ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

佐川幸義

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

金魚とトンボとUFOの共通点

合気道の創始者で達人を超えた神人とも言われる植芝盛平の弟子で、もしかしたら植芝盛平を超えていたかもしれないと言われることもある塩田剛三は、7年間、金魚を観察して極意を得たという話がある。
私は、この意味が分からなかったが、合気道八段のウィリアム・リード氏のナンバ護身術の動画を見てやっと分かった。
はっきり言って、ウィリアム・リード氏の護身術の話はさっぱり分からないが、彼が話してくれたトンボの話が役に立った。
トンボと金魚が同じなのである。
どう同じなのか分かるだろうか?
それは、前後左右さらには上下、どの方向にも瞬時に移動することだ。
じっと止まっているところから、何の兆候もなく、不意に動くのである。
なぜ、そんな能力を得たかというと、動くエサを取るためや、敵から逃げるためである。
トンボは、昔の武士が「勝ち虫」と言っていたらしい。では、金魚は「勝ち魚」だ(笑)。
そう言えば、UFOもそんな飛び方をするようだ。
そして、リード氏は、人間もそんなことが出来ると言う。
どうやるのか?
トンボは、止まっているように見えて、羽が高速振動しているのである。
金魚もまた、ひれが高速振動しているはずだ。
なら、人間も高速振動すれば良いというわけだ。
リード氏は、ナンバ歩き(日本人の古来からの歩き方)から考案した「ささっとステップ」をやれば良いと言う。
これは、足を左右交互に、軽く外側斜め前に蹴るという運動だ。
私は、この説明で十分と思うが、リード氏はいろいろ細かいことを言っているので、正確に知りたい場合はぐぐって・・・出てこない(笑)。
私なら、佐川幸義流四股をやった方が良いと思う。
ただし、出来るだけ小さな動作で、ほとんど踵の上げ下げだけ行うようにだ。
佐川幸義の四股は誰も見たことがないらしいが、極めて高速に行っていたというから、やはり、トンボや金魚のような状態だったのだろう。
そして、その疑似静止状態が、最も振動が高い、すなわち、最もエネルギーが高い状態で、人間の潜在能力を発揮出来るのである。身体だけでなく、引き寄せなどのスピリチュアルな能力もだ。
万能の佐川幸義流四股、多いにやるべしと思う。
私は、1日で5千回以上は行っている。

ちなみに、これは知っておくべきだが、武道の本というのは、1冊で全て分かるように便利に書かれたものはない。
達人だって、自分が何をやっているのか分かっていない場合がほとんどで、言葉で表現するのが下手・・・と言うより出来ないのだ。
だから、本なら、いろんな本を見て、少しずつ分かっていくしかない。
まあ、私のブログが一番分かり易いかもしれない(笑)。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)塩田剛三の世界(塩田剛三)
(2)佐川幸義 神業の合気(月刊秘伝編集部)
(3)月刊 秘伝 2022年 03月号 [雑誌]
(4)真説 宮本武蔵(司馬遼太郎)
(5)宮本武蔵「五輪書」

静止するエンジェル
AIアート1595
「静止するエンジェル」
Kay

ソフトタッチを極める

あらゆることの極意は「力まない」「力を抜く」であるが、そう言われても、実際にはどうすれば良いか分からない。
野球のピッチャーが力を抜いていては打たれてしまう。
要は、必要以上に力まない、必要以上に力を入れないということだが、どのあたりが必要か分からない。
しかし、実際のところは、それほど難しいことではない。
極意を掴んだ者が、極意を神秘めかせるつもりか、「力を抜く」という難しいことを言うが、「あまり力を入れない」と言えば簡単なのだ。
ジョセフ・マーフィーは「ソフトタッチでやれ」と良い表現をしたのだが、「ソフトタッチ」だって分からない人が多いようだ。

願い事は、必死になって「そうなりますよう!そうなりますよう」と祈ってもうまくいかない。
力をあまり入れず、ソフトタッチに「そうなりますよう」と祈れば叶い易くなる。
さらにソフトタッチにやるのが「そうなったらいいな」で、さらにソフトにやるなら「そうなったらいいけど、ならなくてもいいや」である。
ソフトにやればやるほど叶う。

「ならなくていい」の中に、ほんのわずかな「なれ」を入れるのである。
本当に「ならなくていい」だけなら、本当にならない。
誰かが「ゼロの力」なんて、なかなかうまいことを言って、いかにも達人そうな言い方だが、本当のゼロでは駄目だ。
ゼロに近くはあるが、ほんの少しのプラスの力があれば良いのである。

合気道を探求していた木村達夫さんが、いろんな合気道の達人と言われる人を訪ね、組手をさせてもらったが、木村さんの方が力を入れてかかっていくと、達人さん達も、力を入れ返してきた。「力抜けてないじゃん」である。
だが、大東流合気柔術の達人、佐川幸義の場合は、佐川の服に少し触れただけで投げ飛ばされたという。
ただし、佐川だって、全く力を入れていないわけではなく、わずかな力を使っているのに、あたかも、佐川は力を全く使わないと誤解させる言い方をしていると思う。
それで、木村さんは「透明な力」といった、格好良いが、意味の分からないことを言いだして、人々を混乱させた。
気取らずに、マーフィーのように「ソフトタッチ」という、当たり前の言い方をすれば良いと思う。

超人的な合気道家として有名だった塩田剛三は、「力を抜くことが極意とはいえ、まずは力を入れることをやらないと力を抜くことが分からない」と言って、若い弟子達には、筋トレも含めてと思うが、物理的な訓練でしごきまくったそうだ。しかし、そうやってしごかれた者達は、結局はずっと力に頼り、力を抜くことを憶えないと思う。
まあ、警察官のような人達を指導する場合は、力の抜き方が分かるまで何も出来なくてはどうにもならないから、腕力や体力も必要だから、しごくしかないが、一般の修行者の場合は、そうではないだろう。

ソフトタッチを修得する訓練をすれば良いと思う。
そのために、腕振り運動や、佐川幸義流四股は非常に良いものだが、間違ったやり方をする者が多い。
間違っていると言っても、これらの動作そのものは我流で良いのである。
ソフトにやらないといけないだけだ。
しかし、YouTubeで腕振り運動の動画を見たら、めっちゃ力を入れて必死でやっている者が多い。
また、佐川流四股となると、実際は、佐川は、自分が四股を踏んでいるところを人に見せたことがなく、一応の指導を受けた弟子達の間でも、やり方が全然違う。
それに、四股と言ったら、どうしても、相撲の四股のイメージが強く、力を抜いてやっているように見える人でも、足を床に「どん」と落としている。足を床に「どん」と落とさずにやっている者を見たことがない。
佐川は足をそっと下ろせと言ったのであるが、それを守っている人がいないのは、やはり相撲の四股のイメージがあるのだろう。
ただ1人、高校生の時、下宿の2階でやっていたことから、下に響かないよう、そっと四股を踏んでいたという人がいて、その人の四股がなかなか良いのだが、足を妙にガニ股に開いてやっているのがいただけない。
いや、別に、本人が気分良ければガニ股で良いのだが、それもまた、相撲の四股の影響と思う。

私の場合、四股をやる時は、やや両足を左右に開き、足はなるべく平行にする。つまり、ガニ股でも内股でもない。
そして、脚を上げる時は、横に(ガニ股に)上げるのではなく、前に上げる。足を開いているので、脚を前に上げても、少しは状態が左右に揺れるが、それは自然にまかせて左右に揺らす。実は、この上体が自然に左右に揺れるのが重要なのであると思う。
足の上げ方は、ほとんど踵だけを上げ、つま先は床から1センチも上がっていないような感じで、素早くやる場合が多い。
ただ、ある程度は脚を上げ(実際は膝を上げる感覚)、上体の傾きもやや大きくなるようやる場合もある。その際も、足の裏は床に向いており、今流の相撲の四股のように、足の裏が横を向くようなことは決してない。
素早く踏む時は、多少は床を踏む音がするが(と言ってもわずかだ)、ゆっくり踏む時は、足をそっとソフトに床に下ろし、音がしないことを心がけている(微かには音がするが)。
動作そのものは我流で良い。
大切なことは、足をそっと下ろすことだ。
しかし、その大切なことを、ほとんど誰もしない。
上でも述べたが、個人的には、ガニ股でやらないようにしている。その方がエレガントだ(笑)。
これに関しては、大東流合気柔術6段という人が、ガニ股にならず、足を平行にしてやるようにしていた。しかし、この人も、床をどすんどすんといわせるやり方だった。
いずれにしろ、佐川流四股をやれば、身体は強く、美しく、性能(身体機能)も高まる。
その上、ソフトタッチでやる感覚を掴めば、それだけで引き寄せもうまくなる。
これをやらずにいられようかと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)佐川幸義 神業の合気(「月刊秘伝」編集部)
(2)四股鍛錬で作る達人
(3)月刊 秘伝 2022年 03月号 [雑誌]
(4)新装版 眠りながら成功する(ジョセフ・マーフィー)

薔薇のような人
AIアート1258
「薔薇のような人」
Kay

ますます気楽な足踏み四股

私の、佐川幸義流四股の説明が、ますます簡単になってきた。
もう、佐川幸義流四股と言うより、足踏み四股と言った方が良いと思う。
足踏み四股は、こう言い表せる。
「横に少し足を開いて立ち、腕を振らずに行う小さな足踏み」
「少し開いて」って、どのくらい少しか?
「小さな足踏み」って、どれくらい小さいか?
そんなことは、自分が「楽で」「気持ちいい」ように、好きにすれば良い。
敢えて言えば、なるべく安定した立ち方で立つこと。
足踏みの大きさ(小ささ)については、私の場合、足を上げた時、踵が10cm程度、つま先は2cm程度、床から上がっているが、つま先が床に接したままのこともある。
単に、それが私にとって一番快適だからで、踵が床からわずかでも離れる限り、好きにやればいい。
また、私の場合、足はほぼ平行・・・つまり、外股でも内股でもないが、これも、自分がやり易いようにやればいい。

歩く時だって、極端に悪い歩き方をしている場合を除き、どんなふうに歩くかなんて他人に指図されないが、それと同じだ。
いや、少々変な歩き方をしていようが、本人が気に入っているなら勝手にやれば良いはずだ。

ただし、歩き方が、十分に歩いた上で、そんな歩き方になったのなら良いが、歩くことが少なければ、それが本人にとって良い歩き方とは限らない。
だから、良い歩き方を身に付けるには、十分に歩かないといけない。
それと同じで、足踏み四股も、よほど不健康でない限り、片足ずつ数えた場合で、出来れば千回、少なくとも三百回は踏んで、快適に感じる・・・つまり、「楽」で「気持ちいい」踏み方に自然になるよう心掛ければ良い。
いきなりベストな踏み方にならなくて良く、ベターな踏み方を気楽に探れば良い。
それで、一か月くらいで、そこそこ良い踏み方になれば良く、後は、一生をかけて向上すれば良い。

腕は動かさなければ、基本、どうでも良いが、私の場合、手を膝に軽く当てて行う。これは真似してもらっていいと思う。
というのは、強調する気はないが、脚と腕が、軽く同調する・・・つまり、上下に同じ方向に動くことが好ましいと思っているからで、これは、日本古来の「ナンバ歩き」の考え方から来ている。ちなみに、西洋の歩き方、走り方では、腕と脚は逆方向だ。
それで考えれば、ポケットに手を突っ込んで行う四股も全然良いと思う。
とはいえ、腕は故意に動かさなければ良いのであり、腕組みして行おうが、手を後ろに回して行おうが、あるいは、本を読みながら行おうがいっこう構わない。あくまで、楽に気持ち良く行えれば。

ペースも好きなようにやれば良い。
テンポ良く「トントントントン」と踏んでも良いし、じっくりと「トン・・・トン・・・トン・・・」と踏んでも良い。
私の場合、百回を30秒ちょっとと、やや速く、回数を数え間違いそうになるが、もっと速いことも遅いこともある。

どのくらい(回数や時間)やるかだが、「なるべく多く(あるいは長く)」だけである。
1分より2分、2分より10分と、長ければ長いほど良く、極端に言えば、起きている間ずっとが良い。
足踏み四股には、それだけの価値がある。
出来れば、少なくとも、一度に300回、あるいは、5分はやりたいと思う。

効果に関しては、私はかなり多くの運動を、かなり熱心にやったが、個人的には、これほど優れたものはないと思う。
これほど軽く動けるようになる運動はなかったし、腰のバランスが良くなるせいか、力も強くなった。
また、私は太り易い体質と思うし、あまり良くないのかもしれないが、いくら甘いものを食べても全く太らず、スリムで美しい体型のままである。まあ、他に腕振り運動などもしており、その影響もあるのかもしれないが。

ついでに言えば、妖精にでもなったつもりで身軽に行えば、そんな身体になるし、怪力人間になったつもりでゆったり行えば、そんなふうになるのだと思う。
ただし、いずれの場合も、「静かにやる」ことは大切ではないかと思う。
佐川幸義も、「足をどすんと落としてはならず、つま先からそっと下ろす」と言っていたようだ。
ある佐川幸義の直弟子は、和式の家の2階で踏んでいたが、下の階の人の迷惑にならないよう、ほとんどつま先を上げず静かにやっていたと言うが、結局、それが良かったのではないか、そして、佐川もそのように踏んでいたのではないかと言っている。

健やかなる身体
AIアート597
「健やかなる身体」
Kay


スクワットを否定しないが、スクワットが続く人は滅多にいないと思う。
それも、「膝が床と並行になるまで曲げ」「上体を真っすぐに」などというやり方は苦行でしかない。
私は、子供の頃からスクワットをやっていて、十年ほど前は、毎晩少なくとも300回は連続でやっていたが、全く楽しくなく、運動の時間が来るのが憂鬱になっていた。しかも、身体を痛めることもあった。スクワットをやるなら、かなり注意をしながらやらないと故障をする恐れがあると思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
・佐川幸義流四股関連
(1)佐川幸義 神業の合気
(2)四股鍛錬で作る達人
(3)月刊 秘伝 2022年 03月号 [雑誌]
・腕振り運動
(1)超訳甩手功(スワイショウ、うで振り)
・ナンバ歩き、ナンバ走り
(1)飛脚走り
(2)ナンバ走り (光文社新書)
(3)本当のナンバ歩き [DVD]
(4)「ナンバ歩き」で驚異のカラダ革命 (立風ベストムック 85) ムック

足踏み四股で若返る原理が科学で分かってきた

長時間じっとしていた後・・・眠っていた後でもだが、軽く腕振り運動をすると、ぞわーっとするような気持ちよさを感じる。
これは多分、肩甲骨を動かすことで血流が良くなるからだと思う。
中国の運動は肩甲骨を動かすことを重視するものが多いように感じるが、中国では肩甲骨が血流に大きく影響することがよく知られていたのだと思う。
よって、腕振り運動を行うと、血流が良くなって、健康になり、脳に血液とそれに乗って酸素が運ばれ、頭も良くなると思う。

ところで、私が愛好する足踏み四股(佐川幸義流四股)がなぜ、健康や身体強化や若返りに効果が高いかについて、新しい説を知った。
骨に刺激を与えると、「メッセージ物質」と呼ばれる特殊なホルモンが出て、これが内蔵、脳に肯定的な影響を与えるのである。
この骨への刺激は、軽いものを繰り返し与えるのが良いと思われる。
それで言えば、足踏み四股は最良の刺激を足の骨に与える。
実際、足踏み四股を毎日数千回行ってた、大東流合気柔術の達人、佐川幸義は、95歳で亡くなって火葬した後、骨の骨密度の高さに驚かれたという。老人の場合、骨密度が低く、いわゆる「スカスカ」の骨になるのに、佐川は若い人のようであったらしい。
佐川の四股は、大変に速く、1回1回の刺激は軽かったはずだ。
佐川から直接、四股の指導を受けた弟子には、ほとんど踵の上げ下ろししかしない人もいたが、この3段の弟子は「佐川先生も同じだったのではと思う」と言っていたそうだ。
佐川の若さ・・・記憶力や動作の軽さ、肌つやの良さ、そして、体力に関しては、多くの驚くべき証言があるが、その秘密は彼が発明した足踏み四股にあると思ってだいたい間違いないと思う。

この骨から出るメッセージ物質は、実際、科学的にも注目されており、膝、肩、腰、頭などを軽くトントン叩く健康法が、長く受け継がれ愛好されていることの合理性にもなるかもしれない。

夕暮れ空
AIアート509
「夕暮れ空」
Kay


足踏み四股は、特に細かいやり方はなく、両足を少し開いて立ち、腕を振らずに小さく、軽く、テンポよく足踏みをするだけである。
上で取り上げた、佐川の3段のお弟子さんは、階下の迷惑にならないよう、踵の上げ下げだけで静かに行ったが、これが良かったと言っている。
私も、古い部屋で床がギシギシ音を立てないようなつもりでやっている(多少は仕方ないが)。
それで、私は、この足踏み四股を忍者四股、あるいは、腕を動かさないことによりナンバ四股と呼んでいるのである。

◆当記事に関連すると思われる書籍のご案内(上3冊には佐川流四股の解説あり)◆
(1)佐川幸義 神業の合気
(2)月刊 秘伝 2022年 03月号 [雑誌]
(3)四股鍛錬で作る達人
(4)医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ 1分間骨たたき
(5)“骨ホルモン"で健康寿命を延ばす! 1日1分「かかと落とし」健康法
(6)1分ポコポコ骨たたき体操 100歳でもジャンプができる!

四股で子供の時のような感覚が蘇る

運動と言えば、見栄っ張りの現代人は、
「人に見られた時、恥ずかしくない」
「人に見せて自慢出来る」
運動をしたいのだと思う。
つまり、負荷が大きく、出来れば普通の人には出来ないような運動、「本格的」に見える運動だ。
しかし、そんな運動は、身体を壊し勝ちで、長続きしない。
見栄を張って、ある程度続けても、運動が辛くて身体や心は嫌がっており、それを無理にやるとストレスがたまり、心身に異常を起こすだろう。

昔は、数回しか出来ないような負荷が高い運動でないと筋力がつかないと言われ、教科書にもそう書いてあった。
それで、重いダンベルをゆっくり持ち上げるような運動が見栄えも良く、好まれた。
しかし、近年の研究では、弱い負荷で回数を多くすれば良く、また、スピードがあった方が効果があることが分かっている。
そのような運動の方が、怪我のリスクが少なく、しかも、楽で気持ち良く、長続きする。

大東流合気柔術の達人、佐川幸義がトレーニングを見せなかったのは、秘密主義と言うよりは、上のような見栄っ張り運動を良しとする者達に揶揄されたり誤解されることが嫌だったからかもしれないと思う。
実際、佐川は「特訓なんかしない」と言っていたという話もある。

私がメインでやっている運動の1つが、佐川幸義がやっていたような四股であるが、佐川が四股を踏むところを見た人はいないらしく、正確なやり方は分からないが、5年以上、佐川幸義やその弟子から四股の指導を受けた人達の四股や、その他のことを研究し、改良を重ねながらやっている。
そもそも、佐川は、弟子に四股をやらせる時、何も説明せずただ「四股を踏め」と言った場合が多かったらしく、言われた弟子は、相撲の四股を踏んだらしい。それで、数か月も経った頃にやっと(それでも運が良い方かもしれない)、佐川に自分の四股を見てもらって、それを佐川に矯正してもらえる場合もあったが、下手したら、ずっと相撲の四股を踏んだ人がいたかもしれない。
さらには、何と、佐川に「四股を踏め」と言われず、四股を踏まない弟子もいたと思われる(物理学者の保江邦夫さんは、彼の著書を見れば、佐川の直接の指導を受けながら、四股に関しては兄弟子の木村達夫さんに言われるまで知らなかったように思われる)。

それで、先ほども述べたが、私は佐川幸義流、その他の四股を研究するうち、四股の良いやり方は、次のようであると結論した。
「両足を適当に横に開いて、腕を振らずに行う軽い足踏み」
これで十分である。
後は、自分の感覚でやり易いように適当に修正すれば良い。
私は、手に関しては、ナンバ歩き・ナンバ走りの研究から、手のひらを膝に当てて行うのが最も良いと思っている。
しかし、手を横にだらんと下ろしてやっても良いし、後ろで組んでも構わないと思う。
大東流合気柔術6段という喜多原 歓喜地さんは、手を前に組むよう薦めている(強制はしていない)が、これは彼が気功もやっているからで、もちろん悪くはないが、私はあまりピンとこないので、そんなふうにはやらない。しかし、どうやるかは各個人で決めれば良い。

くつろぐ
AIアート500
「くつろぐ」
Kay


佐川幸義は、四股を非常に高速にやったというが、私も非常に速く行うようになった。
だが、佐川のお弟子さんにも、ゆっくりやる人もいるようで、自分の好きなようにやれば良い。私もゆっくりやることもある。
私は、いつでもどこでも、気が付けば行う。
子供の時、スキップをすると、気分が良くて、どこまでも行けそうな気がしたが、あの感覚が蘇ってきた。
つまり、身体を軽く感じ、言ってみれば、野生動物のようになった感じだ。
子供の時は、皆そうなのであると思う。
また、私の仕事は1日に何時間もデスクに座って行うので、時々腰痛になることがあるが、四股を少しやると腰の状態は完全によくなる。
スクワットだと、腰痛を悪化させる場合もあると思う。
この四股をやっていたら、おそらく、老齢になっても足腰が弱ることはない。
しかも、本当に楽で気持ち良い運動である。学校で教えれば良いのにと思う。
老人に変な運動を教えず、皆、四股をやれば良いと思う。

◆当記事と関連する書籍のご案内◆
(1)佐川幸義 神業の合気
(2)月刊 秘伝 2022年 03月号 [雑誌]
(3)四股鍛錬で作る達人
(4)歩法の極意
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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