世界が幻想であることを理解するには、まず、養老孟司さんの『唯脳論』をさらっと読むと良いと思う。
まあ、読むまでもなく、世界というのは脳が作り上げたもので、実際の世界がどんなものかは分からないということが書かれている。
ただ、解剖学者が書いた本であり、ところどころグロい表現がある。
次に、表現がやや難しいかもしれないが、吉本隆明さんの『共同幻想論』を読むと良いと思う。
難しい本ではないのだが、素直な書き方をしてくれていない。
簡単に言えば、人間は、個人の幻想、家族(的な関係者の間)の幻想、グループの幻想の中で生きており、吉本さんは、国家も国民の幻想であることに気付き愕然としたらしい。
ここで岸田秀さんの「唯幻論」を取り上げると、内容は「共同幻想論」と似てはいるが、唯幻論がフロイト絶対主義であり、なおかつ、岸田さんの母親への恨みが根本にあり、本来、もっと奇妙なものになるはずが、これがなかなか筋が通っていて、しかも、文学的な抜群の面白さがあり、かなり人気があった。
言ってみれば、凄く頭が良い人が、天動説が正しいという説を作り上げたようなものだ。天動説は面白いのである。
個々のことを天動説で見事に説明することが可能なように、岸田さんも、個々のことを唯幻論で見事に説明するし、これがまた、下手な心理学者の説明より納得出来るところが結構ある。
しかし、さすがにそれは無理があるだろうという話も少なくない。
世界が幻想であることを理解するには、シミュレーション仮説を学べば良さそうに思えるが、『マトリックス』にしろ『ソードアート・オンライン』にしろ、実際は、脳とコンピューターの接続に関し、極めて曖昧に誤魔化しているため、納得し難い。
それで、やや古く感じるかもしれないが、マイケル・タルボットの『投影された宇宙』に書かれたホログラフィック・ユニヴァース論が筋が通っていて分かり易い。世界を、コンピューターが作ったものと限定せず、脳と世界の接続(インターフェース)についてもシンプルに語っていて納得し易いと思う。
ラマナ・マハルシやバシャール(宇宙人。宇宙生命体)らは、問答無用で世界は幻想と断言する。それは、彼らには、そう(世界は幻想)であることが当たり前なほど分かっているからだろう。
量子物理学で世界が幻想であることを理解するには、想像の飛躍ってものが必要だ。そもそも、量子物理学で博士号を持っている人にだって、世界は幻想だと思っていない人は多い。
普通の人にとって興味があるのは、この幻想の世界を自分の好きようにコントロール出来るかだが、それはまさに、眠っている時に好きな夢を見れるかどうかというようなものだ。それは、経験上分かるように、ほぼ無理だ。
催眠術の名人が特定の夢を見せることにしたって、実際は極めて大雑把なストーリーを設定出来るだけだ。
それで、釈迦にしろイエスにしろ、どんな夢になるかは神様仏様にまかせろと言ったのだし、他の賢い人達も皆同じだ。
言い方を変えれば、自分の内部の高い存在にまかせれば良いのである。
「私(自我。心)はもう考えないし、世界をコントロールしようと思わない。楽しい世界を見せてくれ」という態度でいれば良い。
少なくとも「こうでなきゃ嫌だ」は叶わず、「これがいいな、でも、そうでなくてもいいや」とソフトタッチで願うと叶い易いのである。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)唯脳論(養老孟司)
(2)共同幻想論(吉本隆明)
(3)ものぐさ精神分析(岸田秀)
(4)投影された宇宙(マイケル・タルボット)

AIアート2031
「幻想の花」
Kay
まあ、読むまでもなく、世界というのは脳が作り上げたもので、実際の世界がどんなものかは分からないということが書かれている。
ただ、解剖学者が書いた本であり、ところどころグロい表現がある。
次に、表現がやや難しいかもしれないが、吉本隆明さんの『共同幻想論』を読むと良いと思う。
難しい本ではないのだが、素直な書き方をしてくれていない。
簡単に言えば、人間は、個人の幻想、家族(的な関係者の間)の幻想、グループの幻想の中で生きており、吉本さんは、国家も国民の幻想であることに気付き愕然としたらしい。
ここで岸田秀さんの「唯幻論」を取り上げると、内容は「共同幻想論」と似てはいるが、唯幻論がフロイト絶対主義であり、なおかつ、岸田さんの母親への恨みが根本にあり、本来、もっと奇妙なものになるはずが、これがなかなか筋が通っていて、しかも、文学的な抜群の面白さがあり、かなり人気があった。
言ってみれば、凄く頭が良い人が、天動説が正しいという説を作り上げたようなものだ。天動説は面白いのである。
個々のことを天動説で見事に説明することが可能なように、岸田さんも、個々のことを唯幻論で見事に説明するし、これがまた、下手な心理学者の説明より納得出来るところが結構ある。
しかし、さすがにそれは無理があるだろうという話も少なくない。
世界が幻想であることを理解するには、シミュレーション仮説を学べば良さそうに思えるが、『マトリックス』にしろ『ソードアート・オンライン』にしろ、実際は、脳とコンピューターの接続に関し、極めて曖昧に誤魔化しているため、納得し難い。
それで、やや古く感じるかもしれないが、マイケル・タルボットの『投影された宇宙』に書かれたホログラフィック・ユニヴァース論が筋が通っていて分かり易い。世界を、コンピューターが作ったものと限定せず、脳と世界の接続(インターフェース)についてもシンプルに語っていて納得し易いと思う。
ラマナ・マハルシやバシャール(宇宙人。宇宙生命体)らは、問答無用で世界は幻想と断言する。それは、彼らには、そう(世界は幻想)であることが当たり前なほど分かっているからだろう。
量子物理学で世界が幻想であることを理解するには、想像の飛躍ってものが必要だ。そもそも、量子物理学で博士号を持っている人にだって、世界は幻想だと思っていない人は多い。
普通の人にとって興味があるのは、この幻想の世界を自分の好きようにコントロール出来るかだが、それはまさに、眠っている時に好きな夢を見れるかどうかというようなものだ。それは、経験上分かるように、ほぼ無理だ。
催眠術の名人が特定の夢を見せることにしたって、実際は極めて大雑把なストーリーを設定出来るだけだ。
それで、釈迦にしろイエスにしろ、どんな夢になるかは神様仏様にまかせろと言ったのだし、他の賢い人達も皆同じだ。
言い方を変えれば、自分の内部の高い存在にまかせれば良いのである。
「私(自我。心)はもう考えないし、世界をコントロールしようと思わない。楽しい世界を見せてくれ」という態度でいれば良い。
少なくとも「こうでなきゃ嫌だ」は叶わず、「これがいいな、でも、そうでなくてもいいや」とソフトタッチで願うと叶い易いのである。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)唯脳論(養老孟司)
(2)共同幻想論(吉本隆明)
(3)ものぐさ精神分析(岸田秀)
(4)投影された宇宙(マイケル・タルボット)

AIアート2031
「幻想の花」
Kay
