会社に不満を持ってる人は多いだろう。おそらく、ほぼ100%がそうだ。
それは、「あなたは奴隷になったらどう思う?」と聞かれて、「嫌だ」と言う人がほぼ100%なのと同じだ。
もちろん、「いいご身分の奴隷」なんてものがあるはずがない。
会社が必要とするのは、社長以外は奴隷だけだ。
「いや、うちの会社は、社員がクリエイティビティを発揮している」なんて言う者は少なくないが、そんなことを言う者ほど良い奴隷なのだ。
社長と言っても、会長や相談役の方が権力がある場合は、社長も奴隷だ。
アップルのCEOなんて、いまだジョブズの奴隷のようなものだ。
なぜなら、今もアップルのCEOに求められるのは、「画期的」と思い込ませるアイフォンを作ることだからだ。
マイクロソフトは大変革を遂げたなんて言われるが、相変わらずWindowsとオフィスで儲けている。
私が昔、就職しようと思った時、大学生の声を反映した就職に関する本を読んだことがある。
多分、リクルート系企業が作った雑誌的な本だった。
その中で、ある大学生が「会社の仕事に愛着を持つようになったら終り」と言ったことが書かれていたのが印象的でよく覚えていたが、やっと最近になって、それが本当だと分かった。いやはや、それを言った大学生は天才であるが、「まともな人間だった」というだけのことかもしれない。
そうだ、まともな人間は天才なのだ。
再度言うが、会社が必要とするのは奴隷だけだ。
奴隷とは、言われたことを疑わずにやる、入れ替え可能なお利口さんだ。
そして、会社の中で出世する条件は、有能であることでも、創造力があることでも何でもない。
自ら模範的な奴隷で、後輩を良い奴隷にする者だけが出世する。
もちろん、部下や後輩が、表向きは会社への愚痴を言っていても、結局は奴隷として働かせれば良いのである。
会社や上司への不満を言って「ああ、俺は優秀だ」と思い込んでいる者は物凄く多い。しかし、そんな者もちゃんと奴隷として働かされているし、いくら不満を言っても、奴隷に出来るのは奴隷だけである。
では、奴隷をやめるにはどうすれば良いか?
いや、それはそのままで、奴隷をやめる、つまり、会社を辞めれば良い。
しかし、ほとんどの者が、小さな頃から、特に学校で、「奴隷でなければ生きていけない」という観念を強烈に叩き込まれているので、会社を辞めるのは怖いはずだ。
会社をやめても安心を保証してくれる「あしながおじさん」がいない限り、「やめるやめる」と言いながら辞められない。
可愛い女の子なら、あしながおじさんも出てくるかもしれないが、それも、可愛い女の子の間だけである。
会社をやめ、奴隷をやめない限り、創造的なまともな人間にはなれない。
こんな落語を聞いたことがある。
大昔、まだ地球が丸いことが分かっていなかった時、陸や海をどんどん進んで行くとどうなるかを、庶民達が話し合っている。
「そりゃ、どんどん先に行くと、こう、ばばばーっとしてくるんだ」
「じゃあ、そのばばばばーっとしてきたのを、もっと先に行くと、どうなるんだい?」
「そりゃもう、もっとばばばばーってなってくるんだ」
「じゃあ、その、もっとばばばばーってなるのを、もっと先に行くと?」
「決まってんだろ!もっともっとばばばばばばーっと・・・」
落語家の表情や声で笑いが起こるが、これが、今でも、会社について我々が信じていることである。
会社をやめてどうなるか分かることは、「奴隷でなくなる」ことと、「どうなるか分からない」ということだけだ。
だが、圧倒的に多くの、小さい時から教育・・・というよりは洗脳されてきた者達は、「どうなるか分からない」ことより、「奴隷でいる」ことの方が安心で、それを選ぶのである。
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それは、「あなたは奴隷になったらどう思う?」と聞かれて、「嫌だ」と言う人がほぼ100%なのと同じだ。
もちろん、「いいご身分の奴隷」なんてものがあるはずがない。
会社が必要とするのは、社長以外は奴隷だけだ。
「いや、うちの会社は、社員がクリエイティビティを発揮している」なんて言う者は少なくないが、そんなことを言う者ほど良い奴隷なのだ。
社長と言っても、会長や相談役の方が権力がある場合は、社長も奴隷だ。
アップルのCEOなんて、いまだジョブズの奴隷のようなものだ。
なぜなら、今もアップルのCEOに求められるのは、「画期的」と思い込ませるアイフォンを作ることだからだ。
マイクロソフトは大変革を遂げたなんて言われるが、相変わらずWindowsとオフィスで儲けている。
私が昔、就職しようと思った時、大学生の声を反映した就職に関する本を読んだことがある。
多分、リクルート系企業が作った雑誌的な本だった。
その中で、ある大学生が「会社の仕事に愛着を持つようになったら終り」と言ったことが書かれていたのが印象的でよく覚えていたが、やっと最近になって、それが本当だと分かった。いやはや、それを言った大学生は天才であるが、「まともな人間だった」というだけのことかもしれない。
そうだ、まともな人間は天才なのだ。
再度言うが、会社が必要とするのは奴隷だけだ。
奴隷とは、言われたことを疑わずにやる、入れ替え可能なお利口さんだ。
そして、会社の中で出世する条件は、有能であることでも、創造力があることでも何でもない。
自ら模範的な奴隷で、後輩を良い奴隷にする者だけが出世する。
もちろん、部下や後輩が、表向きは会社への愚痴を言っていても、結局は奴隷として働かせれば良いのである。
会社や上司への不満を言って「ああ、俺は優秀だ」と思い込んでいる者は物凄く多い。しかし、そんな者もちゃんと奴隷として働かされているし、いくら不満を言っても、奴隷に出来るのは奴隷だけである。
では、奴隷をやめるにはどうすれば良いか?
いや、それはそのままで、奴隷をやめる、つまり、会社を辞めれば良い。
しかし、ほとんどの者が、小さな頃から、特に学校で、「奴隷でなければ生きていけない」という観念を強烈に叩き込まれているので、会社を辞めるのは怖いはずだ。
会社をやめても安心を保証してくれる「あしながおじさん」がいない限り、「やめるやめる」と言いながら辞められない。
可愛い女の子なら、あしながおじさんも出てくるかもしれないが、それも、可愛い女の子の間だけである。
会社をやめ、奴隷をやめない限り、創造的なまともな人間にはなれない。
こんな落語を聞いたことがある。
大昔、まだ地球が丸いことが分かっていなかった時、陸や海をどんどん進んで行くとどうなるかを、庶民達が話し合っている。
「そりゃ、どんどん先に行くと、こう、ばばばーっとしてくるんだ」
「じゃあ、そのばばばばーっとしてきたのを、もっと先に行くと、どうなるんだい?」
「そりゃもう、もっとばばばばーってなってくるんだ」
「じゃあ、その、もっとばばばばーってなるのを、もっと先に行くと?」
「決まってんだろ!もっともっとばばばばばばーっと・・・」
落語家の表情や声で笑いが起こるが、これが、今でも、会社について我々が信じていることである。
会社をやめてどうなるか分かることは、「奴隷でなくなる」ことと、「どうなるか分からない」ということだけだ。
だが、圧倒的に多くの、小さい時から教育・・・というよりは洗脳されてきた者達は、「どうなるか分からない」ことより、「奴隷でいる」ことの方が安心で、それを選ぶのである。
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