地球人類に課せられた最も致命的な制限は、肉体に束縛されることだ。
地球では、人間は、誰もが、自分は身体だと思っている。
スピリチュアルな本に書かれていることを見て、「私は身体ではない」と言う者だって、やはり、本心では自分は身体だと感じているのだ。
自分は身体だと信じていることで、魂が本来持つ力の大部分を発揮出来ない状況に陥ってしまっているのである。

自分が身体だと信じることで、我々は、時間と空間に閉じ込められているように感じている。
ニサルガダッタ・マハラジは、「あなたは本当は時空を超えた存在である」と言ったが、そう言われた者はどう感じるだろう?
大半の者は、無関心だったり、馬鹿にして笑うだろう。
そうではなく、この言葉を美しいと感じる者も少しはいるが、だからといって何も出来ない。
では、マハラジ自身は、どうしろと言ったのだろうか?
引き寄せでも同じであるが、「そうなりたければ、そうであるよう振る舞え」である。
実際、マハラジは、「時空を超えた者として振る舞え」と言ったのだ。
しかし、想像力がない人間は、それをどのようにやれば良いかが分からない。
だが、難しいことではない。
時空を超えているということは、「どの場所にもいる」「どの時間(時代)にもいる」ということだ。
さしあたっては、小規模で良いから振舞ってみることだ。
自分が知っている遠くの場所に、今いると想像するのだ。
あるいは、思い出の中の(つまり過去の)世界にいると想像することだ。
そうすれば、実際に、その遠くの場所にいて、過去のその場面にいることが分かってくるようになる。
知らない場所や未来でも同じであるが、初めのうちはうまく出来ないかもしれない。
密教系の訓練では、自分が町の大きさに広がり、次に、日本全体に広がり、さらに、地球全体に広がるようイメージする。
さらに、太陽系、銀河、宇宙全体と広がっていく。
このあたり、参考になる書籍は、下にご紹介するが、リチャード・バンドラーの『神経言語プログラミング』と、イツァク・ベントフの『ベントフ氏の超意識の物理学入門』だ。
もちろん、別に本を読まなくても、気楽にやってみればそれで良いのだ。
この訓練をすることで、このブログで最近言っている、地球人類の魂の波動を低下させる装置の影響を免れる力を得るだろう。