ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

教養

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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楽しく教養を得るには

教養がなければ、どんな分野でも一目置かれる存在になれないし、成功することもない。よほどの天才の場合は分からないが。
教科書を学校のテストのために読んで得た知識が一番教養にならず、役に立たない。そもそも、教科書やテレビのニュースに出てくる情報は古くて狭く、偏向しているものが多く、むしろ、蓄えると馬鹿になる可能性もある。
科学の教科書にしたって、わざと面白くないように書いてあるのではと思うほどだ。

教養があれば、どんな分野でも成功を収めやすく、引き寄せだって、実際は教養があった方がずっとうまくいく。
そして、教養を得ることは、そう難しくはないし、お金もあまりかからない。
ある有名な政治家は、生まれた家が貧しく、家にある本は聖書だけだったが、それを繰り返し読んで深い教養を得た。
一方、「魔法を使って治している」とまで言われた精神科医のミルトン・エリクソンは、家に聖書と辞書があったが、辞書の方を選んで繰り返し読み、それが教養になったと本人が述べていたらしい。ちなみに、エリクソンが称賛される催眠療法を、彼は大学では学んでいないという。
そういえば、映画『シン・ウルトラマン』で、ウルトラマンである神永が、広辞苑を黙々と読む場面があるが、この宇宙人はなかなか優秀である(笑)。やることが当を得ているからだ。

岡田斗司夫さんは大変に教養がある人だが、彼が「僕の教養はこれだけですよ」と言うのは、「世界の歴史」みたいなタイトルの1冊300円くらいの薄い本を、古本屋で集めて読んだものであるらしい。岡田さんは、それが面白くて仕方がなかったと言う。
そんなふうに、「面白くて仕方がない」「好奇心でワクワクしながら読んだ」というものが良いのだろう。逆に、全くそうでないような読み方(学校の教科書がそうだ)なら、読まない方が良いかもしれない。

本当に面白いと思って読むと、必要な知識が不思議なほど勝手に集まってくるが、これは「アポーツ」と呼ばれる超能力のようなもので、アポーツは情報と物品の引き寄せの意味があるが、ここにも引き寄せの原理が見られるように思う。
教養と引き寄せは深い相関関係があると思えるのである。
私の十八番(おはこ)の超能力もアポーツで、たとえば、子供の時、学校の図書館でシーラカンスの本を見て、シーラカンスに興味を持つと、家に帰ってテレビをつけるとシーラカンスの特集をやっている。
そんなことが何度もあったのである。
スティーブ・ジョブズは、大学をやめてからも、その大学の好きな講義を勝手に受けていたが(違法であるが)、カリグラフィーという文字装飾技法に深い興味を持って、本物の学生以上に熱心に勉強した。それが、後にマッキントッシュコンピューターを開発する時に役に立ったという。これもまた、一種のアポーツだと思う。

私は、念仏に興味を持って『歎異抄』を読むと、周囲が仏だらけになって助けが得られたし、ギリシャ神話に興味を持ってヘシオドスの『神統記』を読むと、やはり神様だらけになって敵を倒してくれた。
岡田斗司夫さんは、教養を得る方法は「好きなことには手を抜かない」ことだと言っていたが、なかなか良いことを言う。
ただし、主観だが、岡田さんの話は半分位はくっだらないと思うし(笑)、彼は、あまり知らないことに関しては本当に適当なことを言うので、そのあたりは気をつけることをお薦めする。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)私の声はあなたとともに ~ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー~
(2)ハングリーであれ! 愚かであれ! (スティーブ・ジョブズ講演録)
(3)歎異抄(梅原猛)
(4)神統記(ヘシオドス)

晩夏
AIアート1132
「晩夏」
Kay

1つのことだけ出来る残念な人達

オリンピックで金メダルを取るような若い日本人選手達の、発言、振る舞いなどを見ていると、非常に幼い・・・言っては悪いが、幼稚な感じを受けることが昔から多かった。
それは、いかにも組織的に訓練された選手で、訓練したというよりは、訓練させられた選手、権力の支援を受けているような選手だ。
水泳しか出来ない、レスリングしか出来ない人達で、彼らのその後の人生は、やはり敷かれたレールの上を行くことはあっても、独自に何かをすることはない。
生涯、水泳の〇〇、体操の△△で、その分野の組織の会長や理事長といったものがゴールだろう。
これは、幼い頃から音楽教室などの中で訓練された楽器演奏者にも感じることで、子供としては優秀で、海外のコンテストなどにも出場するのだが、そんな海外の大会の運営委員長のような人の「日本のジュニアはよく訓練されているが教養が全くない」という言葉が、まさに的確な問題の指摘であったと思う。
そんな日本のジュニア達は、ピアノしか出来ないのである。

重要な原則を述べると、どんな道であれ、その道で本物になるには、その道以外のことを知らなければならない。
1980年代、マイクロソフト社長だったビル・ゲイツが言ったとされる言葉が実に素晴らしい。
それは、
「優れたプログラマーは、あらゆることを話題にする」
だ。
これは、プログラマーだけでなく、あらゆる分野で言えることで、おそらく例外はない。
スポーツ選手、音楽家、武道家、コメディアン、コック、ダンサー、殺し屋・・・およそプロが存在するあらゆることにおいてだ。

真に優秀な者は、専門用語ばかり並べて、わけの分からないことを言ったりはしない。
世の中では、スペシャリストとは、部外者には理解出来ないような話ばかりする者だと誤解されていることが多いが、そんな連中は間違いなく三流以下だ。
超一流の物理学者は、一般の人にもよく分かる物理学の話が出来るのである。それは、物理学以外のこともよく知っているからだ。
一方、物理学のことしか知らない三流以下の者は、一般の人には全く分からないことを言って、それで悦に入っていることがよくあるものだ。そんな者は、教科書に書いてあるようなことしか知らない場合が多い。
TOEICの点数が高いだけの残念な人を見ることも多い。
それに対し、たとえば数学者の岡潔は、本当に何でも知っていたと思われるのである。

最近、YouTubeで、引き寄せのことを本当によく分かっていると思える者が、こんなことを言うのを聞いた。
「引き寄せが出来るのは、引き寄せ以外のことをよく知っている者だ」
当たり前なのだが、引き寄せも同じなのである。

どうすれば、いろいろなことを知ることが出来るのだろう?
それは単に、好奇心を持てば良いのだが、では、どうすれば好奇心を持つことが出来るのか?
それは、自我(=思考=心=左脳)を出来るだけ止めることである。
そのためには、いつも言うが、単純な方法で瞑想をすると良いだろう。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)人間の建設(岡潔、小林秀雄対談)
(2)英語だけできる残念な人々 (宋文洲)
(3)トーチェ氏の心の法則
(4)ナ・ダーム ~あなたの中の不思議な力~
(5)人生が楽になる 超シンプルなさとり方(エックハルト・トール)
(6)神さまの周波数とシンクロする方法(志賀一雅)
(7)弓と禅(オイゲン・ヘリゲル)

空を見上げて
AIアート1128
「空を見上げて」
Kay

プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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