最近、宮本武蔵の『五輪書』の中で、剣術論を述べた「水の巻」に関心を持つようになった。
私が注目しているのは、その中の「兵法の目付と云事」で述べられた、
目の玉うごかさずして、両わきを見る事、肝要也。
(目玉を動かさないまま、両脇をを見る事が大切だ)
である。
誰がどこで言ったとか書いているということは憶えていないが、多くの分野の達人や、あるいは、知的能力、霊能力、直観力、超能力開発の専門家も、同じように述べているのを度々見たような気がする。
何より、個人的経験からも、これが潜在能力の発揮の鍵になると思う。
とはいえ、別に、これが唯一の方法というのではないが、簡単にやれるという理由で重要なのである。
また、左目で見たものが右脳に、右目で見たものが左脳に伝わることが知られているが、左右の周辺視野(中央視野の外側)を見ることで、右脳と左脳が同調しつつ、ぼんやりと見えることから、左脳好みの論理情報が得られず、左脳の発動を抑え、右脳を優位にすることが出来る。
つまり、言葉や、それから成る思考が消え、内なる力が現れるのである。
武蔵に限らず、剣の達人と立ち会うと、達人の視線が何を見ているのか分からないというのは、やはり、達人は、武蔵が言うような目の使い方をしているからだろう。
左右の周辺視野を同時に見ることは、超越状態(超人状態、超能力者状態、魔法使い状態等)に導くと思われる。
普段、そのようなことをすれば、まず、直観が冴えたり、予想が当たることを感じるようになり、さらに、引き寄せが起こり易くなったり、幸運に恵まれるようになると思われる。
ただ、その効果にブレーキをかけるものもある。それが執着や過度な欲望、それに怠慢である。
「徹底的」と「程々」の使い分けが大事で、それが出来るようになれば大人と言えると思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)宮本武蔵「五輪書」
(2)天狗芸術論・猫の妙術 全訳注 (講談社学術文庫)
(3)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(4)決定版 脳の右側で描け(ベティ・エドワーズ)

AIアート1597
「ひばりの声が聞こえる」
Kay
私が注目しているのは、その中の「兵法の目付と云事」で述べられた、
目の玉うごかさずして、両わきを見る事、肝要也。
(目玉を動かさないまま、両脇をを見る事が大切だ)
である。
誰がどこで言ったとか書いているということは憶えていないが、多くの分野の達人や、あるいは、知的能力、霊能力、直観力、超能力開発の専門家も、同じように述べているのを度々見たような気がする。
何より、個人的経験からも、これが潜在能力の発揮の鍵になると思う。
とはいえ、別に、これが唯一の方法というのではないが、簡単にやれるという理由で重要なのである。
また、左目で見たものが右脳に、右目で見たものが左脳に伝わることが知られているが、左右の周辺視野(中央視野の外側)を見ることで、右脳と左脳が同調しつつ、ぼんやりと見えることから、左脳好みの論理情報が得られず、左脳の発動を抑え、右脳を優位にすることが出来る。
つまり、言葉や、それから成る思考が消え、内なる力が現れるのである。
武蔵に限らず、剣の達人と立ち会うと、達人の視線が何を見ているのか分からないというのは、やはり、達人は、武蔵が言うような目の使い方をしているからだろう。
左右の周辺視野を同時に見ることは、超越状態(超人状態、超能力者状態、魔法使い状態等)に導くと思われる。
普段、そのようなことをすれば、まず、直観が冴えたり、予想が当たることを感じるようになり、さらに、引き寄せが起こり易くなったり、幸運に恵まれるようになると思われる。
ただ、その効果にブレーキをかけるものもある。それが執着や過度な欲望、それに怠慢である。
「徹底的」と「程々」の使い分けが大事で、それが出来るようになれば大人と言えると思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)宮本武蔵「五輪書」
(2)天狗芸術論・猫の妙術 全訳注 (講談社学術文庫)
(3)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(4)決定版 脳の右側で描け(ベティ・エドワーズ)

AIアート1597
「ひばりの声が聞こえる」
Kay