引き寄せの法則の中でも最良のものの1つと思われる、ネヴィル・ゴダードの「想定の法則(仮定の法則)」とは、
「願いが叶った時の気分を想像すれば叶う」
というものだ。
ただ、引き寄せの法則の多くが、「想定の法則」の考え方をある程度採用しており、特に、ゴダードの心棒者でもあった、『ザ・シークレット』の著者ロンダ・バーンも、「良い気分でいることが重要」と主張している。
そして、「良い気分でいれば引き寄せが起こる」というのは、引き寄せの法則の基本のように考えられていると思う。
しかし、「想定の法則」には、大きな欠陥がある。
それは全く難しいことではなく、少し考えれば分かることだ。
どんな欠陥かと言うと、
「願いが叶った時の本当の気分なんて分からないものだ」
ということだ。
例えば、宝くじで1億円当たった時の想像の気分と、実際に宝くじで1億円当たった時の気分は全然違う。
もしかしたら、稀に(千人に1人とか)、実際に当たった時と同じ気分を想像出来る、類稀(たぐいまれ)な想像力の持ち主もいるかもしれないが、まあ、そんな人は滅多にいない。
「想定の法則」に対する「マイナスを疑うメソッド」(疑えば消える法則)の有利さを示す、こんな話をしよう。
イギリスの世界的作家コリン・ウィルソンが、妻と幼い娘を連れて旅行をしていた時のことだった。
ドラッグストアに寄って買い物をしていたら、ウィルソンは娘がいないことに気付いた。
ウィルソンと妻は娘を探すが、全く見つからない。
時間が経つごとに、ウィルソンは、不安と恐怖で絶望的な気分になる。
ところが、娘は何でもないところにいて全く無事だった。
ウィルソンは、その時、生涯忘れることのない最高の気分を味わったと言う。
引き寄せで娘を見つけようとしたら、ウィルソンは、その最高の気分を想像しなければならないことになるが、それは全く不可能だろう。
しかし、「マイナスを疑うメソッド」であれば、「娘は本当にいないのか?本当はそこらにいるのではないか?」と疑うだけである。
1つ問題があるとすれば、「嫌な現実を疑ったのだから、良い現実になって欲しい」と強く思ってしまうことだ。
ただ疑うだけでなければ、良い結果にならない。
実は、私も最近、ウィルソンほどではないが、マイナスを感じていた。
しかし、それを疑うと、即座にマイナスが消えただけでなく、数時間後にはとんでもないプラスになった。
そのプラスになった気分は、とてもではないが、想像出来なかった。
そんなわけで、私は「今今メソッド」と共に、この「マイナスを疑うメソッド」を強く薦めるのである。
もちろん、人それぞれであり、根本的には自分の好きなことをやれば良いと思う。
だが、「マイナスを疑うメソッド」は、本当に簡単である。ただし、くれぐれも、疑うだけにし、少しくらいは良いかもしれないが、出来るだけ求めないようにしなければならない。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(2)求めない(加島祥造)
(3)私は何も信じない ~クリシュナムルティ対談集~
(4)想定の『超』法則(ネヴィル・ゴダード)
AIアート1194
「田舎の家」
Kay
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そして、「良い気分でいれば引き寄せが起こる」というのは、引き寄せの法則の基本のように考えられていると思う。
しかし、「想定の法則」には、大きな欠陥がある。
それは全く難しいことではなく、少し考えれば分かることだ。
どんな欠陥かと言うと、
「願いが叶った時の本当の気分なんて分からないものだ」
ということだ。
例えば、宝くじで1億円当たった時の想像の気分と、実際に宝くじで1億円当たった時の気分は全然違う。
もしかしたら、稀に(千人に1人とか)、実際に当たった時と同じ気分を想像出来る、類稀(たぐいまれ)な想像力の持ち主もいるかもしれないが、まあ、そんな人は滅多にいない。
「想定の法則」に対する「マイナスを疑うメソッド」(疑えば消える法則)の有利さを示す、こんな話をしよう。
イギリスの世界的作家コリン・ウィルソンが、妻と幼い娘を連れて旅行をしていた時のことだった。
ドラッグストアに寄って買い物をしていたら、ウィルソンは娘がいないことに気付いた。
ウィルソンと妻は娘を探すが、全く見つからない。
時間が経つごとに、ウィルソンは、不安と恐怖で絶望的な気分になる。
ところが、娘は何でもないところにいて全く無事だった。
ウィルソンは、その時、生涯忘れることのない最高の気分を味わったと言う。
引き寄せで娘を見つけようとしたら、ウィルソンは、その最高の気分を想像しなければならないことになるが、それは全く不可能だろう。
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1つ問題があるとすれば、「嫌な現実を疑ったのだから、良い現実になって欲しい」と強く思ってしまうことだ。
ただ疑うだけでなければ、良い結果にならない。
実は、私も最近、ウィルソンほどではないが、マイナスを感じていた。
しかし、それを疑うと、即座にマイナスが消えただけでなく、数時間後にはとんでもないプラスになった。
そのプラスになった気分は、とてもではないが、想像出来なかった。
そんなわけで、私は「今今メソッド」と共に、この「マイナスを疑うメソッド」を強く薦めるのである。
もちろん、人それぞれであり、根本的には自分の好きなことをやれば良いと思う。
だが、「マイナスを疑うメソッド」は、本当に簡単である。ただし、くれぐれも、疑うだけにし、少しくらいは良いかもしれないが、出来るだけ求めないようにしなければならない。
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