ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

楽天性

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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楽天性が最強

不幸な人、どん底にある人、辛い現実に苦しむ者が即座に救われる引き寄せの方法があればといつも思う。
奇跡を起こす絵本でも、幸運を呼ぶタリスマン、アミュレット(共にお守り)というものがあれば、それを持てば良いと思う。
だが、結局のところ、うまくいかない人に欠けるのは、楽天性だ。
積極思考・・・前向きであることは良いことだが、楽天性がなければ前向きになれない。いや、楽天的であれば自ずと前向きになるものである。
そして、楽天的であるためには、ある程度は馬鹿でないといけないように思う。
馬鹿というか、小賢しくないとか、ちっぽけな賢さを捨てるといった意味だ。

楽観的になっていられないということはある。
戦争中の隊長は最悪を想定し油断をしてはならず、決して楽観的であってはならない。
しかし、良い隊長は、それでもどこか楽天的である。
伝説では、織田信長は鉄砲の弾が飛び交う戦場を悠然と歩いたという話があるが、合氣道家の藤平光一さんも、第二次世界大戦で23歳で隊長を務めた時も、そんなことをやって見せたらしい。
「俺に弾は当たらない」ということを無言で示しているのだが、そんなことは楽天的でなければ出来ない。
だが、そうなるためには、「俺に弾が当たろうが、当たるまいが、どうでもいい」という、思考や感情を放棄したようなところが必要なのだ。

「馬鹿になれ」と言うと、だらしない顔でわーわー騒ぐようなのを想像する者が多いかもしれないが、それは単なる逃避で、やはり「小知を捨てる」「小賢しくあるな」という意味だ。
100回戦えば、100戦全勝が一番良いし、少なくとも80勝したいというのが小知だ。
対して、1勝で良いというのが大知だ。
そんな者が、一番の大舞台で勝ってしまい、歴史に残ってしまう。一方、99勝した者のことは誰も憶えていない。
スポーツではなかなかそうはいかないが、私が昔やっていたセールスマンの世界では、99回断られた後に、1つの大きな契約を得れば十分だということは実感した。
そして、スポーツでも心構えは変わらないのだ。
心構えは、全てのセールスで契約、全打席ホームランで良いが、実際はそうはならない。
だが、良い成績を上げる者は、どこか神頼みのような気楽さがある。

昔、丹波哲郎さんという大俳優がよく霊界の話をしていたが、彼の話が本当かどうかより、そんな考え方で楽天的になれれば良いだけであると思う。
実際、彼は超楽天的な人で、それで成功したようなのだ。
斎藤一人さんが、一番初めの本で書いていたように「悪いことなんか起こるはずがない」というのが楽天的であるということだ。
矢追純一さんは、子供の時が修行時代みたいなもので、高校生になってからは楽天性が身についていたようで、両親共亡くなり、妹2人を抱えていても、高校生のまま毎日働いて夜は遊びに(飲みに)行っていたと言う。そして、そのまま勉強もせずに名門の中央大法学部を出てしまい、ついでに日本テレビに入社してしまう。
こんな大物達は、ある意味馬鹿なのだが、こんな馬鹿になれば良いのだと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)変な人が書いた成功法則(斎藤一人)
(2)ヤオイズム(矢追純一)
(3)因果応報の法則(丹波哲郎)
(4)氣の威力(藤平光一)
(5)人生の扉をひらく「万能の鍵」(ラルフ・ウォルドー・トライン)
(6)オプティミスト(ヘレン・ケラー)

小鳥
AIアート2182
「小鳥」
Kay

幸運を呼ぶ自然の力

元気があれば引き寄せの力も強くなって何でも出来るが、元気とは何かというと2つある。
1つは自然と共にあること。
都会の人間より、大自然の中で生きる人々の方が元気であることから、それが分かる。
どんなに便利でも、人工的なものの中にばかりいると、所詮、動物である人間は生命力を低下させる。
DNAは極めてゆっくり(一説では部分的にも1万年単位で)変化するので、動物としての人間は、数万年の昔から、それほど変わっておらず、電磁波や静電気に対応する身体になっているとは思えない。
だから、人間は、時に電磁波を避け、日に当たり、土に触る必要がある。
夏は、海に山にと出かけたいものである。
ただ、人間の脳は、思考力だけでなく、記憶力や想像力も発達したので、どうしても自然に接する機会がないなら、想像で自然の中に入っていくのも有効だ。
むしろ、人工的なしょぼい山や海よりは、想像で、壮大で激しい自然の中に行った方が良い部分だってある。

未開民族の元気な人々を映像で良いから観察し、脳内のミラーニューロンの機能で、彼らと同調して元気になることも出来る。それには、見ているだけで良い。むしろ、考えずに感じる方が良い。
また、『古事記』や『ギリシャ神話』を読むと良い。
鬱や不安症になった人間が、これらを読むと精神が安定することがよくある。特に、子供の場合、顕著である。
その理由は、『古事記』や『ギリシャ神話』に描かれた神は、自然の生命力そのものであり、想像の力を借りて神を見ることで、自分の内側にある生命力を蘇らせる。まさに、神はわが内にあり、我、神なりなのである。

そして、自然に接することと共に大切なことは楽天的であることだ。
楽天的であることほど、人間を活性化させることはない。
ただ、楽天的であることと自然は無関係ではなく、自然に接することで、勝手に楽天的になるのである。
だから、未開民族には楽観的な人間が多い。
確かに、疑うことは大切だが、それと悲観論は違う。
むしろ、悲観論者は、前提や常識を疑うことをしないものである。
それに、いくら考えたって、最後は運まかせになることは少なくない。
そして、楽観的であれば、運だって引き寄せる。
運とは、自然の潜在力であることに気付いている者は少ない。
野生のパワーを持った人間が楽観的になり、「なんとかなる」と言えば、本当になんとかなるような気分になり、実際になんとかなってしまう。

アメリカン・ヒーローの1人であるターザンは、昔は、まさにネイチャーボーイ(野生児)の顕現のような存在で、文明に打ち勝つあらゆる強さを持っていた。
知的でありながら、その問題解決法は文明人の論理とは違い、より神の叡智に近かった。
大芸術家の横尾忠則さんが、自分の芸術の原点はターザンだと述べているが、ターザンには宇宙の意思に沿った叡智と自然のエネルギーがあり、ターザンの物語を通じて、それに触れることが出来るのである。

我々は、神のように若く、神のように創造するには、自然の叡智とエネルギー、それに、楽天性に欠けている。
元気がなく、引き寄せが出来ない根本的な原因は、そんなところにある。
だが、改善は、上に述べたように、それほど難しくはない。












プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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