今朝の記事で、心が静かであれば能力が高いということを述べた。
ただこれは、当然ながら、目が覚めていて、認識能力も普通の状態であることが前提である。
ベルベル・モーアの本(同じ本の翻訳が2種類ある)の中で、こんな話があった。
ある10歳の女の子が、粗暴な同級生の男の子が大嫌いで、その男の子のおかげでいつも「ムカついて」いる。つまり、心が静かでない。
その女の子が、誰か(大人)から、ムカついたら、「心穏やかに」と唱えるよう教わる。
それで、彼女は、その男の子に「ムカつかされる」度に、心の中で「心穏やかに」と唱えるようにしたが、いつまでも心穏やかにならない。
それである日、彼女はその男の子に、「心穏やかに」の呪文のことを話し、「でも、全然効き目がない」と訴えた。
すると、その男の子は、自分も「心穏やかに」と唱えるようになり、その後は、あまり彼女に嫌なことをしなくなった。
そして、そんな感じで、周囲に「心穏やかに」の呪文が広がっていった。
おそらく、「心穏やかに」の呪文自体には効果はないが、その男の子は、この呪文のことを教わった時、自分が穏やかな心になることを求めていることに気付いたのだ。つまり、彼の心はいつも乱れていて、それが辛かったのだろう。
そして、この呪文が広まったということは、心穏やかでなく、苦しんでいる人が多いということだ。
そんなわけで、心穏やかになるまともな方法が必要だ。
そして、その方法は古代から伝えられているのだが、学校の表向きの教えになったりはしない。
その方法の基本原理は、「心と呼吸は同じものだ」というものだ。
だから、呼吸を静かにすれば、心も静かに・・・つまり、穏やかになる。
ただ、これは歴史のある方法であるから、欠点の方も分かっている。
欠点は2つで、1つは、即座に効果が出るわけではなく、訓練が必要であること。
もう1つの欠点は、ラマナ・マハルシも言ったらしいが、「心が静かであるのは、呼吸が静かに制御されている間だけ」だということだ。
ところが、この2つの欠点は嘘である。
即座に効果は出るが、最初は効果が小さく自覚がないが、やればやるだけ効果が出る。
マハルシが言った欠点も短期的なもので、長くやれば、普段の呼吸もだんだん静かになっていき、普段の心の穏やかさが高まると共に、意識して呼吸を静かにすれば、さらに心が静かになる。
なぜ、そのように呼吸を静かにする訓練に誤解が生じたのかというと、答が分かる人は少ないだろう。
その答は、楽過ぎるからで、ガッツがいらないし、必死にやる必要がないからだ。
ただし、毎日、馬鹿みたいに愚直に、なるべく長くやる必要がある。
私が見た範囲で言えば、普通の人でも、1日20分もやれば、一か月ほどでIQが20ほど上がるように見え、かなり違った人間に変わる。運も良くなっているように見える。まあ、古代の賢者やラマナ・マハルシには、この程度は成果と言わないのかもしれないが。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)その望みは宇宙がかなえてくれる(ベルベル・モーア)
(2)星からの宅配便(ベルベル モーア)※『その望みは宇宙がかなえてくれる』の別訳
(3)人生を思うように変える呼吸法(パム・グラウト)
(4)弓と禅(オイゲン・ヘリゲル)
(5)ラマナ・マハルシとの対話 第一巻
(6)左脳さん、右脳さん。(ネドじゅん)
AIアート1000
「心を読む」
Kay
ただこれは、当然ながら、目が覚めていて、認識能力も普通の状態であることが前提である。
ベルベル・モーアの本(同じ本の翻訳が2種類ある)の中で、こんな話があった。
ある10歳の女の子が、粗暴な同級生の男の子が大嫌いで、その男の子のおかげでいつも「ムカついて」いる。つまり、心が静かでない。
その女の子が、誰か(大人)から、ムカついたら、「心穏やかに」と唱えるよう教わる。
それで、彼女は、その男の子に「ムカつかされる」度に、心の中で「心穏やかに」と唱えるようにしたが、いつまでも心穏やかにならない。
それである日、彼女はその男の子に、「心穏やかに」の呪文のことを話し、「でも、全然効き目がない」と訴えた。
すると、その男の子は、自分も「心穏やかに」と唱えるようになり、その後は、あまり彼女に嫌なことをしなくなった。
そして、そんな感じで、周囲に「心穏やかに」の呪文が広がっていった。
おそらく、「心穏やかに」の呪文自体には効果はないが、その男の子は、この呪文のことを教わった時、自分が穏やかな心になることを求めていることに気付いたのだ。つまり、彼の心はいつも乱れていて、それが辛かったのだろう。
そして、この呪文が広まったということは、心穏やかでなく、苦しんでいる人が多いということだ。
そんなわけで、心穏やかになるまともな方法が必要だ。
そして、その方法は古代から伝えられているのだが、学校の表向きの教えになったりはしない。
その方法の基本原理は、「心と呼吸は同じものだ」というものだ。
だから、呼吸を静かにすれば、心も静かに・・・つまり、穏やかになる。
ただ、これは歴史のある方法であるから、欠点の方も分かっている。
欠点は2つで、1つは、即座に効果が出るわけではなく、訓練が必要であること。
もう1つの欠点は、ラマナ・マハルシも言ったらしいが、「心が静かであるのは、呼吸が静かに制御されている間だけ」だということだ。
ところが、この2つの欠点は嘘である。
即座に効果は出るが、最初は効果が小さく自覚がないが、やればやるだけ効果が出る。
マハルシが言った欠点も短期的なもので、長くやれば、普段の呼吸もだんだん静かになっていき、普段の心の穏やかさが高まると共に、意識して呼吸を静かにすれば、さらに心が静かになる。
なぜ、そのように呼吸を静かにする訓練に誤解が生じたのかというと、答が分かる人は少ないだろう。
その答は、楽過ぎるからで、ガッツがいらないし、必死にやる必要がないからだ。
ただし、毎日、馬鹿みたいに愚直に、なるべく長くやる必要がある。
私が見た範囲で言えば、普通の人でも、1日20分もやれば、一か月ほどでIQが20ほど上がるように見え、かなり違った人間に変わる。運も良くなっているように見える。まあ、古代の賢者やラマナ・マハルシには、この程度は成果と言わないのかもしれないが。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)その望みは宇宙がかなえてくれる(ベルベル・モーア)
(2)星からの宅配便(ベルベル モーア)※『その望みは宇宙がかなえてくれる』の別訳
(3)人生を思うように変える呼吸法(パム・グラウト)
(4)弓と禅(オイゲン・ヘリゲル)
(5)ラマナ・マハルシとの対話 第一巻
(6)左脳さん、右脳さん。(ネドじゅん)
AIアート1000
「心を読む」
Kay