正義の女神というものがあり、ギリシャ神話ではテミスである。
テミスは、目隠しをし、左手に天秤、右手に剣を持っている。
天秤は正邪を判定するものである。
天秤は英語でバランスで、正しさというものは、バランスの問題であるのだということが示唆されている。
また、剣は力を示し、力なき正しさに価値はないことを示している。
つまり、力のある正しさが正義なのである。
プリキュアシリーズの最初の作品『ふたりはプリキュア』で、ポイズニーという名の敵の女性が、プリキュア達に、
「力のない正義は悪にも劣るのよ」
と言っていた、このたった一言をよく覚えている。
天秤だけ持っていても、剣がなければ正義の女神(レディー・ジャスティス)ではないということだ。
ただ、私は、ポイズニーは、自分が悪であることに引け目を感じているのだなと思ったものである。
実は、ダークファイブと呼ばれる、ポイズニー達一味の5人には、皆、どこかそんなところがあった。
この初代プリキュアは、私のお気に入りの作品で、DVDや漫画を全部持っているくらいである。
最近、正義についてずっと考えているが、不意にこんなことを思いついたのも、神の声なのだろう。
力なき正義は悪にも劣る・・・いや、力がなければ正義ですらない。
小善人、小市民が一番悪いのは、ある意味ではバランスが取れているのかもしれないが、力がないからだ。
人間は、正しいだけではなく、力を持たなければならない。
いい人なのだが、どこか残念という人は、おそらく力がないのだ。
一方、力はあっても、バランスがとれなければ破壊の力でしかない。
ジョージ・アダムスキーは、(実際の)土星が「裁判の星」であると述べ、天秤をその象徴にしているという。
(アダムスキーは土星にも行ったことになっている)
ギリシャ・ローマ神話では、人類が生まれてまもなくは、天秤も剣もなかった。
地上は温暖で、働く必要もなかった時代だ。
その時の大神はクロノス(サトゥルヌス)であった。
サトゥルヌスは英語でサターンで、土星のことだ。
天秤も剣も必要としない世界を支配していた神の星の象徴が天秤とすれば、なんだか面白い話であると思う。
ところが、ゼウス(ユピテル)がクロノスを倒して支配者になると、地上に四季が出来、人々は耕作を行って食料を得なければならなくなった。
そうなると、どうしても争いが起こり、剣が作られるようになった。
テミスの娘アストライアーは、争う人々に正義を説いたが、人間はどうしても聞き入れず、アストライアーはついに諦めて天に帰り、星乙女と呼ばれた。今の乙女座である。
遠い乙女座が正義の象徴である。
では、地上に正義はないのだろうか?
いや、アストライアーの働きかけは続いているのである。
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テミスは、目隠しをし、左手に天秤、右手に剣を持っている。
天秤は正邪を判定するものである。
天秤は英語でバランスで、正しさというものは、バランスの問題であるのだということが示唆されている。
また、剣は力を示し、力なき正しさに価値はないことを示している。
つまり、力のある正しさが正義なのである。
プリキュアシリーズの最初の作品『ふたりはプリキュア』で、ポイズニーという名の敵の女性が、プリキュア達に、
「力のない正義は悪にも劣るのよ」
と言っていた、このたった一言をよく覚えている。
天秤だけ持っていても、剣がなければ正義の女神(レディー・ジャスティス)ではないということだ。
ただ、私は、ポイズニーは、自分が悪であることに引け目を感じているのだなと思ったものである。
実は、ダークファイブと呼ばれる、ポイズニー達一味の5人には、皆、どこかそんなところがあった。
この初代プリキュアは、私のお気に入りの作品で、DVDや漫画を全部持っているくらいである。
最近、正義についてずっと考えているが、不意にこんなことを思いついたのも、神の声なのだろう。
力なき正義は悪にも劣る・・・いや、力がなければ正義ですらない。
小善人、小市民が一番悪いのは、ある意味ではバランスが取れているのかもしれないが、力がないからだ。
人間は、正しいだけではなく、力を持たなければならない。
いい人なのだが、どこか残念という人は、おそらく力がないのだ。
一方、力はあっても、バランスがとれなければ破壊の力でしかない。
ジョージ・アダムスキーは、(実際の)土星が「裁判の星」であると述べ、天秤をその象徴にしているという。
(アダムスキーは土星にも行ったことになっている)
ギリシャ・ローマ神話では、人類が生まれてまもなくは、天秤も剣もなかった。
地上は温暖で、働く必要もなかった時代だ。
その時の大神はクロノス(サトゥルヌス)であった。
サトゥルヌスは英語でサターンで、土星のことだ。
天秤も剣も必要としない世界を支配していた神の星の象徴が天秤とすれば、なんだか面白い話であると思う。
ところが、ゼウス(ユピテル)がクロノスを倒して支配者になると、地上に四季が出来、人々は耕作を行って食料を得なければならなくなった。
そうなると、どうしても争いが起こり、剣が作られるようになった。
テミスの娘アストライアーは、争う人々に正義を説いたが、人間はどうしても聞き入れず、アストライアーはついに諦めて天に帰り、星乙女と呼ばれた。今の乙女座である。
遠い乙女座が正義の象徴である。
では、地上に正義はないのだろうか?
いや、アストライアーの働きかけは続いているのである。
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