アメリカで、1974年から1982年まで製作・放送されて大ヒットし、日本でも人気が高かったテレビドラマ『大草原の小さな家』は、ドラマの主人公である実在の人物、ローラ・インガルス・ワイルダーの自叙伝を元にドラマ化したものだ。
ただ、テレビドラマでは、タイトルは、『大草原の小さな家』で通したが、原作の自叙伝は、
『大きな森の小さな家』
『大草原の小さな家』
『プラム・クリークの土手で』
『シルバー・レイクの岸辺で』
『長い冬』
『大草原の小さな町』
といったタイトルになっていて、私は随分前に、『シルバー・レイクの岸辺で』まで買ったが、読んだのは『大きな森の小さな家』だけで、それは、身分上は大学生だったニート時代だ(笑)。
だが、自然の中で、知恵と思いやりで逞しく生きる人間の姿がリアルに描かれ、また、森の神秘を感じるところもあり、霊能力を高める上でも(笑)、ちゃんと読みたいのだが、ついつい先延ばしになり、もう、老後の楽しみに取っておこうかと思っている・・・まあ、冗談だが。
そんなこともあり、音楽家の坂本隆一氏が、吉本隆明氏の全集を読むことを老後の楽しみにしていると発言していたのをどこかで見たが、私は、坂本氏が吉岡氏の著作を高く評価していることを感じるのである。

ところで、『大きな森の小さな家』に、こんな話がある。
詳細は覚えていないので、だいたいだが、こんな感じだ。
ローラがまだ小さい時と思うが、お父さんのチャールズが、ローラと姉のメアリーに、こんなお話をする。
「ある男が猫を何匹か飼うことにしたが、男は、ドアの下に、大きな猫のために大きな穴を、小さな猫のために小さな穴を空けた」
それを聞いたローラが、すぐに、それがおかしいことに気がついて口を挟むと、お母さんだったと思うが、ローラに注意した。
話の途中で口を出すのは良くないということだろうか。
そして、お父さんのお話は、そこで終わったように覚えている。
皆さんは、ローラが口を出さずにいられなかった理由はお分かりと思う。
ところが、なんと、私は分からなかったのだ。阿呆なニートの大学生は(笑)。
あえて説明すると、大きな猫のための大きな穴があれば、小さな猫も、そこから出入りすれば良いのであり、小さな穴を空ける必要がない・・・なんて説明が必要な馬鹿は私くらいと思うが(笑)。
ところがその後、数学者の矢野健太郎博士の、数学者のエピソードを集めた本を読んでいたら、その、猫のためにドアに2つの穴を空けた超阿呆な男とは、かの、アイザック・ニュートンだったことが分かった。
イギリスでは、ニュートンは、こう讃えられている。
「世界は暗かった。すると神は言った。『ニュートンをこれへ』。すると世界は明るくなった」
世界を明るくした大賢者は、小さな猫のために、大きな穴とは別に小さな穴を空ける、ローラのような子供にも呆れられる阿呆だったのだ。

とはいえ、ニュートンと言えば、人類史の中でも、特に燦然と輝く大科学者であるが、一説では、彼の本業は錬金術師で、数学や物理学、あるいは、天文学は、「ついでに」やっていたとも言われる。
彼は、伝説の古代の錬金術師ヘルメスが書いたと言われる『エメラルド・タブレット』を深く研究し、その秘密を解いたと言われる。
ニュートン以外でも、15~16世紀の、偉大な医師、化学者、錬金術師として名高いパラケルススは、子供の時、壁に貼られたエメラルド・タブレットを毎日眺めて成長したことで、偉大な知恵を獲得したという話をどこかで見たことがある。
ニュートンによる『エメラルド・タブレット』、および、その和訳はWikipediaに公開されている。
英 語:Emerald Tablet
日本語:エメラルド・タブレット
あなたも、印刷して壁に貼っておけば・・・
解説書は、以下にご紹介しておく。
解説書なしで、読み返して、直観で理解するのも手であると思う。
それにより、偉大な知恵と力を得るかもしれない。













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