ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

唯脳論

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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世界が幻想であることが分かるには

世界が幻想であることを理解するには、まず、養老孟司さんの『唯脳論』をさらっと読むと良いと思う。
まあ、読むまでもなく、世界というのは脳が作り上げたもので、実際の世界がどんなものかは分からないということが書かれている。
ただ、解剖学者が書いた本であり、ところどころグロい表現がある。
次に、表現がやや難しいかもしれないが、吉本隆明さんの『共同幻想論』を読むと良いと思う。
難しい本ではないのだが、素直な書き方をしてくれていない。
簡単に言えば、人間は、個人の幻想、家族(的な関係者の間)の幻想、グループの幻想の中で生きており、吉本さんは、国家も国民の幻想であることに気付き愕然としたらしい。

ここで岸田秀さんの「唯幻論」を取り上げると、内容は「共同幻想論」と似てはいるが、唯幻論がフロイト絶対主義であり、なおかつ、岸田さんの母親への恨みが根本にあり、本来、もっと奇妙なものになるはずが、これがなかなか筋が通っていて、しかも、文学的な抜群の面白さがあり、かなり人気があった。
言ってみれば、凄く頭が良い人が、天動説が正しいという説を作り上げたようなものだ。天動説は面白いのである。
個々のことを天動説で見事に説明することが可能なように、岸田さんも、個々のことを唯幻論で見事に説明するし、これがまた、下手な心理学者の説明より納得出来るところが結構ある。
しかし、さすがにそれは無理があるだろうという話も少なくない。

世界が幻想であることを理解するには、シミュレーション仮説を学べば良さそうに思えるが、『マトリックス』にしろ『ソードアート・オンライン』にしろ、実際は、脳とコンピューターの接続に関し、極めて曖昧に誤魔化しているため、納得し難い。
それで、やや古く感じるかもしれないが、マイケル・タルボットの『投影された宇宙』に書かれたホログラフィック・ユニヴァース論が筋が通っていて分かり易い。世界を、コンピューターが作ったものと限定せず、脳と世界の接続(インターフェース)についてもシンプルに語っていて納得し易いと思う。

ラマナ・マハルシやバシャール(宇宙人。宇宙生命体)らは、問答無用で世界は幻想と断言する。それは、彼らには、そう(世界は幻想)であることが当たり前なほど分かっているからだろう。

量子物理学で世界が幻想であることを理解するには、想像の飛躍ってものが必要だ。そもそも、量子物理学で博士号を持っている人にだって、世界は幻想だと思っていない人は多い。

普通の人にとって興味があるのは、この幻想の世界を自分の好きようにコントロール出来るかだが、それはまさに、眠っている時に好きな夢を見れるかどうかというようなものだ。それは、経験上分かるように、ほぼ無理だ。
催眠術の名人が特定の夢を見せることにしたって、実際は極めて大雑把なストーリーを設定出来るだけだ。
それで、釈迦にしろイエスにしろ、どんな夢になるかは神様仏様にまかせろと言ったのだし、他の賢い人達も皆同じだ。
言い方を変えれば、自分の内部の高い存在にまかせれば良いのである。
「私(自我。心)はもう考えないし、世界をコントロールしようと思わない。楽しい世界を見せてくれ」という態度でいれば良い。
少なくとも「こうでなきゃ嫌だ」は叶わず、「これがいいな、でも、そうでなくてもいいや」とソフトタッチで願うと叶い易いのである。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)唯脳論(養老孟司)
(2)共同幻想論(吉本隆明)
(3)ものぐさ精神分析(岸田秀)
(4)投影された宇宙(マイケル・タルボット)

幻想の花
AIアート2031
「幻想の花」
Kay

悲観的天才哲学者も真言で救える

アーサー・ケストラー(1905~1983)という大天才がいた。
彼は、一応、職業としては、作家やジャーナリストであるが、哲学者と言えるし、物理学の本も書いていて、その本は今でもロングセラーを続けている。
そのケストラーは、科学的見地から考え、人間の脳は出来損ないで、それに失望して自殺したのではなかったかと思う。
人間の脳は、破壊的衝動を理性で抑えられない構造になっており、それなりに修行を積んだ人でも、邪悪さが理性に勝ってしまうことがある。
だが、このことは、あらゆる宗教でも認識しており、いろんな方法で人間に立派なことをやらせようとした。
例えば、単純なところで言えば、イスラム教では、アッラーの教えを守って立派に生きた男は、死後、72人の清らかな乙女が与えられるので頑張れと・・・いや、それが本当なら、私は頑張るかもしれない(笑)。

ただ、理性に頼るのは、やはり、考えものなのである。
そうではなく、おそらく、脳にその機能が隠されているのだろうが、特別な精神活動を開始する方法があり、仏教ではそれを解明し、教えてきた。
実のところ、イスラム教の深い教えでも、それはあるのだが、愚かな衆生には一応の簡単な方便を与えるところは仏教も同じであるはずだ。
そして、特別な精神状態に導き、現象世界を自在に構築、あるいは、支配する鍵は、真言(マントラ)である。
真言に関しては、科学的根拠もかなり解明されてはいるが、効力は確かながら、説明が難しい部分はやはりある。
だが、空海すら「真言は不思議なり」と素直に言ったように、やはり、真言には神秘的な力がある。

つまり、最初に述べた、ケストラーが嘆いた人間の脳の欠陥を克服し、さらには、特別な脳機能を起動させて精神の神秘の力を発揮し、楽しく快適に生きるための手段が真言である。
そもそもが、人間がロクでないことを考えたり、邪悪な衝動を起こすのは、脳を放置するからで、何かに集中させていれば、それは防げる。
そのためには、何の意味もない言葉をつぶやき続けるという方法もある。
例えば、「ばそきや」などという何の意味もない言葉を唱え続けると、脳はロクでもないことを考えることは出来ない。「ばそきや」とは「やきそば」を反対に言っただけであるが。
尚、何の想念も起こさせない言葉として「ナ・ダーム」という言葉が考えられ、これを唱え続けることで末期癌が完治したという話もある。
他にも、「神様の奇跡が起こる」という肯定的な言葉をつぶやき続けるという方法があり、これが高い効果を発揮することも確認されている。
ただ、この場合、「もし出来れば」ということで、ずっと「神様の奇跡が起こる」と唱え続けられるかどうかには、人間の性質の問題もあると思う。

これらに比べると、真言は、続けやすいだけでなく、言葉そのものに不可思議な力がある。
その力に関しては、ユングの集合無意識による説明や、量子力学の素粒子の「意思」による説明が、ある程度の納得が得られるが、むしろ、長年、真言を使い、多くの人に使わせた人の特別な経験の方が信憑性があるかもしれない。
例えば、何千人という人々の相談を受け、それらの人々に観世音菩薩の真言「南無観世音菩薩」や「観世音菩薩」や「オン、アロリキャ、ソワカ」を唱えさせ、多くの場合、奇跡のような解決を見たという人である。難病が治ったり、事業が発展したり、事故を免れたり、様々なことが起こっているし、全く効果がなかったという例はないと断言する人もいたと思う。

私は個人的には、真言の力の根拠については、シミュレーション仮説を考えることもある。
シミュレーション仮説とは、この世界が、コンピューターが作ったバーチャル世界、つまり、シミュレーテッド・リアリティであると考える仮説であるが、ある意味、これが事実であることは既に確かであると思う。
というのは、人間の五感というのは、全て、脳内の反応に過ぎず、世界は脳が作る仮想世界であり、しかも、脳は個別に独立したものではなく、何らかの大きな意思にアクセス、あるいは、それ(大きな意思)に統合されているというのは、仮説的ではあっても、論理的に説明出来ると思われるからだ。
だが、そういった理論面はやりたい人にまかせ、我々は実証面に重きを置くべきだろう。
そのためには、賢い人達が体系付けた真言密教の考え方に倣い、真言を唱えるのが良い。
それで、少なくとも、かなりの部分はうまくいくのだから、使わないのは勿体ない。
真言は、何でも良い。
「南無阿弥陀仏」でも「オン、アミリタ、テイセイ、カラウン(阿弥陀如来真言)」でも、「オン、アビラウンケン(大日如来真言)」でも、上に述べた観世音菩薩の真言のいくつかでも。
釈迦は、「念仏以外の方法では救われなくなる」と言ったという説があるが、この念仏とは、真言の1つという意味で、あらゆる真言が有効なのであると思う。
そんなわけで、私は、これまで、真言で良い思いをしてきたし、これからも、安心して、そうしようと思う。
もちろん、ジョセフ・マーフィーの成功法則や、エミール・クーエらの自己暗示、成功哲学などのアファーメーションの効果も十分肯定出来るが、いかなる時も失敗なくやれるという意味では、真言に軍配が上がるのではと思う。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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