が社長だとは思われないだろう」と自分で言っている)、見事、社員達を大金で「買い取り」、取り戻した。
そのペローが「ニューヨークの目立ちたがり屋」と散々こき下ろしたのがドナルド・トランプだった。
若くして大成功したトランプは実際、目立ちたがり屋で、豪華な自家用ジェット機から颯爽と降り立つ姿を見せるのが明らかに好きだったと思う。80歳近くなった今でも、このあたりは変わらないように思う。
トランプは若くして自伝『トランプ自伝』を出したが、私は昔、その本の表紙の彼の写真を見て、こいつはロクなやつじゃないと思った。それほど、自慢・自己アピール大好き人間の雰囲気がいっぱいの写真だ。

イーロン・マスクは、今でこそ有名人であるが、少し前は、テレビしか見ないような人は、彼の名前も知らなかったし、今でもそんな傾向はあると思う。
彼の場合、やることのスケールが大き過ぎて大衆には理解不能だということもあったし、電気自動車のテスラにしたって、自動車業界に進出することは、あまりに常識外れなこともあって、当初は褒められも貶されもしないという面白い状態だった。
だが、彼は、良い印象を与える努力をして、うまくいったと思う。概ねで彼は愛されキャラであると言えるだろう。
しかし、彼の一般的な印象は、実物とはかなり違うと思う。
マスクは目立ちたがり屋にも見えるが、トランプのように本当に目立ちたがり屋であると言うよりは、マスクの場合は、計算され尽くした露出と思えてならない。
マスクを嫌う人はそんなにいないが、熱狂的に彼が好きだと言う人も、あまり多くないと思う。
一方、熱狂的に好きな人が沢山いると同時に、彼が大嫌いな人も多いのがトランプだ。
だが、いずれにしても、これらの印象のほとんどは虚像である。

草原
AIアート633
「草原」
Kay


人の評価は印象ではなく、やったことで行うべきであるが、その人が実際には何をやったかは分かり難い場合が多い。
よって、ほとんどの場合は、人を評価すべきでないし、少なくとも、評価を決めつけてはならない。
ましてや、他人というか、メディアの評価など、ゆめゆめ信じてはならない。
日本でも、トランプをロクデナシと決めつけているIQが低い馬鹿が多いのには本当に驚かされる。
そりゃ、上にも書いた通り、トランプにもロクでもない部分はあるが、我々が彼を嫌う理由があるとは思えない。
日本衰退の理由は、一部の根拠のないデータとは違い(日本人のIQは世界一という変な情報が吹聴されている)、国民のIQが低下したせいであると思えてならない。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)トランプ自伝(ドナルド・J. トランプ)
(2)大富豪ロス・ペローという男
(3)イーロン・マスク 未来を創る男
(4)ビル・ゲイツ: 巨大ソフトウェア帝国を築いた男
(5)トランプの真実: トランプ・ファミリーとホワイトハウスの素顔
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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