人間は、思考が消えれば全知全能であるが、思考が消えるレベルに従って能力が上がる・・・端的に言ってIQが上がる。
しかし、こんな自然で明晰なことも、納得する者は少ない。
ある程度の年齢であれば、これまで見聞きしたものや自分の経験、そして、いくらかの情報を統合して思惟すれば理解出来るはずであるが、それは、ある程度IQが高い場合で、おそらく、115以上のIQが必要になる。
ところが、思考を消すことを実践すれば、その位のIQにはすぐになれるのに、頭が悪い者はやろうとしないのだから困るのである。
ところが、IQが低い者にもIQを高くするメソッドを自然にやらせた凄い人がいた。
あくまで架空の人物であるが、それが禅の公案に登場する倶胝(ぐてい)という僧だった。
倶胝は何を聞かれても、人差し指を1本立てるだけだった。
そして死ぬ時、「一生をかけても、師の天竜に教わった一本指の禅を使い切れなかった」と言ったという。
これは「倶胝竪指(ぐていじゅし)」という禅の公案(練習問題)であるが、世の中の禅や仏教の専門家でも、この公案を理解出来る者がいるかどうか・・・
先生方は、散々難しいことを言った末、的外れな結論を示すのである。
だが、私はシンプルに分かり易く言う。
人差し指を立てれば思考がある程度消えるのである。
不思議だがそうである。
だから、武術では、人差し指は師匠預けの指と言って、使ってはならないとされている。
ここが、人差し指をしっかり握ったり使ったりするボクシングやレスリングと武術の違いである。
よって、誰もが人差し指を立てれば良いが、なかなかやろうとしない。
だが、指を立てる姿を見せるだけで良いのである。
そうすれば、見た者は、脳のミラー・ニューロン・システムにより、自分も指を立てたように脳が活動するからである。
倶胝の寺に、倶胝の真似をして人差し指を立てる小坊主がいた。
倶胝は小坊主を呼び出すと、小坊主の右手の人差し指を刃物で切り落とした(あくまで公案の作り話であり、本当に児童虐待をしたという話ではない)。
小坊主が泣きながら出て行こうとすると、倶胝は小坊主を呼び止めた。
小坊主が振り返ると、倶胝は人差し指を1本立てた。
それで小坊主は悟った。
指はなくても、確かに自分は指を立てていると感じる。
ミラー・ニューロン・システムは、小坊主の脳に指を立てた時の活動を起こさせるからである。
そして、小坊主は指を立てる真の意味を直観的に悟ったのである。

AIアート233
「精霊の休息」
Kay
ミラー・ニューロン・システムが最も反応するのは手の動きという研究報告もあり、信憑性があるらしい。
この研究成果は、教育や広告分野で応用されており(ただしIQが高い者がいる組織で)、大きな成果が出ている事例も知っているが、ここでは省く。
よって、天才や達人の手の動きを真似るのも、天才や達人になる良い方法である。
だが、まずは人差し指を1本立てると良い。
どちらかというと、ピンと力強く立てるのではなく、ゆるく立てた方が良いと思うが、そこらは自分で確認すべきだろう。
IQが低い者はなかなかやらないだろうが、あえてやってみればIQが上がるのである。
しかし、こんな自然で明晰なことも、納得する者は少ない。
ある程度の年齢であれば、これまで見聞きしたものや自分の経験、そして、いくらかの情報を統合して思惟すれば理解出来るはずであるが、それは、ある程度IQが高い場合で、おそらく、115以上のIQが必要になる。
ところが、思考を消すことを実践すれば、その位のIQにはすぐになれるのに、頭が悪い者はやろうとしないのだから困るのである。
ところが、IQが低い者にもIQを高くするメソッドを自然にやらせた凄い人がいた。
あくまで架空の人物であるが、それが禅の公案に登場する倶胝(ぐてい)という僧だった。
倶胝は何を聞かれても、人差し指を1本立てるだけだった。
そして死ぬ時、「一生をかけても、師の天竜に教わった一本指の禅を使い切れなかった」と言ったという。
これは「倶胝竪指(ぐていじゅし)」という禅の公案(練習問題)であるが、世の中の禅や仏教の専門家でも、この公案を理解出来る者がいるかどうか・・・
先生方は、散々難しいことを言った末、的外れな結論を示すのである。
だが、私はシンプルに分かり易く言う。
人差し指を立てれば思考がある程度消えるのである。
不思議だがそうである。
だから、武術では、人差し指は師匠預けの指と言って、使ってはならないとされている。
ここが、人差し指をしっかり握ったり使ったりするボクシングやレスリングと武術の違いである。
よって、誰もが人差し指を立てれば良いが、なかなかやろうとしない。
だが、指を立てる姿を見せるだけで良いのである。
そうすれば、見た者は、脳のミラー・ニューロン・システムにより、自分も指を立てたように脳が活動するからである。
倶胝の寺に、倶胝の真似をして人差し指を立てる小坊主がいた。
倶胝は小坊主を呼び出すと、小坊主の右手の人差し指を刃物で切り落とした(あくまで公案の作り話であり、本当に児童虐待をしたという話ではない)。
小坊主が泣きながら出て行こうとすると、倶胝は小坊主を呼び止めた。
小坊主が振り返ると、倶胝は人差し指を1本立てた。
それで小坊主は悟った。
指はなくても、確かに自分は指を立てていると感じる。
ミラー・ニューロン・システムは、小坊主の脳に指を立てた時の活動を起こさせるからである。
そして、小坊主は指を立てる真の意味を直観的に悟ったのである。

AIアート233
「精霊の休息」
Kay
ミラー・ニューロン・システムが最も反応するのは手の動きという研究報告もあり、信憑性があるらしい。
この研究成果は、教育や広告分野で応用されており(ただしIQが高い者がいる組織で)、大きな成果が出ている事例も知っているが、ここでは省く。
よって、天才や達人の手の動きを真似るのも、天才や達人になる良い方法である。
だが、まずは人差し指を1本立てると良い。
どちらかというと、ピンと力強く立てるのではなく、ゆるく立てた方が良いと思うが、そこらは自分で確認すべきだろう。
IQが低い者はなかなかやらないだろうが、あえてやってみればIQが上がるのである。