ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

四股

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

毎日40回、短刀木刀を振ると

私が、6月頃から試行錯誤し、8月頃からルーチンにしている運動がある。
それは、30cmほどの短い木刀を毎日40回振ることだ。
朝(6時半)、右手で5回、左手で5回、右手で5回、左手で5回の順で、計20回振る。
夜(8時半)、同じように20回振る。
それなりに鋭く振るが、「何ごともソフトタッチ」の原則は忘れず、60%の力で振る。
たったこれだけだが、3カ月を超え、確実に振り方が鋭くなった。
また、振るのが楽に、そして、気持ち良くなってきた。
1日40回とはいえ、1カ月で1200回、1年で14600回だ。
やるとやらないでは大変な違いである。

ぐーぱー運動(手を握ったり開いたりする運動)は、朝、毎日200回、10年以上やっている。
握る時に力を入れるのを100回、開く時に力を入れるのを100回と分けている。
100回連続が、本当に楽々やれるようになったのは、初めてから5年くらいだったと思う。
今は、いつでも、気楽にやれる。
もしやるとしたら、初めは100回もやらずに20回くらいでも良いと思う。

四股は、毎日合計で2000回以上はやっているが、私の四股は、佐川幸義流四股を参考にした自己流で、両足をやや開いて立って行う小さな足踏みだ。
2000回と言っても、楽で気持ちいいだけだ。
特徴は、とにかく静かに行うことだ。決して、音を立てて足を下ろすようなことはしない。
鍛錬と言うよりはマッサージのような感じがしないでもない。
しかし、身体の調子は完璧になり、足腰を含む全身が強くなったことを感じる。
調べたところでは、この四股は、インナーマッスルを鍛え、腰のバランスを良くするようだ。
佐川幸義が「腰を作る」という言い方をしていたらしいが、そんな感じがしないでもない。

別に、ジョギングやウォーキングや筋トレを否定するのではない。
それをストレスなく続けられるなら良いことである。
ただし、90%以上の人間は、そういった運動は1カ月も続かず、続けられる人も、ストレスを溜めて心身に悪影響が出る場合が多い。
まさに私がそうだった。ただし、私が体質的に身体が弱いだけかもしれない。
運動は、今の人に「たったそれだけですか!」と言われるものを、1年365日、一生続けるのが良いが、そこまで人々の観念が進歩するのに、後何十年かかるのだろう(何百年かもしれない)。
メディアが、トランプが悪人だと言うをやめるのと、どちらが早いかであるが、それよりも先に人類が滅びる可能性が高い・・・と思うことがある(笑)。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)佐川幸義 神業の合気(「月刊秘伝」編集部)
(2)四股鍛錬で作る達人
(3)赤樫 短刀
(4)寝たきりでもできる! 死ぬまでボケない 小林式グーパー体操
(5)超訳甩手功(スワイショウ、うで振り)

落ちない林檎
AIアート1311
「落ちない林檎」
Kay

四股は足を静かに下ろせ

ブームになるほどではないが、四股の良さを認識する人が増えている。
脚の運動として、ジョギングは一般に向いているとは思えないし、ウォーキングにしたって、歩くのに良い場所が少ない。
そもそも、ウォーキングは自然に歩くのが良く、競歩的に歩くのは、あまり良いとは思えない。
スクワットは、私の考えでは、長続きする人は少ないし、腰や膝を痛める恐れがある。
私も長く、数百回のスクワットをやった口だが、いつも、腰や膝に、なんらかの故障を抱えていた。
これらの運動を超えるのが四股と思う。
これは、相撲関係の人で主張している人は多いと思うが、個人的には、相撲の四股は全くお薦めしないし、また、普通の人はやれないと思う。

私が薦めるのは、佐川幸義流四股だが、佐川の四股を見た者はいない。
だが、佐川流四股のやり方は、こだわる必要はないと思う。
むしろ、私は、佐川がやり方を教えなかったことは良いことだと思うのだ。各自、自分に合ったやり方を見つければ良いからだ。
基本は、両足を横に開いて立ち、片足ずつ上げて足踏みをするだけだ。
相撲の四股のように、足を高く上げたり、深く腰を落としたり、上体を大きく傾かせる必要はないし、むしろ、してはならないと思う。
動きはコンパクトで、リラックスした楽な動きが良い。
簡単だ。
しかし・・・
YouTubeで、四股の動画を見ると、相撲関係者はもちろんだが、佐川流を目指したコンパクトな四股をする者も、ほぼ全員が、足をどすんと床に落としているのが本当に残念だ。
佐川流四股に決まったやり方はないと思うが、足は静かに下ろさないといけないのは、佐川流の基本と思う。
佐川も、「つま先からゆっくり下ろす」と言ったということが書かれた文章を読んだことがある。
(私は、四股に関するあらゆる本や雑誌、あるいは動画を調べたので、どの本のどこに書かれていたのか分からなくなったことが多い)

足をゆっくり下ろすやり方でやっている人を本当に見ない。
せっかく動作がコンパクトで楽にやっているのに、足を下ろす時は、ドスンと音を立てて落とすのを見ると、本当にがっかりする。
その中で、『月刊 秘伝 2022年 03月号』に登場した、佐川から直接指導を受けた人が、「ほとんど踵の上げ下ろしをしている」と言われていたのは良いと思ったが、その人が四股を踏んでいる写真を見たら、外股(ガニ股)過ぎて、あれではやり難いと思った。
ところが、YouTubeでちょっと見たのだが、古武術を取り入れたナイフ術(ナイフで戦う技術)を教える人がいて、その人が四股を重視しているということだが、その四股がまさに、足を静かに下ろすというものだった。
実際、その動きを見て、「これは強い」と感じた。
ところが、そこで、そのナイフ術の使い手に指導を受けた、おそらく武術家だと思う2人が、そのナイフ術の使い手が四股をやるのを真似るのだが、ナイフ術の使い手が静かに足を下ろしているのに、その2人は、必ずドスンと足を落としていた。これにはガッカリである。

大東流合気柔術6段のYouTuberが、大東流合気柔術や気功について沢山の動画を出していて、その中で佐川流四股も教えているのだが、やはり、足で地面をどすんどすんと踏んでいる。佐川は、「つま先からゆっくり下ろせ」と言ったはずで、私が思うに、そこが一番肝心なのだが。
まあ、この人の場合は、気功を取り入れたオリジナルのスタイルで、純粋に佐川流ではないようである。

私が5年かけてたどり着いた四股は、女性にも向いている。
また、道理として確実と思うが、これをやれば、健康、美容、身体強化だけでなく、引き寄せの力も高まる。
一応のやり方は、
(1)両足を横に肩幅位に開いて立つが、開く広さは、自分が心地よい広さで良い。
(2)足は、だいたい平行にするが、少しくらいなら、外股、内股でも良い。
(3)片足を、踵から上げる。上げ方はほんの僅かでも、やや大きくでも、好きなようにやれば良い。つま先はほとんど床から離れなくても良いし、本当に離れなくても良い。
足の上げ方は、相撲のように横に上げず、ほとんど前に上げ、足を上げるというよりは膝を上げている感覚だ。膝は自然に曲げる。
身体は自然に傾くにまかせ、無理に傾かせたり、無理に傾かないようにしてはならない。
(4)上げた足をつま先から静かに下ろす。
(5)足が下りると同時に、反対の足を上げ始める。つまり、足を下ろした時、真っすぐ立って動作を止めない。言い換えれば、動作はずっと止まらない。
(7)(3)から(5)を繰り返す。私の場合、最低50回程度で、200~500回が多い。

尚、これはあくまで私のやり方で、「足を横に開く」「足をつま先から静かに下ろす」さえ守れば、自分が楽なようにやれば良いと思う。
私は、足を少し上げる方法と、やや大きく上げる方法を使い分けている。
また、全体に、どれだけ腰を落とす(正確には膝を曲げる)かだが、私の場合、少し膝が緩んで(曲がって)いるかなあとは思うが、意識しては曲げない(腰を落とさない)。
腰を落としてやると、膝の負担が大きくシンドイこともあるが、膝や腰を痛めると感じた。どうしても、膝や腰が緊張するからである。
だから、リラックスさえしていれば、膝を曲げる(腰を落とす)必要はないと思う。まあ、このあたりも、各自、好きにやれば良い。
この四股は、膝痛や腰痛の解消にも抜群の効果があると思う。そのためにも、くれぐれも、楽にやらないといけないと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)四股鍛錬で作る達人
(2)佐川幸義 神業の合気(「月刊秘伝」編集部)
(3)月刊 秘伝 2022年 03月号 [雑誌]

静かな午後
AIアート1261
「静かな午後」
Kay

ソフトタッチを極める

あらゆることの極意は「力まない」「力を抜く」であるが、そう言われても、実際にはどうすれば良いか分からない。
野球のピッチャーが力を抜いていては打たれてしまう。
要は、必要以上に力まない、必要以上に力を入れないということだが、どのあたりが必要か分からない。
しかし、実際のところは、それほど難しいことではない。
極意を掴んだ者が、極意を神秘めかせるつもりか、「力を抜く」という難しいことを言うが、「あまり力を入れない」と言えば簡単なのだ。
ジョセフ・マーフィーは「ソフトタッチでやれ」と良い表現をしたのだが、「ソフトタッチ」だって分からない人が多いようだ。

願い事は、必死になって「そうなりますよう!そうなりますよう」と祈ってもうまくいかない。
力をあまり入れず、ソフトタッチに「そうなりますよう」と祈れば叶い易くなる。
さらにソフトタッチにやるのが「そうなったらいいな」で、さらにソフトにやるなら「そうなったらいいけど、ならなくてもいいや」である。
ソフトにやればやるほど叶う。

「ならなくていい」の中に、ほんのわずかな「なれ」を入れるのである。
本当に「ならなくていい」だけなら、本当にならない。
誰かが「ゼロの力」なんて、なかなかうまいことを言って、いかにも達人そうな言い方だが、本当のゼロでは駄目だ。
ゼロに近くはあるが、ほんの少しのプラスの力があれば良いのである。

合気道を探求していた木村達夫さんが、いろんな合気道の達人と言われる人を訪ね、組手をさせてもらったが、木村さんの方が力を入れてかかっていくと、達人さん達も、力を入れ返してきた。「力抜けてないじゃん」である。
だが、大東流合気柔術の達人、佐川幸義の場合は、佐川の服に少し触れただけで投げ飛ばされたという。
ただし、佐川だって、全く力を入れていないわけではなく、わずかな力を使っているのに、あたかも、佐川は力を全く使わないと誤解させる言い方をしていると思う。
それで、木村さんは「透明な力」といった、格好良いが、意味の分からないことを言いだして、人々を混乱させた。
気取らずに、マーフィーのように「ソフトタッチ」という、当たり前の言い方をすれば良いと思う。

超人的な合気道家として有名だった塩田剛三は、「力を抜くことが極意とはいえ、まずは力を入れることをやらないと力を抜くことが分からない」と言って、若い弟子達には、筋トレも含めてと思うが、物理的な訓練でしごきまくったそうだ。しかし、そうやってしごかれた者達は、結局はずっと力に頼り、力を抜くことを憶えないと思う。
まあ、警察官のような人達を指導する場合は、力の抜き方が分かるまで何も出来なくてはどうにもならないから、腕力や体力も必要だから、しごくしかないが、一般の修行者の場合は、そうではないだろう。

ソフトタッチを修得する訓練をすれば良いと思う。
そのために、腕振り運動や、佐川幸義流四股は非常に良いものだが、間違ったやり方をする者が多い。
間違っていると言っても、これらの動作そのものは我流で良いのである。
ソフトにやらないといけないだけだ。
しかし、YouTubeで腕振り運動の動画を見たら、めっちゃ力を入れて必死でやっている者が多い。
また、佐川流四股となると、実際は、佐川は、自分が四股を踏んでいるところを人に見せたことがなく、一応の指導を受けた弟子達の間でも、やり方が全然違う。
それに、四股と言ったら、どうしても、相撲の四股のイメージが強く、力を抜いてやっているように見える人でも、足を床に「どん」と落としている。足を床に「どん」と落とさずにやっている者を見たことがない。
佐川は足をそっと下ろせと言ったのであるが、それを守っている人がいないのは、やはり相撲の四股のイメージがあるのだろう。
ただ1人、高校生の時、下宿の2階でやっていたことから、下に響かないよう、そっと四股を踏んでいたという人がいて、その人の四股がなかなか良いのだが、足を妙にガニ股に開いてやっているのがいただけない。
いや、別に、本人が気分良ければガニ股で良いのだが、それもまた、相撲の四股の影響と思う。

私の場合、四股をやる時は、やや両足を左右に開き、足はなるべく平行にする。つまり、ガニ股でも内股でもない。
そして、脚を上げる時は、横に(ガニ股に)上げるのではなく、前に上げる。足を開いているので、脚を前に上げても、少しは状態が左右に揺れるが、それは自然にまかせて左右に揺らす。実は、この上体が自然に左右に揺れるのが重要なのであると思う。
足の上げ方は、ほとんど踵だけを上げ、つま先は床から1センチも上がっていないような感じで、素早くやる場合が多い。
ただ、ある程度は脚を上げ(実際は膝を上げる感覚)、上体の傾きもやや大きくなるようやる場合もある。その際も、足の裏は床に向いており、今流の相撲の四股のように、足の裏が横を向くようなことは決してない。
素早く踏む時は、多少は床を踏む音がするが(と言ってもわずかだ)、ゆっくり踏む時は、足をそっとソフトに床に下ろし、音がしないことを心がけている(微かには音がするが)。
動作そのものは我流で良い。
大切なことは、足をそっと下ろすことだ。
しかし、その大切なことを、ほとんど誰もしない。
上でも述べたが、個人的には、ガニ股でやらないようにしている。その方がエレガントだ(笑)。
これに関しては、大東流合気柔術6段という人が、ガニ股にならず、足を平行にしてやるようにしていた。しかし、この人も、床をどすんどすんといわせるやり方だった。
いずれにしろ、佐川流四股をやれば、身体は強く、美しく、性能(身体機能)も高まる。
その上、ソフトタッチでやる感覚を掴めば、それだけで引き寄せもうまくなる。
これをやらずにいられようかと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)佐川幸義 神業の合気(「月刊秘伝」編集部)
(2)四股鍛錬で作る達人
(3)月刊 秘伝 2022年 03月号 [雑誌]
(4)新装版 眠りながら成功する(ジョセフ・マーフィー)

薔薇のような人
AIアート1258
「薔薇のような人」
Kay

ますます気楽な足踏み四股

私の、佐川幸義流四股の説明が、ますます簡単になってきた。
もう、佐川幸義流四股と言うより、足踏み四股と言った方が良いと思う。
足踏み四股は、こう言い表せる。
「横に少し足を開いて立ち、腕を振らずに行う小さな足踏み」
「少し開いて」って、どのくらい少しか?
「小さな足踏み」って、どれくらい小さいか?
そんなことは、自分が「楽で」「気持ちいい」ように、好きにすれば良い。
敢えて言えば、なるべく安定した立ち方で立つこと。
足踏みの大きさ(小ささ)については、私の場合、足を上げた時、踵が10cm程度、つま先は2cm程度、床から上がっているが、つま先が床に接したままのこともある。
単に、それが私にとって一番快適だからで、踵が床からわずかでも離れる限り、好きにやればいい。
また、私の場合、足はほぼ平行・・・つまり、外股でも内股でもないが、これも、自分がやり易いようにやればいい。

歩く時だって、極端に悪い歩き方をしている場合を除き、どんなふうに歩くかなんて他人に指図されないが、それと同じだ。
いや、少々変な歩き方をしていようが、本人が気に入っているなら勝手にやれば良いはずだ。

ただし、歩き方が、十分に歩いた上で、そんな歩き方になったのなら良いが、歩くことが少なければ、それが本人にとって良い歩き方とは限らない。
だから、良い歩き方を身に付けるには、十分に歩かないといけない。
それと同じで、足踏み四股も、よほど不健康でない限り、片足ずつ数えた場合で、出来れば千回、少なくとも三百回は踏んで、快適に感じる・・・つまり、「楽」で「気持ちいい」踏み方に自然になるよう心掛ければ良い。
いきなりベストな踏み方にならなくて良く、ベターな踏み方を気楽に探れば良い。
それで、一か月くらいで、そこそこ良い踏み方になれば良く、後は、一生をかけて向上すれば良い。

腕は動かさなければ、基本、どうでも良いが、私の場合、手を膝に軽く当てて行う。これは真似してもらっていいと思う。
というのは、強調する気はないが、脚と腕が、軽く同調する・・・つまり、上下に同じ方向に動くことが好ましいと思っているからで、これは、日本古来の「ナンバ歩き」の考え方から来ている。ちなみに、西洋の歩き方、走り方では、腕と脚は逆方向だ。
それで考えれば、ポケットに手を突っ込んで行う四股も全然良いと思う。
とはいえ、腕は故意に動かさなければ良いのであり、腕組みして行おうが、手を後ろに回して行おうが、あるいは、本を読みながら行おうがいっこう構わない。あくまで、楽に気持ち良く行えれば。

ペースも好きなようにやれば良い。
テンポ良く「トントントントン」と踏んでも良いし、じっくりと「トン・・・トン・・・トン・・・」と踏んでも良い。
私の場合、百回を30秒ちょっとと、やや速く、回数を数え間違いそうになるが、もっと速いことも遅いこともある。

どのくらい(回数や時間)やるかだが、「なるべく多く(あるいは長く)」だけである。
1分より2分、2分より10分と、長ければ長いほど良く、極端に言えば、起きている間ずっとが良い。
足踏み四股には、それだけの価値がある。
出来れば、少なくとも、一度に300回、あるいは、5分はやりたいと思う。

効果に関しては、私はかなり多くの運動を、かなり熱心にやったが、個人的には、これほど優れたものはないと思う。
これほど軽く動けるようになる運動はなかったし、腰のバランスが良くなるせいか、力も強くなった。
また、私は太り易い体質と思うし、あまり良くないのかもしれないが、いくら甘いものを食べても全く太らず、スリムで美しい体型のままである。まあ、他に腕振り運動などもしており、その影響もあるのかもしれないが。

ついでに言えば、妖精にでもなったつもりで身軽に行えば、そんな身体になるし、怪力人間になったつもりでゆったり行えば、そんなふうになるのだと思う。
ただし、いずれの場合も、「静かにやる」ことは大切ではないかと思う。
佐川幸義も、「足をどすんと落としてはならず、つま先からそっと下ろす」と言っていたようだ。
ある佐川幸義の直弟子は、和式の家の2階で踏んでいたが、下の階の人の迷惑にならないよう、ほとんどつま先を上げず静かにやっていたと言うが、結局、それが良かったのではないか、そして、佐川もそのように踏んでいたのではないかと言っている。

健やかなる身体
AIアート597
「健やかなる身体」
Kay


スクワットを否定しないが、スクワットが続く人は滅多にいないと思う。
それも、「膝が床と並行になるまで曲げ」「上体を真っすぐに」などというやり方は苦行でしかない。
私は、子供の頃からスクワットをやっていて、十年ほど前は、毎晩少なくとも300回は連続でやっていたが、全く楽しくなく、運動の時間が来るのが憂鬱になっていた。しかも、身体を痛めることもあった。スクワットをやるなら、かなり注意をしながらやらないと故障をする恐れがあると思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
・佐川幸義流四股関連
(1)佐川幸義 神業の合気
(2)四股鍛錬で作る達人
(3)月刊 秘伝 2022年 03月号 [雑誌]
・腕振り運動
(1)超訳甩手功(スワイショウ、うで振り)
・ナンバ歩き、ナンバ走り
(1)飛脚走り
(2)ナンバ走り (光文社新書)
(3)本当のナンバ歩き [DVD]
(4)「ナンバ歩き」で驚異のカラダ革命 (立風ベストムック 85) ムック

「楽で気持ちいい」が何より大切

身体、精神、さらには、霊的な向上のための最上のメソッド(手法)の1つである深呼吸と足踏み四股でも、自分の好きなようにやれば良いのだと確信した。
心がけるべきことは、「楽で気持ちいい」ことだけである。

突出した人間は皆、我流なのである。
アインシュタインは学校の授業や大学の講義を全く聞かず無視した。
ただ、彼も、大学予備校(そこで学ぶと無試験で大学に入学出来た)の科学の教師の教え方が非常に良いと思い、それだけは聞いていたらしい。
我々も、何でもかでも拒否するのではなく、良いと思うもの、それこそ、聞いていて(あるいは教わっていて)楽で気持ち良ければ聞けば(教われば)良いのである。
とはいえ、やはり、アインシュタインは大学の講義は一度も受けていない。
また、「悪魔に魂を売って演奏技術を手に入れた」とまで言われた天才ヴァイオリニストであるバガニーニも、演奏技術は全て独学だった。

いかなることでも、最上の教師は自分の内にいるのである。それは、魂とか神とか真我とか言われるものである。
人から教わるのは、あくまで、内なる神に通じ易くするためであり、その目的のためには昔から、学ぶより盗めとか慣れろと言われている。
だから、良い師は、あえて教えないのである。
佐川幸義だって、四股のやり方を丁寧に教えたことはないと思う。

笹沢佐保の時代劇小説『木枯し紋次郎』で、流れ者の渡世人(博打打ち)である紋次郎の剣法は、勘と度胸の喧嘩剣法であり、全くの我流で、確かに、本格的な剣の修行をした達人には全く敵わないことが何度も語られる。
しかし、それは、剣の達人達が剣の修行に多くの時間を注ぐことが出来ただけのことである。
一方、貧しい農家の出で、しかも、10歳で村を出た紋次郎は、生きるだけで精一杯であった。
だが、それでも、剣の達人達に、紋次郎は一度も負けなかった。どんな手を使ってでも勝ったのである。
むしろ、剣の達人達は、剣の腕に囚われて紋次郎に後れを取ったのである。

さて、我流の凄さについて、私自身が経験したことがある。
私は、走り高跳びで一度も負けたことがない・・・というよりは、一度も失敗したことがなかった。
極端に言えば、バーの高さが3メートルでも、妖精的、仙人的、天狗的、あるいは天使的に飛べたかもしれない。
中学1年生のある日までは。
ところが、私は、自分がどんな飛び方をしていたのか、全く分からないのである。
ただ、他の子達とは飛び方が全く違うことだけは確かだった。
小学校では普通、バーに対し、斜めに走って来る「はさみ飛び」で飛ぶ。授業ではこのはさみ飛びを教えるので、それをやらなかった私は、教師の教えを無視したのだろうが、なぜか、このことで教師に文句を言われた覚えは一度もない。不思議なものだ。
ひょっとしたら、教師に文句を言われたのかもしれないが、飛べてしまうのだから教師も何も言わなくなったのかもしれない。
それで、私はずっと走り高跳びのキングだったが、中学1年生の時、全校生徒で行う陸上競技大会で、私は当然のように走り高跳びに出たが、なぜかその時、自分の飛び方が他の子と違うことが気になってしまい、私もはさみ飛びでやってしまった。それで、予選敗退してしまった。
その後も、はさみ飛びで、クラス内程度ではいつも一番だったが、飛び抜けたというほどの能力ではなくなってしまった。
いまも、私は、以前の自分がどんな飛び方をしていたのか、全く分からない。
何も考えず、閃きのまま飛んだのだろう。
このように、思考を消してしまえば、何ごともうまくいくのである。

捧げる
AIアート516
「捧げる」
Kay


思考を消すためには深呼吸が一番であるが、さらにその根本には「楽で気持ちいい」があるのである。
深呼吸だって、楽で気持ちいいようにやるから、良い深呼吸になる。
足踏み四股や腕振り運動もそうで、それこそ、アインシュタインの物理学やバガニーニのヴァイオリンも同じであるはずだ。
だが、名声を獲得し、本人が言うところでは「珍獣のように有名になった」アインシュタインは、楽で気持ちいいことが出来なくなり、苦しくて気持ち悪いことをしなければならなくなった。それで、彼は天才でなくなった。それは彼が42歳頃のことと思う。

楽に気持ち良く深呼吸や足踏み四股をすることで、魂の力を発揮するコツをさらに掴んでいただきたい。
「気持ちいいことは何をしても良い」は、医師で整体家であった橋本敬三のポリシーであった。
(度々言うが、ここで言う「気持ちいい」で、アルコール、ドラッグ、性的快感等を持ち出すのは馬鹿な人間である)

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)からだの設計にミスはない―操体の原理
(2)月刊 秘伝 2022年 03月号 [雑誌]
(3)人生を思うように変える呼吸法
(4)木枯し紋次郎(一)
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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