ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

尾関宗園

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

なぜ小銭を貯めると金持ちになるのか

昔読んだ、臨済宗の僧侶、尾関宗園(おぜきそうえん)さんの本の中に、「小銭を貯めれば、確実に金持ちになれる」と書いてあったのを、印象深く覚えている。
もちろん、理屈の上では、小銭を貯めても、いつまで経っても金持ちにはなれない。
尾関さんは、なぜ小銭を貯めれば金持ちになるのかの理由を、少しは書いていたように思うが、それは覚えていないし、どの本に書いてあったのかも忘れてしまった。

ところが、「カモの法則」でよくご紹介するメンタルトレーナーの西田文郎さんの『面白いほど成功するツキの大原則』という本に、西田さんは20代の頃、タバコはもらいタバコですませて自分では買わず、飲みに行く時はサイフを持たずに行き、上司や先輩にゴマをすっておごってもらっていたと書いている。
30代でそんなことをすれば、ちょっとみっともないが、20代なら許されるので、若い時はお金を貯め易いと言う。
そして、西田さんは、お金持ちになっても、倹約は続けているのだろう。
西田さんは、「お金を貯める最大の秘訣は使わないこと」と言う。

また、2ちゃんねる掲示板を作ったひろゆきさん(西村博之さん。「ひろゆき」で通っている)は、お金持ち(多分、超お金持ち)だが、月に3万円も使わず、外食をせず、服も買わないので、預金は増える一方と言う。
110円の缶ジュースを買うのがもったいなく、喉が渇いても、ちょっと我慢したら、飲み物は家にもあるし、出先でも出るので買わないと言う。

私も出費は少ない方だと思うが、西田さんやひろゆきさんには負ける。つまり、それが私が、彼らのように金持ちでない理由だ。
お金は単なる物質ではなく、むしろ、エネルギーと言った方が正しいと思う。
倹約する、ケチに徹するということは、お金を大事にするということであり、その「大事にする」という意思が、お金のエネルギーを集め、そして、お金として実体化するのだと思う。
そう考えれば、尾関さんの言われることが納得出来る。

ところで、私は24歳で初めてサラリーマンになったのだが、勤務先は、従業員十数名の小さな小さな零細企業だった。
ある朝、出勤の時、10歳以上年長の2人の先輩に出会った。
私は早い時間に出勤していたが、その人達は、そんなに早い時間には出勤していないはずだった。
すると、彼らは、裏通りにある、若くてきれいな女性がやっている喫茶店に連れて行ってくれた。
そこで彼らは毎朝、ゆったりと座って、モーニングサービスを食べているのだった。
その会社は、小さい上に儲かっておらず、はっきり言って給料は非常に安い。
この2人の先輩達は、30代後半になっても、そんな会社で役職にすら就いていない。
何かの折に、その片方の人から、年収が300万円もないと聞いたことがあった(私もなかったが)。
それでありながら、毎朝300円も払ってモーニングサービスを平気で食べるところが、彼らが失敗人生を歩んでいる理由に違いない。

私は6年ほど前に、1日1食の粗食を始めてから、かなり倹約するようになり、それで確かに預金額が増えてきた。
だが、最近、ちょっとサイフの紐が緩んでいる。
再びケチに徹するというか、お金を大切にしようと思う。
それに気付かせてくれたのは、天の計らいだろう。ありがたいし、ツイている。









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できるやつはガツガツしない

モテる男はガツガツしていない。
だが、モテるからガツガツしないのではなく、ガツガツしないからモテるのだ。
特に、「なんでこんなのがモテるの?」と思わせるような男ほど、そうなのだから面白い。
一方、「モテるノウハウ」を必死で実践してモテた男や女は皆無である。
本当に実力のある者というのは、「絶対勝つ」と意気込むことはなく、「なんとかなるだろ」と、どこかのんびりしている。

私が昔、セールスの仕事をしていた時、私がいた営業所に対し、本社から無謀なノルマが課せられたことがあった。
セールスマン達は、通常の4倍売れと言う「現場のことがまるで分からない本社のボンボン達」への不満を上げた。
だが、営業所長は、「絶対達成だ!」とシュプレヒコール(スローガンの唱和)を上げる・・・なんてことはしなかった。
ノルマ不達成なら「日の当らない道」に落とすという本社の脅しにも、全くうろたえていなかった。
そして、その月の10日近くも残してノルマは達成され、同様に厳しいノルマを突きつけられていた隣の営業所の援助さえしたくらいだ。
その営業所長は、ノルマが達成できるとは、まるで信じていなかったと言う。
だが、疑いもしなかったのだ。
そして、自分にできることをやったのだ。
全く、「なんとかなる」という雰囲気で、焦らず、悠々とやっていた。

自分にできることをやって、結果に執着しないというのが、できる者のやり方だ。
駄目なやつは、自分にできることをせず、結果に執着するのだ。
自分にできる以上のことをやりたがり、結果に執着する残念なやつもいる。
そして、確かに結果には執着していないように見えるが、自分にできることをしない与太者(うすのろ)がとても多いように思う。
成功する者しない者は、これらのことで、極めて明確に分類できる。

『美少女戦士セーラームーン』で大成功をした武内直子さんは、大変な成功思想の持ち主だと思う。
この作品の中で、勝ち目のなさそうな強敵を前に、セーラームーンこと月野うさぎの恋人である、タキシード仮面こと地場衛が、冷静に、
「俺たちはできることをやろう」
と言っていたのが、非常に新鮮な感じで、よく覚えている。
フロイトは、小説の登場人物だって精神分析できると言ったが、漫画も同じであろう。
それで言うなら、タキシード仮面は、勝てるとは信じていないが、疑ってもいなかったのだろう。
そもそも、勝つことを信じるなんて人間にはできない。
しかし、自分にできることをやれば、疑いを弱くすることができる。
そして、結果に執着せず、なりゆきに、あるいは、神にまかせてしまえば、疑いは起こらなくなる。

どう考えても、これが1本の筋の通った成功の掟である。
自分にできることなんて、たかが知れている。
焦って、自分の手に余ることをしようとするのは、結果への執着が強い者がやることだ。
そんな者が自滅しなかったためしはない。
臨済宗の僧侶、尾関宗園さんは昔の本で、「金持ちになりたいなら、小銭をためろ」と書いておられたが、これが、自分のできることだろう。
自分にできることをたゆまず続け、結果は神にまかせて執着しなければ、勝利を信じることはないが、疑いもしない。
そうであれば、なんとかなるものである。
では、自分にできることとして、競馬をしたり、宝くじを買うというのはどうだろう?
結果に執着しなければ当るかもしれないが、それは難しい。
ただ、収入のごく一部で、趣味でやっている者は、案外に宝くじでも当てているのである。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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