日本人が、筋トレや腕立て伏せやスクワットやジョギングをやるようになったのは、終戦後にアメリカから伝わってからだと思う。
江戸時代には、人々に「走る」という概念がなく、走るのは忍者と飛脚くらいだという話を聞いたことがあるが、その通りでないとしても、武士がジョギングや筋トレをしたという話は聞いたことがない。
また、忍者や飛脚が走ると言っても、西洋流のランニングとは相当違った走り方で、その走り方が今、「ナンバ走り」として再注目されているという話もある。
戦前の日本のスポーツと言えば相撲があったが、相撲力士も筋トレやジョギングなどはせず、四股、すり足、鉄砲(柱を手で押す運動)などで身体を鍛えた。
そして、昔の四股は、今のように高々と足を上げるやり方ではなく、足の裏が地面を向いたまま、コンパクトに行うものだったようだ。
日本は、江戸末期のペリー来航と第二次世界大戦の敗北で、それまでの文化が否定され、西洋のものが優れているとして押し付けられたが、世界が堕落と腐敗で滅びようとしている今、実は日本文化は素晴らしいものであったことが分かってきたのではないかと思う。
私が毎日長時間やっている佐川幸義流四股(足踏み四股)は、大東流合気柔術の達人、佐川幸義が昔の相撲の四股を復活させ、さらに改良したものだ。
腕振り運動(せい手。スワイショウ)は中国のものだが、発想としては日本式に近いと思われる。
日本には、上半身、腕を鍛えるという発想がなく、仕事を熱心にやれば必要な筋肉が発達するし、多くの仕事が神経を使うもので、熟達すれば名人と呼ばれるようなものだ。そんなこともあって、日本人は器用で細かいことに向いているようになったのだと思われる。
ここらに関しては、西洋の絵が大きく雄大であるのに対し、日本人がそれを真似しても、今はともかく、昔は全く様にならず、小さな精巧な工芸品や装飾品を作るのがうまかったことからも分かる。
日本人が日本式運動に向いているのはもちろんだと思うが、実は、日本式運動は人間にとって良いものだと思われる。
ただ、西洋やアフリカでは、どうしても、大型獣を狩る狩猟民族であったことから、腕力や速く走る脚力が必要で、筋トレやランニングが発達したのだと思う。
それが西洋の文化となり、狩猟をしない今も変わらないが、日本人が真似するメリットはない。
そんな西洋文化を真似することで、野球やサッカーで世界のレベルに追いついてきたのだが、少なくとも、野球やサッカーをしない一般人が狩猟民族の運動をしても、益は全くないと思う。
日本式の運動の特徴は、「効率的でなるべく楽な動きを長時間」だ。
例えば、歩くことがそうだが、日本人の歩き方は、学校で教わる軍隊式行進のように、腕を脚と逆に大きく振る効率の悪いものではなく、歩く時には腕は振らないものだった。
また、走る珍しい日本人であった忍者や飛脚も、やはり、腕を振らずに走るが、それはエネルギー効率が高く、長距離を楽に走ることが出来る。
私も以前は、西洋式トレーニングをかなりやっていたが、身体に負担がかかり、どんどん身体の調子が悪くなり、膝や腰や背中や肩が壊れがちだったが、スポーツ選手だって、年齢が高くなると、かなり身体が壊れていることがほとんどで、引退後は普通の生活すら出来ない人が少なくない。
高齢になっても活躍する選手の多くは、負荷の少ないトレーニングを長時間やる日本流の選手が多いように思う。
狩猟民族は、働けるのは若い間だけで、年を取って働けなくなると居場所がなくなったのだと思われる。

AIアート330
「日の光」
Kay
今の日本で、運動と言ったら、やっぱり西洋式のジョギングやウォーキング、筋トレ、腕立て伏せ、スクワットなどだ。
だが、そんなものは、まず、日本人に向いておらず、身体を痛め、苦痛でストレスが溜まる。
そんなものはいい加減にやめ、私のような、足踏み四股や腕振り運動をやれば健康になると思う。
西洋の足踏みと日本の足踏み四股の違いは、西洋の足踏みは、足を閉じて腕を振るが、足踏み四股は、肩幅に足を開き、腕は振らない。
腕振り運動に関しては、これは中国のものだが、私は、意外にも、正座の代替として良いものだと思っている。
かつての日本人は、毎日、何時間も正座をすることで腹筋や背筋が鍛えられ、運動など全くしなくても身体が強かったと、著名な解剖学者の養老孟司氏が著書に書かれていたが、その通りではないかと思う。
しかし、いまさら正座の生活に戻るのは無理だ。
だが、腕振り運動は、むしろ、正座よりやや強い、しかし、しんどくはない適度な負荷で腹筋や背筋を刺激し、また、仙骨の調整にもなるし、何より、肩甲骨を動かすことで、血行を良くし、心臓や肺の周辺の筋肉を柔らかくする。実に素晴らしい運動である。
江戸時代には、人々に「走る」という概念がなく、走るのは忍者と飛脚くらいだという話を聞いたことがあるが、その通りでないとしても、武士がジョギングや筋トレをしたという話は聞いたことがない。
また、忍者や飛脚が走ると言っても、西洋流のランニングとは相当違った走り方で、その走り方が今、「ナンバ走り」として再注目されているという話もある。
戦前の日本のスポーツと言えば相撲があったが、相撲力士も筋トレやジョギングなどはせず、四股、すり足、鉄砲(柱を手で押す運動)などで身体を鍛えた。
そして、昔の四股は、今のように高々と足を上げるやり方ではなく、足の裏が地面を向いたまま、コンパクトに行うものだったようだ。
日本は、江戸末期のペリー来航と第二次世界大戦の敗北で、それまでの文化が否定され、西洋のものが優れているとして押し付けられたが、世界が堕落と腐敗で滅びようとしている今、実は日本文化は素晴らしいものであったことが分かってきたのではないかと思う。
私が毎日長時間やっている佐川幸義流四股(足踏み四股)は、大東流合気柔術の達人、佐川幸義が昔の相撲の四股を復活させ、さらに改良したものだ。
腕振り運動(せい手。スワイショウ)は中国のものだが、発想としては日本式に近いと思われる。
日本には、上半身、腕を鍛えるという発想がなく、仕事を熱心にやれば必要な筋肉が発達するし、多くの仕事が神経を使うもので、熟達すれば名人と呼ばれるようなものだ。そんなこともあって、日本人は器用で細かいことに向いているようになったのだと思われる。
ここらに関しては、西洋の絵が大きく雄大であるのに対し、日本人がそれを真似しても、今はともかく、昔は全く様にならず、小さな精巧な工芸品や装飾品を作るのがうまかったことからも分かる。
日本人が日本式運動に向いているのはもちろんだと思うが、実は、日本式運動は人間にとって良いものだと思われる。
ただ、西洋やアフリカでは、どうしても、大型獣を狩る狩猟民族であったことから、腕力や速く走る脚力が必要で、筋トレやランニングが発達したのだと思う。
それが西洋の文化となり、狩猟をしない今も変わらないが、日本人が真似するメリットはない。
そんな西洋文化を真似することで、野球やサッカーで世界のレベルに追いついてきたのだが、少なくとも、野球やサッカーをしない一般人が狩猟民族の運動をしても、益は全くないと思う。
日本式の運動の特徴は、「効率的でなるべく楽な動きを長時間」だ。
例えば、歩くことがそうだが、日本人の歩き方は、学校で教わる軍隊式行進のように、腕を脚と逆に大きく振る効率の悪いものではなく、歩く時には腕は振らないものだった。
また、走る珍しい日本人であった忍者や飛脚も、やはり、腕を振らずに走るが、それはエネルギー効率が高く、長距離を楽に走ることが出来る。
私も以前は、西洋式トレーニングをかなりやっていたが、身体に負担がかかり、どんどん身体の調子が悪くなり、膝や腰や背中や肩が壊れがちだったが、スポーツ選手だって、年齢が高くなると、かなり身体が壊れていることがほとんどで、引退後は普通の生活すら出来ない人が少なくない。
高齢になっても活躍する選手の多くは、負荷の少ないトレーニングを長時間やる日本流の選手が多いように思う。
狩猟民族は、働けるのは若い間だけで、年を取って働けなくなると居場所がなくなったのだと思われる。

AIアート330
「日の光」
Kay
今の日本で、運動と言ったら、やっぱり西洋式のジョギングやウォーキング、筋トレ、腕立て伏せ、スクワットなどだ。
だが、そんなものは、まず、日本人に向いておらず、身体を痛め、苦痛でストレスが溜まる。
そんなものはいい加減にやめ、私のような、足踏み四股や腕振り運動をやれば健康になると思う。
西洋の足踏みと日本の足踏み四股の違いは、西洋の足踏みは、足を閉じて腕を振るが、足踏み四股は、肩幅に足を開き、腕は振らない。
腕振り運動に関しては、これは中国のものだが、私は、意外にも、正座の代替として良いものだと思っている。
かつての日本人は、毎日、何時間も正座をすることで腹筋や背筋が鍛えられ、運動など全くしなくても身体が強かったと、著名な解剖学者の養老孟司氏が著書に書かれていたが、その通りではないかと思う。
しかし、いまさら正座の生活に戻るのは無理だ。
だが、腕振り運動は、むしろ、正座よりやや強い、しかし、しんどくはない適度な負荷で腹筋や背筋を刺激し、また、仙骨の調整にもなるし、何より、肩甲骨を動かすことで、血行を良くし、心臓や肺の周辺の筋肉を柔らかくする。実に素晴らしい運動である。