ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

弓と禅

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

もう深呼吸しかないかもしれない

日本は、第二次世界大戦後、アメリカの真の意図は分からないながら、神道や、それと一体となった仏教を取り上げられた。
それ以前に、新渡戸稲造は「日本には宗教はなくても武士道がある」と言ったが、その武士道も取り上げられたのだと思う。
人間は、心の支えがないと生きていけないらしく、宗教を失った日本人は金の信者になり、その後、エコノミック・アニマルと呼ばれるほど、経済利益の獲得に邁進し、奇跡的な高度経済成長を果たした。

まあ、そんな説がある。
ただ、日本人の信仰とは、自然崇拝であり、何にでも神様がいるとし、トイレに神様がいると言われても自然に受け入れるような、八百万の神々への信仰を持っている。
だが、これは日本にだけあったものではなく、アメリカ先住民やケルト信仰に見られるアニミズム(自然霊への崇拝)とも似ている。
第二次世界大戦直後のアメリカさんも、そこまでは気が付かなかったらしい。

いまだ人気が衰えない、石ノ森章太郎さんの『仮面ライダー』では、元々、仮面ライダーのエネルギー源は自然の風だった。
また、それ以前に『サイボーグ009』で、9人の別々の国のサイボーグ戦士達の中で、009である島村丈が、一番最後に作られて高性能だったという点もあるが、それよりも、009は自我が希薄で、利己心が全くなところから、9人のサイボーグ戦士達のリーダーになったことが、この作品を際立たせた。

荘子も、自然の風を天籟(てんらい。本来の意味は「風の音」)として神秘的なものと考えた。
我々も、風を大切にすれば、自我を静め、天の力を取り戻す。
それには、深呼吸しかない。
自然の風は、時に激しいが、穏やかなサイクルで吹く時に恵みをもたらす。
それは人間の呼吸も全く同じだ。
無理なく自然に穏やかな、静かな、ゆったりとした呼吸をすることで、人間は自然の無限の潜在力を味方につけることが出来る。
ドイツ人哲学者オイゲン・ヘリゲルは、自分が引いてもビクともしない強弓を、弓聖と言われる阿波研造(あわけんぞう)が全く力を使わず、簡単に引くのを見て驚いたが、阿波はヘリゲルに、「お前は呼吸法を知らないからだ」と言った。
その呼吸法が、しっかり息を吸ってしばらく保ち、ゆっくり吐くというもので、これが、自然との融合をもたらす。

ゆっくりとした穏やかな呼吸は万能で、引き寄せもこの呼吸で簡単になるが、西洋の引き寄せ法では、これがなく、宗教的思考に頼る場合が多い。
だが、日本人の信仰は自然信仰であり、阿波研造という特異な存在を見ても分かる通り、自然の風の崇拝から来る呼吸信仰のようなものだ。
単純に言えば、呼吸の数が少ないほど天、神に近付き、自然な強さを増す。
政木和三も、1分1回の呼吸が可能になった時に超人化した。おそらく、後には、呼吸においても、それよりもずっと進歩したのだろう。

無理のないやり方で、ゆっくりとした呼吸の練習を続ければ、不思議なことや奇跡的なことも起こるようになる。
自我が消えているので、興奮や驚きはないが、それこそ、宝くじで大金が当たるという現象も起こる。
呼吸を意識したわけではないが、自然に呼吸が消えていた時に、私も数多くの奇跡を起こした。
他のやり方もあるが、呼吸をゆっくりにすることが最も分かり易いのではないかと思う。
今の世の中では、もう深呼吸しかないかもしれない。
1分2回以下の呼吸をしている者に悪運は近付けないらしい。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)弓と禅(オイゲン・ヘリゲル)
(2)黒住宗忠 (人物叢書。原 敬吾)
(3)精神エネルギー(政木和三)
(4)仮面ライダー(1) (石ノ森章太郎デジタル大全)
(5)サイボーグ009(1) (石ノ森章太郎デジタル大全)
(6)新釈 荘子 (PHP文庫)

神秘
AIアート1390
「神秘」
Kay

「神の圧力呼吸」改良版

一般的には、適度な引き寄せを行い幸福になるためには、志賀一雅博士の「よかった・ありがとう呼吸」をお薦めする。
簡単で失敗しようがないからだ。
これだけでも、世の中にある多くの呼吸法や引き寄せ法、アファーメーションを上回る。

だが、神のごとき力を徐々にでも得るには、「神の圧力呼吸」が必要だ。
これは、中身はヨガのクンバク呼吸であるが、長い年月をかけて、多くの情報を集めて研究することで、曖昧さを除き単純化したものだ。
言い換えれば、良い呼吸法ほど、いろいろなところが抽象的で、実践のしようがない。

ただ、ある程度は「神の圧力呼吸」も、佐川幸義流四股と同じで、自分で工夫しなくてはならない部分もある。
そして、佐川幸義流四股の実践者にも、やり方が下手な者がいると思うが、それでも、やらないよりはずっと良く、やっているうちに上達する。

最も単純化した「神の圧力呼吸」は次の通りである。

(1)胸(肺)に、やや勢いよく、無理のない範囲で一杯に息を吸う(気持ち良く感じるはずである)。
(2)息を止めるために腹に力を込める。腹に力を込める以外の手段で息を止めない。逆に言えば、息を止める目的だけで腹に力を込める。
(3)苦しくならない範囲で息を止めた後、徐々に腹の力を抜きながらゆっくり息を吐く。

さらに簡単に言えば、「胸いっぱいに息を吸い、腹で息を止める」のである。

捧げる
AIアート383
「捧げる」
Kay


呼吸法によっては、腹や丹田に息を入れるというのもあるが、腹や腸は肺ではないので、息が入るはずがない。
また、腹を膨らませたり引っ込めたりしながら呼吸しろというのもあるが、それに意味はない。これもまた、腹に肺があるように見なした間違いである。
正しくは、腹に力を入れたり抜いたりするだけである。
『弓と禅』で、弓術の達人、阿波研造も「腹壁が張る」と表現しており「腹を膨らませよ」とは言っていない。
ただ、腹に力を入れたり抜いたりした時、自然に腹が膨らんだり凹んだりするのは構わない。








日米が悪の支配下にある原理

昔から、性善説と性悪説があり、どちらも正しいように思える。
近代の『スーパーマン』映画では、スーパーマンの故郷クリプトン星では、スーパーマンの名はカル・エルで、カル・エルの本当の父親はジョー・エルであるが、科学的にも精神的にも地球よりはるかに進んだ星であクリプトンの中でも特に知的な人物であるジョー・エルが、「地球人類の本質は善であると信じる」と言う。
つまり、ジョー・エルは性善説の支持者だ。
だが、どう見てもそう思えないことが多過ぎる。
梶原一騎原作の漫画『カラテ地獄変 牙』で、人間の醜さを見せつけられた中学生くらいの頃の主人公、牙は悟る。
「人間の性、悪なり」

しかし、性善説、性悪説の結論は私には分かる。
と言うより、昔から賢い人は原理だけは分かっていた。
だが、『ファウスト』を見る限り、ゲーテは勘違いしていた。
答はこうである。
人間の性は善である。だが、外部から悪の性質を与える力が常に作用しているのである。
こう考えると、全く矛盾がなくなる。
だが、そのメカニズムの詳細は分からないので、ローレンス・スペンサーの『エイリアン・インタビュー』の形式を借りるとまことに都合が良いと私は思う。
つまりこうだ。
人間の本質である魂は、善であるばかりか、神にも等しく、能力的にも全知全能である。
だが、『エイリアン・インタビュー』の中で「旧帝国」と呼称される宇宙人が地球に仕掛けた、超高度なテクノロジーで作られたマインドコントロール装置が、人間の魂を強力に束縛し、人間を無力で無知な状態にしているのである。
マインドコントロール装置は、電磁波のような力で人間の魂に悪い影響を与えているのだと一応考えると良いだろう。

『エイリアン・インタビュー』によれば、マインドコントロール装置の影響を脱した地球人には、釈迦、老子、ゾロアスターやヴェーダの聖者達がいる。
しかし、彼らの教えはかなり改ざんされて伝わっている。
私は、ゾロアスターは分からないのだが、釈迦、老子、そして、ヴェーダの教えが語られる『バガヴァッド・ギーター』を見れば、形式部分は分かるのであるが、これらには具体的なメソッド(手法)はほとんど書かれていない。
だが、結局は、脳波をスローアルファー波にすれば、マインドコントロール装置の影響が弱まることが分かっている。
そのためには、科学的手法により、志賀一雅博士が「よかった・ありがとう呼吸」をすれば良いことを突き止めている。
「よかった・ありがとう呼吸」とは、息を吸いながら「よかった」と思い、息を吐きながら「ありがとう」と思うだけだ。
やり易さから言えば、これが一番である。
これにより、IQが上がり、引き寄せの力も高まる。
これはすぐに効果が出るが、効果は弱い。

花と蝶たち
AIアート374
「花と蝶たち」
Kay


そこで、私は、ヨガのクンバク呼吸や、『弓と禅』に書かれた、弓術の達人である阿波研造の呼吸法を取り入れた、強力な「神の圧力呼吸」を作った。
やり方に関しては、佐川幸義流四股のように、簡易なところを示し、後は各自工夫するしかないと思う。
やり方は、胸にいっぱいに息を吸い、胸の内部に息の圧力を感じると、その圧力を腹で感じることで息を保つのである。無理のない範囲で息を保ち、そして、ゆっくり息を吐く。
以上を繰り返すのである。
この呼吸をやればやるほど、マインドコントロール装置の影響を脱し、全知全能に近づくだろう。
既に地球では、支配層も、ほぼ完全にマインドコントロール装置の影響下にある。
正しい呼吸法を知らずにいたからだ。
アメリカは露骨にそれが現れ、日本もそれに続く。
日本でマインドコントロール装置の影響が全く及ばないのは天皇陛下であると言う者がいるが、そうかもしれないし、違うかもしれない。
いずれにせよ、我々此処がマインドコントロール装置の影響を脱しなければならない。
マインドコントロール装置の影響を脱すれば、恐れるものは何もない。全知全能なのだからだ。








モテモテになる呼吸法

呼吸法として完璧なのは『弓と禅』の、弓術の達人、阿波研造が教えたものであると思う。
原文がドイツ語であり、旧訳と新訳で少し異なる訳がされていて、原文を照合したわけではないが、おそらく旧訳の方が良い。
以前、引用したが、再度、引用する。
読み易いよう、改行を付ける。

息を吸い込んでから腹壁が適度に張るように、息をゆるやかに圧(お)し下げなさい。
そこでしばらくの間息をぐっと止めるのです。
それからできるだけゆっくりと一様に息を吐きなさい。
そして少し休んだ後、急に一息でまた空気を吸うのです。
こうして呼気と吸気を続けて行ううちに、その律動(リズム)は、次第に独りでに決ってきます。

あまり良い説明ではないと思う(笑)。
おそらく、呼吸に関するヘリゲルの理解力がないので、阿波がいろいろに説明するのを、通訳者が苦労してドイツ語にし、それを後にヘリゲルがまとめ、それをさらに日本語に訳したのだから、おかしな訳になってしまうのもやむを得ない。

だが、旧訳と新訳で共通し、阿波が言ったことで正しく伝わったのは、「腹壁が張る」だ。
これを、日本の呼吸法の達人であった、岡田式静座法の岡田虎二郎の、「胸を張るのではなく腹を張れ」「常に腹に力をこめよ」という教えと、『神秘のカバラー』の「神とは圧力である」を重ねると、ようやく分かる。
胸を張ると言ったら、普通は、上体を立て、背筋を真っすぐにし、胸を突き出すようにすると思う。
しかし、岡田が言った「胸を張る」は、肺に空気をいっぱいに吸うことである。
そして、「胸を張るな」というのは、岡田は胸式呼吸を否定し、腹式呼吸を薦めたのだ。
胸を突き出す姿勢は、カールフリート・デュルクハイムの『肚』でも否定されていたが、デュルクハイムもまた、腹式呼吸が本来の呼吸だと言いたかったのだろう。

長々述べたが、要は、阿波も岡田も「腹式呼吸をしろ」と言ったのだが、腹式呼吸をまともに説明しているのを見たことがない。
皆、「腹に息を入れる」と言うが、腹に息が入るはずがない。腹に肺はないからだ。
正しくは、横隔膜を下げるということであるが、横隔膜なんてものを見た者は滅多にいないし、解剖図で見たところでピンとこず、それを下げろと言われても困る。
「腹を膨らませながら息を吸え」というのもよく言われるが、これだと、呼吸と横隔膜の動きがちぐはぐになる。

正しくは、「息を吸うと共に腹の内部に圧力を作る」である。
この腹は、臍の高さである。丹田ではない。
(松木草垣は臍を重要視した)
臍の内部に圧力が起こるよう想像すれば、阿波や岡田が言うように、腹(腹壁)が張るのである。
この時、腹の中に神のエネルギーが宿る。
この状態では思考が消えている。
そんな時は、魂が現れ、全知全能である。
尚、胸の中に圧力を発生させても、腹に圧力を発生させるのに比べて弱いが、ちゃんとエネルギーが生じるし、胸の方がやり易いので、初心者には向いており、私もよく多用する。
ところで、特に立った場合、胸を張っている(胸を突き出していると)と、腹に圧力を発生させることは難しいので、腹に圧力を発生させる場合は、胸を張ってはならない。

絵のない絵本34話
AIアート362
「絵のない絵本34話」
Kay


やはり説明が難しい。
引き続き、角度を変えて説明しようと思う。
最後に、こんな興味深い話をする。
胸に圧力を発生させると、爽やかさや活気を感じさせ、好かれるようになる。
腹に圧力を発生させると、男であれば貫禄を感じさせ、女性であれば慈愛を感じさせ、モテモテになる。

尚、カールフリート・デュルクハイムの『肚』や、岡田虎二郎関連の本は、古書も入手が難しく、あっても高価である場合が多いので紹介しない。








謎が解ける

ダイアン・フォーチュンの『神秘のカバラー』は、カバラー(とりあえず「西洋魔法」としておく)の歴史的傑作で、大沼忠弘氏による翻訳書は、学術的オカルトという、最も売れないような分野でありながら、現在までロングセラーを続けている。
これは、大沼氏が翻訳したW.E.バトラーの『魔法修行』も同様であるが、バトラーは代表的な著作『魔法入門』の中で、フォーチュンの『神秘のカバラー』は必ず入手すべき書としている。

とはいえ、正直、『神秘のカバラー』はとても読めたものではないと思う。
私も昔、初めてこの本を入手し、がんばって読んでみたが、さっぱりだった。
しかし、この本の中の「神とは圧力である」という言葉をずっと憶えていた。
ダイアン・フォーチュンも、この言葉を聞くや、たちまち悟りを開いたという。
私はそこまでではないが(笑)。

ところが、フォーチュンのような天才ではない私も、別の要因との融合を待って、ようやく落ちてくる熟した木の実を得た。
たとえば、このようなことだ。
無能唱元の引き寄せ書『強くなる瞑想法』の表紙折り返しに、作詞家の阿久悠氏の推薦文があるが、それがそのまま、引き寄せの強力な秘法となっている。
メソッド部分のみ引用すると、

まず目をつぶって息を十分に吸う。そして数秒息を止める。この間に瞑想をする。息を吐いたらすべてを忘れてしまう。

であるが、この「瞑想」に関しては、「作詞した曲がヒットした光景をありありと思い浮かべながら瞑想する」としている。
昔、私はこれを真似してやってみたが、効果は確実ではなかった。
しかし、最近、『弓と禅』で、弓聖と言われた弓術の達人、阿波研造の呼吸法と、最初の『神秘のカバラー』の「神とは圧力である」を融合させることで、阿久悠氏がやったことが明晰になった。

これに関しては一応のことは既に書いたが、これほど強力で重要なものはないので、もっと丁寧に説明する必要があると思う。

月夜の妖精
AIアート361
「月夜の妖精」
Kay


それで、『強くなる瞑想法』に面白い箇所があるので、そこを読み直して改めて説明しようと思う。
だが、何より深呼吸が重要であることに変わりはない。
深呼吸をしっかりやっておけば、望まなくても神助が得られる。
単純な論理から言っても、深呼吸でIQが上がり、運動せずとも楽にダイエットが出来ると思う。それだけでスーパーモデルになれるとは限らないが、深呼吸をしなければスーパーモデルにはなれないだろう。
たとえて言えば、普通の深呼吸が光線銃なら、「神とは圧力」は無限の威力を持つレーザー砲である。
この地獄の世界では、武器が必要である。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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