ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

心神喪失

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
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誰にだって気が狂うだけの理由がある(シェイクスピア)

刑法第39条という、ちょっとよく知られた法律がある。
これは、簡単に言えば、精神障害によって善悪の判断能力を失くしている時には、法に触れる行為をしても罰せられないし、完全な精神障害でなくても、その症状の度合いに応じて刑が減刑されるというものだ。
凶悪犯罪を犯した者に対しては、まず、そのような善悪の判断が出来ない精神障害であった(「心神喪失」という)かどうかを問題とするし、犯罪行為を行った容疑者を弁護する弁護士も、可能な限り、容疑者が心神喪失、あるいは、その症状があった(「心神衰弱」という)ことにしたがるだろう。
とはいえ、被害者側からすれば、容疑者の心神喪失が認定されることほど悔しいことはない場合が多いだろう。

ところで、どんな人間だって、心神喪失(善悪の判断が出来ない精神障害状態)か、それに近い心神衰弱の状態なのだ。
昔のある航空機墜落事故では、機長が飛行機の異常な操縦操作を行ったことが墜落の原因だったが、生き延びていたその機長は「頭の中で声を聞いた。それに従った」という異様な発言をし、それが、心神喪失によるものか、心神喪失状態であったことにしようという嘘であったかが問題になったことがあった。
霊界の研究で有名だった俳優の丹波哲郎さんは、それは、霊が機長の心に働きかけていたのだと、どれかの著書に書いていたと思うが、当然、世間で通用する話ではない。
しかし、霊というのではないかもしれないが、根本的には丹波さんの説は正しいと言える。

シェイクスピアは、戯曲の中でかもしれないが「俺にだって気が狂うだけの理由があるさ」と言ったらしい。
さすが、カート・ヴォネガットが「下手だが人間をよく知っている作家」と言っただけのことはあると思う。

映画『荒野の七人』で、こんな話をしたガンマンがいた。
「昔、ある男が裸でサボテンの中に飛び込んだ。後で、『何であんなことをしたんだ』と尋ねたら、そいつは『その時はそれでいいと思った』と言った」

時間のない世界
AIアート50
「時間のない世界」
Kay


これらの話は、太古の昔、高度なテクノロジーを持った宇宙人が地球に仕掛けたマインドコントロール装置の効果を示している。
誰だって、いつ、どんなことをするか分からない。
今の若者がすぐに切れるのは、躾が出来ていないせいだとか、甘やかされて育ったので忍耐力がないとか、あるいは、栄養が偏っていて脳が悪い状態にあるとか言われるが、決定的な原因は分からない。それらのことも原因かもしれないが、そうだとしても、それは、マインドコントロール装置の影響を受け易くなっている理由に過ぎず、異常な精神状態になるのは、やはり、マインドコントロール装置の影響であると思われる。
ここらのことは、ローレンス・スペンサーの『エイリアンインタビュー』に、正確ではないかもしれないが、大体のことが書かれている。

良い意味で「自分がない」者は、心神喪失状態になったり、切れることはない。
そんな者は、余計な思考をせず、心がかなり消えているからだ。
そのような者は、マインドコントロール装置の影響を受け難い。
そして、思考せず、心が消えた状態であれば、マインドコントロール装置の影響はなくなる。
そうすれば、魂が表に現れ、高度な知恵と奇跡のような力を発揮する。
そのようになる簡単な方法が、いつも言う通り「私は誰か?」と自分に問うことである。
そう問う意義を早く見い出し、早く取り組むことが、普通の人に出来る、自分を幸福にし、さらに、人類を幸福にする唯一の方法かもしれない。








切れる脳は思っている以上に深刻である

「切れる」という精神用語の意味は、怒りの感情が、制御可能な範囲を超えることで、正式には「心神喪失」と言う。
「切れる」が一般化した背景には、現代人の多くが、著しく心神喪失に陥り易くなっていることがあるはずだ。
若者の切れ易さが話題になるが、実際は、年齢を問わず、切れ易くなっている。肉体的パワーがある若者が切れると害が大きいことから、特に若者に注意が行っているだけではないかと思う。
ヨボヨボの老人が切れたって、単に煩(うるさ)いというだけのことだからね。

だが、切れ易いことは、もっともっと深刻に考えねばならない。
なぜなら、自分の精神の制御レベルが低ければ、世界の制御などまるでおぼつかない・・・つまり、好きな人生を作れないし、願いも叶わないからだ。
切れ易い者は、不遇に惨めで哀れな人生を送るしかないのである。

親が子を、兄や姉が弟や妹を、あるいは、その逆を切れさせることが多い。
まるで、それが親の子に対する使命ででもあるかのように、巧妙に切れさせる。
実は、それは確かに、ある意味、使命なのだ。
だから、本来は、なるべく早く、家族からは離れた方が良い。

なぜ切れるのだろう?
医学者や心理学者が好き勝手言っているが、まさに好き勝手で、曖昧でいい加減なことを言っている。
だが、いずれにしろ、切れ易いのは、ここで探求はしないが、脳機能の異常である。逸脱と言い替えても良い。
L.ロン.ハバートの「ダイアネティックス」に逸脱の原理が書かれているが、その内容自体は怪しいかもしれないが、現象面は、なかなか的確に捉えていて面白かった。
しかし、おそらく、私の判断ではだが、彼の解決法は全くのデタラメだ。

では、どうやって解決すればいいのかというと、毒には解毒剤、ウィルスにはアンチウィルスだ。
脳というハードウェアは、ホログラフィックな構造で、そう簡単に壊れるものではない。ほとんど脳がない(無脳症)のに、高い知性を持つ者すらいるくらいだ。
問題は、ソフトウェアの方だ。
そして、機能正常化オブジェクト(プログラムの塊)は、脳内に沢山用意されている。それを使えば良い。
切れることでコントロールを失うことがなければ、自分の意志が発したコマンドは脳の神秘領域(一応、こう言うだけだ)に送られ、世界を動かせるし、世界を自由に創造出来る。
自分が切れ易いと思ったら、本気でなんとかしなければならない。
フロイトのやり方は、実際は「ダイアネティックス」と同じで(もちろん、「ダイアネティックス」が後だが)、切れさせる原因になった出来事を再体験することで、その記憶を客観化する方法だ。それも確かに有効な場合もあるが、あまりに実施が難しく、必ずしも上手くいくとは限らない。
とりあえずは、「心おだやかに」と心で唱えると良い。
だが、一番肝心なことは、心の支配権を取り戻す決意をすることなのだ。
あなたは、ハッカーに乗っ取られたクラウドコンピューターの管理者のようなものだ。コンピューターをリブートさせたところで、不揮発性記憶領域にウィルスは残っている。ならば、隅々にまで、正常化プログラムを送り込まねばならないが、その役割を果たすのは、象徴的に言えば、神や天使、あるいは、仏や菩薩の心の一部なのである。
それは、割とそこらにあると思う。
システムコマンドとしては、聖書や仏典の中で見つけられるかもしれない。自分の気に入った言葉で試してみると良いだろう。
ただし、再度言うが、一番大切なことは、心の制御権を取り戻そうという意思である。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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