いよいよ、私にも引き寄せの最終奥義が分かってきた。
先日から取り上げているマイク・ハーナッキーの「究極の秘訣」についてずっと考えていたら、全ての引き寄せ現象の説明がつくことに驚いた。
面白いことに、現実世界でも架空世界でもそうなのである。
なぜ架空世界の引き寄せでも成立するのかというと、直観的に自然だからだ。そういったものは、おそらく間違いないのである。
実に、世界中で2千万部以上売れた『ザ・シークレット(The Secret)』と比べて、すっかり忘れられたこの『The Ultimate Secret』の方がはるかに高品質なのである。
たとえば、よくある話として、販売会社が「今月の販売目標額は1億円。必ず達成するぞ」と、毎朝、全員で宣言しても、こんな宣言は全く意味がない。
正しい宣言は、「売り上げ目標を達成するために必要なことは何でもするぞ」という宣言であるが、そんな宣言を全員が本気でするはずがない。
もし、その目標を達成するとしたら、販売員の中に、個人的に「これだけ(個人的目標額)売るために必要なことを俺は何でもやってやる」と決意した者が十分な数いた場合である。
こう言われたら、優秀なマネージャーはピンとくるはずなのだ。
日本のプロ野球は歴史が長いので、チーム目標より、個人目標の方が達成されることが分かってきたらしいのである。
イチローが全面的にはチームに貢献せず、自分の「年間200安打」を達成することに専念することに批判があったが、イチローのやり方が正しいのである。
良い例が、落合博満さんが現役時代、ある程度はチームの勝利も考えていたかもしれないが、それよりも、奥さんの誕生日には必ずホームランを打ったというところからも、「そのために何でもするぞ」と決意し易い目標を選ぶことの有益さが分かるのである。
架空の話をする。
架空の話の良いところは、現実では考えられない高いハードルが課せられることで、「究極の秘訣」の力が鮮明になるからだ。
たとえば、地球人類より数万年も進化した宇宙人が敵の場合は、どう考えても絶対に勝てない。
H.G.ウェルズの原作を基に作った映画『宇宙戦争』(1953)では、まさに、そんな敵と戦うのであるが、この映画の最後にこんなナレーションが流れる。
「万策尽きた時、奇跡が起こった」
これを思い出し、まさにこれが「究極の秘訣」だと、私は震えた。
駄目だったけど、万策を尽くした・・・それ以前に「万策を尽くす覚悟」があったのだ。
だから、力では勝てなかったが、「究極の秘訣」が働いて奇跡が起きて勝ったのである。
AIアート637
「人類の華」
Kay
もう1つ、小説・アニメの『Another』というホラー作品では、敵は呪いとか霊とかいったもので、これも戦いようがない相手であり、この作品の中でも20年以上、教師や生徒達は負け続けた。
だが、この作品の舞台である、榊原恒一(さかきばらこういち。中学3年生)がいた年は勝った。
なぜ勝ったのかというと、榊原恒一は勝つために必要なことは何でもするという決意・・・上の『宇宙戦争』で言えば、「万策を尽くす決意」があったからである。
それはおそらく、愛する見崎鳴(みさきめい。中学3年生)を守るためという個人的目的が大きかったからだ。実際、面白いことに、榊原恒一は、他の者が死んでも、それほどの動揺は見せないが、見崎鳴が死ぬかもしれないという時に「本気」が見えるのである。
人間とはエゴイスティックなものという面は、やはりあるのだと思う。
関係あるかどうか分からないが、著者の綾辻行人(あやつじゆきと)氏は、教育学修士(京都大学)。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)成功の扉(マイク・ハーナッキー)
(2)宇宙戦争(1953) スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
(3)Another(Amazon Prime Video)
(4)Another【上下合本版】綾辻行人著
(5)ツバサ(1)CLAMP著
先日から取り上げているマイク・ハーナッキーの「究極の秘訣」についてずっと考えていたら、全ての引き寄せ現象の説明がつくことに驚いた。
面白いことに、現実世界でも架空世界でもそうなのである。
なぜ架空世界の引き寄せでも成立するのかというと、直観的に自然だからだ。そういったものは、おそらく間違いないのである。
実に、世界中で2千万部以上売れた『ザ・シークレット(The Secret)』と比べて、すっかり忘れられたこの『The Ultimate Secret』の方がはるかに高品質なのである。
たとえば、よくある話として、販売会社が「今月の販売目標額は1億円。必ず達成するぞ」と、毎朝、全員で宣言しても、こんな宣言は全く意味がない。
正しい宣言は、「売り上げ目標を達成するために必要なことは何でもするぞ」という宣言であるが、そんな宣言を全員が本気でするはずがない。
もし、その目標を達成するとしたら、販売員の中に、個人的に「これだけ(個人的目標額)売るために必要なことを俺は何でもやってやる」と決意した者が十分な数いた場合である。
こう言われたら、優秀なマネージャーはピンとくるはずなのだ。
日本のプロ野球は歴史が長いので、チーム目標より、個人目標の方が達成されることが分かってきたらしいのである。
イチローが全面的にはチームに貢献せず、自分の「年間200安打」を達成することに専念することに批判があったが、イチローのやり方が正しいのである。
良い例が、落合博満さんが現役時代、ある程度はチームの勝利も考えていたかもしれないが、それよりも、奥さんの誕生日には必ずホームランを打ったというところからも、「そのために何でもするぞ」と決意し易い目標を選ぶことの有益さが分かるのである。
架空の話をする。
架空の話の良いところは、現実では考えられない高いハードルが課せられることで、「究極の秘訣」の力が鮮明になるからだ。
たとえば、地球人類より数万年も進化した宇宙人が敵の場合は、どう考えても絶対に勝てない。
H.G.ウェルズの原作を基に作った映画『宇宙戦争』(1953)では、まさに、そんな敵と戦うのであるが、この映画の最後にこんなナレーションが流れる。
「万策尽きた時、奇跡が起こった」
これを思い出し、まさにこれが「究極の秘訣」だと、私は震えた。
駄目だったけど、万策を尽くした・・・それ以前に「万策を尽くす覚悟」があったのだ。
だから、力では勝てなかったが、「究極の秘訣」が働いて奇跡が起きて勝ったのである。
AIアート637
「人類の華」
Kay
もう1つ、小説・アニメの『Another』というホラー作品では、敵は呪いとか霊とかいったもので、これも戦いようがない相手であり、この作品の中でも20年以上、教師や生徒達は負け続けた。
だが、この作品の舞台である、榊原恒一(さかきばらこういち。中学3年生)がいた年は勝った。
なぜ勝ったのかというと、榊原恒一は勝つために必要なことは何でもするという決意・・・上の『宇宙戦争』で言えば、「万策を尽くす決意」があったからである。
それはおそらく、愛する見崎鳴(みさきめい。中学3年生)を守るためという個人的目的が大きかったからだ。実際、面白いことに、榊原恒一は、他の者が死んでも、それほどの動揺は見せないが、見崎鳴が死ぬかもしれないという時に「本気」が見えるのである。
人間とはエゴイスティックなものという面は、やはりあるのだと思う。
関係あるかどうか分からないが、著者の綾辻行人(あやつじゆきと)氏は、教育学修士(京都大学)。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)成功の扉(マイク・ハーナッキー)
(2)宇宙戦争(1953) スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
(3)Another(Amazon Prime Video)
(4)Another【上下合本版】綾辻行人著
(5)ツバサ(1)CLAMP著