ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

宝冠弥勒

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芸術の目的は超明確

芸術の目的は何だろう?
これに関して、いろんな人がいろんなことを言っているが、全部間違いだ。
岡本太郎だって、わけが分からないことをいろいろ言ったが、わけが分からないということは、やっぱり正しくないのだ。
ただ、岡本太郎が、
「嫌われたっていいじゃないか?いや、嫌われないといけない」
と言ったのは、何か掴んでいたのかもしれないとは思う。
芸術の目的は、思考を消すことだ。
昔、女性のヌード画について、「芸術か?猥褻か?」という論争が起こった時、版画家の池田満寿夫が、
「洗練されたものが芸術」
と本に書いたが、これも嘘。
芸術と洗練は何の関係もない。
思考を消すのが芸術、思考を起こすのが猥褻だ。

岡本太郎の巨大モニュメント作品である「太陽の塔」について、横尾忠則氏が、
「デザインとしては超一流だが、芸術品じゃない」
と本に書かれていたが、それはそうだ。
あれを見て、心が消えたりなどせず、むしろ、いろんな考えが起こるはずだ。

じゃあ、何か芸術品はというと、たとえば、京都の広隆寺にある「宝冠弥勒」だ。
日本がまだ独立国でなく占領国であった時の国宝第一号であったが、あれを見て、日本の重要な人達が一瞬でも心を消したので、日本はすぐ独立国家となり、ドイツや朝鮮のように分割されなかったという、奇跡のようなことが起こったのだと思う。
あれから今日まで、世界のVIPが、こっそりこれを見に来るのも当然である。

アカンサス
AIアート84
「アカンシス(※)」
Kay
※ギリシャの国花


英国の作家コリン・ウィルソンが、自分の人生の目的について、こんなことを言っていた。
「好みのタイプの女性がヌードで近付いてきた時のようにエネルギーが起こる方法を教えたい」
彼は、面白いことは言ったが、全く分かっていなかった。
正しい態度とは、彼の言い方を真似れば、
「好みのタイプの女性がヌードで近付いてきても無関心でいる方法を教えたい」
である。
別に方法はない。
ただ、思考スイッチをパチンと切るだけで、それであなたは無限者になっているのである。
ただ、ウィルソンの「芸術は宗教の下僕として始まった」は良い指摘だ。
だから、かつてはだが、宗教芸術には、心を消すものが多かったのである。
目的もなく、何も考えずに言う「アーメン(同意します)」は、最高の心を消す呪文である。
日本語で言うと、一番近いのは「これでいいのだ」だが、どうもイメージが悪く、心が消えない。
だが、最近「完璧だ」が、そうだと言った人がいたが、これはなかなか良いと思う。








真言の威力実践編

真言について、日本人に馴染み深いものについて、参考までに、私の実践体験を交えて述べる。
真言は、
・阿弥陀如来真言
・観世音菩薩真言
・般若心経の呪文
・弥勒菩薩真言
である。

◆阿弥陀如来真言
法華経よりも古い経典である華厳経(けごんきょう)に、既に、阿弥陀如来の名を唱えることの効能が書かれている。
その経典では、阿弥陀(原語ではアミターバ)の名を唱えよとあるだけである。
奈良時代の伝説の人物である中将姫(ちゅうじょうひめ。747~775)が、阿弥陀経を写経し、念仏を唱えていたと伝えられているが、当時は「南無阿弥陀仏」という念仏はなく、中国語の阿弥陀経に倣い「アミタホトケ」と唱えていたのだろうと想像される。
浄土三部経の中の観無量寿経にも、釈迦は阿弥陀如来を「アミタと呼べ」と言ったと書かれている。
阿弥陀如来の真言は「オン、アミリタ、テイセイ、カラウン」または「オン、アミリタ、テイゼイ、カラウン」であるが、サンスクリットの原語から言えば、「オン、アミリタ、テイゼイ、カラウン」の方が近い。しかし、いずれで唱えても構わない。
私は、「オン、アミリタ、テイセイ、カラウン」で唱えている。
他にも、「南無阿弥陀仏」「アミターバ」と唱えても良いと思われる。
阿弥陀如来は万能の仏と考えて良く、また、いかなる罪も許し救う慈悲深い仏である。
私は、数年のニート生活の後、性格的に最も向かないと思われるセールスマンになったが、中岡俊哉氏の本を見て、阿弥陀如来真言「オン、アミリタ、テイセイ、カラウン」を唱え始めた。
それほど熱心に唱えていたわけではないが、それなりには唱えた。
すると、皆が親切にしてくれ、仕事を助けてくれたおかげで、私には困難なはずの仕事も苦労なくうまくいき、同時に、二十歳の彼女や、十代の非常に可愛い女の子の友達が次々に出来た。
その後、『歎異抄』を読み、念仏の力も知ったが、念仏もまた真言であり、「オン、アミリタ、テイセイ、カラウン」と変わらないと思う。

◆観世音菩薩真言
織田隆弘氏の本を読み、観世音菩薩の真言である、「オン、アロリキャ、ソワカ」や「南無観世音菩薩」の真言を唱えるようになった。
観世音菩薩は、身近に居て救ってくれる、人間の現実問題の面倒を見てくれる菩薩として知られている。
唱えていると、抱えていた問題が自然に消え、何もかもうまくいくようであった。
観世音菩薩は、西洋では、東洋のマリアと呼ばれるほど、慈悲深い存在として知られているが、まさに、そのイメージ通りと感じられる。

◆般若心経の呪文
紀野一義氏の『「般若心経」を読む』を読み、これはもう、般若心経の呪文を唱えるべきと思った。
「ギャテイ、ギャテイ、ハラギャテイ、ハラソウギャテイ、ボウジ、ソワカ」(中国語)
でも、
「ガテー、ガテー、パーラガテー、パーラサンガテー、ボーディ、スヴァーハー」(サンスクリット語)
でも、いずれでも良い。
私は、紀野氏の本に書かれていたサンスクリット語版を覚え、これを唱えている。
発明家で、能力開発研究家の中山正和氏の本をよく読んでいたが、中山氏も、般若心経を著書でよく薦めておられ、この呪文を唱える意義も書かれていた。
唱えていれば、自然に幸運が舞い込むように思われるし、驚くほど、インスピレーションが湧くことを感じる。

◆弥勒菩薩真言
京都の広隆寺にある、「宝冠弥勒」と呼ばれる「弥勒菩薩半跏思惟像」は、海外のVIPもひそかにお参りに来る霊験あらたかな仏である。
この質素な像が、1951年(昭和26年)、国宝第一号に指定されてからの日本の発展は凄く、日本は予想外の早さで主権を取り戻し(それまではアメリカの占領国であった)、以降、奇跡の復興を遂げた。
五島勉氏の『未来仏ミロクの指は何をさしているか』には、破損したこの「宝冠弥勒」の指を修復した名工が、「南無弥勒仏」と唱えて良いかと尋ねると、弥勒像は、それで良いと答えてくれたという。
弥勒菩薩の真言は「オン、マイタレイヤ、ソワカ」とシンプルで、サンスクリット語で「オーン、マイトレーヤ、スヴァーハー」と唱えても良いと思う。
もちろん、「南無弥勒菩薩」という最も知られた真言でも良いし、五島氏の本にある通り「南無弥勒仏」でも良い。
私は、あまり唱えることはないのだが、唱えれば大きな恵があったように思う。

以上、何かの参考になればと思う。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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