ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

政木和三

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

パラレルワールド移動の確認

元スポーツ選手や元兵士が、昔の自分の活躍を自慢げに何度も語っていると、話をだんだんと「盛る」ようになる・・・つまり、実際よりも大きな活躍をしたように言ってしまうようになり、それがどんどん大きくなるということがある。
そして、話を大きくするどころか、全く架空の話まで作り出す・・・つまり、嘘を言ってしまうこともある。
ところが、「嘘も百回言えば本当になる」という言葉があるが、何度も言っているうちに、言っている本人には本当になってしまい、本当はありもしなかったことなのに、自分が事実だと信じてしまうようになることがある。

ところで、世の中には、事実について、人々の記憶が違っているということがよくある。
別に大きな話ではなくても、たとえば、小学5年生の友達どうしが数名で、小学2年生の時の思い出話をしていたら、これらの子供達の記憶があまりに違っていることがある。
私には、そういうことがよくあり、「あの時、こんなことがあっただろ?」と言うと、「そんなことなかったよ」と言われたことが何度もあった。
単に私の記憶違いということもあるかもしれないが、あまりに鮮明に記憶にあることを「なかった」と否定されたこともある。

そんなことを、パラレルワールド(並行世界)を移動したからと早急に言うのは、もちろん良くないが、実際にパラレルワールド移行をしたのだと確信出来るようなものもある。
パラレルワールド移動が本当にあったか確認する方法は、ほとんどの場合ないが、何とか納得する方法はある。
それは、今、意図的にパラレルワールド移動をすることである。
荒唐無稽なことだと思うかもしれないが、案外に簡単に出来る。
簡単なやり方を言えば、紙に「〇」を書いて引き出しにしまい、直後でも、数日経ってからでも良いが、その紙を出して見たら「×」が書かれているといったものだ。
実際は、この通りだと、なかなかパラレルワールド移動は起きない。
どうも、パラレルワールド移動は、なんらかの動機や必然性、あるいは、意外性みたいなものが必要だ。
なぜそう言えるのかというと、実は経験上である。
だが、私でなくても、誰でも、実は頻繁にパラレルワールド移動をしている。

人の想念が、世界と言うと大袈裟かもしれないが、出来事を作り上げてしまうお話が、時々作られる。
たとえば、非常に壮大で面白いのが、

『洗礼』楳図かずおさんの漫画作品。
『テラ戦士Ψ BOY(テラせんし サイ ボーイ)』1985年の映画。主演は菊池桃子さん。※現在は視聴は難しい
『セーラースターズ ネヘレニア編』アニメ『美少女戦士セーラームーン』の第5シーズンの前半。
『地獄少女 三鼎(みつがなえ)』アニメ『地獄少女』の第3シーズン。

で、いずれも、幼い少女の空想が世界を「創り出してしまう」。
この中で、一番年長の少女でも、『洗礼』の小学4年生のさくらである。
だが、実際は、子供だろうが大人だろうが、女だろうが男だろうが、およそみだりに世界を創り出す。
世界の創造とパラレルワールド移動は近い関係にある。
上記の作品が空想作品だとしても、見ておくと心の内部が刺激され、パラレルワールド移動を意図的に起こせるようになると思う。

私は、政木和三さんに、こんなことを教わったことがある。
政木さんの本には書かれていないことで、私以外に、政木さんにこんなことを言われた人がいるかどうかは知らないが、公開しておく。
それは、スプーンを1つ、引き出しの中に入れておき、数日置きくらいに見ることだ。
政木さんは「曲がっているかもしれない」と言ったが、それだけではないと思う。
私は、何度かスプーンを見たが、変化がないので飽きてしまい、数年放っておいた。
だが、思い出したので、数年振りに見たら・・・(!)
是非、やってみていただきたい。

ちなみにだが、私は、マイケル・ジャクソンの有名な楽曲『ビリー・ジーン(Billie Jean)』は、パラレルワールド移動の歌に思えて仕方がない。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)洗礼(1)(楳図かずお)
(2)地獄少女 三鼎 ※Amazon dアニメストア for Prime Video
(3)奇跡の実現(政木和三)
(4)量子力学の多世界解釈 ~なぜあなたは無数に存在するのか~

水の色
AIアート1139
「水の色」
Kay

アブナイ秘法

どうしても欲しいという情熱があり、それを絶対に得られるという確信があれば、魔法のような力でそれが叶う。
こんな単純なことを信じない人が多い。
ところが、昔からセールスマンの世界では、そんな力があることが経験上分かっていたので、あの手この手で、セールスマンに高い販売目標を達成したいという情熱を持たせ、そして、自分にはそれを達成することが出来るのだと確信させようとした。
実際は、セールスマンに限らず、あらゆる職業でも、そんな力があることに気付いているはずである。
ただし、危機感を持ち難いサラリーマンは、その力に気付く機会がなく、この魔法のような力について聞くと笑うのはサラリーマンが多いのである。

本来、引き寄せと言うのは、「願う」「信じる」の2つだけで確実に起こせるのだが、まず「信じる」が難しく、歳を取ると「願う」も難しくなる。よく知られているように、歳を取ると夢を持たなくなる(持てなくなる)。
「信じる」が難しいと言っても、私がそうであったように、子供の時とか、青年になっても子供っぽい精神を持っていれば、簡単に信じてしまうことがある。
これが、いわゆる「信じる力」である。

ところで、私は幼い時に、信じる力に関して非常に印象的なものを見てしまった。
モノクロ映画だったが、高い階のアパートのベランダから落下しそうな幼い男の子が、自分は落ちても、天使が助けてくれると信じて恐がらなかった。
だが、その男の子を助けたのは大人の男性で、もし、本当に落下したら、男の子が信じていた通りにはならなかっただろう。
人生経験を積み、盲目的に信じることがなくなり、小さな力でコツコツやるしかないと信じるようになることを「大人になる」と言うのである。
ところが、政木和三さんは、ある時、高いところから落ちてしまい、そのままでは大けが、あるいは、死ぬこともあり得たが、その時「息を止めろ」という声がして、咄嗟にそれに従ったら、身体が浮いてふわりと着地したという。
私は、政木さんを親友だと言う大阪大学のN教授(当時)に直接、こう言われたことがある。
「俺は政木の言うことを、おそらく半分も信じていない。しかし、あいつは嘘を言う男ではない」
阿久悠さんとか、偉大な人は、願う時には息を止めるし、私も、子供の時(および子供のような若い時)、目の前のテレビに好きなものを放送させる時は、ほとんど息をしていなかった(放送開始されたら普通に息をするが)。
息を止めるか、極めて微かな呼吸をすれば、願いが叶うことを信じることが出来る。
こんな秘法中の秘法をさらりと明かしておく。得をした人が多いと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)精神エネルギー(政木和三)
(2)奇跡の実現(政木和三)
(3)未来への発想法(政木和三)
(4)この世に不可能はない(政木和三)
(5)信念の魔術(C・M・ブリストル)
(6)ナ・ダーム ~あなたの中の不思議な力~
(7)強くなる瞑想法(無能唱元)

寂寂
AIアート1121
「寂寂(せきせき)」
Kay

偉人もほとんどの面で普通の人である

偉大な人物は、あらゆる面で立派であったと言われてしまう傾向がある。
だが、いかに偉大な人間であっても、人間である限り欠点がないはずはない。
たとえば、アルベルト・アインシュタインは大天才であると同時に、優れた人格者であったというのが定説で、それを示すような美談も非常に多い。
しかし、滅多に聞かないが、彼は非常に怒りっぽかったとか、深刻な欠点のある人だったという話もある。
ただ、そういうことはどうでも良いことである。まあ、身近にいた人達には迷惑な人物であった可能性もあるが。
インドの聖者ニサルガダッタ・マハラジの弟子であったラメッシ・バルセカールは、偉大な師について、大変に怒りっぽい人だったと言っていた。
ジッドゥ・クリシュナムルティは、ガンジーについてかなりひどい評価をしていたし、実名は出さなかったが、やはり広く尊敬されているインドの聖者についての実体をバラしたこともある。ただ、これらは決して、それらの偉人達を中傷することが目的ではなく、世間の評判を盲目に信じてはいけないと言っただけだ。

私は、自分の会社の社長を絶賛する人とビジネス交渉する場合は、話半分どころか、あまり信用せずに話を聞くことにしている。
社員を騙す社長が経営する会社が、ロクなものであるはずがないからだ(笑)。
それは会社ではなく、宗教団体のようなものだ。
いや、仏教やキリスト教でも、釈迦個人、イエス個人を崇拝するのはどうかと思う。それは仏教やキリスト教の本質とは関係ないからだ。

必要もないのに、憧れの有名人には会わない方が良いという話があるが、それは本当だ。
高確率で失望することになる。
評判なんてそんなものなのだ。

今でも信奉者が多い政木和三さんには、私は何度も会ったが、いろんな人や会社などをひどくこき下ろすし、自慢が多い人だったが、私はあまり悪い気にはならなかった。
というのは、政木さんは自分のこともかなり貶すのだ。
そして、普通は自分で自分を貶すと暗い感じになるのだが、政木さんの場合は「神様がお前の人間性が低過ぎる」と言ったという言い方を堂々とするのである。
まあ、それは概ね政木さんの若い時のことで、政木さんは、今では人間性も円満になったと自分で言われていたが、そうとも言えない部分もあった。しかし、怒ろうが、自慢しようが、限度があるところが、普通の人とは相当違っていた。怒っても、次の瞬間には穏やかになっているのである。

政木さんは、自分が発明した記憶力増強装置であるパラメモリ(後に、アルファシータ、バイオソニックと名を変えた)に当然ながら自信を持っていた。
これを使えば、すぐに脳波がシータ波になる。それは、長年厳しい苦行をしてやっとたどり着ける境地にすぐに達するということだと言っていた。
このパラメモリは今では販売されていないが、一時期、スマートフォンアプリで再現されていたし、今でも、ある会社がスートフォンアプリや機器として提供しているようではあるが、よく分からないので今回は取り上げない。
私は政木さんに「パラメモリで効果が出ているように思えない」と言ったら、政木さんは、「それはあなたが、この装置で何とかしてやろうと思っているからです」と答えた。それは確かにそうであるが、その「何とかしてやろう」という気持ちを消すのをパラメモリで出来ないのかなあと思ったものだ。
ちなみに、政木さん自身は、腹式呼吸で超人になった。
小学3年生の時、「7秒吸って、7秒止め、7秒で吐く」というところから始め、それぞれの時間を伸ばしていき、それが20秒になった時に超人になった。
その時に、彼が超人になったと分かったこととしては、習ったこともないピアノが弾けるようになり、教わったこともないお経の意味がスラスラ分かるようになったことなどがある。
パラメモリの効果は、自分では気付き難いが、ちゃんと出ているものであるかもしれない。
そんな話が、ロバート・モンローの『魂の対外旅行』にある。
おそらく、パラメモリと同じ原理の装置によって起こった効果の事例が、この本に書かれている。
今は、パラメモリ(および類似の装置やアプリ)も入手し難い状況であることは別にしても、私は、呼吸法をお薦めする。
政木さんのようなやり方だけではなく、自分に合った方法でやればいいし、『引き寄せの法則』で有名なヒックス夫妻がやったように、ただ自分の呼吸を意識するだけでも良い。
よく知られたものでは、ネドじゅんさんのエレベーター呼吸や、志賀一雅博士の「よかった・ありがとう呼吸」がある。
私は、最近よくここで書いている「ナ・ダーム呼吸」を行っている。
オイゲン・ヘリゲルの『弓と禅』にも、素晴らしい呼吸法が書かれている(旧訳の方が分かり易いと思う)。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)人生を思うように変える呼吸法(パム・グラウト)
(2)弓と禅(オイゲン・ヘリゲル)
(3)ナ・ダーム ~あなたの中の不思議な力~
(4)強くなる瞑想法(無能唱元)
(5)神さまの周波数とシンクロする方法(志賀一雅)
(6)引き寄せの法則 エイブラハムとの対話(ヒックス夫妻)
(7)この世に不可能はない(政木和三)
(8)左脳さん、右脳さん。(ネドじゅん)
(9)魂の対外旅行(ロバート.A.モンロー)

夜の街
AIアート1120
「夜の街」
Kay

目標は立てない

普通の人は、具体的な目標を持たない方が良いのかもしれない。
普通の人は、本気で世のため人のための目標を立てたりしない。
それならば、普通の人は、目標は持たない方が良いように思える。
たとえば、画家になった人というのは、画家になることを目標に絵を描いてきたのではなく、単に好きで絵を描いていたら、結果的に画家になったのだと思う。
私も、他の仕事をしながらプログラミングをやっていた時は、まさかそれが仕事になるとは思わなかったのだ。
とはいえ、当時、「趣味は?」と聞かれたら「プログラミング」と答えることはなかったはずだが、毎日、深夜2時、3時までプログラミングをしていたのである。まあ、何かにとり憑かれていたのかもしれない(笑)。

学習塾で、「〇〇校合格やるぞ!」「おー!!」とかやっているのを見ると、個人的には本当に異様に(正直、不気味に)感じる。
子供とはいえ、魂が、本当にその学校に入ると選択していたら、何も言われなくても勝手に勉強するだろう。
魂の意志に反し、無理矢理受験勉強をさせたら、心がどんどん歪んでいくのだと思う。

私が敬愛する矢追純一さんは「着地点だけ決めればいい」といったことを本に書いていたが、これは目標を決めるというのとは違うと思うようになった。
彼が目標らしきものを設定したのは、大学受験の時で、東京大学法学部か中央大学法学部(法学部の名門)に入るつもりだったが、受験勉強はほとんどやらなかったのだから、やはり、一般に言う目標設定とは違うと思う。
矢追さんの言う「着地点を決める」とは、この場合で言えば、「合格と決める」ということと思う。
矢追さんは、東大の方は、受験科目も多く、あまりその気でなかったような気もするが、中央大は合格と決めていたのだから、受験の後、合否など全く気にならず旅行に行ってしまい、帰宅したら合格通知が来ていて、初めて合格と分かったらしい。
私は普通の公立高校に行くつもりだったが、勉強が出来なかったので、内申書的に行ける公立高校がなく、仕方なく私立の進学校の高等部を受けた。しかし、受験勉強は全くやらなかったが、当たり前に合格した。
大学受験の時は、数学と物理の参考書が面白かったので読んではいたが、受験勉強は全くやらず、自主的に模試を受けたことも全くなかったが、地元の公立大学には入れた。
矢追さんと似たようなところがあると思う。

私は、引き寄せの本を試す意味で、お金の目標を立てたことはあるが、それでうまくいった試しは全くない。
(SMIという高価な、目標設定にこだわる自己開発プログラムを熱心に使っていたこともあったが、全く駄目だった)
矢追さんとなると、収入や預金に全く無頓着で、家や美術品を買っても支払いが行われたことで、預金がちゃんとあったのだと分かったらしい。私はそこまでは出来ず、預金額くらいは知っているが・・・いや、そろそろ矢追さんに似てきたような気もする(笑)。

上のように考えると、普通の人は、あまり目標など立てず、今今メソッドなどで、思考を消すことをやれば、必要なものは得られるのではないかと思う。
せいぜい、政木和三さんに教わったように、「お金なんか欲しくないけど、入って来るものは仕方がない」「女なんかいらないけど、来るものは仕方がない」と思えば良いのではないだろうか?
ただ、それも下心ありありで言って(思って)いれば、やはり目標になってしまう。
政木さんも「欲望をぽーんと放り出せばうまくいく」と言われていたが、それなら、最初から目標を立てない方が良い。
確かに、政木さんは「目標を立てるなら、一生かかっても達成出来そうにない目標を立てろ」と言っておられたが、これは「大望を持て」という意味ではなく、実は「目標を立てるな」ということなのだと思うようになった。
「目標一兆円」くらいでどうだろう?百兆でもいいぞ(笑 イーロン・マスク超えだ)。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)新装版 ヤオイズム(矢追純一)
(2)矢追純一は宇宙人だった!?(矢追純一)
(3)未来への発想法(政木和三)
(4)精神エネルギー(政木和三)

幽玄さ
AIアート930
「幽玄さ」
Kay

「退けサタン」とは

「人生の目的は魂を磨くことです」とドヤ顔(得意顔、自慢顔)で言う「先生」がよくいる。
そんな「先生」の言いたいことは、「俺はお前らより魂が磨かれている」なんだろう。
彼に話をさせれば、自分語り(自分の話)が延々続く。
つまり、「魂が磨かれた俺様」の物語をするのが楽しいのだろう。
だが、魂は元々清らかなもので、穢れようがない。
自分語りを延々とする者とは、清らかな魂を自我が覆い隠しているような者だろう。

思考を消せば、魂の輝きがそのまま出てくるのだと思う。
そこで「思考を消すための思考だけが許される」といったややこしいことを言う者がいる。
思考するのは自我なのだから、自我を消せば良い。
しかし、ラメッシ・バルセカールは、最高の聖者と言われるラマナ・マハルシだって自我はあると指摘するが、その通りと思う。
そのバルセカールは、自分の師のニサルガダッタ・マハラジについても、やはり自我はあり、自我として現れる人間性に関しては、師も普通の人と変わらないと言う。これも良い指摘と思う。つまり、聖者もただの人だ。
だが、バルセカールは、師についてこうも言う。
「師は怒りっぽかった。しかし、怒った次の瞬間には機嫌が良くなっている」
どうも、ここらへんに鍵があるのだろう。

釈迦も、悟りを開いた人も、普通の人と変わらないと述べている。
釈迦は、思考が起こることを「矢を受ける」ことといい、やはり、ダメージであると言う。
だが、「悟りを開いた人は、第二の矢を受けない」と言う。
つまり、殴られたら、やっぱり怒る(第一の矢を受ける)が、「仕返ししてやる」とか「こいつは馬鹿か(と見下す)」といった余計な思考(第二、第三の矢を受ける)をしないということだろう。
しかし、これは、後世の人が釈迦の言葉として書いたものだろうと思う。
釈迦の言葉としてはややこし過ぎる。
ただ、釈迦は「悟りを開いた人も普通の人と変わらない」とは述べたと思う。

スコットランドの聖者マード・マクドナルド・ベインが、ややマシなことを言っている。
イエスが言った「汝破れたり、わが後方(しりえ)に退けサタン」と言ったサタンが自我なのだと。
イエスは、サタン(自我)に「下がれ」とは言ったが「消えろ」とは言っていない。
世間では奇人変人と言われるジョージ・アダムスキーだって、「自我を意識(魂)の上の置かず、下に置くことです」と、同じことを言っている。彼を奇人変人と言う人は、自我を魂より上位に置いているのだと思われる。
では、どうすれば、自我を下がらせることが出来るのかと言うと、ベインは「自我は正体を見破られると退く」と、またややこしいことを言う(笑)。
確かにそうなんだろうけど、そんな曖昧なことを言われても、何をすればいいのか分からないのだ。
まあ、ベインの場合は、生命が危機一髪になるようなことばかりして自我を追い込んで黙らせてしまったように思える。
また、サルトルだって、銃弾飛び交う紛争地を散歩したら、悟りを開いたような気分に少しなったと言うが、それはちょっと・・・だ。
コリン・ウィルソンは、ロシアン・ルーレットにそんな効果があるとも言っていたが、なるほどである(笑)。
これらは、実践は無理でも、ヒントにはなる。

つまり、自我が嫌がることを敢えてやれば良い。
ただし、凄く嫌なことをやる苦行は続かないし、ストレスになって太る(笑)。
だから、政木和三さんが言うように、
「私はお金なんてちっとも欲しくない。だが入って来るものは仕方ない」
「私は女なんていらない。だが百人も来てしまう」
と大ぼらを吹くか、岡本太郎のように、
「嫌われたっていい、いや、嫌われないといけない」
「認められなくなっていい、いや、認められてたまるか」
と、さわやかに自我を叩くことである。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)解脱の真理(マード・マクドナルド・ベイン)
(2)岡本太郎の遊ぶ心(岡本敏子)
(3)奇跡の実現(政木和三)
(4)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(5)誰がかまうもんか?!(ラメッシ・バルセカール)
花は咲く
AIアート907
「花は咲く」
Kay

プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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