お墓参りをすれば幸福になるだろうか?
逆に、お墓を放置すれば不幸になるだろうか?
答は、そう思うならそうなる・・・だ。
お墓を荒れ放題にしているから、たたりがあったなんて話は、子供の時からよく聴いた。
それが本当なら、人類はとっくに滅びているはずだ。
だいたい、200年以上前の先祖のお墓がどこにあるか知っている人は、よほどの家柄の人だけだし、そもそも、昔のほとんどの人の墓は既に存在しない。
お墓は、どんどんつぶされてきたのだ。でないと、そこら中、お墓だらけのはずである。
墓地を潰して建てたマンションでたたりがあったなんてのも、馬鹿馬鹿しいにもほどがある。
あなたが住んでいる家やマンションだって、昔はお墓だったかもしれないのだ。
そもそも、お寺だって、古いお墓は整理しているはずだ。
また、遊牧民は墓なんて作らないし、作ったとしても放置するしかない。
だが、遊牧民がたたりに遭って滅びたということはない。

私は、墓は作るべきでないと思う。
先祖はともかく、自分の父や母の墓を放置するというのは、不信心と言うより無責任である。
管理する気がないなら、最初から墓なんか作らなければ良いのだが、世間がそれを許してくれないと思っているかもしれない。
「あんたの両親の墓参りに行きたいので、墓の場所を教えてくれ」と言われ、墓は無いと答えたら「罰当たり」とか言われるかもしれない。
なら、言わせておけば良い。
問題は死体の処理であるが、おおっぴらにやるには、海に撒く以外、適当なものが無いようだ。
もっと、いろんな方法で、堂々と処理するようにすれば良い。
だいたい、お骨なんて言ったって、それが死者の全ての骨ではなく、ほとんどの骨は、遺体を焼く業者が隠れて処分している(捨てている)。
お墓の問題もそうだが、隠れて行われていることは、無いものとして、皆、紳士淑女面しているのである。
ならば、現実が有るし、それは、悪いことでないと堂々と言えば、日本を含め、墓を持つ慣習のある民族は、少しは明るくなる。
だが、これは、皆の協力が必要だ。これから、皆で話し合おうではないか?

家の仏壇、神棚は、放置して埃まみれにするなら、最初から作るべきでない。
だが、死んだ人に想いを向ける場所として、可能なら家の中に1つくらい仏壇や神棚があっても構わないのではと思う。
だが、仏壇があるのに、「あなたの不幸は神を祭っていないからだ」と言われて、半ば強制的に神棚をいくつも作らされた哀れな人もいる。宗教のエゴイズムには困ったものだ。
もし、その人の不幸の原因があるとすれば、そんなことをしてしまう優柔不断さ、判断力のなさ、思考能力のなさだろう。
ビートたけしさんは、仏壇に、自分の親だけでなく、黒沢明さんや淀川長治さんら7人ほどの位牌を置き、毎日、水だけは替えて、それらの人と対話しているらしい。
しかし、線香は、自分の喉が煙に弱いから勘弁してもらっているという。
私は、これが理想的な1つのやり方と思う。
死者というのは、自分の心の中にいるのである。
この場合の心とは、表面的な心だけでなく、主には深い心(無意識とか潜在意識)のことである。
それは、気分的なものだけでなく、本当のことであり、また、決して宗教的な意味ではなく、非常に現実的な意味だ。
だから、死者と対話する意思があれば、それはごく当たり前に可能であり、死者は生きている人間よりずっと賢いし、多くを知っているので、知恵だって授けてくれる。
ならば、幸運にも恵まれる。
死者と対話するということは、少しもおどろおどろしいことではなく、ごく自然なことなのだ。
だが、本当は、死者と対話するのに、仏壇も神棚もいらない。
だが、名前を書いた位牌や、あるいは、写真を飾っておく場所があった方が、心を死者に簡単に向けられて都合が良い。
ビートたけしさんのように、嫌なら線香なんて上げなくていいし、たけしさんはやっているが、水だって替えなくて良い。
だが、何かした方が、対話し易いので、水くらい替えても良いと思う。
伝統的な行いには良いところもあり、何でもかでも肯定する必要はないが、闇雲に否定しなくても良いだろう。
ただ、それよりも、少しは仏壇や神棚の掃除をしておくと良いと思う。
しかし、仏壇や神棚よりも、思い出して、心で対話することの方が大切である。
そして、対話する相手は、自分の血縁だけでなく、たけしさんのように、世話になった人や縁のあった人、あるいは、面識はなくても貴いと思う人など、誰でも良いのである。
ベートーベンやイエス・キリストだって構わない。
無論、そんな人物とも対話可能である。そもそも、自分と彼らが本当に他人と言う訳でもない。
初音ミクさんが、「最後のミクの日感謝祭」で、『SPiCa』を歌う前に言ったように、「全ての想いを1つに」することは出来るし、実際、全ては1つなのである。









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