ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

古事記

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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日本人は欧米人レベルに落ちた

この2000年ほどは、日本人に与えられた最も高い指示は「無になれ」で、一般的には「無心になれ」であり、「無私になれ」「無我になれ」といったバリエーションがあるが、どれも同じである。
有名な事業家の稲盛和夫さんが、判断をする際、「私心なきか」を基準にしていたという話が知られていて、これが非常に高度なことのように感じるが、実は、元々日本では、これが当たり前の教えなのである。
で、誰がそう日本人に指示したのかというと、よくは分からないが、それは人間を超えた高度な存在で、神とか善なる宇宙人といったレベルであると思われる。

ただ、上の稲盛和夫さんの「私心なきか」は、インドで誰でも知っている『ラーマーヤナ(ラーマの模範)』という物語の最後で、英雄ラーマが、宿敵である魔王に教わる教えだ。インドの美しい伝統では、戦いで勝った者は負けた者に教えを請わないといけないのである。
稲森さんは、もしかしたら、このインドのお話に学んだのかもしれないが、日本にこそ、この教えはあったのである。
『古事記』で、イザナギ神がイザナミ神と決別し、服や飾りを1つずつ全部取り去り、海に入って身体の汚れを1つずつ落としていくのは、思考という穢れを消していくことを示しており、完全にクリーンになった・・・つまり、無心、無私、無我になった時、両目と鼻から、3柱の貴い神が生まれたのである。

ところが、日本人が駄目になってしまい、「無になれ」の教えが理解出来なくなってしまった。
世界一清らかだった日本人の心が曇り、日本が、特に支配層が、そして、庶民が乱れに乱れてしまった。
そして、今の日本人に対する(神か宇宙人の)教えの第一は「良い人になれ」になってしまった。
これは、ヨーロッパ等で教えられていた、一段低い教えである。
つまり、神による日本人に対する特別視は終わり、他国と同じ扱いになってしまったのである。
有名なファティマでの聖母マリアの出現で、マリアが子供達に教えたことが「良い子でいなさい」だった。
せっかく、世界一の精神大国であった日本が、ヨーロッパに並んでしまったのである。
まあ、ヨーロッパやアメリカはさらに落ちようとしているのだが・・・

それで、これからの世の中、良い人でなければ生きていられなくなる。
自己中心的な人間、それで嫌われる人間はもう駄目である。
これまでは、自分勝手な行動を率先して行う人間がいい思いをしていたが、これからはそんな下種は本当に駄目になるのだ。
神や宇宙人は、日本人は無になることは無理でも、良い人くらいにはなれると思っているのだろうか?
それは疑問だが、それが出来なければ、当たり前の国に落ちてしまった日本は最後である。

お城が見えるバルコニー
AIアート508
「お城が見えるバルコニー」
Kay


とはいえ、あなたは日本人であって欲しいのだ。
つまり、無になって欲しい。
簡単に言えば、思考を消して欲しい。
何度も取り上げるが、矢追純一さんが言ったように、「僕は頭が悪いから考えることを放棄した」のようにやって欲しい。
頭が悪くない人間などいないのだが、凡人は皆、自分は頭が良いと思っているのである。
駄馬ならぬ駄民に落ちてしまった日本人は、まさに、自分は頭が良いと思って思考を止められないし、教育やマスメディアは日本人に思考を崇拝するようそそのかしている。
だが、深呼吸を忘れなければ日本人でいられ、思考を消していけ、無に進むことが出来る。
無になれば無敵であるが、まだ無敵でないなら、単に深呼吸が足りないだけである。

◆当記事に関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)ラーマーヤナ(上) (レグルス文庫)
(2)ワイド版 マンガ日本の古典1-古事記
(3)新装版 ヤオイズム あなたは本当に生きているか
(4)聖母マリアの秘密: 今も続くメジュゴリエでの奇跡
(5)弓と禅

古事記の何が良いのか?(保存版)

世の中で肯定的な評価が高い著名な人物が、「古事記を読め」とか「古事記を基にした国造りが大切だ」と言ったり、哲学者の鎌田東二さんは子供の時、精神的に不安定だったが古事記とギリシャ神話を読んで治ったといったようなことを述べていたが、『古事記』は良いものだろうか?
『古事記』にはいくつかの殺人(殺神)シーンがある。
たとえば、地上に降りた最初の天の神であるイザナギは息子である生まれたばかりの火の神を切り殺しているが、その理由は、妻のイザナミが火の神を産む時に焼け死んだ(あるいは焼かれたことが原因で死んだ)ので怒ったというものだ。
ところが、このイザナギの行為を批判・非難する人を見たことがない。
また、有名なヤマトタケルは、兄を便所で強殺しているが、その理由は、まあ、うっぷん晴らしみたいなものだった。
これもまた、「ヤマトタケルはひどいやつだ」と言う人を見たことがない。
そもそも、イザナギもヤマトタケルも、何の罪にも問われていない。
これって、いいのか?
本当に子供に読ませてもいいのか?
(子供用古事記というものもあり、上皇后の美智子様も子供の時に愛読されたようだ)

まあ、それで言えば、旧約聖書にだって、文字通りに読めば、ちょっと子供に見せられない部分は少なくない。
たとえば、父親が自分の実の娘に子供を産ませたりである。
いやいや、ギリシャ神話となると、神々の王ゼウスの正妻ヘラはゼウスの実の姉で、さらに、ゼウスは別の実の姉であるデメテルとの間にペルセポーネという娘を作っている。そのペルセポーネの夫はゼウスの兄だ・・・ともう無茶苦茶だが、特にギリシャ神話には常軌を逸した話が多い。

神話のこんなデタラメなことを、まるで人類が催眠術にかかってでもいるかのように誰も問題視しない。
いや、実際に人類は催眠術にかかっているのかもしれない。
もちろん、神話というものは、象徴的に書かれているのであり、文字通りに受け取ってはならないのかもしれないが、象徴的と言っても、あまりに曖昧で、どんな意味に取って良いか分からず、また、言葉通りに解釈する人にだって罪はないだろう。

それに、旧約聖書やギリシャ神話のノアの箱舟は実際にあったなんて話が出ることがあり、それでは、聖書を字義通りに解釈したくなるかもしれない。

これらの面倒な問題を解決する方法がある。
それは、神話は全て夢の世界のことと解釈することだ。
しかし、それだけでは片手落ちなのだ。
そこで、我々が現実と思っている世界も実は夢であると解釈しなくてはならない。
なぜか、それで完璧なのである。

たとえば、現実世界で嫌いな相手を夢の中で殺したり、夢の中で自分の妹や娘、あるいは童女に性的行為をしても、誰も咎めないばかりか、そんな夢を見たからといって人間性を否定されることもない。
まさに神話の世界だ。
ところが、有名な聖者達(あるいは科学者の一部)は、我々が現実世界と思っているものと夢の世界に違いはないと言う。
しかし、現実世界で殺人を犯せばただでは済まない。
そうしたら、「いや、現実世界は、殺人を犯したらただでは済まないという夢に過ぎない」と言う者だっているだろう。
そうえいば、どれほど奇想天外に思える夢にだって、それぞれ何らかの規則みたいなものがあると思われる。

夜明け前
AIアート496
「夜明け前」
Kay


さて、結論はこうだ。
どんな世界であれ、意識する世界は全て夢だ。
だが、どの夢にも規則(法則やルールと言っても良い)があり、それに支配されている。
そこで、その規則を暴き、それを利用すれば勝ちだ。
その規則を身に付ける訓練のために、神話を読むのである。
簡単なことを言えば、神話に馴染めば引き寄せは確実にうまくなる。
また、神話でなくても童話でも同じである。
私が高校生くらいの頃、馬鹿馬鹿しいほど引き寄せが上手かったのは、グリムやアンデルセンの童話を愛読していたからだろう。
ちなみに、この世界の規則は、「深呼吸すれば神に近付く」であるが、頭の眩んだ凡人にはそのことがどうしても分からない。
分からなくても、深呼吸することを忘れなければ、そうなるのである。
だが、ほとんど皆、憶えないか忘れるのである。

◆当記事関連書籍のご案内◆
(1)現代語訳 古事記 (河出文庫)
(2)古事記物語 (ハルキ文庫)
(3)神統記 (岩波文庫 赤)
(4)四つのギリシャ神話―『ホメーロス讃歌』より (岩波文庫 赤)
(5)完訳 グリム童話集 1 (岩波文庫)
(6)アンデルセン童話集(上)
(7)ペロー童話集

Lemonとオトタチバナ姫

深呼吸さえすれば、IQが上がり、健康になり、運動せずともダイエット出来、引き寄せがうまくなり、良い呼吸をするようになれば金はいくらでも出来る。
だが、私もだが、なかなか深呼吸をしない。
これはどういうことかと言うと、深呼吸しながら思考は出来ないが、逆に言えば、思考しながら深呼吸も出来ないのである。
つまり、まだまだ思考が多い・・・頭の中のおしゃべりが多いということだ。
そこで、本当は、いつでもどこでも深呼吸が好ましいが、特に初めのうちは、時間を決めて・・・たとえば、起床時、就寝時、食事前・後、お風呂の中、その他からいくつでも選んで、そこで必ず深呼吸をすると良いと思う。その成果は計り知れないのだから。

米津玄師さんの有名な楽曲『Lemon』の中で、「あれから思うように息ができない」という歌詞があるだろう。
心の傷や重荷があると、思考が積り、思考が積もっていると良い呼吸が出来ないのである。
だが、それでも、無理にでも深呼吸し、そんな苦しみの元であるエングラム(記憶痕跡)を精神の中の無害な場所に配置し直さなくてはならない。
詳しくは書かないが、それもまた、深呼吸を行えば、脳の量子的作用によって自動で行われる。
我々のすべきことは、確かに他の方法もあるのだが、この本当は戦争状態の滅びかかった世界で、手段を研究している暇はなく、今すぐに誰にでも出来る深呼吸をすべきと思う。
逆に言えば、深呼吸をして、脳の量子力学的能力によってノイズ(思考を指す)を消せば、世界は意のままである。

懐かしい風
AIアート399
「懐かしい風」
Kay


それと、最近書いている、『ルパン三世 カリオストロの城』のクラリスのような思考のない高貴な魂を感じれば、深呼吸をし易くなるのである。
世界中に沢山あるだろうと思う。
例えば、上皇后美智子様が子供の時に感激された『古事記』のオトタチバナ姫が、まさにクラリスのような存在と思う。








『古事記』によるIQテスト

細かいことは憶えていないが、現在の上皇后陛下であらせられる美智子様が皇后陛下であられた時のことと思うが、国際的なイベントで、『古事記』の一部を語っておられたスピーチが大変に評判で、著名な人々にも、このスピーチを取り上げていることがよくある。
美智子様が引用されたのは『古事記』の次のような部分だ。

ヤマトタケルが天皇の命令で、西方の朝廷に反逆する多くの国を平定し、都に帰ったが、旅の疲れも癒えないうちに天皇は、次は、東方の朝廷に従わない国々の平定をヤマトタケルに命じた。
それで、ヤマトタケルは東方の多くの国を苦難に打ち勝ちながら征伐したが、浦賀海峡で海神が荒波を起こし、ヤマトタケルらが乗った船が翻弄され危機的な状況に陥る。
その時、ヤマトタケルの妻であるオトタチバナヒメはヤマトタケルに、自分が海に入って海神をなだめるので、あなたは立派に仕事を果たして都に戻り天皇に良い成果報告をするよう言い残し、入水した。

当時、美智子様は民間人である小学5年生の少女で、父親に子供用の『古事記』を与えられて読んだのだったが、このお話に大変に感動されたようだった。
当時、戦時中であり、美智子様は疎開されていたのかもしれない。
書物が貴重であった頃と思う。

美智子様のスピーチを表面的に見ると、なかなか美智子様の真意は伝わらないと思う。
当時の美智子様と同じ年ごろの子供が、『古事記』のこのお話を読んでも、美智子様のようには感じることは滅多にないであろう。
それどころか、大人でも、多くの人はこれを読んでも、さほどの感銘を受けず、子供でも大人でも、人によっては笑う者もいると思う。
10歳くらいの少女で、そこまで感動したのは、美智子様が強い想像力をお持ちだったことや、そもそも、IQが相当高いのだと思う。
というのは、そのお話の、そこまでの経緯や状況、そして、ヤマトタケルの苦しい心情を想像・理解し、共感する能力がなければ、そこまで感動しないはずだからである。
偉い先生の中には、ただ美智子様がオトタチバナヒメの犠牲精神に感動したというように言う人もいるが、それは、その先生のIQや想像力が低いことを示しているのだと思う。

レム睡眠
AIアート225
「レム睡眠」
Kay


IQにも、いろんな捉え方があると思うが、私は、単にパズルのような問題を解く能力ではなく、想像力を含めたものであると思う。
ある国際ITコンサルタントが、「SE・プログラマーの能力はIQだけです。高いIQによる想像力も必要です」と言われていたが、全くその通りと思う。

『古事記』の上記のお話を読んで、どう感銘を受けるかも良いIQテストである。
そして、私が普段言う、思考を消すことによってIQを高めることが重要であると思う。








引き寄せなど忘れろ

引き寄せなんて、本も動画も沢山あるが、それは、どの本も動画も役に立たないという意味である。
つまり、古典を1冊か2冊見れば十分である。
そして、引き寄せをやめることが肝心だ。
どういうことかというと、目的は引き寄せることなのに、引き寄せメソッド(手法)をすることが目的になってしまっている。
本当は、引き寄せを行うのに、何も知る必要はない。
幼い子供でも即座に出来る。
私が小さい時に、あり得ない引き寄せを行ったことは、以前、何度も述べたが、もちろん、引き寄せの方法など、何も知らなかった。
むしろ、下手に引き寄せの知識を持つほど、引き寄せは出来なくなる。

現代人の欠点は、学校のせいであるが、問題の答を誰かが知っていると思い込んでおり、その答を教えてもらおうと思うことだ。
たとえば、日本の少子化を止めるにはどうすれば良いか、答があると思っている人が多いだろう。
ChatGPTに聞けば、立派な答を教えてくれる。
もちろん、それで解決するなら政治家はいらない(確かに不要な政治家だらけかもしれないが、それは置いておこう)。
答など、どこにもない。
誰かが、子供1人あたり1千万円支給すれば良いと言っていたが、実現する可能性のない案に意味はない。

片田舎
AIアート86
「片田舎」
Kay


子供なんて増やす必要はない。
人口が増えないと国が衰退するなんて信じてはいけない。
結婚したくないなら、しなくて良い。
結婚しても、子供を作りたくなければ作らなくて良い。
同性で結婚したいなら、私には全く理解出来ないが、勝手にすれば良い。

こう思っていれば、結果的には人口が増えるのかもしれないが、肝心の国の発展が実現するのである。
だいたい、こんな政治家がのさばっている国で子供を増やしても、子供が不幸になるだけじゃないか?
しかし、国が発展し、子供が幸せになれるなら、今の政治家は自然にいなくなり、国は変わるのである。

お金を引き寄せたい人も、何のためにお金がいるのか分かっていない場合が多く、大抵は、将来への不安をなくすためとかなのである。
それなら、将来の不安などないと分かれば、自然にお金も出来る。
本当に必要なお金であれば、お金を引き寄せようと思わなくてても、やっぱり勝手にお金が集まるのである。

いろいろ言い過ぎた。
こんなこと言うから混乱するのだった(笑)。

『古事記』で、イザナギとイザナミが、天沼矛(あめのぬぼこ)という矛(ほこ。槍に似た武器)を海に突っ込んで陸を作ったが、別に、イザナギとイザナミは、そうやったら陸が出来ると教わったことなどなかった。
「なぜか分からないが知っていた」のである。
これと同じだ。
あなたは、この世で何でも、ただ今から全て出来る。
この自信を持てば良いだけだ。
「どうすればその自信が持てるか?」などと言うなら、もうアウトである。
夢の中でお城を魔法で建てる時、「どうやって魔法を使おうか?」などと考えたりはしない。
もし考えるなら、出来ないのである。
考えなければ、出来ると分かる。
つまり、考えないことだ。
どうしても考えてしまうなら、いつも言う通り、「私は誰か?」と自分に問うことである。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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