命令、指示、依頼、要請などの言葉は、発する側と発せられる側の力関係で呼び名が違うだけで、どれも本質的には命令だ。
しかし、警官の市民への指示や、社長の従業員への指示はほとんどの場合、従わざるを得ず、命令と言うに相応しいが、電車の中で騒いでる馬鹿に、女性やおじいさんが「静かにして」と指示しても、聞き入れられない場合が多く、命令とは言い難い。
何が違うのかと言うと、権限の違いで、指示する側の権限が大きければ命令で、小さければ要請である。
ラマナ・マハルシが、こんな話をしたことがあった。
大臣が警備兵に「王様を取り押さえろ」と5回命じたが警備兵は一度も従わなかった。
だが、王様が警備兵に「大臣を取り押さえろ」と1回命じたら、警備兵はただちに従った。
これが権限の違いである。

結局、人間が欲しいものは権限であることが分かると思う。
自分に権限があることが分かれば満足するが、権限がないことを感じると苦しく感じる。
承認欲求なんて言葉が流行っているが、承認欲求も権限があるかないかの問題である。
「権限があること=承認されている」だし「権限がないこと=承認されていない」である。
まあ、お父さんが偉いから権限があるというような場合は、必ずしも承認欲求は満たされないかもしれないが。

ところで、人間が発する最も多い命令が何かはなかなか難しい。
だが、優れた人間が発する最も多い命令は「静かに」だ。
まあ、小学校で先生が生徒にする最も多い命令は確かに「静かに」だが、会社で上司に「静かに」と命じられる部下はレベルが低過ぎて存在理由がないが、実際は、そんな馬鹿な部下もいると思う。
そもそも、「静かに」と命じられる者は馬鹿なのであるが、「店内ではお静かに」などと普通に命じられるのだから、馬鹿が多いのである。
なぜ、かくも「静かに」という命令が多いのかと言うと、これが人間にとって最も重要なことだからだ。
つまり、人間にとって最も価値あるものは「静寂」である。
ただ、こう言っても納得しない人も多いだろう。
ところが、IQ(知能指数)は、これの理解度で分かるのである。
なぜなら、IQが高い者は静寂を愛し、IQが低い者は喧噪を愛するからである。
さらに、引き寄せが出来る者は静寂を愛し、引き寄せが出来ない者は喧噪を愛する。

ピンクの壁
AIアート279
「ピンクの壁」
Kay


IQが高い者がIQが低い者と共感・同調しないのは、静寂を愛する者と喧噪を愛する者とが共感・同調しないのと全く同じである。
静寂を愛するごとに、IQが高くなり、引き寄せが出来るようになり、そして、全知全能になる。
問題が起こった時は「静かに」と唱えれば解決する。
「静かだなあ」と唱えればIQが高くなる。
「静寂」と唱えれば思考が消え、全知全能になる。
沈黙の聖者が最も優れており、沈黙の戦士が最も強い。
だが、喧噪を好むIQが低い者には関わりのない話である。