ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

思想統制

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

日米の思想統制は社会主義国家に近いレベル

2020年のアメリカ大統領選挙が行われる少し前の時期、私は日本のジャーナリストのある記事で衝撃を受けたことを鮮明に憶えている。
当時、アメリカ大統領選挙は、トランプ大統領とバイデン候補が激しい選挙戦を繰り広げていたが、主要メディアの世論調査ではバイデンのかなりの優勢が伝えられていた。
その日本人ジャーナリストは、このような世論調査に対し、「私の現地調査では、それは全く実態と合っていない。この世論調査は作為的なものではないかと思う。こう言ったら、驚く人も多いと思うが、アメリカにも思想統制は確実にある」と述べていた。
私は、この「アメリカにも思想統制が確実にある」という言葉に衝撃を受けたのだ。
当時の私は、アメリカはスーパーマンのキャッチフレーズではないが「自由と平等の国」であると思い込んでいた。それは思想的な自由も当然含まれている。
思想統制・・・つまり、国民の考え方を支配者が捻じ曲げるなんてのは、中国や北朝鮮、あるいは、旧ソ連などの話であると思っていた。
日本だって、海外の情報が微妙に色付けされて日本国内に伝えられるということは、多くの国際ジャーナリストが指摘していたが、日本には露骨な言論弾圧や思想統制はない。
とはいえ、岡田斗司夫さんの『僕たちの洗脳社会』に書かれている通り、支配者は国民を洗脳して、支配者に都合のよい考え方をするように誘導するものだが、私は、日本やアメリカでは、ややマシであると思っていたのである。
※『僕たちの洗脳社会』はPDFで無償公開されているので、検索すれば得られる。

しかし、アメリカに思想統制があるどころか、アメリカの思想統制は中国や北朝鮮のように露骨に高圧的ではないかもしれないが、それほどの違いはないレベルかもしれない。
2020年アメリカ大統領選挙で、大手メディアの世論調査は、社会主義国家のように嘘の世論調査をでっち上げたのではないが、バイデン有利と出るような調査の仕方をしたというだけである。
たとえば、電話調査であれば、バイデン支持層が在宅しているであろう時刻に電話をかけるといった具合で、やり方は無数にある。
そんなことを知っている、アメリカの政治学者で、過去の大統領選挙予想を外したことがないという人物(名前は忘れたが、大学教授であったと思う)は、「世論調査は全く不正確。トランプが地滑り的に(圧倒的に)勝利する」と、自信満々で断言していたものだった。
実際、2020年アメリカ大統領選挙は、少なくとも接戦と言え、世論調査とは全く合っていなかった。

アメリカの主要メディアのほとんどは、民主党、つまり、バイデン側である。
だから、バイデンやバイデンの家族の不正やスキャンダルが持ち上がると、国民の目をそらすために、トランプの訴訟問題を大々的に取り上げ、国民の関心をトランプの訴訟に向けさせ、同時に、バイデン側の不祥事は報道せず、トランプのイメージを落とし、バイデンのイメージ失墜を避けるのである。
しかし、ネットの発達で、そのような手法が通用し難くなり、主要メディアがトランプを攻撃するたびに、逆にトランプの人気が上がり、支持が高まるということになっている。
現在は、主要メディアですら、トランプの支持率がバイデンの支持率を数パーセントだが上回っていると報道しているが、逆に言えば、トランプは「数パーセントしかバイデンをリードしていない」と言っているのである。
しかし、それはどうでも良い話で、アメリカの大統領選挙は、8つほどの「激戦州(スイングステート)」と呼ばれる州の選挙結果で決まる。その他の州は、共和党(トランプ)が勝つか民主党(バイデン)が勝つか、ほぼ決まっているからだ。
そして、激戦州の世論調査では、トランプが圧倒しており、このままではトランプが地滑り的勝利を収める可能性が高い。

では、日本の思想統制はどうかというと、もちろん、社会主義国家のやり方とは異なるが、かなり思想統制されている。
たとえば、昨年、人気お笑い芸人の松本人志さんのスキャンダルが凄い勢いで報道されたが、これは、政治的に騒がれると困る事件から、国民の目をそらすために、与党が主要メディアに報じさせたものだ。
いくら人気者でも、一芸能人の下らないニュースがあれほど報道されたことが異常だと感じないなら、とっくに国家に思想統制されている、つまり、洗脳されていると言って良い。
最近では、大谷翔平さんの結婚や通訳の不正といったニュースの報道が凄いのも、裏金問題や、その他、国民に注目されては困る事件があるからである。
思想統制、洗脳をされたくなければ、テレビを見ないことで、新聞も一般紙はなるべく読まないことである。

水平線が見える場所
AIアート764
「水平線が見える場所」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)洗脳原論(苫米地英人)
(2)明治維新という名の洗脳(苫米地英人)
(3)まだGHQの洗脳に縛られている日本人(ケント・ギルバート)
(4)リベラルの毒に侵された日米の憂鬱(ケント・ギルバート)
(5)光と影のTSMC誘致(深田萌絵)
(6)半導体戦争(平井宏治)
(7)トランプの真実: トランプ・ファミリーとホワイトハウスの素顔
(8)動物化するポストモダン(東浩紀)

有名人の評判は全部嘘

我々が有名人に対して持っている印象は全て、メディアによって刷り込まれた虚像というか嘘と思って間違いない。
そして、その嘘を、多くの人は確信を持って本物だと信じているのだが、IQが低い者ほど、そんな嘘を真に受けて信じているのである。
だから、人気のある複数のメディアが、その人物について異なった印象を与えると、その人物は複雑な人間と見なされる。
有名人に対し、「この人はこんな人間」と固定した観念を持っている者ほどIQが低いのであり、そんな観念を持たないよう意識するだけでIQは向上する。

昔から、有名人が大衆に悪い印象を持たれないためにやることは、庶民的であることをアピールすることだ。
その最たる例がビル・ゲイツで、彼が本当に庶民的であるかどうかは分からないが、昔の彼は、庶民的であるというイメージがあった。
彼は若い頃から超大金持ちとして知られていたが、安い服を着て安い腕時計をつけ、大衆食堂で食事をし、高級レストランに行ってもハンバーガーを注文した。飛行機はエコノミーに乗り(嘘だと言う説もある)、トヨタレクサスを自分で運転していた。
こういった情報がメディアを通して流れると、大衆には好印象になる。

テキサスの大富豪と呼ばれたロス・ペロー(2019年に89歳で亡くなった)の場合、背が低く、いわゆるブ男であったことが(自分でそう言っていた)、なおさら良い印象を作ったかもしれない。
ペローは2度、大統領選に出馬し、「資金の問題で負けることはない」と潤沢な自己資金を注ぎ込んで贅沢な選挙戦を行い、途中撤退しなければ本当に大統領になっていたかもしれず、彼の撤退の影響でビル・クリントンがジョージ・ブッシュ(パパブッシュ)に勝ったのは確かだと思われる。
ペローの会社の社員達が紛争地帯で人質になった時は、身分を隠して自ら敵地に交渉に行って(「こんな醜い男が社長だとは思われないだろう」と自分で言っている)、見事、社員達を大金で「買い取り」、取り戻した。
そのペローが「ニューヨークの目立ちたがり屋」と散々こき下ろしたのがドナルド・トランプだった。
若くして大成功したトランプは実際、目立ちたがり屋で、豪華な自家用ジェット機から颯爽と降り立つ姿を見せるのが明らかに好きだったと思う。80歳近くなった今でも、このあたりは変わらないように思う。
トランプは若くして自伝『トランプ自伝』を出したが、私は昔、その本の表紙の彼の写真を見て、こいつはロクなやつじゃないと思った。それほど、自慢・自己アピール大好き人間の雰囲気がいっぱいの写真だ。

イーロン・マスクは、今でこそ有名人であるが、少し前は、テレビしか見ないような人は、彼の名前も知らなかったし、今でもそんな傾向はあると思う。
彼の場合、やることのスケールが大き過ぎて大衆には理解不能だということもあったし、電気自動車のテスラにしたって、自動車業界に進出することは、あまりに常識外れなこともあって、当初は褒められも貶されもしないという面白い状態だった。
だが、彼は、良い印象を与える努力をして、うまくいったと思う。概ねで彼は愛されキャラであると言えるだろう。
しかし、彼の一般的な印象は、実物とはかなり違うと思う。
マスクは目立ちたがり屋にも見えるが、トランプのように本当に目立ちたがり屋であると言うよりは、マスクの場合は、計算され尽くした露出と思えてならない。
マスクを嫌う人はそんなにいないが、熱狂的に彼が好きだと言う人も、あまり多くないと思う。
一方、熱狂的に好きな人が沢山いると同時に、彼が大嫌いな人も多いのがトランプだ。
だが、いずれにしても、これらの印象のほとんどは虚像である。

草原
AIアート633
「草原」
Kay


人の評価は印象ではなく、やったことで行うべきであるが、その人が実際には何をやったかは分かり難い場合が多い。
よって、ほとんどの場合は、人を評価すべきでないし、少なくとも、評価を決めつけてはならない。
ましてや、他人というか、メディアの評価など、ゆめゆめ信じてはならない。
日本でも、トランプをロクデナシと決めつけているIQが低い馬鹿が多いのには本当に驚かされる。
そりゃ、上にも書いた通り、トランプにもロクでもない部分はあるが、我々が彼を嫌う理由があるとは思えない。
日本衰退の理由は、一部の根拠のないデータとは違い(日本人のIQは世界一という変な情報が吹聴されている)、国民のIQが低下したせいであると思えてならない。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)トランプ自伝(ドナルド・J. トランプ)
(2)大富豪ロス・ペローという男
(3)イーロン・マスク 未来を創る男
(4)ビル・ゲイツ: 巨大ソフトウェア帝国を築いた男
(5)トランプの真実: トランプ・ファミリーとホワイトハウスの素顔

マスメディアに学ぶ洗脳の極意

私は、アファーメーションの神髄は「心に言い聞かせる」ことだと思い至った。
たとえば、中年過ぎの誰から見ても不美人が、「私は美人だ」「私は若い」とアファーメーション(肯定的確言)をしても、心が「そんなことはない。私は不美人。私はもう年」と反発する。
アファーメーションでうまくいった人の多くは、「心(自我、顕在意識)が根負けするほど、徹底して、ひたすらアファーメーションをすれば良い」と言う。
確かに、それほどアファーメーションをすれば、心はアファーメーションを受け入れ、美人になるし、若くなる。それは確実と思う。
しかし、そこまでやれない人が多いに違いない。それを成し遂げることが出来るのは数パーセント、あるいは、それ以下かもしれない。

ところが、ある意味、我々は、アファーメーションに成功している。
「私は優秀ではない」「私は金持ちになれない」「私は弱い存在」といったもので、これは、子供の時に、親や学校の教師やテレビから、繰り返し与えられてきた、「マイナスのアファーメーション」である。
それらのアファーメーションを我々は受け入れ、実際にその通りになっている。
これは、子供の心は純粋で逆らわないからだと言う人が多いし、その通りかもしれない。
しかし、テレビは、子供だけでなく、大人にも沢山のマイナスのアファーメーションを与え、そして、それは成功している。
それが、マスメディアによる大衆の洗脳、つまり、思想統制に利用されており、大きな成果を上げている。
私は最近、ある60歳ほどの男性と、今年のアメリカ大統領選挙の話をし、私が「アメリカの世論調査では、トランプの支持率がバイデン大統領の支持率を上回っており、このままいくと、トランプが大統領に返り咲く可能性が高い」と言うと、その男性は、「それは大変だ。あんなデタラメな人物がまた大統領になったら、世界はぐちゃぐちゃになる」と言う。
そこで私が、トランプは戦争をしていないこと、アメリカ経済を向上させて失業者を減らし、アメリカのエネルギー自給率を100パーセントにしたこと等を説明したが、彼は、それがまるで聴こえないかのように(実際、聴こえていなかったのだろう)、「あんな無茶苦茶で自分勝手なロクデナシがまた大統領になったら大変だ」というワン・パターンの、そして、本気の発言を繰り返す。
もう、見事に、テレビや新聞によるマイナスのアファーメーションが成功している。

そんなことを可能にした、日本やアメリカのマスメディアの手法は、ある意味優れている。
どこかの社会主義国家や専制国家では、テレビアナウンサーが情感込めて「我が国の総統は偉大で、我々は総統に命を捧げ、総統の意思を実現すべく命をかけなければならない」と熱弁を振るうが、そんな感情的な「外部アファーメーション」は実は失敗しており、国民が国家に従うのは、あくまで、国家が逆らう国民を厳しく残酷に処罰するという恐怖からであり、国民は、心の中では国家や総統を憎んでいる。
だが、日本やアメリカのマスメディアは、一見、公平・中庸な態度を見せつつ、さりげなく、意図を隠して、「マイナスのアファーメーション」を、繰り返し、淡々と国民に与えるのである。
分かり易い言い方をすれば、「国民に言い聞かせている」のである。
さらに詳しく言えば、「国民に、淡々と、静かに言い聞かせている」のであり、このやり方の効果が抜群であることが、上に挙げた、トランプをロクでもない人物であると全く疑いなく信じている男性を見ても分かるのである。

夕刻
AIアート601
「夕刻」
Kay


よって、あなたも、自分に対し、静かに、淡々と言い聞かせるようにアファーメーションを行うべきである。
押し付けているとか、強要している感じを全く出してはならない。
感情を込めず、静かに「私は美人だ」「俺はイケメンだ」「私は若い」「お金がある」と、どうでもいいような感じで、単に言葉を与えれば良い。
それを繰り返せば、心は言葉を受け入れ、信じるようになり、信じたことは外界に現れる。
そのテクニックの1つが、昨日も述べたように、微かな声で(口でも心でも)言うことだが、普通に感情を込めずに言うことは出来ると思う。
一言で言うなら「さりげなく、あくまでさりげなく」がコツであり、神髄と思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)トーチェ氏の心の法則
(2)信念の魔術(C・M・ブリストル)
(3)洗脳原論(苫米地英人)
(4)斎藤一人の絶対成功する千回の法則
(5)新装版 眠りながら成功する ~自己暗示と潜在意識の活用(ジョセフ・マーフィー)

洗脳されない秘儀

新聞やテレビのようなマスメディアが、嘘の情報と言うよりは、重要な情報を隠したり、見ている者に一方的な思い込みを持たせるような言い方・書き方をしていることを理解している人が増えて来ていると思う。
だが、「騙されない」「洗脳されない」人はまだまだ少ないし、マスメディア側もさらに洗脳力を上げているのではないかと思う。

分かり易い例で言えば、たとえば朝日新聞には、「トランプ前大統領は2020年の大統領選挙には不正があったという根拠のない主張を繰り返している」という記述がよくあるが、私は別に、トランプの主張に「根拠がある」と言いたいわけではない。
しかし、公平に言って「根拠のない」は記述不要であり、見ている者にトランプに対する悪印象を与える意図があることが分かる。
また、私はテレビは見ないが、YouTubeでも放送されるテレビ番組というものもある。そんな番組で、先日、オーストリアで開かれた国際原子力機関(IAEA)の年次総会に関する政治評論家などのパネルディスカッションを見たが、ここで福島第一原発のALPS処理水(汚染水と呼ぶ人もいる)の海洋放出に関して話されていた。
番組では、次のようなことが言われていた。
この総会で、科学技術担当大臣の高市早苗がALPS処理水の海洋放出の正当性を英語でスピーチし、それが多くの国に受け入れられた。対して、このスピーチに中国は中国語で反論したが、その反論は他国にほとんど認められずに中国が孤立したという。
こういった内容を巧妙に話すので、私はうっかり、ALPS処理水の海洋放出は正しいことであると信じそうになったくらいである。これはちょっと恐ろしかった。
私は別に、ALPS処理水の海洋放出は悪いことであると言いたいのではなく、それぞれ一流の専門家の間でも見解が異なっており、どちらが正しいとも言えないと言いたいだけである。
私は、このような問題に関し、堀江貴文氏や上念司氏のような専門家でない人の主張は無視というのではないが、参考程度にしか聞かない。
また、真摯に取材をしたジャーナリストの情報は、堀江氏らの発言よりはずっと重要視するが、それでも、やはり科学技術の専門家ほどには重く見ない。
そして、現場が分かる専門家にはALPS処理水の海洋放出にエビデンスを持って反対している人も多いのに、その声は一般の人にはなかなか届かない。

こういったことに対し、「自分で情報を集め、自分の頭で考えないといけない」と言う人がいるが、「私は自分で情報を集めている」「私は自分の頭で考えている」と言う者は、別の者達に洗脳され易いのである。
では、どんな態度が正しいのかを言えば、学校やテレビで洗脳された者は笑うのである。
一応、正しい態度を言えば、J・クリシュナムルティのように「私は何も信じない」や、矢追純一氏のような「僕は頭が悪いから考えることを放棄した」である。
荘子も「思慮分別を捨てろ」と言っている。
で、その根拠は一重に、人間の頭なんて全然大したことがないということである。
それをソクラテスは「私は自分に知恵がないことを知っている」と言ったのである。
だが、「何も考えない」とか「何も信じない」と思っていると、かえっておかしな方に行ってしまい、中道に立てないものである。
「私はトランプがロクでもない人間だという報道を信じない」と思ったら、トランプの言うことやることは全部良いと思い込みやすいようなものである。
別に、トランプだって悪いことをしていると言っているのではない。単に、「分からない」と言っているだけである。
どうすれば正しい態度でいられるかと言ったら、笹沢佐保さんの時代劇小説『木枯らし紋次郎』で、主人公の紋次郎がよく言う、
「別に疑ってやしません。ただ信じもしません」
であると思う。

ウクライナ戦争に関するマスメディアの一方的主張である、「原因はプーチンの野望である」も、「別に疑うわけではないが信じもしない」と受け取れば良いし、その反論である「問題はウクライナ側にあり、プーチンには正当性がある」と言うのも、「別に疑うわけではないが信じもしない」と受け取れば良いのである。
そうすれば、いずれ正しい答が訪れる。
「あなたを愛しています」と言ってくる者に対しても同じである。
映画やアニメで「俺を信じるか?」「はい、信じます」という場面が多いが、あれも問題があるかもしれない。
『ギルティクラウン』というアニメで、悪役の男が、主人公の少年に、
「1つアドバイスをあげましょう。自分を信じろと言う者を信じてはいけません」
と言ったのを印象深く憶えていて、良い面もあるアドバイスと思うが、全然足りない。
信じてはいけないが、疑う必要もないのである。
この悪役が「信じてはいけない人」と想定していた人物は、信じて良い部分も確かにあったが、信じてはいけない部分もあったのである。
『木枯らし紋次郎』は、大衆娯楽小説であるが、自己啓発書はもちろんだが、思想書・哲学書すら全く及ばない傑作と個人的には思う。
著者の笹沢佐保氏は只者ではないと思う。

森の中で
AIアート414
「森の中で」
Kay


デカルトは『方法序説』の中で「疑いようもなく正しい場合を除き、全て間違いと即座に決める」と言い、疑いようもなく正しいものはただ1つ、「自分が疑っていること」だけであると発見する。
デカルトや『方法序説』の全てが正しいわけではないが、このソクラテス的とも言える態度は正しいと思う。
しかし、木枯らし紋次郎の方が分かり易い。








普通の人々の変化

半世紀ほど前のことだと思うが、旧ソ連からアメリカに亡命したスパイが、社会主義国家による民主主義国家への新しい侵略方法について暴露したことがあり、その映像は探せば今でもネットで見ることが出来ると思う。
社会主義国家からの民主主義国家への新しい侵略方法とは、民主主義国家(アメリカ、日本、イギリス等)の学校やテレビなどのメディアを支配し、主に子供や若者のモラルを破壊することによって、その国を弱体化させることだ。
だが、私は、社会主義国家が破壊したものは、民主主義国家の国民のモラルではなくIQだと確信している。
つまり、モラルがない人間がいるのではなく、IQが低い人間がいるだけである。そして、IQが低い人間は、モラルも正義も友愛も分からない。
だが、IQは誰でも、いつからでも、いくらでも向上させることが出来るのである。

実際、今、テレビを一瞬でも付けたら、それがバラエティー番組でも、ドラマでも、エンターテインメントでも、スポーツでも、ニュース番組でも、そして、何よりCMが顕著であるが、あまりの下らなさ、劣悪さ、醜悪さに呆然とするのだ。
自分のIQを叩き落されたくなければ、絶対にテレビを見てはいけない。
テレビを見てはいけないと警告する者はいくらかはいるが、大半の人間はその意味を理解しようとせず、毎日長時間テレビを見続け、テレビがある部屋に入れば条件反射的にテレビを付ける人は相変わらず多い。そんな者のIQは極めて低いと思う。

ところが、最近、驚くべきことがあった。
私は、長年、優良企業でサラリーマンをしている普通のある人(男性)と、久々に話をする機会があった。
彼とは、2020年のアメリカ大統領選挙の頃にも話をしたが、その頃は、彼に、アメリカ大統領選挙で大規模な不正が行われている可能性があること、それによって、本当はトランプが勝っていたがバイデンの勝利になってしまったかもしれないことを話すと、彼は、驚くと言うより、全く意味が分からないという感じでぽかんとしていた。
しかし、先日、現在のトランプの起訴は全て全くデタラメで、バイデンの汚職情報からアメリカ国民の目を反らす目的で、アメリカ政府が不正に起こしている可能性があることを話すと、彼は驚くべきことを言った。
「いくら何でも、そんなことはもう分かる」
彼のような普通の人でも、メディアの嘘は強く感じるということである。
非常に勇気づけられる出来事であった。
ただ、とはいえ、彼はまだ少数派であるかもしれない。
しかし、日本の普通の人がそうであるのだから、アメリカ国民はもっと気付いているのである。
だから、日本のメディアは報道しないが、アメリカの世論調査では、トランプの支持がバイデンの支持を上回ることもあり、また、アメリカのメディアのほとんど、そして、日本のメディアは全く報道しないが、バイデンと同じ民主党の、ジョン.F.ケネディの甥で、ロバート.F.ケネディの息子であるロバート.F.ケネディJrが、ワクチンやウクライナへの軍事援助を批判しながら、アメリカ国民(特に民主党支持者)の間での支持が急拡大しているのである。

孤独
AIアート314
「孤独」
Kay


もっとも、その彼は、普通の人であると言っても、普通の人が絶対やらないことを自主的に行っているし、私はかなり以前から、腕振り運動や四股(足踏み四股)について教え、あまり熱心ではないが、四股を少しは行っているようである。
優秀な経営者など、感覚のある人は四股に興味を持ち、教えたらすぐに実践してくれている人もいる。効果は即座に現れたようだ。
彼には、「よかった・ありがとう」呼吸をやるよう薦めた。一応、やるとは言ってくれ、彼はやや体調が悪くなっているが、私が超健康なのを見て、四股ももっとやると言っていた。もし、本当にやれば、体調が良くなり、IQが向上すると思う。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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