ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

時間の幻想

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

なぜ良い気分でいると願いが叶うのか

ロンダ・バーンの『ザ・シークレット』の良い教えは一言でまとめられ、それは「良い気分でいろ」だと思う。
ロンダ・バーン自らDVDに登場し、最後の最後に砂浜に棒きれで書いた言葉が「FEEL GOOD」だったが、それだけはよく、他は不要、あるいは、有害な場合が多いと思う。
無論、個人的見解であるが、ほぼ間違いないと思う。
しかし、『ザ・シークレット』では、「なぜ良い気分でいたら引き寄せが起こる」のか、誰も全く語らない。語っているのかもしれないが、それは「個人の感想」だし、共感しなかったので憶えていない。

信じなくていいが、真実はこうだ。
信じなくてもいいが、否定はしない方が良い。このせっかくの真実の恩恵を逃すことになるから。
「願った瞬間に願いは叶っている」
しかし、人間は時間という幻想を持っているので、願いが叶うのに時間がかかるように感じてしまう。
普通の人が持つ時間の幻想の強さでは、願いが叶うまでに、数年とか数十年がかかる。
だが、時間の幻想を弱めていけば、1年とか数か月、あるいは、それ以下で叶う。
どうやって時間の幻想を消すのかというと、時間は感情から出来、良い感情は短い時間を、悪い感情は長い時間を作る。
だから、楽しい時は一瞬で過ぎ、辛い時は長く続く。
よって、良い感情・・・つまり、良い気分でいれば良いのである。
良い気分になるために、特別なことをする必要はない。
大きく息を吸って息を保持した時ほど、良い気分になることはない。
そうやって時間を消していけば、願いが叶うまでの時間はどんどん短縮される。
他にも、無理にでも笑えば、いくらかでも時間は消えるが、穏やかな表情で口元だけ笑うと、最も時間が消える。
だが、実際のところ、感情の元になる思考を消してしまえば時間はなくなる。
そのためには、今この瞬間を感じる中今瞑想(今今瞑想、中今メソッド、今今メソッド)が一番である。
今この瞬間を感じると言われてピンとこなければ、ただ、心の中で「今、今、今、・・・・」とつぶやけば良い。
これを効果がないと言う人がいるが、それは単に、真面目にやっていないからだと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)時間は存在しない(カルロ・ロヴェッリ)
(2)時間の発見(コリン・ウィルソン著。竹内均訳)
(3)時間の終焉: J・クリシュナムルティ&デヴィッド・ボーム対話集
(4)現代訳 正法眼蔵(禅文化学院)
(5)人間の建設(岡潔、小林秀雄)
(6)量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」(岸根 卓郎)

助手
AIアート1164
「助手」
Kay

ますます確実になる引き寄せ

引き寄せがあるにしろ、ないにしろ、誰もが、願いが叶うのは未来だと思っている。
そこを何とか(笑)、願いが叶うのは「今」であり、願ったら、今既に叶っているという発想にならない限り、願いが叶うかどうかは不確定だ。

時計の針の先が「今」だが、西洋のアナログ時計は、「今」がどんどん未来に移動する。
しかし、江戸時代から明治初期に使われた和時計では、針は常に真上を差し、文字盤が回転する。つまり、「今」は全く動かず、未来の方からやって来るのである。

『正法眼蔵』で、道元は、「過去も未来も、今体験する」と書いているが、私は昔、それを読んだ時、意味は分からないが「美しいなあ」と思ったのだった。『正法眼蔵』は、どこを読んでも美しい。それで、書いてあることの意味は分からないが、夢中になってしまった。
道元の時代は和時計もなかったが、もしあったら、道元も和時計で説明したかもしれないと思ったりする。

「願いが叶う未来が来るのを待つ」と言っても、叶うのは今なのだから、実際は待たない。
時間というものはないことが科学でも分かってきたが、時間が幻想で本当はなく、今この瞬間しかないことは、昔から、分かる人には分かっていた・・・と言うより、誰でも本当は知っている。
これも理屈で言うのは難しいが、大数学者の岡潔が「時間は間違いなく情緒です」と言ったのが参考になるだろう。
このことを、アインシュタインは「ストーブの上に座っている10分は長いが、美女と一緒にいる1時間は短い」と言ったらしい。

願いは、願った瞬間に既に叶っている。
しかし、時間という幻想を持っているために、願いが叶うのを待たないといけないと思ってしまい、「待つ」という辛い幻想を持ってしまう。挙句、幻想の時間の中で、「願いは叶わない」と思ってしまい、願いが叶わないことが実現する。

流れ星が流れる間に3度祈れば叶うという話がある。
しかし、流れ星は一瞬で流れるので、3度どころか、1度祈ることも出来ない。
だが、実は、「流れ星が流れる間に3度祈れば叶う」というのが、捻じ曲げられた言葉だ。
本当は、「流れ星が流れるより速く願いは叶う」と言いたかったのだ。

「願いは願った瞬間に既に叶っている」
と言うと、「叶ってないぞ、おい!」という声が聴こえてきそうだ(笑)。
銀行口座に1億円ないし、可愛いあの子は俺の彼女じゃないし・・・と言いたいのだろう。
それは、アインシュタインが言うところの、「ストーブに座っている」状態だからだ。
叶うまでに長い時間がかかると思ってしまい、その中で諦めてしまうのだ。
願いが叶わない人は、苦しい精神状態にあるはずだ。熱いストーブの上に座っているように。
それで、「もう座っていられない。願いは叶わない」と、願いを放棄してしまう。
だから、美女と一緒にいなさい(笑)。
それが無理でも、楽しいことをしなさい。
何もなければ、笑うか、気持ち良く深呼吸しなさい。
笑うことと深呼吸ほど気持ちいいことはない。
そして、今この瞬間を感じると、時間という幻想を破ることが出来る。
今この瞬間を感じることが分からないなら、心の中で「今、今、今、・・・」とつぶやくと良い。
あなたが何を欲しいかなんて、イエスが言う通り、神(魂。真の自己)はとっくにご存じだ。
それが次々叶うが、それを一般的に「運が良い」と言う。
今この瞬間を感じる中今瞑想(今今瞑想。今今メソッド)をすれば、運が良くなったり、願っていたことが勝手に叶うのは、こういったことである。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)現代訳 正法眼蔵(禅文化学院)
(2)時間は存在しない(カルロ・ロヴェッリ)
(3)時間の終焉: J・クリシュナムルティ&デヴィッド・ボ-ム対話集
(4)人間の建設(岡潔、小林秀雄)

幻想の月
AIアート1163
「幻想の月」
Kay

プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
Kay Twitter Home

執筆のご依頼




最新コメント


月別アーカイブ
記事検索
ブログバナー&Mail


メールはこちらへ

PV since 2010/09/08
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

人気ランキング参加中
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ひきこもりへ


タグクラウド
QRコード
QRコード